アカシアのフルコース

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アカシアのフルコース - (2023/01/23 (月) 22:01:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/11/20 (日) 00:52:25
更新日:2024/02/18 Sun 14:17:35
所要時間:約 10 分で読めます



週刊少年ジャンプに連載していた『トリコ』に登場する・アカシアの人生のフルコース

数百年前に活動していた伝説の美食家アカシアの定めたフルコース。すべてがグルメ界の食材で組まれており、伝説の名に恥じぬ内容となっている。

MENU

前菜(オードブル):不明
      スープ:不明
      魚料理:不明
      肉料理:不明
      メイン:GOD
      サラダ:不明
     デザート:不明
     ドリンク:不明


そのメニューは過去に戦争を止めた伝説の食材GODがメインディッシュになっていること以外を除いてすべて不明である。
一応、グルメ界での活動を主としている美食屋の強豪たちには、捕獲はできないまでもどこにあるかは見当がついているので、伝説だけで存在しないというわけではない。

美食屋としての功績をたたえ、アカシアとフルコースは神社に祀られている。
各フルコースを祀った七つ+アカシア自身の社が広大な敷地内に点在し、お遍路のような感覚で参拝する。

+ でもなんで社の数が七つなんですかね?
フルコースのうちのどれかは死人すら生き返る蘇生食材であり、アカシアはその危険性を考慮して封印した。

追記修正は伝説の美食屋をたたえてからお願いします。






































●目次


真の概要

伝説の美食屋が定めたフルコースがただのフルコースであるわけなく、捕獲方法が尋常でなく難しいうえに、グルメ界の過酷な環境をより凶悪にした場所にあり、さらにはグルメ界に鎮座する最強の獣・八王がそれぞれを守っている。
危険なだけあってこれらの食材にはそれぞれ強力な効果があり、この恩恵を受けていないと大半の食材は近づくことすらできない。またグルメ細胞の悪魔が活性化し自由に操れるようになる。

正体はブルーニトロが地球を調理する過程で、凝縮した地球の旨味が八つの食材として地表ににじみ出たもの。
地球のフルコースと呼べる存在で、八王の生態そのものにかかわっている。
星の調理が完了するまでに数度出現するので地球の調理の進行状況を図ることができる。

ちなみにフルコースの頭文字を並べ替えると「PANGAEA(パンゲア)」となる。
「パンゲア」とはペルム期~三畳紀にかけて存在した巨大大陸のことで、これがプレートの移動によって長い年月をかけて徐々に分割され、結果が現在の地球の大陸である。



MENU

前菜(オードブル) C(センター)
スープ ペア
魚料理 アナザ
肉料理 ニュース
メインディッシュ GOD
サラダ エア
デザート アース
ドリンク アトム


食材


サラダ:エア 捕獲レベル6200

巨大なエアツリーになっている包皮状の実。
途方もない量の空気が内包されていて、一度空気が噴き出せば大陸全体の雲を吹き飛ばし百色の虹をかけるほど。
何もしなければ熟した後、勝手に落ちてつぶれ大量の空気が噴き出し、空気のみ食べるという特異な馬・馬王ヘラクレスが食し、子を出産していた*1
だがブルーニトロが実を冷やしながら少しづつ空気を抜くという調理法で収穫するようになってからは空気が足りずに未熟児しか埋めず存亡の危機に瀕していた。

小松が落ちる瞬間に穴をあけ空気を抜くという調理法を編み出したことで馬王は出産に成功した。
この調理法も一筋縄ではなく、熟したエアは少しでも包丁を入れればあらゆるところから空気がうまみごと抜け破裂する危険な状態で、火山の噴火にも匹敵する空気の噴出をサニーによる全力のヘアロックとゼブラによるボイスコルクによって抑える補助が必要だった。

肉のような質感に、鉛のような重さ、動き出しそうな弾力性を持つ。
一嗅ぎしただけで高濃度の酸素が目の毛細血管の隅々まで行き渡り、裸眼で天体望遠ができるほどに一瞬視力が上がる。
食べると呼吸で入ってくる酸素量が増大し身体機能が向上する。
またエアに含まれる酸素により空気がない場所で数日過ごすことすら可能になる。

なお、そのまま食すのが一番おいしいらしく、火を通すと味が落ちる(ただ小松曰く、研究の余地はある)。

「グルメ細胞の悪魔」の左腕が復活する。

人間界・妖食界合同の実食会でトリコが人生のフルコースに選抜し、自身の結婚披露宴にてGODの次の皿という難所を受ける大役を果たす。

尚、ペアは空気が存在しない山脈の先にあるのでこの食材の取得が前提となっている。


スープ:ペア 捕獲レベル6200

惑星のような見た目をした球体で産声の木に飾り付けられていて、まるで天体のように輝いている。
これらは過去にキンタマントヒヒのペアが求愛のために自身のキンタマを飾り付けたもの。
これらは過去のものであり、真のペアではない。
元々は地球から湧き出していたスープだったが、その時代の猿王がすべて飲み干してしまったせいで体の一部となった。

過去のペア(産声の木にあるもの)はキンタマントヒヒ同士ならキスをするだけで手に入るが、それ以外の生物の場合は同種あるいは捕獲レベルの近い者と共食いをする必要があり捕獲難易度は高い。

本物と呼べるものは現猿王バンビーナキンタマであり、こちらは猿王を満足させなければならない。
とされていたがこれはどうやらブルーニトロの勘違いであり、実際はモンキーダンスと呼ばれる超難易度の踊り(10秒で1000の振り付けがある)を怪力無双の猿王とともに踊るという内容だった。

トリコたちは自身の細胞の意思を統一し動きを改善する猿舞を会得したうえで四天王全員で挑んだため、何とか踊れたが最後の舞がわからなかったために失敗。
ボロボロにやられる中、一矢報いようと猿王の唇にかみついたことで、最後の振り付け「キス」が行われたと判断され猿王のキンタマが落ちた。

キンタマは「片方が表の世界(現世)」「もう片方が裏の世界(あの世)」に落ちるので、その両方をキャッチして合わせることで完成する、つまり少なくとも瀕死もしくはすでに死んでいる協力者が必要。

収穫後は大きめのボールで5時間かき混ぜる→10時間の天日干し→25時間叩き続ける→瞬きなしで丸一日見つめる→一週間煮込む→再度天日干し…という工程を最短でも一か月繰り返す必要がある…
と思われていたが、チート小松が微小な穴に気付き、包丁で突いたことでスープが噴き出した。

キンタマの中には膨大なスープが凝縮されていて、まるで無限に湧き出すかのごとくわき続ける。
うまみや栄養も豊富に含まれており、猿王はキンタマを鳴らすことでうまみと栄養を音にして飛ばし、ダンスの相手を回復させることができた。

飲むと食霊の世界である「裏の世界」を認識し、死ななくても飲むだけで入ることができるようになるとともに性別が変わる。
本編中では飲んだ全員が顔はそのままに女体化するという地獄絵図だった(特にゾンゲがひどい)。
また、裏の世界は時間の流れが遅く長距離を移動するときに適している。

「グルメ細胞の悪魔」の右腕が復活する。

副作用が凄まじすぎるせいか人生のフルコースに採用するものは居なかった。

魚料理:アナザ 捕獲レベル7800

グルメ界の全海洋に流れる旨味を絶え間なく生産している光り輝く魚。
存在がブラックホールと化している鯨王ムーンから逃げるために光の速度を超え、「魂の世界」という「裏の世界」が凝縮された世界へと逃げた。
その際に脱皮も繰り返しており、その皮は稚魚に変化する。

アカシアのフルコースの中でも最も調理の難しい食材で、調理には60万年と言う途方もない時間がかかるため魂の世界(裏の世界)に入れることが前提となるのでペアを食べることが必須。
どういうことなのかというと、魂の世界は時間の流れがほぼ止まっているため、魂のみが入ることができるので寿命を気にせずに調理ができるのである。
道具も朽ちることのない「金の調理器具」が必要だが、これらの材料を捕獲するには6日間……と思ったら濃い「裏の世界」であるために体感時間で1年間ないし10年間、一回も離さずに引っ張り続けるという苦行が必要で、作中でこれらはグルメ騎士たちの尽力による捕獲された。
加工にも尋常じゃない時間がかかるが、こちらは栗坊や2代目メルクら職人と「裏の世界」を作り出せる優秀な料理人・十貝五人衆の協力により完成した。

本番の調理だが、光の速度で逃げるアナザを疲れさせるのに1万年、一次煮込みに20万年といった具合に待ち時間が大半を占め、精神的負担は尋常ではない。
だが小松により65年に短縮、それでも十分に長いが表の世界では一瞬と言える。

食べることで新たな味覚が開花し、ありとあらゆるもの(岩や木など)でもおいしく食べられるようになる。

「グルメ細胞の悪魔」の舌が復活する。
味覚を復活させるということで、優先度はGODやセンターよりも高いとされている。

ゼブラがフルコースの魚料理に選択したほか、トリコも魚料理のメインであるオウガイの付け合せとして起用した。

肉料理:ニュース 捕獲レベル6900

アナザ捕獲前に別行動をとったゼブラたちが捕獲した食材。
巨大な鹿王スカイディアの背中にある森の中にあるとされているが作中では捕獲風景などは省略されている。

いかにも肉といった様であること、味がしない以外は詳細不明。
すなわちアナザによって味覚が開花していないと食材として食べることはできない。

味わって食べることで、裏の世界を作ることができるようになる。

「グルメ細胞の悪魔」の左足が復活する。

魚料理にアナザを選んだゼブラであれば本食材をフルコースに採用する余地があったが、既に肉料理はBBQ島*2があり、メインにするには何かが足りなかったのか不採用であった。


デザート:アース 捕獲レベル6100

別行動をとったサニーたちが捕獲した食材。
エリア4上空の浮遊庭園・グルメの園に咲く花の分泌物。
世界中に伸びる根から栄養を全て吸い取って実る究極のデザートで、花ビラの中にソフトクリームのようになる。
そんな大量の根っこが地上と接続してんなら浮遊庭園じゃねーじゃんと言ってはいけない
その糖質は世界一であり、アースを上回るエネルギー源はこの世に無いとまで言われる。

グルメの園までの道には時間の流れが20万倍と異様に早い空間「老いの洞穴」があり、「裏の世界」を作り出して進まないと一瞬で寿命が尽きてしまう。
サニーたちは近くに住んでいた、抜け道を知っている住人の協力によって空間を突破した。

このとき確保したアースは与作が長年にわたり花畑を世話し続けて再生させたもので、センチュリースープ編から既に存在を言及されていた。
いつマザースネークに目を付けられるかわからないエリア4に通い続けた与作の胆力たるや尋常ではない。

特殊効果はないが、「裏の世界」を作るのに必要な膨大なカロリーを摂取することができるので、「裏の世界」の持続時間が大幅に向上する。

「グルメ細胞の悪魔」の右足が復活する。

サニーが長らく空白としていたフルコースのデザートに選定し、四天王最初のフルコース完遂者となった。
…が、作中では完璧にスルーされている。
まぁサニーが選抜するのだからカロリー以外にも何かしら美(つく)しい効果があるのだろう。


ドリンク:アトム 捕獲レベル7000

エリア3のクラウドマウンテンから噴火したマグマが宇宙まで飛び、宇宙のあらゆる有毒物質を吸収して地球に落下、猛毒の滝として流れ落ちたもの。
その毒を抜き取る難易度は極めて高く(調理難易度はアナザ、GODに次ぐという)、毒の専門家であるココが、これまた毒の専門家であるタイランとコンビを組んで捕獲に向かった。

「グルメ細胞の悪魔」の頭と胴体が復活する。

特殊効果は一切明かされていなかったが、最終回でグルメビッグバン由来のエネルギーを知覚可能になることと判明。
天文学的に凄まじいブレイクスルーが起こり、ネオのゲロ大噴火による宇宙食材大放出とあわせて美食屋たちが宇宙を目指す新時代の切っ掛けになった。

ココがフルコースに入れることを以前より考えており、予定通りにドリンクに選定した。

メイン:GOD 捕獲レベル10000

巨大なオタマジャクシのような生物で、体には地球のような模様がある。
本編では地球の調理が終盤になったことに合わせてオタマジャクシからカエルの姿に変化した。
その体にはその星のすべての諸奥の記憶が内包されている。

とてつもない食欲を有しており、月まで舌を伸ばして飲み込む、地球を一周して自分の背中に張り付くほど舌を伸ばし軌道上の生物をすべて貫いて飲み込むほどで、ただいるだけでも周りから生命力を吸収する。

調理にも膨大なエネルギーが必要になりブルーニトロは人間を肥料とするために四獣を作り出した。
調理後はミニチュアの地球のような球体の塊になる。
カエル形態はオタマジャクシの集合体なので、調理されたオタマジャクシがミニ地球の正体と予想される。

真の調理法は「細胞内にある記憶をたどる」というもので、小松、大竹、仲梅により調理された。

その旨さはすべての生物を虜にしてしまうので、アカシアがやったように戦争を止めることも、逆に戦争を起こすことも、すべてを支配することも可能。

「グルメ細胞の悪魔」の脳が復活する。


前菜:C(センター) 捕獲レベル10000

かつて地球に飛来し、すべての生命からグルメ界まで作り出した「始まりのグルメ細胞の核」。
グルメ細胞そのものであるニトロは食べることができないので、地球のフルコースからは除外されている。
また神社に社がなかった蘇生食材とはこれのことであり、アカシアがその危険性を考慮して封印した。

この食材が地表に湧き出たものが療水であり、希少かつCには及ばないが強力な治癒効果を持ち、体が半分失われようとも振りかければ復活できる。

食べると全身が極度に活性化し、全身から毛が生えてからすべて抜け落ちてまた元に戻る*3
呼吸するだけでも多幸感を得られ、生き返ったような気分になれる。

「グルメ細胞の悪魔」の心臓が復活し宿主の体を飛び出て実体化する。
実体化後に宿主を食べることで完全復活を果たすが、逆に宿主が完全に取り込むことも可能で、その場合は宿主に強大な力が宿る。


































アカシアのフルコースとなっているが彼の人生のフルコースは存在しない。

人生のフルコースは「グルメ細胞の悪魔」と共存するための鍵でもあり、それを持たないままネオと融合したアカシアは…













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