サニー(トリコ)

登録日:2012/05/20 Sun 18:00:38
更新日:2025/04/05 Sat 22:00:37
所要時間:約 5 分で読めます




サニーとは『トリコ』の登場人物である。



【プロフィール】

身長 : 187cm
体重 : 200kg(髪の重さ含む)
年齢:『第1章』24歳→『第2章』28歳
誕生日:9月7日
血液型:AB型
星座:おとめ座
視力:1.5
足のサイズ:29cm
CV:岩田光央


【概要】

地面まで届くほどの長いカラフルな髪の毛と 「(つく)しい」「()」と、単語(主に母音)を縮めた独特な話し方が特徴の美青年。

作中で三番目に登場した美食屋四天王。
リーガルマンモス編にて初登場。

美しい物に対してのこだわりがかなり強く、他の四天王の事も「ガサツ」「キモイ」と言う程。
自分が嫌な事は死んでもやりたくないという極度の神経質かつ潔癖症で、独自の美学と物事に逐一美しさを求める筋金入りのナルシスト。
自己中心的な面も目立つが実際は自分の考えで決めたことはやり遂げようとする熱い心を持ち仲間思いで無益な殺傷は嫌う善良な性格である。

リンと言う妹がおり、普段は素っ気ないがなんだかんだ心配する素振りも見せている。
小松とはリーガルマンモス編で初めて出会い、始めは(つく)しくないと認めていなかったが彼の料理人としての情熱や腕に惹かれ「松」と呼ぶようになる。
その後は事あるごとにコンビに勧誘している、が振られ続けている。
やはりこの作品のヒロインは小松である。

相棒はマザースネークのクイン。
全身が見えないほどの巨体だが、劇中の段階ではまだ子供。
大人になると地球一周するくらい大きくなると言われている。
後に八王の一体『蛇王』として大人のマザースネークが登場し、実際にその大きさを見せている。

宿るグルメ細胞の悪魔は「ヘアモンスター」
外見は髪パンチなどで出てきたわら人形みたいな怪物そのもの。
ほんの一本の触手が地上から生命を消し去り、大地をほじくり地殻を越えてマントルを貪り、食糧が無くなれば星の外にまで矛先を向けるほどの食欲の持ち主。
あらゆるものを飲み込んだり吐き出したりする能力を持ち、 かつては生物のみならず星そのものを喰らい尽くし、それらを下僕として吐き出して銀河を支配していたという。

そんな彼だが、やはりイロモノな容姿、性格故か人気投票では6位。
美食屋四天王で最下位であり5位のテリーにすら負けている。
投票数が四天王唯一の三桁とやや不遇。


【能力】

彼の戦闘スタイルは、その目立つカラフルな髪と四天王が各自優れる五感の内の「触覚」、更に愚衛門との修行の末新しく得た「直観」を武器に戦う。

彼は自分の長い髪を一本一本自在に触覚として手足のように自由に操ることが出来る。
またこの触覚の本数はサニーの成長に伴い増大し、
  • 初登場時で20万本
  • サンサングラミー編で30万本
  • クッキングフェス編には食義の習得により100万本
  • グルメ界編では300万本
まで増えている。

また触覚それぞれ色毎に役割があり、「青は冷点」「ピンクは温点」「緑は圧点」「白は痛点」を備えている。
一本一本の強度も並ではなく、初登場時で250kgの張力を、サンサングラミー編では更に成長して300㎏の張力をもつまでになった。

触覚が届く領域は「サニーゾーン」と呼ばれる彼のダイニングキッチンとなり、中の食材、獲物は自由に味見される。なお劇中でサニーゾーンと呼ばれたことはほとんど無い
この中では下記の技を自由に使うことができ、作中においてもダイニングキッチン内においては限りなく無敵に近いと明言されている。
射程範囲は当初25m程度だったがこちらもサニーの成長とともに拡大し、グルメ界編での射程距離は700mまで拡張された。
さらにクッキングフェスでのトミーロッドとの戦い以降は、切られた髪を遠隔操作することも可能になった。

また戦闘だけでなく、髪をイカダ変わりにしたり、触れることで対象の状態を把握したりと汎用性が非常に高い。
繊細な動きが可能なことをを利用して、ノッキングや傷の応急手当も行える。

ただし、欠点もいくつか存在する。
まず膨大な数の触覚を正確に扱うために極度の集中力が要求され、体力や精神力の消耗が非常に激しい。
おまけに1本1本に神経が通っている触覚の性質上、外気に触れるストレスや疲労が溜まりやすく、長時間の使用はできない。
そのため、当初は戦闘時でも基本的にローテーションで触覚を使い分けていた。
後に修行を経て直観力を身につけた後は効率化され、負担も大きく軽減された。

他にも、ダイニングキッチン内でもサニーから離れれば離れるほど自在に操れる触覚の数は少なくなるという弱点があった。
触覚が少ないと「フライ返し」で攻撃を返し切れなくなったり、「髪パンチ」などの強力な技が使えなかったりするため『相手が強いほど近付かなければならない』というリスクを背負っていた。
こちらも直観の習得後は、全ての触覚を射程距離の限界まで操れるようになった。

また、無数にある触覚を1本切られるだけで麻酔なしで歯を抜かれるほどの痛みを感じる。
そのため、事実上戦闘時はその痛みに耐えながら集中を切らさないように短期決戦で戦わなければならないという制約があり、非常に扱うのが難しい能力になっている。


  • フライ返し
サニーの代名詞とも言うべき技。
髪の毛で相手の攻撃を受け止め、そのままの威力で反射するカウンター技。
相手の攻撃に応じて触覚の耐久力が必要になるため、使用する髪の毛の数が増えていく。
後に愚衛門との修行でパワーアップバージョン「スーパーフライ返し」を習得。
エア実食後は後述の「魔王の髪」で行う「魔王のフライ返し」も身につけた。

  • (ヘア)ネット
触覚でネットを作る。

  • (ヘア)ロック
触覚で相手を縛りつける。

  • (ヘア)ノッキング
触覚で相手をノッキングする。

  • (ヘア)パンチ
人のような姿に束ねた髪で強烈なパンチを繰り出す。
威力は束ねた髪の本数に依存する。

  • 髪誘導(ヘアリード)
触覚で相手の攻撃をいなして軌道を変える。

  • 触覚手術(ヘアオペレーション)
太さ数ミクロンの触覚で手術を行う技だがあくまで応急処置程度に留まる。
スタージュンに貫かれたリンの治療に使用。

  • ヘアラフト
触覚でいかだを作る。
サニーの主義により土足厳禁。
デスフォール攻略に使用。

  • スーパーフライ返し
愚衛門との修行で得た、「フライ返し」のパワーアップバージョン。
相手の攻撃を何倍にも増幅して反射する。

  • ヘアマリオネット
触覚を相手の体内に侵入させて、マリオネットのように相手の自由を操る。

  • スーパーヘアショット
髪パンチを「スーパーフライ返し」によって何度も往復させることで威力を増幅させる。
かなり強力な攻撃だが、発動には時間がかかる。

  • ヘアトルネード
髪の毛を竜巻のように回転させることで風を巻き起こす。

  • ヘアスピット
髪の毛を棘状にして全方位を刺し貫く。

  • ヘアウイング
髪を翼状にして突風を起こす。

  • リモートヘアー
触覚で対象を追跡する探知技。

  • ヘアフール
「リモートヘア」を何百本も前方に飛ばし、連結させた髪で自らを引っ張り高速移動する。

  • ヘアドーム
自分の周囲を第三者に見られないよう髪で作ったドームで覆い隠す。

  • 魔王の髪(サタンヘア)
「ヘアモンスター」の力が宿る、グルメ細胞そのものと化した金色の髪の毛を操る。
ほんの一本が地上から生命を消し、大地をほじくり地殻を越えてマントルを貪り、地球に食欲が無くなれば星の外にまでその矛先をも向ける。
髪の毛に触れたあらゆるものを「食欲のエネルギー」で喰らい尽くしてしまうが、制御のために掛かる負担はかなり大きい模様。
グルメ界編ではエアを食べたことで、左腕から出せるようになった。

  • 魔王の吐瀉物(サタンボミット)
「魔王の髪」で食べた物を吐き出し呼び出す技。

  • 魔王のフライ返し
「魔王の髪」で行う「フライ返し」。
「グルメ細胞の悪魔」の技であっても跳ね返せる。


【フルコース】

前菜 美肌キャビア(捕獲レベル30)
スープ カリスロブスター汁(捕獲レベル19)
魚料理 美肌マグロ(捕獲レベル25)
肉料理 完美牛(捕獲レベル21)
メインディッシュ 宝石の肉(ジュエルミート)(捕獲レベル不明)
サラダ もち肌もやし(捕獲レベル15)
デザート アース(捕獲レベル6100)
ドリンク カリスドラゴンの鱗酒(捕獲レベル35)
初登場時のはすでにメインとデザート以外のメニューが決まっており、その後アースの入手をもって四天王で初めて人生のフルコースを完成させた。
彼は食事の際には他のキャラと違って味は勿論ながら、食器や盛り付け、景観や音楽などの様々な食事の雰囲気を「調和」させることを重視する。
その為、これらのフルコースも美しさと美容をもつ食材。

なお、嫌いな食べ物が4桁以上あり、トリコからは「四天王一の偏食野郎」と呼ばれるほど。
実際、小松の作ったセンチュリースープを『淫らな顔になりたくない*1』という理由で口にしなかった。




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最終更新:2025年04月05日 22:00

*1 センチュリースープはあまりの美味しさ故に笑顔になるのを抑えられず、一口でも飲むと目尻が下がり口角が上がり続けてしまう