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ヨリコへ
朝ご飯冷蔵庫に入れておきました。
疲れていると思うけど、休日もちゃんと起きないと、生活リズムが崩れますよ。
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日付が変わる度、私とあなたの距離は遠ざかっていきます。私の知るあなたは私の記憶のまま、あなたの知る私はあの時のままで。
あなたは今の私のことを知らないのでしょう。ただ私だけがあなたから離れていきます。もしくは、私があなたを置き去りにしてしまったのでしょうか。
今も未来もやがて、過去になります。
私は、あなたが将来きっと先に逝くであろうと言う事実に耐えられませんでした。
今はもうあなたを失うことはありません。ただ、あなたの未来と、あなたとの未来も、私は奪ってしまいました。こんなつもりではなかったのです。私もあなたと共に、ずっとおなじ日々をおくれると思ったのです。
きっとこれは、罰なのでしょう。
あなたより先に逝くであろう私を、私の我が儘を許してください。あなたが朝私を起こすときに、どうか、扉を開けてください。