Catch the Moment

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Catch the Moment - (2019/06/11 (火) 17:59:14) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2019/06/04 (火) 23:47:36
更新日:2023/08/22 Tue 14:29:02
所要時間:約 3 分で読めます





僕の声が響いた瞬間に始まる 命のリミット 心臓がカウントしてる

叶えても叶えても 終わらない願い

汗をかいて走った 世界の秒針は いつか止まった僕を置いていく

あと何回キミと笑えるの?

試してるんだ 僕を Catch the Moment



「catch the moment」とは、2017年2月15日LiSA通算11枚目のシングルとして発売された曲。
「劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」の主題歌としてタイアップされた。

作曲:田淵智也
編曲:江口亮
作詞:LiSA

LiSA特有のアッパーチューンに加えて、UNISON SQUARE GARDENのベーシストを務める田淵智也が作曲をしていることだけあって、
ソードアート・オンラインの世界観に合った曲調が人気を呼んだ。
限定盤も発売され、キリトとアスナの書き下ろしイラストがジャケットに描かれている。
カップリング曲はNHK「みんなのうた」で流れた「リングアベル」。

曲のイメージとしては、主人公キリトと映画オリジナルキャラであるエイジの想いの対比が描かれているような感じに仕上がっている。

一番目の歌詞はエイジの心情を読み取るような歌詞が流れており、
愛していた人を守る事が出来なかった自分への怒りと彼女を助けようとしなかったSAO生還者達への怒りに挟まれながら、
彼等への復讐を遂げても彼女に会いたいという心情を『叶えても叶えても 終わらない願い』という歌詞で淡々と綴られている。
『汗をかいて走った 世界の秒針は いつか止まった僕を置いていく』の部分から読み取れる通り、
復讐と後悔に捕らわれたエイジはやがて時代に取り残されていく……という場面を思い浮かべることが出来るだろう。

二番目の歌詞はキリトの視点を描いており、エイジとは相対的な立場になるような感じになっている。
自らの生い立ちを知って人間不信に陥り、SAOのデスゲームに閉じ込められ、
初めて会った仲間達や親友を目の前で失い、更には多くのプレイヤーから敵意を抱かれてきたキリト。

……だが彼は孤独ではなかった。

『何もないと思った足元に 深く確かな根を生やす』の通り、いつの間にかキリトには自分を慕ってくれる心強い仲間
自分を心から愛してくれる人達が自分の側にいたのである。
彼等と時に支え合い、協力しながら、『嵐の夜が来たとしても 揺らぎはしない』の通り、キリトは彼等と幾多の困難を乗り越えてきたのは周知の通りだろう。


歌詞の後半部分である『何度でも追いついたり 追い越したり 君が急にわかんなくなって』からはキリトとエイジの戦いを描いたような感じで歌が急スピードで進むようになり、
この曲の曲調が映画のクライマックスを連想させるような感じになっていく。
そして、『汗をかいて走った 世界の秒針が いつか止まった僕を置いていく』の通り、日々の鍛練を重ねてきたキリトは過去に縋っているエイジを追い越し、
みんなと共に不確かだけど明るい可能性のある未来へ向かって行くのである。
……幸せな一瞬の瞬間を逃さないように。


【余談】

ミュージック・ステーションに出演した際、背後に番組の為に特別に編集された映像が流れたことで話題になった。
現在youtubeでもそれを見ることが出来る。

2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において作品賞に選ばれるという快挙を成し遂げており、
ファンの間でも今でも高い人気を誇っている事が伺える。

ちなみにこの曲の次にリリースされるのは僕のヒーローアカデミア2ndシーズンの後期ED「だって、アタシのヒーロー。」である。



逃さないよ僕は この瞬間(とき)を掴め


Catch the Moment



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