◆ 物間寧人(ものま ねいと)
CV:天﨑滉平
B組の中心人物の一人。
黙っていればクールっぽいイケメンボーイだが、ひとたび口を開けばA組への罵詈雑言が怒涛のごとく放たれる。
豊富な語彙から繰り出される煽り文句の数々は圧巻の一言。
詳しくは項目へ。
◆拳藤一佳(けんどう いつか)
CV:小笠原早紀
オレンジ髪とサイドポニーが特徴的な女生徒。B組のクラス委員。
さっぱりした気性の持ち主で、絵に描いたような姉御肌。
調子に乗る物間を諌めたり、繰り上げで決勝戦行きになった際に活躍していた鉄哲チームにその座を譲るなど男前。
見た目や個性から考えるより動く系キャラとしての印象を与えがちだが、外見通りの戦闘力に加えて実はばっちり頭も切れる万能タイプ。
ヒーローコスはチャイナ風の服に目元を隠すバンダナ。
A組の八百万とともにスネークヒーロー・ウワバミの事務所へインターン入りしたが、想像していたパトロールや実地戦闘ではなくCMや広告などのモデル業がメインになっていることに少なからず疑問を抱いている。
しかしそんな悩みとは裏腹に、生来のプロポーションで外部からの人気は急上昇。名前判明前からも読者の間で可愛いと評判であり、担当やスタッフからも好評だった。
自らの手を巨大化させることが出来る。
手で相手の顔面を覆い隠したり、団扇のように強風を起こすこともできる。
質量増大によるパワーは単純ながら強烈で、パンチ一発がタングステン鋼の盾をくしゃくしゃにへこますほどの威力を持つ。
◆鉄哲徹鐡(てつてつ てつてつ)
CV:沖野晃司
見た目通りの荒々しい性格。
しかし、名は体を表すというか、親は何を思ってこんな名前を付けたのだろうか。
声がデカい、口が悪い、考えたことをすぐ行動に移す、などなどただの粗暴者かと思いきや、ちゃんと男気ある性格の持ち主。
バカっぽくても雄英ヒーロー科の受験を勝ち抜いた一人であることを忘れてはいけない。
もしかして→ 切島鋭児郎。
全身を強固な鋼鉄にする個性で、全身硬化な切島とだだ被りしている。
彼と違って全身を変化させたまま通常通り動けるが、金属になるため、鉄分が足りないと金属疲労を起こしやすくなる。
金属ゆえに状態変化を起こしにくいので、高温や低温といった極限状態に非常に強い。
生身ならまず呼吸すらできないほどの炎にさらされても、意に介することなく肉弾戦を継続できる。
酸素が無くても活動できるようだ。
が、まったく無効というわけでもないらしく、徹鐵本人はかまどに籠って修行することで耐性の上限を引き上げたようだ。
鉄の融点を超える温度下に置かれたときどうなるのかは……あまり想像したくない。
◆塩崎茨(しおざき いばら)
CV:桜坂美穂
髪の毛が茨のようになっている女生徒。ヒーローネーム「ヴァイン」。
入試での成績は4位、体育祭での障害物競走では4位と中々の好成績を残している。でも4ばっかで不吉
茨がキリストっぽいからか、信心深くおしとやか、正々堂々とした聖人のような性格で、それだけあってコスチュームも聖人を模した物になっている。
見た目の通り茨のようになっている 髪を自在に操る。
切り離しも可能な上、水分と日光さえしっかり取っていればいくらでも再生可能。
ツル自体の強度も、上鳴の電撃では破れないほどに強靭。
◆骨抜柔造(ほねぬき じゅうぞう)
CV:北田理道
歯茎の露出した骸骨のような顔をしている生徒。ヒーローネーム「マッドマン」。
見た目は怖いが本人は温和。個性にちなんだ柔軟な思考、対応が得意。
推薦枠の1人であり、相当な実力者。
格闘戦には秀でていないぶん、素早い分析や大局を見る能力に長けており、無力化に特化した個性と併せて敵の思惑を崩すことに定評がある。
触れたものを柔らかくする。影響箇所にもう一度触れると解除できる。
触れた箇所に連続している範囲(パイプに触れればパイプ全体など)であれば柔らかくする箇所を自由に設定できる模様。
轟の放った特大の氷を、一ヶ所触れただけですべてゲル状に変えてしまったことも。
「柔らかくした地面や構造物に相手を沈め、個性解除で拘束する」という単純にして強力無比な攻め筋を持ち、
逆に自分が柔らかくした地面に潜って逃げることもできるという、「非暴力的な能力なのに戦闘で強い」の典型例。
欠点として当然形のない風や炎には干渉できない。また柔らかくできるものが少ない空中戦も不得意。あと柔らかくなっても質量はそのままなので注意。
◆円場硬成(つぶらば こうせい)
CV:西田雅一
ギョロ目が特徴的な生徒。
目以外のデザインに関してはモブかと見紛うほどの普通っぷり。個性も「空気」に関するものであり、意図的なものをひしひしと感じる。
本人の性格もサポートに徹するのを好むタイプで、単騎で前線に踊りこむような戦い方はしない。
個性の特長と自らの得意なスタイルとを早期から摺り合せられている、堅実派の生徒である。
AB組合同演習にて、宍田のサポート役としてA組と交戦。
善戦むなしく敗北を喫し、梅雨ちゃんによって檻へと運ばれたが、その際に体を縛り上げていた梅雨ちゃんの舌がそのまま彼の口まで塞いでいたため、
図らずも「長時間強引にベロチューされ続ける」といううらやまけしからん事態に。
梅雨ちゃんは普段から舌を道具として使っているのでさほど気に留めていなかったのだろうが、円場本人は目を血走らせるほど見開いて動揺しており、
その鬼気迫る表情は単行本のおまけページでもネタにされる始末であった。
吐いた息を空中で凝固・成形することができる。
現在までのところ、成形された空気は板状のもののみが確認されているが、形状に縛りがあるのか本人の得手不得手の問題なのかは不明。
板は透明だが光沢があり、厚いガラスのような見た目。
凝固させた空気はその空間に固定され、板そのものが破壊されない限り動かない。壁や足場としての活用が可能。
肺活量で板の大きさや強度が決まる。登場当初は肉体強化や膂力のある生徒なら素手で破れる程度の壁しか作れなかったが、
A・B組合同戦闘訓練では鉄パイプでの複数回の殴打を耐えるほどに強化されていた。
空間に固定できることを活かし、円場は敵の四方上下を板で囲んで閉じ込める『エアプリズン』を習得している。
出したものに運動エネルギーを付加できないので、攻撃に転用しづらいのが弱点。
集団戦で活きる個性の一つであり、「好きなところに出せる壁」は味方の機動力や防御力の向上に、「見えづらい壁」は敵の行動阻害に非常に役立つ。
チームワークを磨くことで真価を発揮することから、現在のヒーロー活動のメインストリームである事務所制にマッチした個性だと言え、
地味な見た目とは裏腹にプロヒーローからの需要は高くなるだろうと予測される。
◆庄田二連撃(しょうだ にれんげき)
CV:大隈健太
背が小さくポッチャリ系な生徒。ヒーローネーム「マインズ」
「人は動ける恵体と僕を呼ぶ!」 ※恵体は鈍重デブという意味ではありません
なんつう名前だと思われるが、作者のお気に入り名前でもあったりする。
ボクシング観戦が趣味。
コスチュームは軍師のような見た目で、スカウターのような片眼鏡を装着し、腕にはレーダー装置を備える。
個性の影響を受けた物の位置を補足するための補助具だと思われる。
ドラゴンボールの戦闘服に酷似している。
◆泡瀬洋雪(あわせ ようせつ)
CV: 松岡禎丞
ヘアバンドをつけた生徒。
好きなものはスマホゲームで、脳無に襲われた時に「ヤバい」と連発していたので現代っ子な性格だと思われる。
コスチュームに溶接工のつけるバイザーを大きくしたような防御機構が備わっており、
有事の際には顔前面、両肩、背中にそれぞれ展開してアーマーのようになる。が、具体的に何を想定しての機能なのかは現在不明。
別々のモノを分子レベルで結合できる個性。
ただし結合したモノとモノに直接触れて無ければ発動しない。
個性の発動から終了までは一瞬で、飛んでくる爆豪を空中で柱に固定してしまうほど。
◆小大唯(こだいゆい)
CV:イブ優里安
黒髪のボブヘアーが特徴の女生徒。ヒーローネーム「ルール」
「ん」が口癖で無口。
あらゆる物事に関心がないため、中学時代ファンクラブが結成されていたことにまったく気づかず卒業した。
好きなものはマトリョーシカ。切れ長の目といい、当たり前のように抜群なスタイルといい、八百万との類似点が散見される。
触れた無機物を大きくしたり、小さくしたりできる。
アニメ版での仮免試験編にて同じような個性を持った、忍者風の試験生が登場していたが、関連性は不明。
◆角取ポニー(つのとり~)
CV:悠木碧
アメリカから留学してきた女性徒。
某カートゥーンアニメのユニコーンのような造形の顔で、頭には稲妻型の角が左右1本ずつ生えている。
日本語は流暢に話せるものの若干カタコトぎみで、感情が昂ぶると英語が出る。物間に変な言葉を教えられることも…
単行本第14巻の扉絵では、物間と共にヒーローコスの姿が描かれている。
頭部の角を射出し、凄まじいスピードで飛ばす。
1発で人ひとりを軽々と運べるほどのパワーがある。角は瞬時に再生するため、弾数に制限はない模様。
射出している角のうち、最大4本までを任意にコントロールすることができる。ポニーはこれを使い角二つの上に両足を置いて乗ることで、擬似的に空中戦を可能としている。
◆宍田獣郎太(ししだじゅうろうた)
CV:諏訪部順一
けむくじゃらの獣人型メガネ男子。ヒーローネーム『ジェボーダン』。
ワイルドな見た目に反して穏やかな物腰の落ち着いた性格であり、『美女と野獣』を彷彿とさせる。
実際いいとこのお坊ちゃんらしく、「~ですぞ、ですな」といったやや慇懃な語尾が特徴。牙の生えた眼鏡の紳士、 これで必殺技を叫んでくれれば……
体育祭では成績が振るわず、上位にその姿を見ることはできなかったが、のちのクラス対抗実戦演習にてクローズアップ。
獅子奮迅の活躍を見せるも、加入した心操の個性やそれを活かしたA組の作戦に振り回される形となり惜敗した。
身体機能を大きく底上げする個性。
名前の通り獣に近い体格となり、聴覚や嗅覚も強化される。これにより視覚に頼らない索敵が可能で、至近距離であれば背中越しの攻撃でも見ずに回避してのけるほど。
もちろん膂力は折り紙つき。腕ほどもある太さの鉄パイプのジャングルを、まるで草むらでもかき分けるかのように突き進むことができる。
個性発動前後の体格差を利用して、個性をオフにし体を縮めることで攻撃を空振りさせる小技も披露した。
使用中は「テンションがハイになる」という副作用が起こる。
思考力そのものが奪われるわけではないが、視野狭窄に陥るなど理性面でのデメリットが想定される。
しかしあくまでも「副作用」であり、ネガティブマインドを振り払いやすくなる、より強い痛みに耐えうる、などメリットに転化できる部分もあるので、一概に弱点とは言えない。
◆柳レイ子(やなぎれいこ)
CV:佐倉綾音
片目が髪で隠れているちょっと暗そうな女の子。ネットサーフィンで怖い話を集めるのが趣味。
身の回りにある人1人分ほどの重量のものを操れる。
◆凡戸固次郎(ぼんどこじろう)
CV:沖野晃司
ヒーロー科1年で最も人間離れした巨大なゴーレムのような見た目をしている。のんびりとした性格で口調がのほほんのしている。
趣味もヒーローネームも「プラモ」。
自身の頭部にある7つの穴から接着剤を噴出する。乾きの早さは調整可能。
◆鎌切尖(かまきりとがる)
CV:古島清孝
トカゲっぽい体躯と、口から横向きに飛び出たカマキリの顎のような鉤状の牙が特徴の男子生徒。
攻撃は最大の防御、なセンスの持ち主で、「面倒だから全部切っちまおう」などの物騒な発言が目立つ。
個性や思考も含めてヴィラン連合のスピナーに似たデザインだが、両者に関係性があるのかは不明。
全身から刃を出せる。
刃の形はある程度融通が利くようで、普通に切りつけて攻撃する他にも、幅広の剣を生み出して盾替わりに使うなどのシーンが見られる。
身体から物を出すという点では八百万の『創造』が比較に挙がるが、あちらと異なり出せるのは刃物のみ、体から切り離せない、などの縛りはあるものの、生み出す速度は段違いに速い。
(この例に限らず、体から物質を生み出すタイプの個性は物質に縛りが多いほど生成速度が上がる傾向にある。)
◆取蔭切奈(とかげせつな)
CV:悠木碧
ブラドキング先生曰く「やらしい」女生徒。
無論、これは搦め手を中心とした彼女の戦略の立て方を指しているのであり、
決して「ヒーローコスチュームが鱗を体に貼りつけただけのデザインでボディライン出まくり」とかそういうことを言いたいのではない。決して。
(単行本のおまけページにて、彼女の掲載刊を読んでその「やらしさ」に妄想をふくらませたり鼻血を出したりする生駒(『ワールドトリガー』)の姿を見ることができる。)
……推薦入学者の1人。
初めてクローズアップされたのはクラス対抗実戦演習だが、その際チームメイトに鎌切がいたせいでトカゲ被りしてしまっていた。
トカゲのように部位の一部を切り離して逃げる個性…ではなく、全身をバラバラに切り離し操作する個性。
今のところ最大で50のパーツに分割可能。離したパーツは空中を自在に飛び回り、一定時間で動かなくなるが、その部位は再生される。
ヒロアカ世界のトカゲとはいったいどんな怪生物なのだろうか。
◆吹出漫我(ふきだしまんが)
CV:石川界人
頭が漫画の吹き出しになっているのが特徴の男子生徒。ヒーローネーム「コミックマン」。
コスチュームには漫画で描かれがちなマントのヒーロー姿に加え、漫画の1ページを仮面の様に顔に被せている。
自身の台詞が頭の吹き出しに反映されるのだが、自身の個性の関係もあって普通に話せる。
漫画にある擬音を口にする事で具現化させる。
クラス対抗実戦演習では巨大で頑丈な壁を生成したり、湿気を放って森井のサポートをしたりした。
口にした擬音は全て日本語で、その様子をモニター越しに見てた砂藤は「これが海外ではどうなるんだ?」と首を傾げていた。
ちなみに『ヒロアカ』作中で使われている擬音はすべて英語。"WHAM"とか"SWISH"などと書かれているコマの中で日本語の擬音が暴れまわる絵はなかなかシュール。
◆小森希乃子(こもりきのこ)
CV:真堂圭
マッシュルームヘアーの女子生徒。ヒーローネーム「シーメイジ」。
コスチュームはキノコの模様に描かれがちな大きめの水玉模様をした、魔法使いを模した物。
自身の個性の影響なのかキノコ料理が好物。普段は両目が前髪で覆われてるが、時に椎茸の笠に入れられる×字の切れ込みを模した瞳が片方、覗かせる事がある。
ホークスのファンで、実戦演習後の交流会にて彼の元にインターンに行ってた常闇に、そのプライベート写真を持っているか問いかけていた。
周辺に大量のキノコを生やす。葉隠の様な透明な体の相手にも有効で、湿気を受けると効果が増大される。
胞子を発する事も可能で、吸い込めば呼吸器にキノコが繁殖し、重度の呼吸困難に陥る。
実戦演習では吹出のサポートで範囲を拡げていき、常闇に胞子を放って戦闘不能に陥らせ、チームの勝利に貢献した。
ただ、流石に常闇への攻撃(重度の呼吸困難に陥らせる)は、場合によっては命をも奪いかねない危険なものであることを理解しており、
演習終了後には彼を心配し、喉に効く飴を差し出していた。
◆黒色支配(くろいろしはい)
CV:天﨑滉平
髪以外、全身真っ黒の男子生徒。趣味に禁忌があり、鎌切同様に物騒な発言が目立つ。小森のことが気になっている(小森自身はあまり気にしていない模様)。
実戦演習では自分と同じ「黒」に纏わる個性を持つ常闇に親しげにし、その厄介な個性で小森同様にチームの勝利に貢献した。
黒い物なら何にでも潜り込める。
元々は単にそれだけだったのだが、個性強化により潜り込んだ対象を自在に操れる様になった。
実践演習では常闇が偵察に放った黒影(ダークシャドウ)に取り憑いて奇襲を仕掛け、物影で覆われたパイプ管を触手の様に操って攻撃した。
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