FINAL FANTASY(映画)

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FINAL FANTASY(映画) - (2016/01/04 (月) 09:41:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/29(土) 11:21:33
更新日:2024/03/04 Mon 13:14:40
所要時間:約 2 分で読めます




日本の超有名ゲーム、FINAL FANTASYの映画化作品。
全編CGで制作されている。


坂口博信制作。
主題歌担当はL'Arc~en~Ciel

ストーリーは主人公の女性科学者アキ・ロスがファントムから世界を救うため世界中にある8つのアイテムを集めるというゲームみたいな話。
最大の特徴は当時では最高の映像技術を駆使したCG。

興行収入は日米合わせて20億円と良い感じであった。




…が、制作費管理の甘さが仇となり、制作費が160億円もかかった。
前述の通りストーリーもゲーム臭くて陳腐なため、数十分も見れば飽きる。特徴はCGがきれいなだけ。
そのCGも「まるで本当の人間のようなリアルさ」というのが売りだったが、日米ともに『だったら生身の役者使った方が早くね?』とツッコまれる始末。
メディアの違いを理解せよ!」の好例である。

そもそもタイトル以外FINAL FANTASYと全く関係ない。完全オリジナルのSF映画となっている。
一応シド博士という爺さんは出るが、名前だけで飛空艇も出てこない。FF名物のチョコボすらも出てこない。
初期はゲーム同様に幻獣バハムートなども出るファンタジー世界の構想だったらしいのだが、
坂口監督が「ファンタジー世界では生死の扱いが曖昧になってしまう」ということでSF路線へ変更になったらしい。


と、これでどうやって160億円以上稼ごうと思ったのか非常に謎である。
また主人公が新キャラクターなのも仇となった。

この大量の赤字が、スクウェアの子会社の倒産、アニメFF:Uの打ち切り、ゼノギアスの後半手抜きを生み出した。
(FF:U面白かったのに…)更にギネス記録に載るという不名誉まで負った。
スクウェアはこれで懲りたかと思われたが、FFの最新作をみるに映画への夢はあきらめていないようだ。

…ちなみに良くスクウェアとエニックスの合併の原因といわれるが、この赤字はFFⅩの売り上げで帳消しになっている。


なお後にノベライズ化もされており、こちらはアキの内面描写などもきちんと描かれてストーリーを上手く消化している。
というより、この小説版を読まないと映画だけではストーリーがさっぱり分からない。



2005年9月14日には人気作であるFINAL FANTASY Ⅶの後日談を映像化したFINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDRENが発売され、こちらは世界的に大ヒットを飛ばした。



はじめからこっちを作っとけばよかったのに。



追記、修正お願いします。

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