L'Arc~en~Ciel

登録日:2010/05/28 Fri 00:27:11
更新日:2025/04/10 Thu 19:38:44
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Are you fuck'n ready!?


L'Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)とは、日本のロックバンドである。
通称は『ラルク』。


目次


【概要】

1991年に大阪府にて結成された、日本のロックにおける代表的なバンドの一つ。
1994年にビデオシングル「眠りによせて」でメジャーデビューし、1990年代後半に爆発的ヒット。

セールスやブレイク時期からよくGLAYと比較される。
インディーズ時代は同じくDEAD ENDの影響下にある黒夢、Luis Mary、LUNA SEAらと共にビジュアル系バンド界隈を盛り上げたかなりの功労者。
結成してすぐにライブで300人を動員、インディーズアルバム『DUNE』を予約段階で完売など、数々の伝説を残す。
だがtetsuyaはビジュアル系とされる事を嫌っている。
その逆にkenはむしろ好意的だったりする。

親しみやすいポップなメロディーを目の細かい楽器フレーズで装飾するのが特徴で、ヴォーカルのキーの高さ、技巧的な楽器隊とコピー難易度は割りと高い。
メンバー4人が作曲を手掛けるため、バリエーションが凄まじい。
アルバムごとに音楽性を変えるミュージシャンは多いが、ラルクは曲単位で変わる。

これまでに40枚以上のシングルと10枚以上のオリジナルアルバム(配信限定シングル、ビデオシングル、インディーズ作品含む)を発表しているが、その中に似たような曲はほとんどない。

2001年以降は各メンバーのソロ活動も活発になっており、バンドで1枚アルバムを出してツアーを行っては活動休止、それぞれのソロ活動に一区切りがつくとバンドとして活動再開というサイクルが出来上がっている。
しかし、決して不仲が原因ではなく、互いのソロのライブに客として足を運ぶメンバーの姿が度々目撃されているなどメンバー仲は非常に良好。

2004年発売のシングル『自由への招待』以降、メンバーがパートチェンジしたバンドP'UNK~EN~CIELが、ラルクが過去に発表した楽曲をセルフカバーしてカップリングに収録するスタイルが定着。
人によってはラルクよりこちらの方が好きという人もいる。


【現メンバー】

中性的なルックスと非常に広範囲な声域が特徴。
愛称は「はいたん」「土井八郎」。
大半の曲で作詞を担当。
歌詞の主な内容は哲学、宗教批判、死、反戦などをテーマにしている。
本人曰く「比喩に比喩を重ねた歌詞」で幻想的な表現に定評がある。
たまにサイドギターやサックスも演奏する。使用ギターはフェンダー ムスタング ヴィンテージ。

2008年にソロ活動時のサウンドプロデューサーだったK.A.ZとロックユニットVAMPSを結成した。

  • tetsuya(bass)
L'Arc~en~Cielのリーダー。
愛称は「テッちゃん」。
昔はtetsuだったが2010年、『BLESS』リリースを目前に改名。
結構派手なルックスとやたらに動き回るベースラインが特徴。
良くも悪くも彼のベースラインがラルクのサウンド最大の特徴。
使用機材はインディーズの頃はZONのベースを愛用していたが現在はLAKLANDの自身のシグネチャーモデルを使用。

ライブ終わりに良く皮を剥いたバナナ(通称ムキンポ君)を客に振る舞う、コーラスの時のキーの高さはhyde以上。
スタッフに良くちょっかいを出す。
ギターのkenとは幼なじみ

基本的に、というかほぼ全ての曲がピック弾きであり、プラッキングやスラップを使うことはない。
ゴーストノートも極力入れず、ベースをリズム楽器としてよりも伴奏楽器として活かすことに特化している。
本人曰わくライブでは常に80、90点を目指して演奏している。そのせいか安定性はすこぶる高い。

ガンダムのファンなので、某ゲームでは片っ端からシャアの名言を喋っていた。
エヴァのファンでもありアスカ派。

  • ken(guitar)
童顔とヒゲとタバコと猫口が特徴。
愛称は「ケンちゃん」。
ラルクのメンバーにしてはわりと身長が高い。
作曲センスはメンバーの中でもずば抜けている。使用機材はフェンダー社製の自身のシグネチャーモデルのストラトを使用。

プレイスタイルは自らのセンスと独自の音楽理論で自らの腕をカバーするタイプ。音作りに関しては日本トップクラスの腕前を誇る。
また、ライブだとギターソロを必ずと言っていいほどアレンジして弾くがこれについては賛否両論
初期のライブでは音を外したりお世辞にも上手いとは言えなかったが年々安定しており、08年に行われたL'7パリ公演での演奏は必聴モノ。

  • yukihiro(drum)
1998年に正式加入。
ギター、ベース、プログラミング、スクラッチ等のDJもこなすマルチプレイヤー。
「ちゃんと飯食ってるか?」と言いたくなるほど細身の体(実は細マッチョ)と正確なドラミングが特徴。
ドラムセットの見栄えにこだわっているためファンから「要塞」と呼ばれるほど点数の多いパールのドラムセットを使用しており、
手数の多いオカズやフィルインを多用する。
しかし「太鼓は後ろでパタパタ鳴ってりゃいい」とのポリシーで音量は控えめ。
一応ツーバスだがそれを駆使した曲は少ない。
無口だがライブ映像などを見る限り、根暗というわけでは無い。
家庭教師の先生をした経験がありメンバーからのあだ名は「先生」だったが、現在は「ユッキー」の方が定着している。
ライブでは吸わないがヘビースモーカー。
打ち込みが得意であり、彼のソロバンドacid androidでもその傾向が強く、彼自身の手によるラルクのリミックスアルバムも製作された。
好物はコーラとマックのフィレオフィッシュ。
また、自らが好きなDMCの主題歌の作成を頼まれる程のゲーマーでもある。
tetsuya同様エヴァ好きで、こちらは綾波派。


【旧メンバー】

  • sakura(drum)
ラルクの二代目ドラマー。
ラルクのCDがチャート上位に顔を出し始めた大事な時期に覚せい剤所持と使用で逮捕、釈放後すぐに脱退。
ドラムは重さとグルーブ感が特徴で、後任のyukihiroとは対照的ともいえるスタイル。
脱退後もメンバーとは親交が続いており、kenに至っては共にバンドを結成するほど。
実はhydeの親友。
sakura逮捕により精神を病んだhydeは、なぜかエヴァのプラモを組み立てては破壊するという奇行を繰り返すように……

現在はムックやシドなど、同じ事務所の後輩バンドのサウンドプロデュースを手がけている。

  • hiro(guitar)
ラルクの初代ギタリスト。
初期のメインコンポーザーだったが、1stアルバムのレコーディング前に脱退。
脱退の際に自分の曲の使用を禁止した為、彼の作った楽曲はレコーディングの際に他のメンバーによって作り直された。
2015年、tetsuyaのソロライブにperoと共にゲスト出演し、ラルク脱退以来23年ぶりにtetsuyaと共演&ラルクの曲を演奏した。

  • pero(drum)
ラルクの初代ドラマー。
作曲には関わらなかったがレコーディングには参加していた為、現在は『DUNE』の十周年記念版に追加されたボーナストラックでその演奏を聴く事が可能。
2015年、tetsuyaのソロライブにhiroと共にゲスト出演し、ラルク脱退以来23年ぶりにtetsuyaと共演&ラルクの曲を演奏した。


【代表曲】

  • Blurry Eyes
記念すべき1stシングルであり、『D・N・A ~何処かで失くしたあいつのアイツ~』主題歌。

  • flower
初期ラルクの代表曲。2001年に行われたベストアルバム収録希望投票第一位。

  • the Fourth Avenue Cafe
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマsakura逮捕によるとばっちりを受けた。
偶然にもるろ剣完全版と同時期に発売。結成15周年ライブでのファン人気投票第一位。

復帰後初のシングル。るろ剣劇場版テーマ。

  • winter fall
yukihiro正式加入後の初シングルにして、初の一位獲得シングル。

  • DIVE TO BLUE
初のオリコン二週連続一位獲得シングル。

  • HONEY
最大ヒット曲。花葬、浸食と同時リリース。

  • HEAVEN'S DRIVE
ノンタイアップながらミリオンセラー。

  • Driver's High
アニメ版『GTO』の前期オープニングテーマ

  • NEO UNIVERSE
最後のミリオンヒット。化粧品のCM曲。

  • STAY AWAY
PVのダンスが話題になった。

  • Spirit dreams inside
伝説の黒歴史作品、映画『FINAL FANTASY』の主題歌。この曲を発表した後、バンドとしての活動を一旦停止。

  • READY STEADY GO
『鋼の錬金術師』2003年版アニメの第2期オープニングテーマ。
ファン以外からの人気も高い曲の1つ。

  • 瞳の住人
キーの高さは異常の一言。

  • Link
鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』オープニングテーマ。ライブでは途中にメンバー紹介が入る。

  • LOST HEAVEN
『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』エンディングテーマ。2003年版アニメの集大成とも言える曲。

  • MY HEART DRAWS A DREAM
レガシーのCMソング。仮タイトルは『ららら』だった。

機動戦士ガンダム00』1stシーズンの前期オープニングテーマ。バリバリの反戦歌。

  • Hurry Xmas
毎年クリスマスの度に特典を変えて発売している。

  • DRINK IT DOWN
Devil May Cry4』テーマソング。

  • BLESS
NHKバンクーバー五輪放送テーマソング。

  • I Love Rock'n Roll
配信限定シングルにして、ラルク初のカバー曲。PEPSI NEXのCMソング。

  • GOOD LUCK MY WAY

  • CHASE
映画『ワイルド7』の主題歌。終盤のバックコーラスで鬼ごっこと歌われる箇所がある。

  • ミライ
結成30周年に発売された。2016年から5年振りの新曲。

  • FOREVER
1年に新曲を2曲発売するのは10年振り。



追記・修正はカラオケで瞳の住人にチャレンジした人にお願いします。

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最終更新:2025年04月10日 19:38