FINAL FANTASY Ⅶ

登録日:2010/02/17(水) 00:43:19
更新日:2025/01/04 Sat 23:19:05
所要時間:約 6 分で読めます






もうクラウドになったかい?



『FINAL FANTASY Ⅶ』(以下FFⅦ)は1997年1月31日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたゲームソフト。


概要


FINAL FANTASYシリーズの7作目にして、PlayStationに進出した初のFFナンバリング作品。
売上は現在までに世界で1390万本以上の販売を記録している。
当時発売日が決定し、CMが流れるようになるとCGのグラフィックやムービーのスゴさに多くのゲーマーが驚嘆した。
今の目で見れば大したことないレベルであるが、当時では紛れも無い最高峰のクオリティであった。

なお、当時はゲームをコンビニで販売する「デジキューブ」というサービスが開始されたばかりであり(現在は終了)、本作はデジキューブの旗印として多大な貢献を果たした。
事実、初期出荷分の8割はコンビニ販売分だった。
ちなみに、コンビニで予約すると特典として攻略本が貰えるサービスも行っていた。

ストーリー



魔晄の輝きが瞬く街で、
星を守る為の戦いが始まる──


舞台は巨大企業「神羅カンパニー」が支配する星。
星の命である「魔晄エネルギー」を自分たちの良いように利用する神羅と、そして星の命を守らんとする反神羅組織「アバランチ」の対立、
そしてその影に潜む存在に対し、主人公達は星の命運を賭けた戦いに身を投じていく事になる。

環境問題に新世紀エヴァンゲリオンの影響を受けたシナリオ、内省的な要素が強い人間ドラマなど、当時の世相が少なからず反映された作風となっている。
当時ならではの小ネタも多く、例えばキャラクターの一人がルーズソックスを履いていたり、メンバーの入れ替えに使われるアイテムがPHSだったりする。


システム


バトルシステムは従来の「ATBシステム」。
必殺技として「リミット」というものがあり、ゲージが溜まると各キャラクターの特殊技が使えるようになる。
これ自体はさほど新しいものではないが、その演出の派手さは当時斬新なものだった。

今作の要素としては、「マテリア」というアイテムでありシステム。
このマテリアは作中で「星の記憶の結晶」とも呼ばれる石で、装備する事により魔法や召喚獣といったものが使えるようになる。
中にはキャラクターのステータスやバトル中のアクションを変化させる物もあり、このシステムをいかに使いこなすかが鍵となる。

このマテリアを装備する為、武器にはそれぞれ「マテリア穴」というマテリアを装備する為の穴がある。
これにより、単純な攻撃力以外にも「マテリア穴の数」「マテリアを成長させる性能」といった武器の特徴が出てきた。

加えて今作を語るのに欠かせないのは、「ゴールドソーサー」という遊園地で遊べるミニゲーム。
単純にバトルの強さを競う「闘技場」から「チョコボレース」「シューティングコースター」「スノーゲーム」などなど種類が多く、本編そっちのけで遊ぶ人も多い。


キャラクター


主人公。
かつては神羅の精鋭「ソルジャー」の一員だった。

クラウドが出会った花売りの女性。
ある理由から神羅に狙われている。

アバランチのリーダー。
マリンという娘がいる。

クラウドの幼馴染。
ザンガン流格闘術の使い手。

人語を解する四足の獣。
絶滅間近の所を神羅に捕らわれていた。

関西弁を話す謎のネコ型ロボット。
自称占い師で「クラウドの運勢が気になる」と強引に加入する。

マテリアハンターを自称する忍者
最年少ながらその小賢しさは随一で、コイツに騙された人も多いだろう。

ニヒルで無口なガンマン。
かつては神羅の総務部調査「タークス」の一員だった。

FFシリーズお馴染みのシド。
神羅きっての凄腕パイロットで、本来は人類初の宇宙飛行士になるはずだった。

クラウドの宿敵。
かつては「英雄」とまで言われた神羅最強のソルジャーだったが…



関連作品郡


本作は数々の派生作品を出しており、「コンピレーション・オブ・FF7」として纏められている。
内容はほとんどが前日談や後日談となっているため、本編把握済み前提ではある。




• LAST ORDER FINAL FANTASY Ⅶ


• FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER

• FINAL FANTASY VII EVER CRISIS


余談

長らくリメイクが待望されていた作品であり、スクウェアもPlayStation2FFXの頃に提案はされていたが、FFX-2の制作を選んだ。
出そうで出ない塩梅と、出せば確実に売れるがゆえに「スクエニ最後の切り札」とも呼ばれていたが、2015年でついにPlaystation4でリメイクが決定した。
ディレクターはKHシリーズやFF15の元ディレクターの野村哲也が務める。

また、それに先んずる形でPS4用のDL版が配信されており、仕様はインターナショナル版だが当時のポリゴンと背景がそのままPS4用にリマスターされ、
スティックを押し込むだけで「3倍速」「常時HP・MPMAX&リミットブレイク状態」「エンカウント率ゼロ(シンボルは除外)」のオンオフが出来る仕様である。多分一番ありがたいのは「3倍速」
リメイク版のプロモーションムービーも収録されている。

ほか、リメイク版を記念して……かどうかは不明だが、クラウドが 大乱闘スマッシュブラザーズforに参戦した。
そして、次作の大乱闘スマッシュブラザーズSP発売後に本作のNintendo Switch版も配信した。

その後、長い開発期間を経て2020年にリメイク版がPS4で発売された。
パッケージからは理解できない三部作構成となっており、内容はミッドガル脱出までとなっている。
続きとなる『FFVII REBIRTH』は2024年にPlaystation5にて発売し、こちらの内容は忘らるる都(原作DISC1終了)までとなる。

ちなみにゼノギアスは元々この作品の没案のひとつであり、本作の「2D背景に3Dキャラクター」とは逆の「3D背景に2Dキャラクター」といった描画表現などから『裏FF7』とも呼ばれる。




(冥ω殿)「オレはアニヲタの集いの管理人、冥殿だ。よろしくな!」
マルフォイ「僕はマルフォイだフォイ」
wiki篭り「あんた達の名前なんて興味ないね。どうせこの追記・修正が終わったらお別れだ」

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最終更新:2025年01月04日 23:19