ビワハイジ(競走馬)

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ビワハイジ(競走馬) - (2022/03/01 (火) 01:30:11) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/12/16(金) 15:35:54
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ビワハイジとは中央競馬の元競走馬である。

1993年3月7日生まれ
父:Caereon
母:アグサン
母父:Lord Gayle

馬齢は旧表記(-1すると現在表記)である。

デビュー戦は札幌競馬場で新馬勝ちした。
2戦目は札幌3歳ステークスでこれも勝ち、勢いに乗って阪神3歳牝馬ステークスに出走する。
これまで乗っていた武豊騎手は1番人気のイブキパーシブに乗る為に、角田晃一騎手に乗り変わる。
これが功を奏したのか、逃げ切りの体勢から2着の[[エアグルーヴ>エアグルーヴ(競走馬)]](後のオークス・秋天馬)以下を寄せ付けずにこのレースを制し、無傷の3連勝が評価されて最優秀3歳牝馬に選ばれた。
以後、ラストラン以外は角田騎手が騎乗することとなる。
 
4歳になったビワハイジはチューリップ賞から始動するが、エアグルーヴに差され2着に敗れてしまう。
ここからがスランプの始まりだった。
続く桜花賞は2番人気になるもファイトガリバーの15着。
しかしその能力を買われて、果敢にも東京優駿(日本ダービー)に牝馬ながら出走する。
残念ながら結果は13着で、レース後骨折が判明し1年以上も棒にふる。
 
5歳になったビワハイジは、10月のカシオペアステークス(OP)から始動する。
結果は5着。
次走はG1のエリザベス女王杯でエリモシックの追い込みを眺めながらの7着。
その後、阪神牝馬特別に出走し7着。

6歳になったビワハイジはGIIIの京都牝馬特別を選択する。鞍上は外人ジョッキーのオリビエ・ペリエ。チューリップ賞ではエアグルーヴの鞍上であった。
そして全盛期を思わせる逃げを成功させ復活の勝利。
だがやはり骨折の影響かこれで引退。ラストランを花道で飾ることとなった。

通算10戦4勝

繁殖入りしたビワハイジだが、これが競走成績以上に結果を残すことになる。


第3子アドマイヤジャパン 牡
(父:[[サンデーサイレンス]])
京成杯を勝ちその後05年クラシック世代、要するに[[ディープインパクト>ディープインパクト(競走馬)]]の相手として皐月賞3着&菊花賞4着と奮闘。
クラシック次年は屈腱炎で引退。通算10戦2勝。
2007年から種牡馬として活躍。2019年に引退し、以降は功労馬として過ごす。

ちなみに彼までのハイジ産駒は早田牧場生まれなのだが、牧場の破産に伴いビワハイジがノーザンファームに託されたため、以降の産駒はノーザンファームで生まれている。

第4子アドマイヤオーラ 牡
(父:[[アグネスタキオン>アグネスタキオン(競走馬)]])
07年クラシック世代(いわゆる[[ウオッカ>ウオッカ(競走馬)]]ダイワスカーレット世代)としてシンザン記念 弥生賞 京都記念と重賞3勝。
5,6歳時は故障に苦しみ引退。通算16戦4勝
兄に続き種牡馬として活躍していたが2015年に重度の故障がありそのまま安楽死。代表産駒は死亡から三か月後に生まれたアルクトス(2020・2021年マイルチャンピオンシップ南部杯勝利)。

第6子ブエナビスタ 牝
(父:[[スペシャルウィーク>スペシャルウィーク(競走馬)]])
阪神ジュベナイルフィリーズ、08年牝馬クラシック2冠、ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)ジャパンカップのG16勝を含む通算23戦9勝(着外は3回のみ)。
牡牝クラシック古馬国外を越えて活躍し続け、ビワハイジの最高傑作であるとともに最強牝馬候補として不動の地位を築いている。
[[ウオッカ>ウオッカ(競走馬)]]の牝馬最高賞金(当時)も更新(なおその後[[ジェンティルドンナ>ジェンティルドンナ(競走馬)]]とアーモンドアイが出たので…)。
2011年の有馬記念を最後に引退。最初で最後の対決となった三冠馬[[オルフェーヴル]]の1着を眺める7着であった。
2012年以降は繁殖牝馬入り。ちなみに[[キングカメハメハ]]だけで4回。

第8子トーセンレーヴ 牡
(父:ディープインパクト)
産駒では6年33戦と2番目に長く活動。エプソムS、プリンシパルSなどOPまでなら重賞4勝。通算8勝。
外国人騎手を13人27戦も乗せたことに定評がある。
一度は乗馬行きと思われたがなんとか種牡馬入り。

第9子ジョワドヴィーヴル 牝
(父:ディープインパクト)
デビュー2戦目で阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を圧勝。その圧勝ぶりから早くも親子三冠達成へ期待されていたが骨折もあり桜花賞6着までで打ち止め。
クラシック次年はヴィクトリアマイル4着など復活の気配はあったが調教中に予後不良となり安楽死。「生きる喜び」という名前が皮肉なものである


第10子サングレアル 牝
(父:ゼンノロブロイ)
GIIフローラSを勝利。だがその後のオークス以降は精彩を欠き2016年に引退。
以降は繁殖牝馬。


全て同じサンデーサイレンス系の種牡馬とは言え、5頭の異なる種牡馬から活躍馬を出し、重賞勝利馬6頭を輩出(物悲しい結末もあるが)したことは、ビワハイジの基礎能力の高さの証明と言えよう。

余談だが第1子ビワワールド(牡→騙)のみ父ブライアンズタイムなのだが、&bold(){「ビワ」冠名で最期にJRA登録から抹消された馬}(最後のビワ系勝利馬自体は別の馬)という物悲しい記録を持っている。

そして2015年に第12子プリメラビスタ(牝、父オルフェーブル)を産み、2016年にルーラーシップと交配するも不受胎となった後繁殖を引退。その後はノーザンファームで仔馬達のリードホースを務め、2022年2月25日に29歳で老衰死した。


なお第11子エルプシャフト(牡、父:ディープ)はしれっと地方送りになったが産駒で最も長い40戦以上を2021年現在更新中である。

追記修正お願いします。
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- ジョワドヴィーヴルは可哀想だったな…。ブエナビスタはその血筋を後世に何とか残して欲しいものだ。  -- 名無しさん  (2015-02-05 02:20:35)
- 2月25日に天国へ。ご冥福をお祈りします。  -- 名無しさん  (2022-02-28 07:51:34)
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