トレーディングカードゲーム(TCG)

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トレーディングカードゲーム(TCG) - (2021/06/04 (金) 23:12:12) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/06/08(金) 22:32:12
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トレーディングカードゲーム(TCG)とは、一般的に収集要素やデッキ構築要素も備わっている[[カードゲーム>ゲーム]]である。
その隆盛具合から単に「カードゲーム」「トレーディングカード(トレカ)」と呼称・表記される場合も多いが、
そもそものカードゲームは「カードを使用するゲームの総称」、つまりTCGに限らない名称であり、TCGはあくまで「カードゲームの下位分類」である。
また、トレーディングカード(トレカ)は収集物でこそあるがゲーム性も持たせてあるとは限らず、やはりTCGは「遊べるトレーディングカード」としてその下位分類に置かれる。
つまり、カードゲームだと「[[トランプ]]」「[[UNO]]」「[[ニムト]]」などといった別種ゲームが含まれ、トレーディングカード(トレカ)だとゲーム性を持たない単なるトレーディングカードが含まれてしまう。
なので、TCGを話題に挙げたりする場合は他のカードゲームやトレーディングカードとの混同・誤解を避けるため、TCG(又はトレーディングカードゲーム)や後述の『コレクティブル(カスタマイザブル)カードゲーム(CCG)』といった表記・呼称を使うのが望ましい。

なお、そのTCGの中でもアーケードゲームでもあるものは「TCAG(トレーディングカードアーケードゲーム)((TACG(トレーディングアーケードカードゲーム)と呼称・表記する事もある。))」と呼ばれる。


●目次
#contents

*概要
一枚一枚が美術品や名品のように市場流通(トレード)されうるトレーディングカードを、[[トランプゲーム>トランプ]]や[[UNO]]といった既存カードゲームのように遊べるようにもしたもので、アメリカのウィザーズ・オブ・ザ・コースト(ウィザーズ)が発売する[[マジック:ザ・ギャザリング >Magic the Gathering]](MtG)を直接の開祖としている。
その形態ゆえか公式にかはともかく「ソリティア」や「エラッタ」など、一部の用語がその他カードゲームや[[TRPG>TRPG(テーブルトークアールピージー)]]といった他のテーブルゲームから流用されている。

なお、TCGなど交換要素を重視した名称は日中韓(≒東アジア圏)や日本産TCGの国外名((『Yu-Gi-Oh! Trading Card Game』、『Pokémon Trading Card Game』、等々。))以外にはほとんど用いられておらず、代わりに収集性やデッキ構築要素を重視した『コレクティブル(カスタマイザブル)カードゲーム(CCG)』やそれを直訳した名称で呼ばれる事が多い。
その理由は一説によると、(杞憂に終わったが)ウィザーズによるTCGの商標化を危惧した後発のTCGメーカーが、TCGに代わる普通名称として提唱したものがそのまま定着したためとの事だが、後述するトラブルやそれへの対応を見るとこちらの方がより実情に即した名称と言えるだろう。
元のトレーディングカードもこれまた東アジア圏外では英語でのコレクティブルカード(Collectible Card)やその直訳で呼称されているが、これ以上は割愛する。

*歴史
**MtG登場
そんなTCGだが、当初はカードの収集がそれなりの経済力を必要とすることもあって、&font(#ff0000){決して子ども向きの遊びではなかった。}
また、実質唯一のタイトルであったMtGのルールも、当時から単純でこそあるが膨大で子ども向けとは言い難く、少年誌である[[コロコロコミック]]で[[題材としたストーリー>デュエル・マスターズ(漫画)]]を連載したり、紹介記事も時折組まれたが、市場拡大にはあまり貢献できなかった。

**1999〜2000年代遊戯王登場
そんな中、1999年頃に登場したのが、今や日本でのTCGの代名詞となった、[[遊戯王]]である。
原作は[[週刊少年ジャンプ]]というビッグネームの雑誌で連載していた、テーブルゲーム全般が題材の漫画であったが、&font(#ff0000){MtG(とウィザーズ)をモチーフとした架空のTCG『マジック&ウィザーズ(M&W)』}を独自に設定・登場させた事から元々それなりにあった人気が爆発し、そこから現在も続く路線を確立。

当時の日本で起きていたTCGブームを加速させ、そのM&W(といくつかのゲーム化作品)をベースにコナミが[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]を製作・発売したのがこのブームの一つの頂点となる。
%%言ったもん勝ち%%混沌そのものとも言えたルールを&font(#ff0000){手探りで失敗を繰り返しながら}整え・拡げていき、現在の''TCGの日本国内売り上げでトップに君臨する''遊戯王OCGとなっていったのは、多くの決闘者の知るところ。
アニヲタにとってもアニメ・漫画・OCG・デュエルリンクス・ラッシュデュエルのその全てがホットな話題を絶えず提供してくれる、無くてはならない存在だろう。

その他、日本産初のTCG[[ポケモンカードゲーム]]や、MtGを低年齢層向けに簡略化してマジックブランドを廃しオリジナル化した[[デュエルマスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]といったビッグタイトルを始めとする多くのTCGがこの頃生み出され、2000年代前半には[[ムシキング >甲虫王者ムシキング]]や[[三国志大戦]]などでTCAGが台頭・確立。

**2010年代前半再ブーム
その後は一度ブームが沈静化するも、2010年頃に再度ブームが到来。

この頃に[[バトルスピリッツ]]、[[カードファイト!!ヴァンガード>カードファイト!!ヴァンガード(TCG)]]、[[フューチャーカード バディファイト]]など、(発売当初は)子供も対象としたTCGが誕生しており、販促アニメと合わさって人気を獲得していった。

**DCG戦国時代
2014年頃からは[[ハースストーン >Hearthstone]]を広め役として、そのフォロワーと言えるネイティブの[[DCG >デジタルカードゲーム(DCG)]]も多数誕生し、その概念を確立。
TCGとの相互参入も起きており、TCG側からはそれまでの主流だったゲーム機に留まらず、PCやスマホへ参入するものも。

しかしジャンルとしての歴史がまだ浅く、参入障壁の高さによって市場の拡張性が乏しい事もあってか、ルール不備やカードデザインのミスを抱えがち。
加えて利益を上げることと常に新規参入者を増やしたいシステム上、新弾ごとに「[[購入(課金)>課金(ソーシャルゲーム)]]」を狙う必要があるため[[効果のインフレ>上位互換/下位互換(TCG)]]が極めて激しく、それらがカニバリゼーション(市場の共食い)と合わさった結果、多くが衰退・[[サービス終了]]に至っている。
そのため結局のところ、[[遊戯王デュエルリンクス]]などのように元々のファン層の大きさを活かしたり、資金力を活かしたコラボで新規層を取り込み続けたりしないと、ゲームサービスを続けるのが難しいのが現状である。

2021年時点でも、TCG界隈はある種の転換期にあると言えなくもない。

*TCG・[[DCG>デジタルカードゲーム(DCG)]]タイトル一覧
各TCGについて興味の出た人は、[[TCG>http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/TCG]]タグの検索か、みんな大好き[[Google]]先生に聞いてみよう。

-[[Magic the Gathering]](1993年~)
TCGの開祖にして、今も新規カードを出し続ける伝説的TCG。アメリカ発祥だが(一般流通しているカードだけでも)11言語に展開している。
[[ハリポタ>ハリー・ポッターシリーズ(作品)]]にでも出そうな美麗ながらも硬派なイラスト、原語が(アメリカ)英語であること等から「難しそう」と思われがち。
が、実際のルールは概ね単純な裁定の集合体であり、他より少々高めな予算の壁さえ超えられれば割合どうとでも取っつける。
「[[山札に&bold(){200枚}以上のカードがある場合、ゲームに勝利できるカード>バベル(MtG)]]」((MtGは一部フォーマットを除いてデッキの枚数に上限が無く、これでもジョークカードではない。))、「対戦相手にジュースを買いに行かせるカード」など、ヘンテコなカードに定評がある。

-[[ポケモンカードゲーム]](1996年~)
任天堂の名作ゲームシリーズ「ポケットモンスター」と並行して登場した、日本産初のTCG。旧名称『ポケットモンスターカードゲーム』。登場するカードはもちろんすべてポケモン。
そもそもの「ポケットモンスター」共々子供向けとあって、ルールもゲーム性も非常に簡素でわかりやすくなっている。
1ターン内でできる行動に制約が多く、手札の枚数が増えても優位をとりにくいことが特徴で、TCG関係者には「[[手札アドが弱すぎる>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30981.html#id_7396f872]]」ことで有名。
そのため、次のターン以降を予測する計画性が他のカードゲームよりも強く求められる。


-[[遊戯王(BANDAI版)]](1999年)
漫画「遊戯王」に登場したTCG「マジック&ウィザーズ」を発展させたTCG。
ごく短期間でBANDAIが撤退してしまったため、現在は流通していない。

-[[アクエリアンエイジ]](1999年~2013年)

-[[GUNDAM WAR]](1999年~2016年)

-[[遊戯王オフィシャルカードゲーム]](1999年~)
上述のBANDAI版遊戯王の撤退後、代わってKONAMIが再展開したもの。今となっては日本でのTCGの代名詞。
特徴として「ローテ落ち」(発売から一定期間内に再録されなかったカードが公式大会で使用できなくなるルール)どころかフォーマット(レギュレーション)での住み分けを公式には一切行っておらず、またマナ(MtG、デュエマ)やエネルギー(ポケカ)に相当する[[コスト>コスト(TCG)]]が無いため、ゲームスピードは極めて速い。
おかげで文字通り各種カードが湯水のように召喚・発動されては捨てられていき、その分追加ドローやハンデスに厳しいデメリットが伴いがちとなる程手札アドが強力。
一方、その弊害と&font(l){KONAMIが割と適当にルール設定するせい}でルールは複雑怪奇を極めており、今でも特別な裁定が少なくない。

-[[モンスターコレクション]](2000年~)

-[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]](2002年~)
ざっくり言えば『子供向け化&非マジック化したMtG』なTCG。
MtGにとっては%%新メカニズムの実験台%%弟分であり、デュエマの側もMtGを兄貴分と慕い、コラボしたこともある。
日本ならではの危ないネタを、それも普通のカードにぶち込むことも。

-ライブバトルカード ライブオン(2008年~2010年)

-[[バトルスピリッツ]](2008年~)
%%どの面下げて帰ってきた%%BANDAIのTCG。広義のMtGフォロワー、か?
後述のヴァイスとは別方向にコラボが豊富。

-[[ヴァイスシュヴァルツ]](2008年~)
ブシロード製TCGの代表の一。ゲーム性は単純。
専用に書き下ろしたキャラクターをカードにするのが当たり前のTCG業界において、
多数の版権タイトル(特にアニメ)のキャラクターをそのままカードとして登場させている異色のTCG。
逆にヴァイスオリジナルのカードはほぼ存在せず、その点でも異色。


-[[Lycee]](2005年~2015年)

-[[PROJECT REVOLUION(プロジェクトレヴォリューション)]](2007年~2011年)

-[[クルセイドシステムカードゲーム]](2007年~2017年)

-[[Precious Memories]](2010年~)

-[[カードファイト!!ヴァンガード(TCG)]](2011年~2018年)

-[[Z/X -Zillions of enemy X-]](2012年~)

-[[CODE OF JOKER]](2013年~2019年)

-[[WIXOSS]](2014年~)

-[[Hearthstone]](2014年~)
[[DCG>デジタルカードゲーム(DCG)]]の広め役。おかげで後発の新規DCGの大体はこれのフォロワー扱いから評価が入りがち。

-[[フューチャーカード バディファイト]](2014年~2020年)

-ファイアーエムブレム0(2015年~2020年)

-[[WAR OF BRAINS]](2016年~2018年)

-[[Shadowverse]](2016年~)
日本でDCGというと大体これ。%%だってハースは日本受けしづらいし%%
初期こそイラストや大味そうな基本ルールなどから忌避されがちだったが、硬派なイラストの増加や独特ながら味わい深いカードとそのバランス、魅力的な世界観%%とコラボ相手%%などからその国内人気は高い。
%%運だけの春日、実力の若林%%

-[[遊戯王デュエルリンクス]](2016年~)
前述した遊戯王OCG……、を元にしたDCG。
OCGとはカードプールだけでなくルールの細部も異なるため、実質的な住み分けがされている。

-Lycee Overture (2017年~)

-[[カードファイト!!ヴァンガード(Vシリーズ)]](2018年~2021年)

-ゼノンザード(2019年~2021年)

-[[ヴァンガード ZERO>カードファイト!ヴァンガードのゲーム]](2019年~)

-[[遊戯王ラッシュデュエル]](2020年~)
OCG及び同デュエルリンクスの実質仕切り直しに当たるだろう作品。立ち位置はMtGから見たデュエマが近い、か?

-[[カードファイト!!ヴァンガード(Dシリーズ)]](2021年~)




*関連用語
-[[アーキタイプ(TCG)]]
--[[アグロ(TCG)]]
--[[コントロール(TCG)]]
--[[コンボデッキ(TCG)]]
-[[アドバンテージ(TCG)]]
-[[エラッタ(TCG)]]
-[[カードの種類(TCG)]]
-[[カウンター(カードゲーム用語)]]
-[[グッドスタッフ/Good Stuff(TCG)]]
-[[コスト(TCG)]]
-[[コントロール(カードの使用権)]]
-[[コンバット・トリック(TCG)]]
-[[コンボデッキ(TCG)]]
-[[サイクル(TCG)]]
-[[サブデッキ/エクストラデッキ(TCG)]]
-[[シャドウアート(TCG)]]
-[[ジョークカード(TCG)]]
-[[スリーブ(TCG)]]・[[キャラクタースリーブ]]
-[[ソリティア(TCG)]]
-[[デッキ/山札(TCG)]]
-[[デッキ構築(TCG)]]
-[[デッキ破壊(TCG)]]
-[[トークン]]
-[[ドローソース(TCG)]]
-[[バーン(TCG)]]
-[[ハイランダー(TCG)]]
-[[バニラ(TCG)]]
-[[バランスブレイカー(TCG)]]
-[[ビートダウン(TCG)]]
-[[ファンデッキ]]
-[[フレーバーテキスト(TCG)]]
-[[ライフ・アドバンテージ(TCG)]]
-[[1ショットキル]]

-[[追加ターン(TCG)]]
-[[限定戦(TCG)]]
-[[事故(TCG)]]
-[[貧乏デッキ/Budget Deck(TCG)]]
-[[上位互換/下位互換(TCG)]]
-[[特殊勝利(TCG)]]
-[[札束(TCG)]]
-[[○○足らない病(TCG)]]


*コミュニケーション
TCGの想定された楽しみ方としては、&font(#ff0000){コレクション}と&font(#ff0000){ゲームプレイ}の二つ。
どちらも&font(#ff0000){対人コミュニケーション}が最大の肝である。

コレクションにおいては、自分が持つ市場の情報とカードプールを照らし合わせ、いかに経済的に効率良く目的のカードを手に入れられるか、相手を説得・納得させられる&font(#ff0000){交渉能力}が重要となる。
ただし、明らかに価値の釣り合わない不当なトレード(シャークトレード)は''モラルに反する行為''であり、場合によっては&font(#ff0000){詐欺罪に問われる可能性もあるので絶対にやってはいけない。}

また、高額カードを狙った恐喝や窃盗、そしてカード資産の格差によるいじめといった問題も少なからずあり、
不用意にコレクションを不特定多数の人物に見せびらかしたり、持ち歩くことにも危険が伴う。

このようなトラブル防止の為、そしてシングルカード取扱店舗の増加もあり「&bold(){TCGのトレード行為禁止}((ショップ内及び周辺でカードの交換や個人間取引を禁じるという対応が多い。友人同士(同一グループ)内でのトレードであれば黙認される事もあるが、なるべく来店前に済ませた方が無難。))」という対応を取る店舗・イベントが激増、今やそれが一般化している。&bold(){[[おい、トレードさせろよ >おい、デュエルしろよ]]}。
「trading」という語に「貿易」、「取引」の意味もあるので、店舗を経由して不特定多数とトレードしていると見ればまだTCGと名乗れそうではあるが……。
TCGの意義を軽視した不合理な対応にも捉えられるが、実際にトラブルや事件が多数起きているのもまた事実である為、
このような対応も一概に不合理とは呼べなくなってしまっている。
''同じ厚さの1万円札より高価なデッキを持ち寄って、警備員が配備された中で対戦するイベントもあるのだから尚更である。''
概要で述べたCCGという呼称を実状にそぐうと評したのは、上述したトラブルから交換要素の強調が難しいためである。
長年TCGを嗜んでいるがトレードをした事がない人も多いのではないだろうか?

こうした事情もあり、''TCGの入手方法はブースターやスターターなどから入手するか、カードショップやフリマアプリを使ったシングル販売を頼るかの2種が一般的となっている''。
インターネットの普及が進んで、カードの相場が概ね決まるようになった結果、現金で取引してしまった方が手っ取り早いという面もあるのだろう。
フリマアプリなどでは値下げ交渉が出来るものの、「交渉能力を活かして相場より安く……」といった事は事実上不可能((そもそも値下げ交渉を抜きにしても、カードショップのシングル販売より安い。ただし、カードの状態管理や梱包の質にバラつきが激しく、コミュニケーション上のトラブルもあり得る事から、一概にカードショップの上位互換とは言い切れない。))。
トレードが気兼ねなく行えるのは、気心の知れた家族や友人同士に限られるだろう。

デッキ構築要素に重きを置いてブースターパックなどを用いない(≒固定封入でのみ販売する)タイトルも登場しつつあり、ファンタジーフライトゲームズのリビングカードゲーム(LCG)に分類されるカードゲームはその代表格と言える。
改めて、TCGは長い転換期の只中に置かれていると言えるのである。

昨今のTCG全体の競技性の高まり((大規模な公認大会のサポートや「チャンピオンシップ(CS)}」と呼ばれる、有志による金品等の報酬を伴う中~大規模大会が頻繁に開催されており、DCGからはeスポーツタイトルへ躍り出ているものもある。))やトレードの禁止、シングルカード市場の広がり等により、
&color(red){『大会での活躍・再録・再販中止等の理由により相場が乱高下する事があるシングルカード市場に一喜一憂する』}というプレイヤーやコレクターも多く、カードの売買を&color(red){株取引}に、カードを&color(red){株券}に例えられる事もある。

また、子供の頃にTCGを嗜んだプレイヤーが社会人となって、経済力を付けてきた影響もあり、プロモカードや古いレアカードの高騰っぷりが年々と激しさを増している。
古いレアカードを持ってる人は大切にしてほしい。

対戦においても人とのコミュニケーション、特に他者に対する理解力が問われる場合が多い。
対戦が強い人とはすなわち、プレイングもデッキ構築も上手い人である。
プレイングが上手い人というのは単純に自分のデッキを回せるだけでなく、戦局に合った動きができる人である。
当然の事ながら戦局というのは自分(や味方)と対戦相手の二者(以上)によって生み出される。
すなわち、いかに相手の考えを読めるか→理解できるか。そう言い換える事もできる。
[[デッキ構築>デッキ構築(TCG)]]においても同様で、環境に対するメタゲームは結局の所、いかに他者が使うであろう=使いたいと思うデッキを予測し、それへの対抗策を適切に講じられるか、と言える。

その性質上、一方的な展開になりやすい[[ソリティア>ソリティア(TCG)]]系列のデッキはTCGの根幹を否定するものとして賛否両論あり、またそのようなデッキのキーカードは規制対象にされやすい。
 
*最後に
TCGは対人コミュニケーションの要素が強い為か、トラブルも起こりやすい。
人と人の関わりなので、トラブルが起こらない方がおかしいのかもしれない。
しかし、楽しむためのゲームで不快感を覚えるようでは本末転倒も甚だしい。

特にトラブルの原因となりやすいのが、&font(#ff0000){価値観の相違}である。
多様かつ広大なカードプールを持つべきと推奨されているTCGでは、特にそれが表れやすい。
誇りとする点も、妥協する点も、人それぞれ異なる。
大事な事はそれらを頭ごなしに否定したりも、逆に盲信したりもせず、お互いを尊重し合うことである。


――たかがTCG、されどTCG。
TCGで一つの事に囚われ周りが見えなくなった時や、逆に何かを発見し勉強になった時には是非、この言葉を思い出してもらいたい。







 
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- コミュニケーション能力がどうのこうのと書いてあるが、TCGじゃなくてもコミュニケーションする機会はいくらでもあるし、プレイ人口考えたらむしろ付き合える人の幅は狭いTCGが多い。また、金はかかるし、紙くずが大量に出るし、あまり良い趣味じゃないと思う。ジャンクフードが人気なのと同じで、そこが魅力なのかもしれないが。  -- 名無しさん  (2014-01-21 13:22:49)
- いやそこに突っ込んだら見方によってはどんな趣味だっていい趣味とはいえなくなるが。金がかかる趣味なんていくらでもあるし飽きればゴミになるのは一緒。TCGはその傾向強いとはいえね  -- 名無しさん  (2014-01-26 01:00:49)
- ↑2こんな母親みたいな事言うやつがアニヲタに出没するのか…、こんな所にいるくせに。俺達は言われる側だろ  -- 名無しさん  (2014-01-26 04:50:49)
- 肩身の狭い趣味  -- 名無しさん  (2014-01-26 20:25:04)
- いい素材に高い技術・手間暇をかけて作られた物が高いならともかく、元は同じ紙切れで、テキストをいじるだけで簡単に強くできて、ワザと少ししか刷られてないから高いなんて理解されづらいだろう。  -- 名無しさん  (2014-01-27 10:26:23)
- 趣味や娯楽をやることによる利益は楽しい時間を過ごせること等々だし、楽しい時間を過ごせたならその時点で十分利益にはなるだろ。娯楽や趣味てそんなもんだし、金かかるどうこう自体おかしい  -- 名無しさん  (2014-03-12 19:36:59)
- 「対人コミュ能力を養うためにTCGやってました」とか言ってたやつ知ってるけど、正直アホかとしか思えんかったぞ。同族嫌悪かもしれんが、大きなお友達だけと交流しておいてそれはさすがにないわ。  -- 名無しさん  (2014-03-16 21:08:56)
- 福田監督が沸いてるなあ  -- 名無しさん  (2014-03-16 21:11:38)
- 「別にそんなに金かけなくても、十分遊べるわな。 金なんかより必要なのは仲間だ仲間。 ジェイス何枚あろうが一人じゃゲームは出来ないけれど、 仲間一人でも作りゃゴミカードの束でもゲームが出来る。 ガチデッキにもカジュアルなデッキにも、 あるいはガチな相手にもカジュアルな相手にも いづれにも敬意を払える人が仲間に入れば、 飽きるまで楽しめるゲームだぞ。」コピペだがその通りだと思う。  -- 名無しさん  (2014-03-22 17:30:40)
- 価値観の相違が難しい問題なんだよねぇ一方だけが正しいとかないからさ。どんな高額でも上位互換をカートンかシングル買いして入手しない奴は相手を馬鹿にしてるっていう奴もいれば、上位互換を持ってなくとも下位互換や別の手段を使えば良いから絶対に入手する必要は無いって人もいる。上手くなりならプレイスキルを磨けって人もいれば上手くなりたきゃ高額カードを買えって奴もいる。  -- 名無しさん  (2014-04-03 21:37:32)
- やる友だちいないのに定期的にデッキを作りたくなって困る  -- 名無しさん  (2014-04-03 22:25:54)
- 別に俺は小さい頃からカードゲーム好きだし、周りになんと言われようと構わない。むしろ人の趣味を勝ってな意見で叩く奴らの方がどうかと思う。  -- 名無しさん  (2014-07-11 18:38:14)
- 他人の趣味を叩く奴の趣味は大概、他人に叩かれるような趣味なんだなぁ…  -- 名無しさん  (2014-08-19 16:06:29)
- 遊戯王なんかはかなり殺伐としてる印象あるな、大人気ない大人が多い。  -- 名無しさん  (2015-10-23 22:17:48)
- それは地域差としか言いようがない。俺がやってる地域では皆和気藹々とプレイしてるよ?結局はその人の価値観次第  -- 名無しさん  (2015-10-23 22:23:42)
- 遊戯王以外でマナやエネルギーみたいな必須カードがないゲームってあるのか?  -- 名無しさん  (2016-02-02 12:55:34)
- ↑場に出て戦うキャラクターやポケモンカードで言うところのトレーナーカードを土地代わりに使えるという感じなら、五年前に終わった販売終了したけどレンジャーズストライクかな。HP見たほうが早いかも  -- 名無しさん  (2016-02-07 18:50:26)
- 大貝獣やライブオンみたいな、売れそうで売れなかったTCGの項目も欲しいな。  -- 名無しさん  (2016-02-07 18:53:36)
- ↑×3 むしろ専用カード無い方が普通。デッキのカードをマナ代わりにするのが多い。  -- 名無しさん  (2016-02-07 19:17:10)
- だからマナがないって意味だろ?ヴァンガはデッキに特定のカードが16枚必須だしバトスピもウィクロスもマナ要素あるじゃんか。  -- 名無しさん  (2016-03-06 06:16:18)
- それに遊戯王のマナはスピードスペルだろうがあれアニメ限定だしな。  -- 名無しさん  (2016-03-06 06:17:54)
- TCGのTは「トレーディング」なのに、トレード禁止の店舗・イベントの方が多数派になってきたせいで、トレーディングの意味がカード対カードの「交換」から、金を出してカードを『買う』「貿易」になりつつあるな・・・。トラブル防止とはいえ世知辛いというか意味わかってるのかというか  -- 名無しさん  (2016-07-09 23:30:43)
- むしろポケモンカードこそがMTGをベースに作られたんじゃないの?遊戯王は一部の専門用語が被ってるくらいでルール的には全く似ていない  -- 名無しさん  (2016-07-09 23:47:12)
- 遊戯王はMtGを漫画に落としこむためにスピーディー&盛り上がりやすく数値を上げた結果全くの別物になったって感じ 魔法カードがインスタンスじゃなくソーサリーになったのはコナミの調整によるものだが  -- 名無しさん  (2016-07-28 10:56:43)
- ぶっちゃけ遊戯王はMTGと全く似てないのよね、と言うか似てた時期が無い、パロはあるけど  -- 名無しさん  (2016-07-28 11:56:49)
- ガンダムウォーネグザとかクルセイドとかはマナ専用カードは存在しなかったな  -- 名無しさん  (2017-02-07 17:08:11)
- 配置制限があるだけで配置コストとかマナ系のカードが一切ないドラスタとかもあったな  -- 名無しさん  (2019-12-11 09:21:03)
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