F-ZERO GX

「F-ZERO GX」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

F-ZERO GX - (2021/06/10 (木) 22:29:53) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/05/02 (金) 13:47:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----

#center(){&font(#ff0000){時速2000kmオーバー!}}
#center(){&font(#ff0000){未知の世界を体感する快感。}}



F-ZERO GXは、2003年に発売されたゲームキューブ用ソフトである。


スーパーファミコンから続くF-ZEROシリーズの作品であり、据置ゲーム機としては3作目。
ハードが変わったため前作と比べてグラフィックはもちろん、コースもより複雑な物が増えた。
また、オリジナルマシンを作ったり、ストーリーモード&color(red){(難易度高し)}、さらにアーケード版の「F-ZERO AX」との連動など、たくさんの新要素が増えた。
開発にはセガも関わっているせいか、スピード感の演出がすごい・・・・感じがする。
[[アニメ>F-ZERO ファルコン伝説(アニメ)]]放送前の作品なので、アニメオリジナルの人物、設定は登場しない。


<ゲームモード>
・グランプリ
メインモード。30台でレースを行う。敵の速さがノービス、スタンダート、エキスパート、マスターの4つのクラスで、
カップがルビーカップ、サファイアカップ、エメラルドカップ、ダイアモンドカップ、AXカップ(隠し)の5つ。
1カップは5コースで行われ、コースは固定。つまり全部で25コース。(ほんとはもう一つあるけど)
レースはポイント制で、最終的に一番ポイントが高かったキャラが優勝。
このゲームの特性上、逆転のチャンスは有り余っている。

・VSバトル
文字のごとく2~4人で対戦できる。
復活する設定にできるためコースアウトしても、マシンが壊れても、初心者でも安心。

・タイムアタック
文字のごとくタイムアタック。1人でひたすら新記録をめざそう。
自分の走りをゴーストとして保存できる。条件を満たせばスタッフゴーストも読み込めるが、スタッフゴーストは&color(red){「普通の走り方ではない」}ため勝つのは難しい

・プラクティス
週回数やCPUの数を指定して好きなように走れる。

・ストーリー
&link_anchor(<ストーリーモード>){後述}

・リプレイ
保存したリプレイを観覧するモード

・カスタマイズ
パーツを組み合わせてオリジナルマシンを作ったり、既存のマシンに%%痛車%%ステッカーを貼ることが出来る。(ステッカーは自作できる)
新しいマシン等もここで購入する。

・オプション
データのセーブやロード、コントローラの設定などが出来る。

・プロフィール
手に入れたマシンのパイロットのプロフィールやマシンなどをじkkkっくり見れる。
特にマシンは擦れ傷やすす汚れまで描かれているのでよく見てほしい。
パイロットはそれぞれ専用のBGMがあり、&color(Blue){作曲したのはなんとグランツーリスモでおなじみの嘉生大樹氏。}


<登場マシン・パイロット>
全部で41台(隠し含み)登場する。どのマシンも特徴があり扱いやすいのもあれば、玄人向けなのも。

#openclose(show=非常に多いので収納){

○&color(Blue){ブルーファルコン[07]}

ボディ:B
ブースト:C
グリップ:B
総重量:1260kg
エンジン:BF2003×4
製作:不明

おなじみC.ファルコン愛機の青いマシン。
癖がなく扱いやすいバランスタイプ。しかし、それゆえに平凡な性能なので、純粋な操縦テクニックが求められる。
F-ZERO専用マシンだが、ストーリーモードでは公道も走行している。
●&color(Blue){キャプテン・ファルコン}
おなじみショイヤムーな我らが無敵のバウンティハンターで、前回のグランプリ覇者。
前作では引退宣言をしていたが、今作ではそれを否定している。
「お前たちの思い通りにはさせない!」「悪がいる限り俺は戦い続ける!」とかっこいい台詞を連発してくれるが、パンツはイチゴ柄。
&color(red){FAMICON?何のことかな?}

 
○&color(gold){ゴールデンフォックス[03]}

ボディ:D
ブースト:A
グリップ:D
総重量:1420kg
エンジン:GF-2614×4
製作:ケビン・スチュワート

父であり科学者でもあるケビン・スチュワートが制作した黄色いマシン。
加速力とブーストに優れている。
グリップが低いが、慣れればその滑りやすささえ楽しくなってくる。 
●&color(gold){Dr.スチュワート}
本名『ロバート・スチュワート』
元天才外科医という異色の経歴の持ち主。父の死を契機にレーサーへと転身した。
現在でもいぶし銀のテクニックを持つ通好みのベテランパイロットとして活躍中。
誠実な人柄だが、どこかナルシスト。
彼がいなければマイティー・ガゼルはこの世にいなかったかもしれない。


○&color(green){ワイルドグース[06]}

ボディ:A
ブースト:B
グリップ:C
総重量:1620kg
エンジン:ES8302×3
製作:サージェント・リピト

デスウィンド軍により制作された緑色のマシン。ピコが退役の際に譲り受けたらしい。
ボディは頑丈だが滑りまくり、速度もそんなに出ない、ブーストも長続きしないなど欠点だらけ。
相手のマシンを破壊しつくして優勝をかっさらいたい。
唯一前作から性能が変更されたマシンである。
●&color(green){ピコ}
デスウィンド出身のポリポト族。亀のような外見で緑色の肌が特徴的。
かなり好戦的な性格で、キれるとやばいらしい。 
元軍人であり、退役後は小さな店で働いているが、裏ではヒットマン(殺し屋)として暗躍している。 
4年前の大事故の原因ではないかと言われており、ファンからはブーイングを浴びている。

 
○&color(hotpink){ファイアスティングレイ[05]}

ボディ:A
ブースト:D
グリップ:B
総重量:1960kg
エンジン:RS-5060×2
製作:トラエモン・エチゴヤ

長い垂直尾翼が特徴のピンクのマシン。カーブの際には連動して動くという細かいギミック付き。
最高速が高く、グリップも良い。旋回性能と加速性能が低めなので下手なコースアウトは許されないが、それでもなかなかの扱いやすさ。 
マリオカートで言うならクッパ的なポジション。
●&color(hotpink){サムライゴロー}
表向きは賞金稼ぎだが実はレッドキャニオンを拠点とする盗賊団のボス。悪党だけどどこか憎めない。
一見、メタボっぽい体系だがバク転で3回転するなど運動神経は良いようす。 
いつもキャプテンファルコンにおいしいところを持って行かれてしまうためキャプテンファルコンを一方的にライバル視している。
本人はファルコンにしか眼中にないが、他のレーサー達からは色々と注目を集めている。((バイオレックス「アイツだけまずそう」デジボーイ「生態研究したら面白そう」プリンシア「今まで見たことがないタイプで素敵」))


○ホワイトキャット[02]

ボディ:C
ブースト:C
グリップ:A
総重量:1150kg
エンジン:FGS-E055S×4
製作:銀河宇宙連邦 軍用機研究開発部隊

銀河宇宙連邦が実戦データを基に開発した白いマシン。
グリップ力はトップクラスで、大抵のコーナーなら楽に曲がれる。ただ挙動が独特なため少し慣れが必要かも。
それ以外は加速力も申し分なくこれといった欠点もないため扱いやすい部類に入る。
●ジョディ サマー
銀河宇宙連邦の女性パイロット。
一見お淑やかそうに見えるが悪党には一切容赦しない熱い女性。
抜群の操縦テクニックの持ち主で、前回のグランプリの健闘が称えられ『ミス銀河宇宙連邦』にも輝いた実力者でもある。
タコが苦手。


○&color(red){レッドガゼル[01]}

ボディ:E
ブースト:A
グリップ:C
総重量:1330kg
エンジン:CY-96-Z×1
製作:サイバスティック社

草原を駆け抜けるガゼルのような力強い走りが特徴的な赤いマシン。
ボディ強度を犠牲に最高速、加速に重視を置いている。操作性が少々心もとないのでそこはテクニックでカバーしたい。
●&color(red){マイティー ガゼル}
今作から4年前の大事故で最も被害を受けたパイロット。奇跡的に命を取り留め、サイボーグとして復活した。
今作では最新パーツで機能向上し、何故かバイク変形機能が追加されている。カラーリングを変えると金ピカボディにもなる。
グランプリに出るたびに周囲を心配させる罪な人。


○&color(#9900ff){アイアンタイガー[04]}

ボディ:B
ブースト:D
グリップ:A
総重量:1780kg
エンジン:RF-2E-SD×2
製作:F-ZEROパイロット養成所 マシン制作室

その名の通りトラ柄が特徴的なマシン。
最高速に優れているが、加速性能にやや難あるのでゴール前のデッドヒートは少し不利。
それなりにあるボディ強度と抜群の操作性をいかし、相手マシンを攻撃するのがいいかもしれない。
●&color(#9900ff){ババ}
見た目は人間だが、惑星ジャイアン出身のオネェ系異星人。
大自然の中で鍛えられた野生の勘と身体能力を見込まれスカウトされた。
勝利の秘訣は狙った相手を絶対に逃さない『愛』とのこと。ババ姐さんマジパネェっす。


○ディープクロウ[08]

ボディ:B
ブースト:B
グリップ:C
総重量:990kg
エンジン:OCT-108×2+ASHI-24×2
製作:クロスミノフ宇宙造船

赤と黒のストライプな爪がイカすマシン。&font(l){通称「深爪」}
中古のF-ZEROマシンを自分が操作しやすいように改造を施したもので、中古性の割には操作性はそこそこ。
ブルーファルコン同様、器用貧乏感が否めないのでセッティングとテクニックで差を付けたい。
●オクトマン
惑星タコラ出身の名前通りのタコ型宇宙人。「~ダ~コ」が口癖。
現在銀河宇宙連邦と対立し、経済難となっている母星を救うためにグランプリに参加している。
自分を動物に例えると「大きくて優しいゾウさん」。


○グレートスター[09]

ボディ:E
ブースト:A
グリップ:D
総重量:1870kg
エンジン:EAD152×2
製作:&font(l){宮本茂}シーゲル・キューポン

戦車のような見た目の紫色のマシン。乗り手が不死身のアンドロイドということで安全性が一切考慮されていないというとんでもねーマシン。
グリップが滑りやすい、重量級らしからぬ脆弱なボディと、欠点が目立つものの強力なブーストを持つ。
以上から超上級者向け。『偉大なる星』が『燃え尽きた流星群』とならないような緻密な運転を心掛けたい。
●Mr.EAD(ミスター・イーエーディー)
謎の組織「EAD」が作り出したアンドロイド。ネオキョートシティ出身で、立派なヒゲとふくよかな体など、どことなくかの[[配管工>マリオ]]を連想させる姿を持つ。
自身の能力チェックのためにグランプリ参戦をしており、優勝賞金は量産費用に充てられるらしい。
名前の由来はグレートスターのマシン性能から。ちなみにマシンは彼の弟を改造させられたものとのこと。


○リトルワイバーン[10]

ボディ:E
ブースト:B
グリップ:B
総重量:1390kg
エンジン:FGS-CO24M×2
製作:スペースダイナミクス社

見てくれはスターフォックスシリーズのアーウィンに似たマシン。
自身の戦闘機を制作元の『スペースダイナミクス社』に無理やりF-ZEROマシンに改造するよう注文した。そんな無茶苦茶な。
ボディ強度以外はバランスの取れた初心者向けのマシン。これが初めて作ったF-ZEROマシンというのだから驚き。
●ジェームズ・マクラウド
やとわれ遊撃隊「ギャラクシードッグ」の切り込み隊長。[[彼>フォックス・マクラウド]]の父親と同姓同名で、人間である点を除けば姿も酷似している。
平和が長続きし、仕事が減ってしまったので、奥さんと子供を養うための賞金目当てで参戦している。
「最大のライバルは自分自身」と言い切るほど己にストイックだが、息子の話題になると『俺以上の男に鍛え上げる』や『新しいF-ZEROマシンでも買ってやるか』と良き父親の一面を見せてくれる。


○マッドウルフ[11]

ボディ:B
ブースト:B
グリップ:C
総重量:1490kg
エンジン:CY96-F5×1
製作:マッドヒヒ科学研究所

「サルでも乗れるマシン」をコンセプトに設計された黄色いマシン。
文字認識力の低いビリーの為に絵、色、音、匂いといった様々な要素で指示を出す独自のシステムを採用している。
性能そのものは癖のないバランスタイプ。
●ビリー
生物学上ではれっきとしたサルに分類され、訓練により言葉による意思疎通を可能としたスゲーサル。彼の祖先は宇宙にも行ったことがあるという偉人ならぬ偉猿。
なにかと金にがめつく、バナナのたたき売りや訪問販売、高利の金貸しなど、金の為なら何でもするずらと言わんばかりの商魂逞しさを持つ。
なぜここまで執着するかというと、彼の夢が『でっかい豪邸と美人の奥さんが欲しい』というもので、そのための資金が欲しいから。
ストーリーモードの第3話やAXカップの最終コース(スパイラル)ではかなり手強い。


○スーパーピラニア[12]

ボディ:B
ブースト:C
グリップ:B
総重量:1010kg
エンジン:OZ-P1×2
製作:チーム・パワーボイス

ケイトが歌手時代の貯えを使い制作したピンクのマシン。
経験の浅いケイトでも運転できるように最高速は低いが加速、旋回は抜群という安定した走行を可能とする。
また自身の音楽を聴きながら望みたいという彼女のリクエストに応え、外部の音を完全遮断し、サウンドが流れるコックピットの構造となっている。
●ケイト・アレン
アフロが特徴的な黒人女性で、F-ZEROの開会式でオープニングソングを歌った経験もある超人気歌手。
F-ZEROの世界に魅了され、子供のころからの夢でもあったレーサーとなる。
(他の女性キャラにも言えることだが)衣装がなかなか際どい。

○デスアンカー[13]

ボディ:E
ブースト:A
グリップ:C
総重量:1620kg
エンジン:ZZ-2236×1
製作:秘密結社ナゾデス

ちょろまかした惑星間航行ミサイルを基に制作したマシン。
最高速やブーストに優れているものの、ボディとグリップは弱く、しかも自爆装置がそのまま残っているというとんでも仕様。なお本人には一切知られていない。
●ゾーダ
地球征服を企む悪の怪人。人間離れした見た目だがちゃんとした地球人。アロー夫妻と抗争を繰り広げている。
アドレナリンやドーパミンなどの内分泌物質を自由に増幅できる装置を身につけており、それにより異常な力を発揮する。
『お笑いのオファーが多数』『ファンが5人しかいないことにツッコむ』『サインは両手書きの上に自画像のおまけ付き』とコミカルな面が目立つものの、食人植物を育てたり、アロー夫妻を洗脳して手下にしてやると発言するなどなんだかんでしっかりと悪人はしてる。
地球征服する理由は『悪人の究極の夢』だから。その割にはストーリーではあんまり絡みがないのが残念(第7話では上位に来ることが多いが…)。
ワルそうなキャラ(ブラックシャドーやマイケルチェーンなど)は積極的にスピンアタックを仕掛けてくることが多いのに対し、彼のマシンはボディが弱い為かあまり攻撃してこない。


○アストロロビン[14]

ボディ:B
ブースト:D
グリップ:A
総重量:1050kg
エンジン:SS-C503L-LV×2
製作:チーム・ライトニングボルト

稲妻のような黄色いラインが刺激的な青色のマシン。
女性ファンのためにマシン史上最多の内部カメラを搭載しており、様々な角度からレース中の彼の様子をあますことなく観れるらしい。
軽量級特融の加速性能と操作性を活かした軽やかな走りが特徴的。ブーストはD評価ではあるが言うほど遅くもない。
しかし、最高速に難があるので如何にスピードを乗せられるかが勝負のカギ。
●ジャック・レビン
人気アイドルグループのメンバーだったがF-ZEROが好きすぎるあまり即引退し、レーサーの道へ。
甘いマスクと確かな実力で推定200億人の女性ファンを魅了する憎いヤツ。今まで書いたサインの総数は17億と4523万3248枚。
得た賞金でサイン付きグッズを無料配布するなどファンサービスも欠かさない。
だが、そんな彼の魅力もママには通用しないようで。


○ビッグファング[15]

ボディ:B
ブースト:D
グリップ:A
総重量:1520kg
エンジン:TYRANNO-28×3
製作:ダイナソーレーシングチーム

その名の通り、マシン前部の大きな二本の牙が特徴の緑色のマシン。
荒っぽい運転をしてしまう乗り手に合わせて強度と操作性に重点をおいた操作性だけならトップクラスなマシン。その反面、加速性能は微妙。
見た目の割には意外と重くない。
●バイオレックス
バイオテクノロジーにより化石から復活した太古の恐竜。
『もしも恐竜が絶滅せずにそのまま進化したら』を想定してDNAをいじくったため、人間並みの知識を有するようになった。
知的な喋り方だった前作とは異なり、野性を前面に押し出したかのような粗暴な性格となっており、ピコに匹敵する凶暴性を持つ。
肉が好物で、賞金で宇宙中の肉を買い占めようとしたり、テクノロジーでマンモスを復活させ、その肉を食おうとするなど食欲のためなら労力を惜しまない。


○ソニックファントム[16]

ボディ:C
ブースト:A
グリップ:D
総重量:1010kg
エンジン:CY97-X4×1
製作:アヌビス社

骸骨のような意匠が特徴的な青色のマシン。
史上初の生体反応エネルギーを利用した小型オーラエンジンを搭載。軽量マシンという特性が噛み合った驚異のブースト力を誇る。
排気口が一つしかないのに排気ガスが何故か二つあるという奇妙な仕様だが、実はこれには観客の魂がエネルギー減として使われている黒い噂が…
●ザ・スカル
生前の名はアービン・ゴードン。200年前のF-ZEROの前身であるF-MAXグランプリにて数多くの功績を残したといわれる伝説のレーサー。
科学と黒魔術によりこの世に復活した。語尾に「~だな」とつける。
お調子者な性格だが、一度死んでいるせいか人生に関して割と達観的な発言が多い。((インタビューにて『事故に気を付けないと俺みたいになるんだな』と警告したり『生きてるだけの人生に意味はないんだな。死んでから気づいたんだな。』と発言している。))
復活してから真っ先にやったことは自分の墓参りで、あの世はちょっとした健康ブームとのこと。


○グリーンパンサー[17]

ボディ:A
ブースト:B
グリップ:D
総重量:2060kg
エンジン:RS-5026×2
製作:トラエモン・エチゴヤ

迷彩柄が特徴的な緑色のマシン。元々はゴローのスペアマシンとして開発された経緯がある。
スティングレイと比べると加速性に優れており、ブーストの伸びがとても長い。その反面、操作性にはやや癖がある『じゃじゃ馬』ならぬ『じゃじゃ豹』でもある。
●アントニオガスター
サムライゴローの元部下であったが、彼の裏切りにより投獄。出所以降はゴローへの復讐心を胸に一匹狼の盗賊や用心棒として活動している。
ヘルメットの下はモヒカン。どうやってしまってあるのかとツッコんではいけない。
善人とは言い難いが、根っからの悪人というわけではない様子。((ファンがいることに涙したり、賞金を全部ゴローの被害者に寄付したりしている。ちなみに彼の復讐というのも、命を取るなんて大それたものでなく、赤っ恥をかかせた上にゲンコツを食らわせるというもの。))
こてこての関西弁で喋ったり、野球が趣味だったりと、盗賊稼業を除けば案外気のいいおっちゃんなのかもしれない。
ムービーではコインランドリーで酷い目に遭うことに。


○ハイパースピーダー[18]

ボディ:C
ブースト:C
グリップ:A
総重量:1460kg
エンジン:FGS-G105S×3
製作:Dr.クラッシュ

シャークマウスペイントが目を引く、見た目がまんま戦闘機なマシン。これは惑星間戦争により撃墜された戦闘機をDr.クラッシュに頼み込み改造してもらったためである。
加速性能はやや低めなものの、抜群の最高速と驚異の安定性で今作最強との呼び声も高い高性能マシン。
●ビーストマン
危険な生物から人々を守る猛獣ハンター。
宇宙ワニに食われそうになった苦い思い出を胸に、通販で筋力アップ商品を購入したり通信教育で空手を学んだ。
不遜な物言いが目立つものの、実は極度の恥ずかしがり屋。そのため、正体がばれないように猛獣の頭で作ったマスクをかぶっている。
バイオレックスから人々を守るために参戦しており、彼の頭でヘルメットを作ってみたいらしい。


○スペースアングラー[19]

ボディ:C
ブースト:C
グリップ:A
総重量:910kg
エンジン:ANIM-01-7×2
製作:ファーブル・アニマール

丸っこいフォルムをした青色のマシン。通称「風を切る蒼き狼(あんこうだけど)」
最高速重視の軽量級…と言えば聞こえはいいが、実際は「軽量級と重量級の悪いところだけを集めたマシン」と言うのが正しいかもしれない。旋回性能はいいがそれ以外が壊滅的。
その性能故か、公式では「好成績をマークしている」と紹介されているが、実際のゲーム内では大体下の方にいることが多い。
まぁ作った人が素人だったから仕方ないといえば仕方ない。
●レオン
惑星ズー出身の狼のような獣人。抜群の運動神経の持ち主でサッカーが得意。
幼いころ戦争で両親を亡くし、いまもなお貧困にあえぐ故郷を救うためにグランプリに参戦。
心優しい誠実な青年だけに、ゲーム内での扱いに涙を禁じ得ない。


○キングメテオ[20]

ボディ:E
ブースト:B
グリップ:B
総重量:860kg
エンジン:HW304-J9×3
製作:プロフェッサー・ホロウ

40年ローンで購入した赤色のマシン。
元々軽量級であるクイーンメテオを更に軽量化したもので、加速・ブーストが格段に上がっている。
だが、その反面壁や他のマシンの接触に更に弱くなってしまっているのでそこは注意。
●スーパーアロー
地球の平和を守るスーパーヒーロー。正義の象徴であるフクロウをパートナーとして連れている。
典型的な暑苦しい正義バカといった性格で、スーパーパワーでゾーダの野望を打ち砕かんと参戦を決意した。
悪党共が泣いて恐れる頼れるヒーローだが、給料が低い・妻には頭が上がらないという弱点を抱えている。
エンディングムービーでは軽快なギター演奏を披露してくれる。


○クイーンメテオ[21]

ボディ:E
ブースト:B
グリップ:B
総重量:1140kg
エンジン:HW305-U2×2
製作:プロフェッサー・ホロウ

キングメテオと似た形をした赤色のマシン。(違いはマシン下腹部の両側のパーツの有無)
キングメテオと比べると最高速に優れている。しかし、安定性はやや劣るため同じ感覚で運転すると違和感を感じるかも。
●ミセスアロー
夫であるスーパーアローを陰で支える「良妻ヒロイン」。「~ですわ」といったお嬢様口調。
年下ではあるが力関係はこちらが上らしく、プロポーズ時も彼女が結婚するよう命令したらしい。
元レースクインという経歴を持ち、力強さと美しさを兼ね備えた抜群のプロポーションを誇る。


○ツインノリッタ[22]

ボディ:E
ブースト:A
グリップ:C
総重量:780kg
エンジン:KOM-E246×2
製作:オニギリードライブヤード社

F-ZERO史上初の「二人乗り用」のマシン。ワカメールという軽い金属を用いており、総重量は脅威の780kgという今作最軽量級。
最高速はいまいちでボディも弱く、軽い接触さえも命取りだが、それを補って余りある爆発的なブーストが持ち味。
ゴール前のデッドヒート時に他のマシンを掻い潜りトップになった時のカタルシスは癖になる。
●ゴマー&シオー
惑星ハックマイン出身のフリカケル人である凸凹コンビ。
常に二人一組で行動するという変わった習性を持ち、トイレに行く時さえも一緒。&font(l){流石に一緒の便器に座るのはどうかと思うが}
抜群のコンビネーションでF-ZEROを操作し、お互い常に一心同体と自負するが、シオーの方はちょっとだけ金にがめつい。


○ナイトサンダー[23]

ボディ:B
ブースト:A
グリップ:E
総重量:1530kg
エンジン:NT4098×2
製作:ゴルド・フィンガ

その名の通り稲妻模様がプリントされた青色(というより濃い青緑?)のマシン。
旧友であるゴルドが制作し、亡き後も人工知能としてインプットされている。かなり古い旧式のマシン。
トップクラスの加速力を誇るものの、挙動が不安定で少しの接触でもハンドルがぶれる欠点がある。
●シルバー・ニールセン
御年98歳にしてグランプリ最多出場記録を持つ通称「鉄人シルバー」(ただし優勝経験はいまだゼロ)
見てて不安になるほどのヨボヨボじいさんだが、まだまだヒョッ子には負けんと言い張る頑固者。
少し口うるさいところはあれど、『人生は一瞬だから全力でエンジョイすべし』という言葉は彼だからこそ言える台詞かもしれない。青春謳歌!


○ワイルドボア[24]

ボディ:A
ブースト:C
グリップ:C
総重量:2110kg
エンジン:AM9021-R×2
製作:アステロイド・モータース

背中に生えた4つの突起が目を引くオレンジ色のマシン。
攻撃的な乗り手の性格に合わせた頑丈仕様。前述の突起は爆音をより響かせるためだけのものらしい。
ボディ強度と最高速にすぐれているが、加速はいまいちと典型的な重量級マシン。ハンドリングも少しぶれやすいものの扱いやすい部類には入る。
●マイケル・チェーン
筋骨隆々な体に、スキンヘッド・サングラスなど如何にも「ワル」な雰囲気ただようワイルドな黒人男性。宇宙暴走族「ブラッディチェーン」のリーダー。
メンバー不足に悩んでおり、そのためにグランプリに参戦し自分の走りを見せているが、肝心の実力はない模様。
ストーリーモードを見るに、メンバー間のチームワークもお世辞にもよいとは言えないようだ。
ボクシングが趣味だったり、ボディービルの大会に出ていたりなど肉体鍛錬に非常にストイック。


○ブラッドホーク[25]

ボディ:B
ブースト:A
グリップ:E
総重量:1170kg
エンジン:DS019G×2+BF2001×2
製作:BS団 秘密研究所

ブルーファルコンから盗んだエンジンを搭載した赤色のマシン。
比較すると最高速やグリップは劣るものの、加速力ではこちらに軍配が上がる。
やはり似たような感覚でプレイするとかなり滑りやすくなるので注意。
●ブラッド・ファルコン
4年前の大事故の際にC.ファルコンから盗んだDNAを基に作られたクローン人間。赤いスーツにヘルメットのドクロマークが特徴。
身体能力はオリジナルとほぼ同一だが、性格は全くの真逆で、ブラックシャドーに絶対服従を誓う。
ちなみに実年齢4才の筋肉男児。


○ワンダーワスプ[26]

ボディ:D
ブースト:A
グリップ:D
総重量:900kg
エンジン:FGS-E049M×2
製作:ジョン・タナカ

卵にスキー板が取り付けられたような、どこかかわいらしいフォルムの水色のマシン。
メカニックであるジョンがネジ一本から手作りしたというこだわりの逸品。
グリップがD表記となっているものの、それを全く気にさせないほど軽快に曲がれる。加速力も申し分ないが、やっぱりボディは弱いので注意。
●ジョン・タナカ
銀河宇宙連邦のメカニック。サインの際には漢字で「ジョン田中」と書くので恐らくは日系人。
ビッグマウスが多い本作のキャラでは珍しく謙遜家で、常にニコニコ笑顔を絶やさない。
メカニックという裏方仕事だが、日頃武術で鍛えてるだけあって引き締まった体をしている。
ジョディに片思いしており、優勝の暁には思い切ってプロポーズしようと考えてるらしいが…


○マイティータイフーン[27]

ボディ:C
ブースト:A
グリップ:D
総重量:950kg
エンジン:SS-C504×2
製作:チームシューティングスター

積荷の中から出てきた受取人不明の緑色のマシン。ドラク曰く「グッと来るフォルム」
軽量級にしては珍しく最高速に優れており、グリップもD評価の割にはなかなかよく曲がる。
ボディ強度はまぁまぁあるが、そこはやはり軽量級なので油断は禁物。
●ドラク
ロジャーの仕事仲間で輸送船の操縦を担当する異星人。見てくれは大柄で怖いが性格は心優しく純真無垢。
大のF-ZEROファンで、「受取人が名乗り出るかもしれないから」とロジャーを説得し、前回に引き続き参戦。仕事&font(l){とTVゲーム}で培ったテクニックを活かし、優勝を目指す。
かなりの巨体なのだがマシンの重量には全く影響しない不思議仕様。


○マイティーハリケーン[28]

ボディ:E
ブースト:B
グリップ:B
総重量:1780kg
エンジン:SS-D701×1
製作:チームシューティングスター

マイティータイフーンと同じ受取人が不明となっている水色のマシン。
表記以上のグリップ性能を誇り、難しいコーナーリングも比較的苦もなく曲がれる。
しかし重量の割にボディが弱いので接触しない走りを心掛けたい。
●ロジャー バスター
この道20年の惑星間運送業者。「頼まれればどんな危険なものも運ぶ」という生粋の仕事人。&font(l){タクシーじゃなくデコトラだけど。}
F-ZEROに興味はなく、ドラクに付き合う形でグランプリに参戦しているが、優勝の際には「CDでも出すかな」と言っちゃうあたり満更でもなさそう。しかしグランプリでは何気に上位に来ることが多い。
うっかり宇宙を漂流して死にかけたという壮絶な過去を持つ。


○クレイジーベア[29]

ボディ:A
ブースト:B
グリップ:E
総重量:2200kg
エンジン:CL05-S16×3
製作:Dr.クラッシュ

エンジニアであるDr.クラッシュが己の持つ技術を全て詰め込んだ夢の黄色いマシン。何故か電子レンジやテレビも完備。
4年前の大事故を教訓とし、ボディ性能を極限にまで高めたのだが、その代わり操作性が犠牲になった。なんだか本末転倒な気が…
重量とボディ強度は申し分ないのだが、かなり滑りやすく、速度も遅い。だけど加速力は悪くない。
扱いにくい部類ではあるがロマンはある…かもしれない。
●Dr.クラッシュ
中年太りが目立つF-ZEROマシンエンジニア。語尾に「~だす」と付ける。
レーサーの夢を諦め切れずに自らのオリジナルマシンを設計した。
お茶目なおじさんだが、長年エンジニアをしていただけあって他のマシンに対する意見は中々に手厳しい。
『ビッグベア』なる巨大F-ZEROマシンを制作中らしい。どうやって走るんだって?ロマンだよロマン。


○ブラックブル[30]

ボディ:A
ブースト:E
グリップ:A
総重量:2340kg
エンジン:DS020H×4
製作:BS団 秘密研究所

『相手を追い抜く』ではなく『相手を破壊する』ことに重点を置いた黒いマシン。恐らく今作で最も画面表記がアテにならないであろうマシン。
トップクラスの最高速を誇り、ブースト評価は全キャラ唯一のEとなっているもののいうほど遅くはない。
ただ、グリップ表記の方はAとなっているが、安定性もクソもないほどよくブレる。公式で初心者向けと紹介されているが、正直初心者向けとは言いづらい。
そのボディ強度と重量を活かし、相手マシンを破壊していけば気分はまるで悪の帝王。
●ブラックシャドー
全宇宙が恐れる悪の帝王。
目の上のたんこぶとも呼べるC.ファルコンを抹殺するためにF-ZEROに参戦している。
前大会では返り討ちにあうだけでなく、優勝までも取られてしまうという失態を演じ、OPムービーでとある者から襲撃・制裁を受けている。
諸悪の権化ではあるが、見込みのある者はしっかり褒めるし、サインだって応じてくれる。
見た目に似合わず中々の爽やかボイス。

<AXからの参戦キャラ>
いわゆる隠しキャラクター。GXのストーリーモードで一定の条件を満たすか、アーケード版AXでメモリーカードをセットしてプレイするとショップで販売される。
AXカップには全員ライバルとして参戦される。

○ファットシャーク[31]

ボディ:A
ブースト:B
グリップ:E
総重量:2490kg
エンジン:NG-S05-GOLD×5
製作:ジーニー財閥宇宙娯楽施設推進事業団

ドンジーニーが己の財を惜しげなく注いだ水色のマシン。ちなみに名前は『太ったサメ』でなく『豊かな詐欺師』である。(一応サメっぽい意匠はしている。)
最硬のボディ強度とブラックブル以上の重量を誇りながらも、F-ZEROマシン最多の5つのブーストエンジンによりその鈍重さを補っている。
カーブの少ない直進コースでは無類の速さを発揮してくれるが、少しハンドルを曲げただけで急激に減速してしまう極端なマシン。
●ドン・ジーニー
宇宙商人達の首領として名高い豪商人。Dr.クラッシュが可愛く見えるほどの肥満体だが、その割には二重あごではない。
警察に逮捕されてはすぐ保釈を繰り返す密輸常習犯でもあり、ブラックシャドーとの繋がりがうわさされる危険人物。
自身にとって必要なことには大金・労力を惜しまないが、それ以外のことには一切使わない徹底主義者。サインもしてくれない。&font(l){悪の帝王ですらしてくれたのにね}
全て奪い取ると豪語する強欲な人物であれど「貧乏人はいつも口ばかり」「テレビを見てるだけでは成功者にはなれない」など核心をついた台詞も多い。


○コズミックドルフィン[32]

ボディ:E
ブースト:A
グリップ:C
総重量:900kg
エンジン:TG-3014×2
製作:デジ・ボーイ

デジ・ボーイが設計・制作した水色のマシン。難しい操作を全て自動化することにより片手での操作を可能にした。
過去のレースデータを基に、相手マシンとの接触を避けて走ることを前提としたためボディ強度を最低限にし、軽量化と加速に力を注いでいる。
その為加速力やブーストは強力なものの、打たれ弱く最高速もあまり出ない。さながらコンピューターのような精密な操作が要求される。
●デジ・ボーイ
本名「テリー・ゲッター」。地球人で最も知能指数が高いと噂されており、弱冠8才にしてアインシュタインアカデミーに在学する天才少年。
発明家の一面も併せ持っており、自分の企業も持っている。
自身の頭脳に誇りを持っており、自らが過去のレースから分析・シミュレートして編み出した『勝利の方程式』を証明するために参戦した。
年齢にそぐわない大人びた発言をするが、恋愛面に関してだけは何故か予測が不可能と狼狽える年相応な一面も見せる。


○ピンクスパイダー[33]

ボディ:C
ブースト:C
グリップ:A
総重量:1100kg
エンジン:MJ-1192×3
製作:ツモ・リーチ

三兄弟の祖父であるツモ博士が制作したピンク色のマシン。
両側についた三日月形のバランサー「クモの足」により驚異の安定性を実現…の筈なのだが、この機関壊れてるんじゃね?と言いたくなるくらいによく滑る。
それ以外は通常の軽量級とほぼ同じ性能。
●ダイ サン ゲン
チャイナル星出身の三つ子。見た目は小さく可愛らしいがこう見えて全員64歳。((これはチャイナル星人は平均寿命200歳と長生きなうえ、大人になっても姿はあまり変わらないという特性故である。))
お互いテレパシーによる意思疎通が可能で、ダイが操縦、サンが作戦指揮、ゲンが加速減をそれぞれ担当している。
組体操や演武を披露したりと運動神経は抜群だが、ノリはダチョウ倶楽部っぽい。


○マジックシーガル[34]

ボディ:B
ブースト:A
グリップ:E
総重量:1330kg
エンジン:NG-B35-HOT×3
製作:ミルクド・サマシュ

サーカス団「ミルクド・サマシュ」が休日を利用し、作成した白いマシン。
車高を低くし、空気抵抗を少なくしたことによりブースト力を最大限にまで発揮できる。
その代わり挙動が安定せず、横に長いマシン故に意図せずにぶつかってしまうことも。
全マシンで唯一、中の様子が見えず、ドアもない。ではどうやって乗っているかというと、爆煙がたったと思ったらいつの間にか乗り込んでるという。
●スペード
サーカス団の奇術師。一番得意なマジックは「胴体切断」
経営難のサーカスを立て直す資金集めのために参加しているのだが、気まぐれな性格のため本気で走らない時がある困ったちゃん。
その気まぐれさは本編でも反映されており、大体下の方にいることが多い。だが、AXカップの「シリンダーウェーブ」では珍しく本気を出してくる。
素顔は誰も知らないが、曰く腹部の球体が本体らしい。

○シルバーラット[35]

ボディ:D
ブースト:A
グリップ:D
総重量:880kg
エンジン:RM-0634×1
製作:トラエモン・エチゴヤ

グリーンパンサーと系譜に連なる茶色のマシン。通称「F-ZERO界の暴れん坊」
他マシンに比べると車体が一回り以上小さいのが特徴。軽量なため加速力に優れるものの最高速はお察しくださいレベル。
小さな車体により相手のマシンを掻い潜りやすいが、逆を言ってしまえば、ちょっとの接触が命取りとなる。
ラットの名に恥じぬすばしっこさでマシンをかわしていきたい。
●ダイゴロー
サムライゴローの一人息子で、ゴローですら手を焼くイタズラ小僧。
スポーツ全般が得意で、特に剣術とマシン操縦の素質は父親以上という期待の超新星。だけど算数だけは勘弁な。
ゴローのことを「デブでイビキがうるさいが男の中の男」と尊敬しており、彼の宿敵であるC.ファルコンを倒し、父親に褒めてもらおうと意気込む。
同世代のデジボーイやリリーと比べると結構身長が低い。


○スパークムーン[36]

ボディ:B
ブースト:C
グリップ:B
総重量:1620kg
エンジン:KD-E072-SP×2
製作:デザート王国科学技術庁開発局

高度な科学技術を誇るマジカール星が総力をあげて制作した黄色いマシン。国王に内緒で作ったらしい。
有名パイロットの人工知能と最高基準な安全システムを搭載した、姫専用にふさわしい過保護な設計。
バランスもよく扱いやすい。
●プリンシア・ラモード
デザート王国の由緒正しきお姫様。抜群のスタイルの持ち主。
自らを「お上品でない」と言い切るほどのお転婆でワガママかつ好奇心旺盛な性格。
王位継承前の諸星漫遊中に地球で見たF-ZEROに魅了され、即参戦を決意した。
マシンの性能もあったとはいえ満足なトレーニングもなしに、渡り合えるなど素質は十二分と見られる。

○バニーフラッシュ[37]

ボディ:D
ブースト:B
グリップ:A
総重量:1414kg
エンジン:FGS-A007M×2
製作:マンティコア・エンジニアリング社

可愛らしいフォルムだが実は戦闘機から装甲とキャノン砲を外し、改造を施した白いマシン。
そのせいでボディ強度は下がったが、逆に加速、操作性は格段に跳ね上がった。
●リリー・フライヤー
銀河宇宙連邦の予備隊に所属する少女。
幼いころから厳しい訓練を受けてきており、男性にも負けないと自負する肉体がチャームポイント。
F-ZEROには戦闘訓練の一環として参加している。
クールな見た目も相まって一見近寄りがたい雰囲気であるが、実際はパフェや可愛い物が好きだったり恋することに憧れる普通の女の子。


○グルービータクシー[38]

ボディ:B
ブースト:D
グリップ:B
総重量:1280kg
エンジン:CY94-H2×2+NG-C32×2
製作:PJ

惑星間タクシーをそのまま改造した黄色いマシン。F-ZEROマシンには珍しい4人乗りの広いコックピットを有する。会社に怒られなかったのだろうか。
元々がタクシーなため安定性こそあれど、暴走行為はご法度ということでブースト性能を抑えたためにスピードに関してはちょっと物足りないと感じるかも。
それでも強度もなかなかなのでバランスはいい部類に入る、名前通りの&font(l){イカれた}イカしたタクシー。
●PJ(ピージェイ)
惑星間タクシー「ギャラクシーキャブ」で一番の稼ぎ頭である異星人。語尾に「~っス」と付ける。
給与アップを巡って社長とひと悶着起こし、謹慎処分をくらってしまったが、その時にF-ZEROの広告を目にしたことで参戦を決意した。
暴走行為厳禁の筈なのにスピード違反でしょっちゅう銀河宇宙連邦とカーチェイスを繰り広げるスピード狂。でも乗りたがる人多数だから不思議。

 
○ローリングタートル[39]

ボディ:A
ブースト:D
グリップ:B
総重量:999kg
エンジン:SS-A310-CT×4
製作:フェニックス

フェニックスがゴミ処理場に放棄されていた人工衛星を改造して作ったマシン。
軽量級ながら頑丈な装甲を誇り、多少の接触を気にしなくていいのは嬉しいところ。
操作性も申し分ないが、最高速は遅く、軽量級にしては加速も微妙なのでスピード面に関しては心もとない。
ちなみに重さは999kgと乗り手のQQQにかけている。
インタビューのマシン紹介時には他のマシンは上からのアングルだが、このマシンのみ大人の事情で下からのアングルとなっている。
●QQQ(キュースリー)
スクラップ置き場で捨てられていたポンコツロボット。
フェニックスにより修理されたが、衝撃で記憶喪失となっている。ジョン以上に謙虚な性格。
ボディは地雷解体用の古いもの((ムービーで海に入っても問題ないところを見ると耐水性及びサビには強いらしい))だが、人工知能は数世代先のテクノロジーが使われている高性能な代物。
その正体はフェニックスが未来から連れてきたナビゲーターロボ。しかもタイムトラベルするためには彼の人工知能の力が必要なため、記憶を取り戻さないと未来に帰ることが出来ない。


○レインボーフェニックス[40]

ボディ:B
ブースト:B
グリップ:C
総重量:1080kg
エンジン:RP2001×2
製作:不明

フェニックスの愛機である赤色のマシン。タイムマシンや覆面パトカーとして様々な活躍をしている。
未来からやってきた高性能マシンなのだが敢えて性能を落としている。&font(l){いわゆる舐めプ。}
欠点が「軽量級なので打たれ弱い」くらいしかなく、どんなコースも対応できるフレキシブルさが強み。
初心者に最適…なのだがストーリーモードでの解放条件が全然初心者向けでないというジレンマ。
●フェニックス
歴史改変を防ぐために遠い未来からやってきた時空警察の敏腕刑事。どことなくC.ファルコンに似ている。
見た目とは裏腹な爽やかな性格ではあるが「29世紀まで長生きしてくれ」と無茶をいっちゃうあたり、ちょっと天然が入ってる。
一部ではファルコンの遠い子孫ではないかと噂されている。((そっくりな見た目、鳥の名を冠した名前とマシン名、性格こそ違うが根っこは悪を許さぬ正義漢))


○ダークシュナイダー[00]

ボディ:A
ブースト:B
グリップ:D
総重量:2080kg
エンジン:DS021P×3
製作:不明

ナンバーが記載されておらず制作者も不明の紫色のマシン。
他の者が乗ると毒針が飛び出る仕掛けを施しており防犯対策もバッチリ!
重量級にしては操作がしやすくボディ強度もトップクラス。その反面、スピード面に関しては不安が残るので、追い越すよりも攻撃を仕掛けるのがいいかもしれない。
●デスボーン
裏世界のF-ZEROグランプリ覇者にしてブラックシャドーすら恐れる、今作の悪の親玉。
時空間を自由に移動できる力を持ち、「F-ZEROパイロット失踪事件」の容疑者候補として時空警察にも目を付けられている。
表世界のグランプリベルトを手に入れ、宇宙を支配するという野望のもとファルコンに一騎打ちを挑む。
気に入らないものはすぐに消すなど極悪非道な性格だが、自身を称えるプロパガンダ映画を見て大笑いするなど妙に人間臭い面も。


<その他の登場人物>

●Mr.ゼロ
厳密にはレーサーではなく、F-ZERO TVのインタビュアー。
グランプリモードで優勝したキャラ(プレイヤー)にインタビューとして、用意された選択肢の中から一つだけ質問を選ぶと、それを訪ねてくれる。
内容は勝利を称えるものやマシンの紹介、サインをお願いする等の他、ちょっと踏み込んだ質問まで幅広く、それぞれのキャラを更に深く掘り下げた内容となっている。
悪役(ピコ、ゾーダ、ブラッドファルコン、ブラックシャドー、デスボーン)が優勝した際にはおびえた様子を見せるが、それでもサインを催促しようとしてくれるインタビュアーの鑑。
クラスごとにスーツの色が違うおしゃれな一面があり、序盤の難易度では落ち着いた感じで仕事をこなすが、マスター辺りになるとテンションが昂ってきたのか、興奮状態でインタビューに挑む。


↓以下、ストーリーモードのネタバレの為反転

●&u(){&color(#ffffff){創造主(クリエイター)}}
&u(){&color(#ffffff){ストーリーモード最終話にのみ登場する、この世の全てを創りあげた「偉大なる存在」。表と裏、二つのグランプリを制した証である「究極のチャンピオンベルト」に封印されていた。}}
&u(){&color(#ffffff){実体はなく、三つの魂の集合体のような姿をしており、今作までの一連の出来事の全ての元凶である。}}
&u(){&color(#ffffff){「最高傑作」であったデスボーンを打ち倒したC.ファルコンの強い魂をエネルギーとし、新たな創造物を産み出そうと企んでおり、ファルコンは彼らの野望を阻止すべく最後の戦いに挑む。}}
&u(){&color(#ffffff){彼らとの戦いでは、壁が一切ない亜空間での一騎打ちとなる。}}
}

&aname(<ストーリーモード>,option=nolink){<ストーリーモード>}
キャプテンファルコンとなっていろいろなミッションに挑戦するモード。
純粋に1位を目指すものもあれば、時間内にゴールするもの、一定速度以上で走り続けるものまである。
全部で9つのミッションがあるが総じて難易度は高いため、慣れないうちは何十回もリトライすることになる。
難易度はNORMAL・HARD・VERY HARDの3つあるが、最高難易度になると&color(red){かなり難しくなる。}グランプリのマスタークラスがお遊びかと思えるほど。


<AXとの連動>
メモリーカードをアーケード版である「F-ZERO AX」に挿せばAX専用のコースやマシンをGXに持っていくことが出来る。
が、稼動から十年以上たっているため動いている筐体もほとんど無いと思われる。
なのでAXのコンテンツを持ってくるのは不可能・・・かと思われるが実はGX単体でもAXのコンテンツは手に入る。
その方法は、&color(red){ストーリーモードの最高難易度をクリアすることである。}


<良い点と悪い点>
独特な世界観やシステムは未だに色あせることはない。音速以上の速度で複雑怪奇なコースを走れるレースゲームはそうそうない。
一方、プログラムが対応しきれなかったのか、ゴール判定が曖昧だったり、奇妙な動きをすれば速くなったりする。そのせいで公式タイムアタックがカオスなことに・・・
また、ストーリーモードの難しさも話題になった。

いろいろ問題点はあるが、はまれば楽しいゲームになっている。
もしソフトを手に入れる機会があればぜひとも遊んでいただきたい。


<余談>
本作に合わせてロジクール社からGC専用ステアリングコントローラー「SPEED FORCE」が発売されている。
他の作品のレースゲームでも使えるが、操作性の都合上で実質的に本作専用と言える。
ちなみにアーケード版「F-ZERO AX」のプレイが困難になりつつあるが、2012年末にある事実が判明した。
実は、本作のデータ内に「F-ZERO AX」が丸ごと入っていると言う事が確認されたという話である。
ただし、それをするにはゲームデータを改造する事になるので推奨はしない。


追記・修正はストーリーモードの最高難易度を全てクリアした人にお願いします。



#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,6)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ストーリー7話は最高難易度。クリアできるかどうかなんてもはや運レベル  -- 名無しさん  (2014-05-02 16:31:02)
- それだけ難しくても、かなり面白かった。ぜひリメイクを出してほしいです。もちろんAXのキャラとコースは使えるように。  -- 名無しさん  (2014-05-02 17:40:03)
- 周りでは同時期に出たエアライドが流行ってる中、一人でひたすらやり込んでいたなあ。 小学生の頃にあの難易度は少々きつかったけど、同時にそれ相応のやりごたえがあった。  -- 名無しさん  (2014-05-02 22:11:36)
- くねくねすると速くなるんだよな  -- 名無しさん  (2014-05-03 11:46:45)
- 桜井「あなたのゲームはまだですか?」  -- 名無しさん  (2014-11-20 21:13:30)
- グランツみたいに実際の車を使うレースが主流だった中、3Dならではのへんてこなコースやトンデモスピードとかデスレースとかこのゲームならではのいいところが沢山あり素晴らしかった。でもマリカのせいで一向に続編が出ない。売上とか考えたら仕方ないとはいえ、今でも期待せずに待ち続けている。  -- 名無しさん  (2015-09-28 18:48:27)
- マリカ最新作のDLCでF-ZEROモチーフのコースが登場したからもうシリーズ発売なさそう。  -- 名無しさん  (2016-06-25 14:29:55)
- F-ZEROシリーズは難易度の高さもあって人を選ぶのもあるのがね…。  -- 名無しさん  (2020-09-12 11:46:14)
- せめてGXに出ていたマシンはスマブラSPのビッグブルーステージのテクスチャ流用して作れたりしないかね  -- 名無しさん  (2020-12-31 15:34:50)
#comment
#areaedit(end)
}