&font(#6495ED){登録日}:2015/2/16 (月) 14:39:04 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『アイドル天使ようこそようこ』は、1990年にテレビせとうち製作・テレビ東京系で放送されたアイドルアニメ。アニメーション制作は葦プロダクション。 前番組の『アイドル伝説えりこ』と同様、当時女性アイドルとして活動していた田中陽子さんをモデルとしている。 *◆あらすじ 主人公・田中ようこは、ラジオ番組で聞いた音楽に感銘を受け、新幹線で山奥のふるさとから東京へと旅立つ。 なお、ようこは新幹線の中で女優を夢見るサキと意気投合し、お互いの夢について深く語り合っていた。 そして東京の渋谷へ降り立つ二人。 野宿をしながら機会をうかがい、そして怪しげなビデオのスカウトマンの原田を巻き込み、弱小事務所『アイスタープロダクション』への売り込みに成功。 結果、渋谷の街を舞台に、ようことサキの物語が始まった……。 *◆登場キャラ ・田中ようこ CV.[[かないみか]] 本作の主人公。 ラジオ番組で聞いた音楽に感銘を受け、アイドルになる為に渋谷へ降り立つ。 ひたすら前向きな性格で、天使の様な歌声で日本中の皆を魅了していく。 実は邪馬台国から続く四国の隠れ里の出身で、古代人(卑弥呼)の末裔……! 愛称はヨッキュン。 ・山杜サキ CV.[[林原めぐみ]] 女優志望の15歳。 新幹線の中でようこと意気投合し、共に渋谷へ降り立つ。 ようことは正反対の性格だが、意外にも暗算が得意。 因みに女優を志望していたのは、自身の内気な性格を克服したい為。 ・ムーちゃん CV.鈴木勝美 本作のマスコットキャラであるムササビ。 ・星花京子 CV.水谷優子 通称:ほっきゅん。 大手事務所『マリンテラスプロダクション』に所属する、やや高飛車なアイドル。 ファンからの受け答えも寛容に見られがちだが、実際は素朴で純粋な性格の持ち主。 ・特大寺豊 CV.[[松本保典]] 特大寺コンツェルンの次男坊で御曹司。 いつも周りに美女を侍らせており、なんでも金で解決する性格の持ち主。 しかし、ようことサキを影から見守っているという意外な一面もある。 ・原田俊雄 CV.大滝進矢 アイスタープロダクションのスカウトマンで、若い頃はバンドをやっていた。 *◆主題歌 ・OP「陽春のパッセージ」 ・ED「一人にさせない」 ・最終回にのみ使用されたED「陽のあたるステーション」 *◆[[打ち切り]] 当初は52話で終了させる予定だったが、視聴率や関連玩具の売上が振るわなかった上、登場人物の1人である「サキ」の扱いを巡っての方針の違いから、制作側とスポンサーとの間で仲違いが発生してしまい、43話で打ち切られてしまった。 打ち切りまでの流れは、以下の通りである。 主人公のようこは実際の田中陽子とはイメージが違いすぎである事に加え、田中陽子自身の人気も今一つであった。 そんな中、サキは姿や性格、林原めぐみの声質がイメージとピッタリであった為、ようこと同等かそれ以上の人気が出てしまい、グッズの売り上げにも影響が出てきてしまった。 スポンサー曰く、「あくまで主人公はようこである」との事で、ようこには沢山のグッズが作られた反面、サキにはグッズが1つも作られなかった。 グッズの売り上げに影響が出てきてしまった以上、スポンサーは「サキを外せ」と迫った。 スタッフ達は「サキを郷里に帰す」か「女優デビューして海外へ渡る」等の展開も考えていたが、サキもまた重要なキャラクターの1人であり、彼女がいなくなればそれはもう本作の製作に支障をきたしてしまうも同然であった。 本作の脚本家である[[首藤剛志]](以下、首藤氏)は当時、仕事上での心労等でストレスがマッハであった他、アルコール依存症に陥っていた事もあり、医師から即入院しても可笑しくないと告げられる状態であった。 そこで首藤氏はある事を思い付いた。 「スポンサーの目に届かない所で製作すれば良いじゃないか……!」 首藤氏は一升瓶分のウィスキーを飲み、母親に支えられる形で病院まで行き、入院。 病室にワープロを持ち込み、スポンサーのチェックの猶予がないギリギリの日数で脚本を書き上げ、完成した脚本は即刻郵送し、打ち合わせは病院の電話でアミノテツロー監督とのみ行った。 ちなみに当時の病院にはまだ病室のベッドの横にテレビはなく、テレビ室でしかテレビを視聴出来なかった。 男性病棟では本作のチャンネル権を握るのが困難であった為、医師の許可を貰ったうえで女性病棟のテレビ室で本作を視聴し、無事に放送できたかどうかのチェックを行った。 [[首藤氏の捨て身の戦法>自己犠牲]]とも言えるこの手段でスポンサーの目に届かない所で製作は続けられ、最終回までサキを生かす事に成功した。 しかし、関連グッズの売り上げや視聴率は低下してしまい、程なくしてスポンサーが上記の製作体制に対して怒りを露にした。 結果、本作は打ち切りという形で終わってしまい、後釜として放送される予定だった[[ゲッターロボ號]]は、前倒しという形で放送がスタートしてしまった……。 追記・修正は、渋谷に降り立ってから。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - サキを首にしようとしたり監督が偽装入院したりと本編よりも現実のほうがカオス -- 名無しさん (2015-02-16 19:21:12) - 現実の田中陽子も喫煙か何かで消えたんだっけ。それはともかく、懐かしいな -- 名無しさん (2015-02-17 00:56:57) - ↑ちゃんと調べたら自主引退でした。失礼しました。 -- 名無しさん (2015-02-17 09:45:14) - 制作者側の身勝手な振る舞い→スポンサーの玩具メーカーがよっきゅんグッズを売りたいが為、主役を食う勢いで人気が高まっていたサキを「なるべく出すな」「留学したことにして外せ」と迫った(サキグッズは生産していなかった)。しかしサキはテーマやストーリー進行上重要なキャラクターで外したくなかった制作側が、スポンサーのチェックの猶予を与えない為、脚本の入稿をギリギリにすると言う作戦に出た。それに激怒したスポンサーが降りると言い出し、打ち切りが決定した。 -- 名無しさん (2015-02-17 09:53:40) - この項目を見てアリスギアのイベントタイトル元ネタを知った -- 名無しさん (2020-01-24 22:55:25) - 打ち切りの件、別に荒らしでも何でもないのに、コメント欄にて何の相談もせずに一方的に削除されていたので復元しておきました。 -- 名無しさん (2020-03-22 22:15:59) - ↑Wikipediaと記述が全く同じなのだけどいいのかな? -- 名無しさん (2020-03-23 16:45:37) - 今Wikipediaの記事を確認したけど、全く同じという程の物ではない。この程度なら問題ないと思うのですが、どうなんでしょうか。 -- 名無しさん (2020-03-30 23:16:02) - ↑ソースとなった記事自体が同じ訳だし、違ってても多少に通って見えるのは不可抗力だと思う。むしろそれを理解しないで一方的に全消しする方がよっぽど迷惑 -- 名無しさん (2020-03-31 06:58:45) - しかしスポンサーアホなん?サキ外したからってようこの人気が上がる訳じゃないだろ。…そもそもこのアニメ、「田中陽子の態度が悪かった」事ばっかり話題になってアニメ本編は全く語られない時期が長かったしな。 -- 名無しさん (2022-05-20 17:12:27) #comment #areaedit(end) }