ONE PIECEに登場する人種

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ONE PIECEに登場する人種 - (2019/04/20 (土) 12:35:03) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2019/04/18 Thu 21:09:55
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&font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます

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●目次
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*◆概要
本項では漫画[[ONE PIECE]]の世界に存在する人類とその亜種について解説する。

一般的な人類と一部の魚人以外はそのほとんどが&ruby(グランドライン){偉大なる航路}に住んでおり、四つの海ではその存在はあまり知られていない。


**■人間
普通の人間。当然であるが最も多く、ありふれた人種。その為人間オークションでも相場価格は最も安い。
ただし中には異様な存在も混ざっており、''途轍もなく巨大な者''、''角が生えている者''、''背中に翼が生えている者''、''胴が異常に大きい(足が極端に短い・細い)者''等も存在する。
例えば、身長692cmの巨体に加えて頭部に2本の角を持つ[[ゲッコー・モリア]]、身長880cmの上に刃物や砲弾を喰らっても傷一つ負わない強靭な肉体を持つ[[ビッグ・マム>シャーロット・リンリン(ONE PIECE)]]もこの「普通の人間」である。&color(gray){人間の定義がくずれる!}
流石に民間人は名実共に「普通」の域を出ないが((身長166cmのマキノがシークレットシューズを着用していたりするため、現実世界より平均的な体格が大きいことは確かな模様))、海賊等の荒くれ者とあれば''身長2~3mの巨体を持つ者はザラに居る''。
%%作者の趣味でほとんどの女性は中年のオバサンだろうが巨乳である。%%

その数の多さゆえに支配階級に居座るのもまた人間であり、人種差別の根源は人間と言っても過言ではない。


**■魚人族
魚類の特徴を持った、いわゆる半魚人。と言っても作中では「魚人」の呼称が正しい。
「魚」人とは言うが、タコ等の軟体生物、クジラ等の大型哺乳類((映画『デッドエンドの冒険』に登場するシャチのウィリーなど。))も混ざっているため、「水生生物」の特徴を持つと表現した方が正確。
また金魚やコイ、ナマズ等の淡水魚の魚人も存在するが、海水中でも特に問題なく活動する事が出来る。
外見は併せ持つ魚類によって様々で、肌の色もかなりバラつきがある((一応サメの魚人は青系・白系が多い傾向にある))が指の間に水かきを持つ事だけは共通している。

体格は普通の人間同様に標準的サイズの者も居れば、巨人族サイズの者、逆に子供の様な体格で成体な者もいる。
また「先祖返り」を起こしやすいという性質上、親兄弟であっても異なる魚類の特徴を持って生まれる事が多々あり、
「外見による差別」という概念は非常に希薄である。
確認される限り人間、人魚、巨人族との交配は可能で、人間と交わった場合は&bold(){半}魚人、人魚であれば人魚か魚人のどちらか、
巨人族であれば&ruby(ウォータン){巨魚人}が生まれる。
また人間と同じ血液が流れているため、人間-魚人間での輸血は可能である。ただし、古くからの慣習でそれをタブーとしてきた。

生まれながらにして人間の10倍の腕力を持つとされ、その体力は並の人間を遥かに上回る。
またサメの魚人であれば「歯が何度でも生え換わる」、フグの魚人であれば「身体を大きく膨らませる事が出来る」、
古代魚や軟体動物の魚人であれば「腕の数が多い」など、魚側の特性を持つ者も少なからず存在する。
巨人族以上に巨大なワダツミの場合、「オオトラフグの魚人」であることがその体躯の要因であるようだ。
魚類の特徴は上半身に集中しており、尻尾は持たない。

陸上では肺、水中では首元にあるえらで呼吸する事ができるため、水中での活動時間に制限が無い。
(逆に水中でエラに無理矢理空気を吹き込まれると猛烈に苦しむことになる)
むしろ&bold(){水中でこそ全力を発揮する事が出来る}ため、水中戦に持ち込まれると非常に厄介な相手となる。
また生身の状態で水深1万メートルの水圧にも耐え、急上昇・急降下しても水圧の変化による体内の不調はない。
但し悪魔の実を食べた者は例外で、人間と同様に泳げなくなってしまう。

200年前まで、公的には「魚類」に分類されており、人類からは苛烈な迫害を受けていた。
シャボンディ諸島周辺や天竜人の間ではその因習が未だに根強く残っている。
このため、リュウグウ王国の住人には、地上に憧れる者と人間に対して強い憎悪を持つ者、逆に人類を下等生物と見下す者とに分かれている。


**■人魚族
人間の上半身と魚類の下半身を持つ種族。
魚人島やその周辺以外に住む者は極めて少ないため実在する事自体があまり知られておらず、四つの海では御伽噺の存在として扱われている。
これまた通常の人間サイズの者も居れば見上げる巨体な者まで様々。
海水・淡水・無脊椎動物が混ざっている事、人間との交配・輸血が可能である事、外見の差異を気にしない傾向にある事などは魚人と同様である。
人間と交雑した場合には&bold(){半}人魚と呼ばれ、第1世代はほぼ人魚と同一の姿をしているが、第1世代が人間と交配したクォーターともなると人間と区別がつかない。
%%そもそもあの下半身でどうやって子をなすのかは、少年誌だから気にしてはいけない%%

「足」が無いため、地上ではシャボンで作られた浮き輪を着用する。
また女性の人魚は30歳を過ぎると下半身が二又に分かれ、人間と同様の二足歩行が可能となる。男性の場合は年をとっても変わらない。
水中での遊泳速度に優れ、世界で最も速く泳ぐ事が出来る種族とされる。
またその優美なイメージに反して、&ruby(マーマンコンバット){人魚柔術}等の人魚特有の武術も存在し、ネプチューンを始めとした相当な手練れの人魚も少なくない。

傾向として魚を友として扱っており、魚類・肉類を食べる事は無い。
食料は貝類・海藻類が主である。

人間オークションでは最も高値が付く種族であり、若い人魚の相場は7000万、二又に分かれた後でも1000万の値が付く。


**■巨人族
風貌は人間と変わらないが、大人は最低でも12~13m(人間の7~8倍とされる)もの巨体を持つ事が何よりの特徴。”人間”同様個体差が激しく、[[ドリー&ブロギー>ドリー&ブロギー(ONE PIECE)]]など、大柄な者だと20mほどの場合もある。
寿命は&bold(){約300年}と長く、80代の[[ハイルディン>ハイルディン(ONE PIECE)]]とその仲間ですら人間換算で20代半ば程の若者である。

総じて並の人間を一蹴する凄まじいパワーを持ち、気性も荒い傾向にあるが、一方で情に厚い面も描かれている。
巨人族の国&bold(){「エルバフ」}出身者が有名で、エルバフの巨人族は現実の「バイキング」に近い文化を持つ。
彼らは武を尊び、誇り高い戦士としてある事を重んずる一方で、海兵サウロの様に「エルバフの巨人の様な荒っぽい連中」と一括りにされる事を嫌う者もいる。
巨人族であっても、個性はしっかりと存在するのである。
またエルバフが最も有名なだけで巨人族の国自体は世界中に点在するとされる。数が少ないためか横のつながりは強く、一度巨人族の一部から敵視されると全体からも嫌われてしまう。

戦うキャラクターばかり登場するのもあって相対的に男性が目立ち、またその多くはがっしりした体格で、髭を蓄えている。
人間以外の所属者が少ない[[世界政府>世界政府(ONE PIECE)]]関連機関においても、[[マザー・カルメル>マザー・カルメル(ONE PIECE)]]の影響もあって、現在は海兵の巨人部隊が結成されるまでになった。
出番は少ないが海兵含めて成年の女性巨人族もしっかり登場している。

[[海軍>海軍(ONE PIECE)]]では巨人族の多くが本部中将に任じられるなど、種族自体の強さとしては紛れもなくトップクラスである一方で、いかんせんその種族の強さを覆す作中の強者たちの演出に使われることも多く、巨人=やられ役として扱われやすい。
全体的な見せ場は少ないが、ここ一番の踏ん張りを見せたときは豪快で圧倒的。人間では絶対に表現できないスケールの必殺技シーンは必見。


***・&ruby(ウォータン){巨魚人}
巨人族と魚人のハーフ。
純巨人族程ではないが人間を遥かに上回る巨体と、魚人としての「魚の能力」を併せ持つ。
今の所劇中に登場したのは、フォクシー海賊団のビッグパンや、アニメオリジナルの[[ワールド海賊団のセバスチャン>バーンディ・ワールド(ONE PIECE)]]と、かなり少ない。%%後に巨人より遥かに巨大なワダツミが出てきたせいで立つ瀬がなくなったとか言わない%%

名前のモチーフは、「ウォーター」と「[[タイタン>ティターン十二神]]」からか。


***・古代巨人族
巨人族の突然変異。言うなれば、[[ゲッコー・モリア]]や[[バーソロミュー・くま]]の巨人版。
名称はワンピース分冊百科『VIVRE CARD「“四皇”白ひげ海賊団!!」』のリトルオーズJr.の項目から。

身長が通常の巨人族の3倍ほどもある、更に巨大な種族。
国引き伝説を持つ[[“魔人”オーズ>オーズ(ONE PIECE)]]とその子孫リトルオーズJr.が該当。
曲った巨大な角で肌の色は赤や緑と、鬼のような外観もまた普通の巨人族とは一線を画す。
名称からして大昔の巨人は皆こうだったのかもしれない。突然変異というよりは先祖返りと言うべきか。

***・謎の巨人族
指先以外の全身が毛で覆われている雪男のような巨人のような存在。
パンクハザードで[[シーザー・クラウン]]に雇われていた殺し屋、ロック&スコッチの&bold(){イエティCOOL BROTHERS}がこれに当たる。
身長が非常に高く、上記の古代巨人族に匹敵するが体型はスリム。それでいてとても身軽で雪山の岩壁もスイスイ登れ、気配を消したりすることができる。


**■手長族
非常に長く、関節が二つある腕が特徴。腕以外は普通の人間とほぼ同一の体格・体型である。
[[イデオ>イデオ(ONE PIECE)]]のように肩ごと変形できる人物もいる。
かの世界の一般世間に於いて手長族は非常に珍しい存在だが、
彼らの国の一つである剣山島&bold(){「テーナ・ゲーナ王国」}では逆に普通の人間こそ「腕の関節が一つしかない人間」として珍しがられ、攫って見世物にしたりしている。
ある地域では足長族と犬猿の仲で、1000年間も戦争を続けていた。


**■足長族
上半身の倍以上の長さの足を持つ種族。
普通の人間の上半身に、長さだけ2倍に伸ばした下半身を接続させた様な体型。
手長族とは異なり、膝は一つである。
種族で共通して「足の美しさ」に誇りを持ち、ほとんどの者が足を露出させ、かつ太腿にタトゥーを入れている。
足長族としては初登場なのはタマゴ男爵だが、彼は足がコンパス(ゾロ評)のように細くズボンで覆い隠している例外中の例外。
ブルーギリーの使う&ruby(ジャオクンドー){脚功道}や男爵の「レッグ・ベネディクト」のような脚を活かした格闘が象徴的。
ちなみに自転車が人間では漕げない形をしているらしい。


***・手足長人間
手長族と足長族のハーフ。実際には登場しておらず、ビッグ・マムの所有する囚人図書で存在が確認されている。
ちなみに似た様な立場として「キノコビト」という存在が囚人図書で登場してるがこちらは特定の人種として確立されてるのかは不明。


**■小人族
手のひらサイズの非常に小さい体躯を持つ種族。二頭身。寿命は150年程とされる。人間よりちょっと長いれす。
でも皆童顔で頭身が低いので中年にならないと年齢がわかりづらいれす。
小さいながらに地団駄で舗装路にヒビを入れるほどのパワーを持ち、目にも止まらぬ速さで移動できるなど身体能力は非常に高い。
劇中に登場した小人族はグリーンビットのトンタッタ族がほとんどであるため、読者間ではトンタッタ族と小人族はほぼ同一視されている感がある。

***・トンタッタ族
新世界の小島「グリーンビット」に住む小人族の一種。ふさふさの丸い尻尾と高い鼻が特徴で、「〜です」が舌ったらず風に「〜れす」となる。
非常にお人好しで疑うことを知らず、他人の言うことを鵜呑みにする驚くべきほどの危機感の無さを持っている。5年間過酷な労働を強いられても口八丁で&bold(){「ならいいれすよ」}とすぐ騙されるほどである。
上記の怪力に加えてどんな植物も育てられる能力も持っており、「不自然な果実」である人造[[悪魔の実]]「SMILE」も育てられる。


**■ミンク族
毛皮を持つ動物の特徴を持った種族。いわゆる獣人。
伝統的な「擬人化された動物」そのもので、動物を二足歩行させた様な容姿である。また手には人間と同様の五指を持つ。
名称自体はシャボンディ諸島編で登場している。
新世界の[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]に住む者がほとんどであり、その閉鎖性の高さから世間では「人間嫌い」と認識されているが、
実のところ彼らにとっての人間とは「毛が少ない猿のミンク(レッサーミンク)」という同族扱いであり、決して嫌ってはいない。

「ガルチュー」を始めとした特徴的な言葉遣いをするが、これは人間でいう方言の様なものとの事。
また有効の証として互いの衣服を交換するという文化を持つ。
身体に毛を持つ動物は食べず、カバ・ワニといった毛の無い動物や鳥類を食料とする。

生まれながらの武人と称され、青年は勿論幼い子供までもが高い戦闘能力を持つ。
また「エレクトロ」と呼ばれる全身から電気を放つ能力を持っている((毛皮から連想される「静電気」のイメージという説がある。))。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){満月を目にすることで発動する、月の獅子(スーロン)という更なる能力もある。}}

**■&ruby(じゃくびぞく){蛇首族}
非常に首が長い種族。
劇中にほとんど登場していないため、外見以外の詳細は不明。
モブ以外ではシャーロット・マスカルポーネとジョスカルポーネの双子(人間とのハーフ)以外は名前すら分からず、そのスペックは不明。


**■三つ目族
額に写楽や[[天津飯>天津飯(ドラゴンボール)]]のような[[第三の目>三つ目]]を持つ種族。それ以外の外見的特徴は無い。
人間オークションの相場表にも掲載されていない、非常に希少な種族。
現状、登場しているのは[[シャーロット・プリン]](正確には人間とのハーフ)のみ。
第三の眼はただ額についているだけで普段は特に変わった力もないが、「真の開眼」なる段階が存在するとされており、
ビッグ・マムは&ruby(ポーネグリフ){歴史の本文}の解読のためにプリンの覚醒に期待している。


**■[[天竜人>世界貴族(ONE PIECE) ]]
''自称''神。
800年前に世界政府を設立した20人の王の末裔。…要するに生物学的にはヒト科ヒト属ヒト。
時が経つにつれ権力が膨らみ上がり、腐敗の極みに達している。
詳細は項目を参照。





追記修正は異種族と友達になってからお願いします。

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- 人魚と魚人、巨人と小人、手長と足長と、多くの種族は2つが対になっているんだよね。これはわざとなのか偶然なのか・・・  -- 名無しさん  (2019-04-18 21:34:15)
- 足長族って足が長すぎるからなのか椅子とか何かに腰掛ける以外だとM字開脚で座ってること多い気が…  -- 名無しさん  (2019-04-18 21:40:54)
- ↑2 そのうち単眼・無眼の種族も出るのかね  -- 名無しさん  (2019-04-18 21:46:06)
- 立て乙、依頼した記事が立ってくれて非常にうれしい。製作者さんに感謝です  -- 名無しさん  (2019-04-18 22:06:05)
- ミンクと対になるとしたら「全身に毛が全く生えていない人種」になるのかな  -- 名無しさん  (2019-04-18 22:09:31)
- スカイピアの人たちも出たし次は地底人とかも出てきそうな予感  -- 名無しさん  (2019-04-18 22:13:09)
- ↑4三つ目族ってのがいるから、三つ目・単眼で対になるのかも  -- 名無しさん  (2019-04-18 22:13:49)
- 巨人族、どう見ても20mあるよね  -- 名無しさん  (2019-04-18 23:25:44)
- 映画ストロングワールドでは腕に羽が生えていて空を飛べる住人がいたよね  -- 名無しさん  (2019-04-18 23:57:58)
- ハモって淡水魚か?  -- 名無しさん  (2019-04-19 10:16:10)
- ↑ 海水魚でした。ずっと淡水魚だと思ってた……修正しました  -- 名無しさん  (2019-04-19 19:30:23)
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