赤石英雄

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赤石英雄 - (2022/07/02 (土) 18:19:35) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/07/02 Sat 15:07:41
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){
&sizex(5){&bold(){&color(black,lightgray){その短絡的な思考には、同意しかねるな。}}}

&sizex(5){&bold(){&color(black,lightgray){アギレラ、オルテカ、フリオの抹殺が最優先だ!}}}
}


&ruby(あかいし){赤石}&ruby(ひでお){英雄}とは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダーリバイス]]』に登場するキャラクターである。

演:橋本じゅん

*【概要】
初登場は第17話。
[[政府特務機関フェニックス]]の長官を務める男性で、白いスーツに黒のネクタイと革の手袋を着用している。
会話の節々に、諺や故事成語を織り交ぜる癖がある。

厳格な性格で、[[デッドマンズ>デッドマン(仮面ライダーリバイス)]]の基地からギフの棺が手に入っても、その解析よりも幹部である[[アギレラ>アギレラ/クイーンビー・デッドマン]]・[[オルテカ>オルテカ/ダイオウイカ・デッドマン]]・[[フリオ>フリオ/ウルフ・デッドマン]]の抹殺を優先させている。
しかし……。

*【正体】
その実態は、&bold(){現代人類が生まれる数千年前から生きている古代人であり、}&bold(){&color(red){デッドマンズの創始者にしてギフの末裔の1人。}}
恐らくは「赤石英雄」という名前も世を忍ぶ為の偽名と思われるが、本名は不明。

嘗てとある文明の王として君臨していた赤石は、ある日ギフと遭遇。
ギフと交流し、その真意を知ると同時にその圧倒的なまでもの力に惚れこんだ赤石は、そのままギフの細胞を与えられてその末裔となり、更に人類の監視者兼ギフの代弁者という役目を与えられた。

赤石曰く「ギフは人類との共存を望んでいた」とのことだが、彼らは得体のしれないギフを「[[悪魔]]」と忌み嫌い、時代が進むにつれて科学力を手にした人類は増長し、遂にはギフの存在を軽視するようになった。
そんな状況に赤石は激怒し、「人類はギフに隷属すべき」という身勝手な考えに凝り固まると、&bold(){「全人類の退化」}を目論見、それを達成すべく気の遠くなるような年月をかけて現在まで行動してきた。
フェニックスやデッドマンズも、その過程で利用すべく生み出したに過ぎない……つまり、この男こそ、&bold(){&color(red){『仮面ライダーリバイス』という物語における全ての悲劇の元凶である。}}
また、狩崎真澄によれば、嘗て存在した政府公認団体「科学研究組織ノア」の構成員の一人でもあり、真澄の嘗ての上司であったことが明かされている。

そんな前歴故、一種の人間嫌いと言える性格で、自分やギフの力で脅して無理矢理従わせた末に、用済みとなれば無慈悲に消し去る酷薄さを持つ一方、自分と同じくギフの末裔である五十嵐家には一方的な親近感を覚えており、当初彼らを勝手に家族扱いしていた。
#right(){&font(l){&sizex(2){&bold(){&color(#f8b500,mediumblue){やめて気持ち悪い!!}}}}}
その為、自分と同じく「ギフに従えば皆助かる」という考えに至った[[五十嵐大二>五十嵐大二/仮面ライダーライブ]]に対して理解を示し、以後彼に対して異常とも取れる偏愛を向けていく。

また、本当の家族を喪い、死の間際まで家族写真をずっと持っていた牛島太助の心情を察し、どこか皮肉抜きに同情的な姿を見せる等、どうやら「家族」というものに対する拘りがある模様。
……もっとも、太助の家族を手に掛けたのは、&bold(){赤石自身が結成させたデッドマンズ}なので、余計に不気味さが増したとも言えるのだが。

*【能力】

#center(){
&bold(){&color(black,lightgray){疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、}}

&bold(){&color(black,lightgray){侵略すること火の如く、動かざること山の如し……}}


&sizex(6){&bold(){&color(black,lightgray){風林火山ッ!!}}}
}


ギフの細胞を宿しているだけあって、生身の状態でも常人を遥かに凌駕する能力を持つ。
目にも止まらず音も立てない高速移動や、パイロキネシスとも言える自然発火誘発能力、生身の人間では殴っただけで出血する程の硬度になって防御するといった芸当も可能であり、第33話ではこれらを使って生身の大二を完封した。

純粋な戦闘能力だけでなく、ギフの棺と同じ目のような物が埋め込まれた掌を通じてギフの潜む異空間にアクセスすることで、ギフとの会話や、ギフジュニア、[[ギフテリアン>ギフテリアン(仮面ライダーリバイス)]]、ヘルギフテリアンを召喚・使役することができる。

この他にも、フェニックス長官という立場や権力をバックにした自身の影響力も巧みに利用し、人々を扇動する話術や人心掌握術も決して無視できない。

*&bold(){&color(#56256e,lightgray){【ギフデモス(赤石英雄)】}}


#center(){&sizex(5){&bold(){&color(#56256e,lightgray){盛者必衰の理……人類は調子に乗り過ぎた!}}}}


[[バイスタンプ>バイスタンプ(仮面ライダーリバイス)]]:不明(そもそも対応する物がない)
身長:218.0cm
体重:160.9kg
特色/力:格闘/衝撃波/超修復能力

赤石の戦闘形態。

変身前から着ていた白い服装を思わせる部分があるが、ボロボロに引き裂かれたものになっており、表面からは紫の棘が幾つも生え並んでいる他、本体は黒や紫を基調にウミウシやイカのような海洋生物を彷彿とさせ、頭は三葉虫に酷似した物となっており、全体的に&bold(){「普段の整った身なりを内側から破って現れたドス黒い本性」}とも言える姿になっている。

戦闘形態なだけあって特殊能力も生身の時から更に強化されており、手から放つ衝撃波や光線、高速移動を更に強力にして使いこなす。
当然戦闘能力も作中トップクラスであり、や仮面ライダージャンヌや[[仮面ライダーオーバーデモンズ>牛島光/仮面ライダーオーバーデモンズ]]、仮面ライダーアギレラの3人を同時に相手取って圧倒してしまう程。

また、ギフと正式に契約している為か、時間経過とともに自我を失っていった御子柴朱美と異なり、常に自我を保っている。

*【行動】
物語序盤から中盤にかけては、デッドマンズやフェニックスの裏に潜んでいたが、第28話にて、オルテカが[[仮面ライダーリバイス>仮面ライダーリバイス]]に敗れ、その命を喰らったギフが完全復活すると遂に自ら行動を開始。
自分を嗅ぎまわっていた朱美を捕らえ、自分やギフの力を見せつけて恐怖を植えつけると、彼女を無理矢理従え、更にはギフの力で彼女をギフデモスに変えてしまい、そんな彼女を助けに行こうとしにきた五十嵐兄妹やジョージ・狩崎にも自分の本性を明かした上に、圧倒的な自軍の戦力で彼らを蹴散らした。

そして第34話、警告として日本国民に対して野外演説を行うが、その内容は自分やギフの本当の関係を隠しつつ、ギフへの服従を促すと言う物だった。
当然、五十嵐兄妹……特に大二はそんな演説を中断させて赤石の本性を暴こうとするが、そんなことは既にお見通しだった赤石は、偶然に見せかけてギフジュニアやギフテリアン、更にはギフデモスとなった朱美や協力関係にあった[[ベイル>ベイル/仮面ライダーベイル]]をけしかけ、彼らを否応なしに戦わせた。
しかも、その戦いすらも利用してギフの危険性を周知させた挙句に、ギフの力でスカイベースは墜落し崩壊。
目論み通り、国民にギフの力を見せつけることに成功した。
&font(l){尚、その一連の出来事の中では、迫力満点ながらも白々し過ぎる演技を爆発させており、橋本氏の技量を実感すると同時に、一種のシリアスな笑いを覚えた視聴者も多かったのだとか。}

上記の演説の最中に死んだように見せかけるも、「ギフの力で復活した」という大嘘を垂れ流して復帰した後は、人間の中の悪魔を取り出す為の「バイスタンプ押印義務」や、「居住特区アララトへの移住推進」といった施策を実行する傍らで相変わらずギフジュニア達を町に放っていき、その中でギフの兄弟さに心が折れた大二に理解を示すと、彼に寄り添い、まるで家族のように接していく。
それに加えて、ギフデモスとなった朱美を用済みとして消滅させることで、大二と[[五十嵐一輝]]や[[五十嵐さくら>五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ]]との決別をほぼ確定的にしていった。

そうして着々と計画を進めていった赤石だが、一輝と[[バイス>バイス/仮面ライダーバイス]]が最強の力[[アルティメットリバイ/アルティメットバイス]]の登場によって計画に歪みが生じ始める。
そして、その力を象徴に反撃に出ようとする[[ウィークエンド>ウィークエンド(仮面ライダーリバイス)]]を壊滅させようと、新たに行動を起こすのだった。

*【余談】
◆演者である橋本氏も、大の仮面ライダーファンであり、毎回現場にはノリノリで臨んでいるとのこと。
加えて、その服装は氏のお気に入りキャラである[[アポロガイスト]]を参考にしている。

◆他にも、諺や故事成語を多用する言動は、橋本氏の提案であり、製作陣の間では辞書が手放せなくなっているらしい。

◆あまりに印象的な「風林火山」の使い方の為、一部では「風林火山おじさん」なるあだ名で呼ばれているのだとか。
&font(l){それに加えて、本作に登場するラブコフの[[中の人>伊藤美来]]の相俟って[[本作と全く関係ないキャラ>中野三玖]]に一種の風評被害が起こったとか。}

◆更に、放送と同時期に放映された[[特撮映画>シン・ウルトラマン]]に登場する[[敵キャラクター>外星人第0号メフィラス]]も、諺や故事成語、慣用句を多用し、尚且つ独特な言い回しを行うキャラクターだったため、そちらと合体事故を起こした二次創作やネタも多数あるのだとか。


追記修正は、ギフに服従してからお願いします。

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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 下手すると主人公とかよりもこのおじさんが死んだ時の方がショックが大きいかもしれんくらいインパクトのある人。  -- 名無しさん  (2022-07-02 15:34:48)
- ???「風林火山。私の好きな言葉です」  -- 名無しさん  (2022-07-02 15:37:32)
- 正直リバイスのキャラで一番好きかもしれない  -- 名無しさん  (2022-07-02 16:30:13)
- 太助との最後のやり取りで言った「…愛していたか?」は思わず口走ってしまったアドリブだったと知って役への入り込み方半端ないなと  -- 名無しさん  (2022-07-02 16:57:01)
- フェニックス自体は世間に知られた組織で前作のマスターロゴスよりもいい演説になった。  -- 名無しさん  (2022-07-02 18:19:35)
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