劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕

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劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 - (2017/10/19 (木) 18:37:54) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2009/06/07(日) 00:21:50
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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#center(){{{
&color(Blue){命を賭けて、}

&color(Blue){かかってこい!!}
}}}








1999年7月に公開されたアニメ映画。ポケモン映画第二作。
歴代で一番スケールがデカイ作品。
同時上映は「ピカチュウたんけんたい」

『他者との共生』『行き過ぎた個人主義の功罪』といったテーマが盛り込まれているが、
子どもを意識してアクションシーンを全面的に押し出した結果、それが飲み込まれる形になってしまった。

が、疾走感溢れるアクションシーンは素晴らしく、後味のいい作品に仕上がった。


海のシーンが美しいことも本作の特徴。
全編に渡って海が描かれ、ラストでは壮大なことになっている。
彩色方式がデジタルになったため気付かれにくいが、
驚くべきことに作画のほとんどは手書きで行われている。この点においても評価が高い。
 
劇中に登場する古代のミュウのカードをパンフレットにつけるなど様々な商業戦略が行われた結果、
興行収入53億円記録し、1999年邦画興行成績第1位を達成した。
また、文化庁メディア芸術祭マルチメディア部門でも入賞している。


*◆ストーリー
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[[オレンジ諸島>オレンジ諸島編(TVアニメ版ポケットモンスター)]]を巡るサトシ一行。
しかし航海の途中に嵐に巻き込まれてしまい、オレンジ諸島の最果ての島「アーシア島」に辿り着く。

島はちょうど年に一度の祭りの時期で、久しぶりの来訪者であるサトシ達は歓迎を受ける。
時を同じくして、ポケモンコレクターのジラルダンが“伝説の3匹”の一体であるファイヤーの捕獲に成功する。
それを察知したサンダーとフリーザーも動きだすが、ジラルダンの本当の目的は別にあった……。
 

*◆主な登場人物
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○&bold(){[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]}
(CV:松本梨香)
ご存じ主人公。
アーシア島の伝承にある“あやつり人(=ポケモントレーナー)”として、祭りの儀式に参加することになる。

○&bold(){[[カスミ>カスミ(ポケモン)]]}
(CV:[[飯塚雅弓]])
俺たちのマーメイド。

○&bold(){[[ケンジ>ケンジ(ポケモン)]]}
(CV:[[関智一]])
旅に同行しているポケモンウォッチャー。
え?こんな奴いたかだって?
そんなこと言っちゃいけません。
作中で化学反応の計算式を披露?してくれる。

○&bold(){[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]}
&bold(){[[ムサシ>ムサシ(ポケモン)]]}(CV:[[林原めぐみ]])
&bold(){[[コジロウ>コジロウ(ポケモン)]]}(CV:[[三木眞一郎]])
&bold(){[[ニャース]]}(CV:犬山犬子)
のいつもの3人組。
本作で一番輝いている人達。
これまでの悪役としての活躍とは一転し、終盤においてサトシを漢気全開でサポートする。
彼らがいなければ世界は滅亡していたと言っても過言ではない。

○&bold(){フルーラ}
(CV:平松晶子)
本作のヒロイン。
歴代劇場版ヒロインの中でも特に&font(#ff69b4){可愛い}と評判な娘。
アーシア島での祭りを司る一族の末裔で、この度の儀式で巫女を務める。
初対面のサトシに歓迎の証として&font(#ff69b4){キス}した。
とりあえずサトシは死ねばいいよ。

彼女の笛の音階はルギアの鳴き声を模しており、世界を救う鍵となる。
余談だが中の人は後のAG編で一時的にムサシの声を演じている。
 
○&bold(){[[オーキド博士>オーキド博士(ポケモン)]]}
(CV:[[石塚運昇]])
ご存じポケモン研究の権威。
世界各地で起こっている異常気象について簡潔に説明してくれる。

○&bold(){[[タケシ>タケシ(ポケモン)]]}
(CV:[[上田祐司>うえだゆうじ]])
ぱっとしない元ジムr(ry
オレンジ諸島編ではウチキド博士の助手になっているため旅に同行しておらず、映るのは一瞬。

○&bold(){ジラルダン}
(CV:鹿賀丈史)
本作の悪役。ポケモンコレクター。
別に"ゴミ箱ポイポイのポイよッ!!"とか言ったりはしない。
伝説の3匹を捕獲しようとするが、本当の目的は“海の神”ルギアを捕獲すること。
その過程でファイヤーとサンダーを捕獲した結果、気象のバランスを崩して世界滅亡の危機を呼び込んだ。
後の[[劇場版5作目>劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス]]にもチラッと登場。
 

*◆主な登場ポケモン
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○&bold(){[[ピカチュウ]]}
(CV:[[大谷育江]])
我らがマスコット。
世界の危機を救うため、サトシと共に奮闘する。

○&bold(){トゲピー}
(CV:こおろぎさとみ)
チョッゲッp(ry

○&bold(){[[マリル>マリルリ]]}
(CV:[[かないみか]])
ケンジの手持ち。
こちらも可愛い。

○&bold(){[[ヤドキング]]}
(CV:浜田雅功)
アーシア島伝説の生き証人。
他の個体と比べて知能が非常に発達しており、人語で喋る。
サトシ達に世界を救う方法を教えた。
台詞のほとんどは「困ったなぁ」である。

○&bold(){全世界のポケモン}
世界のバランスが崩れたことを察知し、海と空のポケモンはアーシア島に、
陸のポケモンは最寄りのアーシア島に一番近い場所に集結する。

○&bold(){[[&font(#ff0000){ファイヤー}>ファイヤー(ポケモン)]]}
(CV:愛河里花子)
「火の島」に住む“火の神”
このファイヤー含むアーシア島にのみ住む三匹は極めて特殊な個体で、
サイズも通常の同種より一回り大きく、何よりパワーも段違いである。
ジラルダンに最初に捕らえられる。
後に救出されるが、サンダーとフリーザーと共に三つ巴の戦いをすることに……。

○&bold(){[[&font(#ffdc00){サンダー}>サンダー(ポケモン)]]}
(CV:[[小西克幸]])
「雷の島」に住む“雷の神”
ファイヤーが捕獲されたのをいいことに「火の島」を侵略しようとするが、
待ち伏せしていたジラルダンに捕らえられる。
 
○&bold(){[[&font(#008cff){フリーザー}>フリーザー(ポケモン)]]}
(CV:冬馬由美)
「氷の島」に住む“氷の神”
唯一捕獲を免れるが、三つ巴の戦いになった際に近海の海を全て凍らせるなど一番迷惑なことをしてくれる。
そして最後に出てきたのに1番最初にやられた不遇な子。

○&bold(){[[&font(#0000ff){ルギア}>ルギア]]}
(CV:[[山寺宏一]])
幻のポケモンX。「世界が滅亡の危機に瀕した時に現れる」とアーシア島の伝承で語られている“海の神”
ファイヤー、サンダー、フリーザーの三つ巴の戦いによって世界のバランスが崩れたことを察知し、海洋深層の底から復活。
“伝説の3匹”を相手に互角に渡り合うなど強大な力を持ち(空中・水中での高機動力、生体バリアー、エアロブラスト等)、人語を解して対話することもできる。

ヤマちゃん、[[ミュウ>ミュウ(ポケモン)]]に引き続いての幻のポケモンである。


ジラルダンの攻撃により戦闘不能に陥るが、フルーラの笛の音を聴いたことで復活。
異常気象の原因の海流を元に戻し、再び海底で眠りについた。



主題歌は安室奈美恵の『toi et moi』

余談だが、この曲の作詞作曲は某T.Kであり、
映画宣伝の番組にてコメントをしていたのも遠い過去の話である。
 




&font(#0000ff){『命を賭けて、かかってこい!!』}

上述のキャッチフレーズは、発表当初の『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンX 爆誕』の時のもの。
だが実際はそんな展開にはならず、ルギアも思いっきり味方のポケモンだった。
&bold(){&font(#ff0000){どころか劇中でもそんな発言はなかった。}}

(後にポケダンシリーズ内で使用された)。
 




「どうして助けてくれるの?」

「一緒に住んでいるから壊してはいけない……相手の世界を」


「世界滅亡の危機に&font(#0000ff){正義}も&font(#ff0000){悪}も無い」
「目指すは泥棒ができる平和な世界!」



前作「[[劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲]]」

次回作「[[劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI]]」



追記・修正よろしくお願いします

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- 評価がミューツーのより低いのは宣伝の映像とは(想像してたのと)まるで違ってたせいもあるんかもな  -- 名無しさん  (2013-07-12 23:28:55)
- ベンゼン星人  -- 名無しさん  (2013-08-26 17:30:32)
- 試写会に来てる子供の人気を司会の山ちゃんが総取りしてたから、ゲストの浜ちゃんが安室と手繋いで出て行ったとか何とか  -- 名無しさん  (2013-10-02 20:14:01)
- ロケット団はまさしく世界の破壊を防ぐため、世界の平和を守るために行動したのはよかった  -- 名無しさん  (2013-10-02 20:43:58)
- 子ども心に、なんか盛り上がりに欠けた気がした。 &br()え、そこで終わり?的な &br() &br() &br()今見たら多少見方は変わるかもしれんが  -- 名無しさん  (2013-12-02 16:16:51)
- 吹き飛ばされないポケモン・・・飛び込まないサトシ・・・ 嘘予告も大概にしろぉ!!  -- 名無しさん  (2013-12-02 16:21:47)
- 「一緒に住んでいるから壊してはいけない……相手の世界を」 か。…ダイパの劇場三部作に言ってやりたくなるな  -- 名無しさん  (2014-06-17 10:34:11)
- 安室の主題歌が大好きです。  -- 名無しさん  (2014-06-17 19:44:27)
- この映画のロケット団のかっこよさは異常  -- 名無しさん  (2014-06-17 20:29:49)
- 不遇な子。←これが伏線になるとは  -- 名無しさん  (2014-06-17 20:56:10)
- フルーラってFRLGの女主人公にちょっと似てると思うのは私だけだろうか  -- 名無しさん  (2014-07-22 23:03:43)
- 当時オーキド博士が現場に到着したところで「ほらケンジ!博士!博士!お前の目的オーキド博士だろ!?」と思ったなぁ。  -- 名無しさん  (2014-07-22 23:11:46)
- ルギア捕まえると世界が壊れるにもかかわらず捕まえようとするジラルダンと、世界が壊れたら盗むポケモンも居なくなるからサトシ達に協力するロケット団の対比  -- 名無しさん  (2014-07-28 16:25:59)
- よくポケモンの映画は「世界が滅亡の危機に!!」って触れ込みが多いけど、この作品がそれに一番応えてる出来だと思う。  -- 名無しさん  (2014-08-29 10:47:03)
- 脚本家さんいわく、好き勝手にやっている究極個人主義のロケット団やジラルタンこそが共存のお手本、とのことでしたので『行き過ぎた個人主義』というのは少し不適切ではないでしょうか  -- 名無しさん  (2014-12-23 17:12:05)
- ポケモンで学ぶ地球温暖化  -- 名無しさん  (2014-12-28 19:24:43)
- サトシとロケット団が3鳥の攻撃を振り切りつつ、氷の島(フリーザーが根城にしている島)に向かうときのBGMが今でも忘れられん  -- 名無しさん  (2015-04-29 03:50:40)
- 爆誕とか命をかけて~とか、それだけ聞くとかっこよさげだけど、映画自体とは何も関係ないというね・・・・・・。これを使いたいってごり押ししたのも、コラムによく出てくる御前様だっけ? ダリナンダアンタイッタイ。  -- 名無しさん  (2015-09-08 11:51:42)
- 実は最初の方は嘘予告みたいにする予定だったんじゃないのかな。けど儲け優先にした結果、前作の様な難解なテーマじゃなくて分かりやすい怪獣映画路線になったと邪推してしまう。幻の没プロットや生前のコラムとか見ちゃうと尚更  -- 名無しさん  (2015-12-20 11:56:28)
- タイトルや予告は脚本決める前に作った物。アクションと「それぞれの世界」まぜようとしたら、何故か声がカッコいいドジっ子ジラルダンさんとルギアとママさんの台詞が結構唐突になった感じ  -- 名無しさん  (2017-03-02 05:07:44)
- 人によって全く意見は違うんだろうけど、個人的にはママさんの最後の台詞はあまり好きじゃないな  -- 名無しさん  (2017-03-02 05:10:21)
- 相性的に仕方ないがフリーザフルボッコされて悲しかった記憶だ  -- 名無しさん  (2017-03-02 05:12:31)
- ファイヤー・サンダーが脱出する前のフリーザーの天下じゃ!感は個人的に好き。  -- 名無しさん  (2017-06-19 14:51:19)
- ↑×3 大百科にものさばってたなその意見  -- 名無しさん  (2017-07-17 18:44:00)
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