修羅ルート(SEKIRO)

「修羅ルート(SEKIRO)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

修羅ルート(SEKIRO)」(2024/03/06 (水) 01:01:08) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2019/11/14 Thu 09:03:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#B7AA00){父の言葉に従い、御子を捨てよ}}}} 修羅ルートとは[[SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE]]の4つあるエンディングルートの1つである。 以下ネタバレ注意 御子の願いである「竜胤断ち」を為すため、必要な素材を集めた[[狼>狼(SEKIRO)]]。 葦名城に戻ると、城は内府の忍びによって襲撃を受けていた。 襲撃を掻い潜り、御子が待つ天守に向かうと、そこには3年前死んだはずの義父「[[梟>梟(SEKIRO)]]」がいた。 竜胤の力を欲する梟は、倅である狼に第一の掟により、御子を捨てるように命じる。 #center(){ &bold(){&font(#BD7862){…はい。掟は絶対}} &bold(){&font(#BD7862){主を… 御子を捨てまする}} } これに従うと、刀を携えた[[エマ>エマ(SEKIRO)]]が二人の前に現れる。 梟はエマに対し、不意に手裏剣を投げると、エマはそれを全て弾く腕前を見せる。 梟は狼に、エマを打ち倒すように命じると自身はどこかへ去っていく。 狼の中に修羅が見えたエマは、それを斬るため刀を向ける。 #center(){ &bold(){&font(#c088ff){私はかつて、修羅を見ました}} &bold(){&font(#c088ff){貴方の中にも、同じものがいる}} &bold(){&font(#c088ff){それを、斬らねばなりません}} } [[葦名一心>葦名一心(SEKIRO)]]に師事し、葦名流を修めた「柔剣 エマ」は、素早く鋭い剣捌きで狼と切り結ぶ。 しかし、修羅に落ちた狼は一切情け容赦なく、エマの喉元を突き刺す。 崩れ落ちるエマは「しゅ…ら…」と一言残し息を引き取る。 狼はエマの死体を背に僅かな笑みを浮かべる。 葦名一心はエマの最期を看取ると、狼を斬るため刀を抜く。 #center(){ &bold(){&font(red){隻狼よ お主、愛想はまるで無いが…}} &bold(){&font(red){不思議と憎めぬやつじゃった}} &bold(){&font(red){さあ 修羅に落ちる前に、斬ってやろう}} &bold(){&sizex(4){&font(red){再び、修羅を…}}} &bold(){&sizex(4){&font(red){斬ることになろうとはなあっ!}}} } 燃え盛る天守にて斬りあう狼と一心。 かつては修羅を斬った一心であったが、病床の現在では修羅に落ちた狼に敵わず切り落とされる。 #center(){&bold(){&font(red){隻狼よ…斬って…やれぬか…}}} エマと一心、二人を打ち取った狼の前に、[[黒の不死斬り>不死斬り(SEKIRO)]]を手にした梟が現れる。 老いたりとはいえ、「剣聖」と呼ばれた一心に勝った狼をさすがと褒めたたえる梟。 邪魔者は全ていなくなり、梟は全てを手中に収める足掛かりを得る。 #center(){ &bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){葦名も、内府どもも}}} &bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){この国ごと喰ろうてくれるわ!}}} } 勝利を確信した梟は、燃え盛る天守から城下を見下ろし、己の真の名を叫ぶ。 #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){我、薄井右近左…}}}} #center(){&bold(){&sizex(6){&font(#B7AA00){ぐはぁっ!!?}}}} その瞬間、梟を背中から一振りの刀が貫いた。 驚愕し背後を振り返る梟が見たものはその刀を持つ倅である狼の姿だった。 #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){何故…お前が…!?}}}} #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){…修羅…!}}}} 梟は心の底から恐怖するように目を見開き、背後の倅…だった「何か」にそう言い残し事切れる。 燃える葦名城の中から天守に出た御子。 その視線の先には養父を下し、黒の不死斬りを拾い上げた狼が。 #center(){ &bold(){&sizex(4){…違う、そなたは…}} &bold(){&sizex(4){そなたは、修羅ではない…っ}} } 御子の叫びが虚しく響き渡る。 修羅へ落ち、二振りの不死斬りを手にした狼。 その忍義手は紅く燃え盛る&bold(){&font(#dc143c){怨嗟の炎}}を纏っていた。 ■余談 選択肢で梟の命に従うと、それで良いのだな?と聞きなおし、再び選択肢が現れる。 そのため、会話を聞かずにボタン連打していても修正できるようになっている。 戦闘はエマと一心との連戦である。 1周目は攻め力も体力も少なく、一心戦で必須ともいえる紅蓮の朱雀傘も手に入れるのが難しいので2周目以降で挑戦したい。 また、ここでクリアしてしまうとそのままエンディングになってしまい、その後手に入れることが出来るアイテムを取り逃したまま周回となってしまう。 ストーリーも核心の部分に触れないまま終わるので、1周目は掟に背くルートを推奨したい。 4つあるエンディングの中で最も早く到達できるルートなのでany%のRTAでは必然的にこのルートが選ばれる。 このエンディングでは狼と御子のその後は語られないまま終わる。 そして、二人とも無事な状態で終えている唯一のルートでもある。 そのため、実は御子の言う通り狼は修羅になっておらず、無事に葦名を脱出した可能性もある。 …が、このあと後述するこのルートを締めくくるナレーションを省みると、その可能性はほぼ無いと言っていいだろう。 #center(){ &bold(){…兵士、民草あわせて、死者数千} &bold(){生き残りは、殆どなし} &bold(){葦名は、戦国もっとも悲惨な殺戮の舞台となり} &bold(){その地には、後々まで鬼が潜んだという…} } 作中で葦名一心はこう語る。 #center(){ &bold(){斬り続けた者は、やがて、修羅となる} &bold(){[[何のために斬っていたか…>御子(SEKIRO)]]} &bold(){それすら忘れ、ただ斬る悦びのみに、心を囚われるのじゃ} } 敵を殺すことはあくまでも手段であり、決して目的ではない。 だが殺めること自体を愉しむようになってしまった存在こそが修羅。 卓越した忍の技と、剣聖をも切り伏せる剣術を持った不死の存在。 それを[[討ち倒す唯一の手段>不死斬り(SEKIRO)]]さえも、今はもう禍々しきその手の中にある。 肉を切り裂き骨を砕く音に身悶えし、むせ返る死臭と血の味に酔いしれる狼から それを奪い取れる新たな忍でも現れない限り、惨劇が止まることはない&s(){    } ちなみに、2020年10月29日に行われた大型無料アップデートにより姿変え、所謂コスチュームチェンジが3種類出来るようになり、3種類の中には&bold(){&font(#dc143c){修羅となった狼}}がある。 ボサボサの伸びた髪に、服の所々…というか身体の内部((目の部分を見ると明らかに内部から燃えたぎっているため、もはや狼という存在であった頃の人の皮を被っているだけとも言える。))から怨嗟の炎の残滓が燃えている。 説明文も修羅エンドの後のことを書いており、その恐ろしさは「&bold(){骸で山を築き、竜泉川は血で朱く染まる、かの狼こそが朱の神(意訳)}」という歌にまでなってるので一見の価値あり。 ただし、姿変えをしたかったらボスラッシュこと&bold(){「類稀な強者との連戦」の修羅ルート}をクリアする必要がある。 その修羅ルートの内容は 柔剣 エマ 葦名一心 怨嗟の鬼 心中の義父 の順番で連戦となっており、プレイヤーのスキルが試される。 中でも心中の義父は強化された義父と戦うことになり、今までの攻撃パターンが変わってる他、なんと&bold(){霧がらすを多用しドラゴンボールの瞬間移動のように攻撃してくる}ので非常に強い。 挑戦する人は心してかかるように。 …記事名、タグあわせて、文字数千未満 Wiki篭もりは、殆どなし アニオタWikiは、ネット史上もっとも悲惨なクソ項目の舞台となり その地には、後々まで追記・修正がなかったという… #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,21) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 修羅よりももっとおぞましい何かに成り果てたって事か -- 名無しさん (2019-11-14 10:09:41) - 修羅になっても万人は殺戮できずか… -- 名無しさん (2019-11-14 10:25:56) - この前の盗み聞きでエマと一心が隻狼をめっちゃ信用してること分かるから裏切るのがすごくしんどかった -- 名無しさん (2019-11-14 10:40:01) - このルートでの梟は右手に黒の不死斬りを持っている。そして左手には… -- 名無しさん (2019-11-14 12:05:29) - 赤黒不死斬り二刀流は使ってみたいけど…多分狼は怨嗟の鬼以上にヤバいナニカになったんやろなぁ -- 名無しさん (2019-11-14 12:30:31) - ↑4単に葦名にそれだけの数の人間がおらんだけの話 -- 名無しさん (2019-11-14 13:07:44) - 怨嗟ってなんなの -- 名無しさん (2019-11-14 15:18:33) - 仏師が受け皿になった末に鬼になったのに対し、狼は自ら鬼になった的な -- 名無しさん (2019-11-14 17:36:37) - 怨嗟の鬼が修羅の暴走状態の姿で、逆に狼は完全に怨嗟を制御した修羅ってイメージ。具体的に修羅がなんなのかと言った質問は受け付けません -- 名無しさん (2019-11-14 18:39:30) - 修羅と成り果てても、葦名に潜んでたんだな。人類種の天敵は世界を飛び回ったのだろうか -- 名無しさん (2019-11-14 19:29:04) - 攻略的なこと言うと、一心の大技は爆竹か流派技で潰せるので紅蓮傘はなくても問題ない。強化とかアイテムの問題で2周目以降にした方がいいのは間違いないけど -- 名無しさん (2019-11-14 20:04:04) - カメラいじったムービーだとあの方の首ほんとに持っててビビった -- 名無しさん (2019-11-14 21:53:03) - 弦ちゃん親父の不意打ちでやられたんやろなあ...。不死斬り2刀+怨嗟の炎はカッコ良すぎるんじゃあ -- 名無しさん (2019-11-15 09:12:59) - インガオホーと言える -- 名無しさん (2019-11-15 19:30:14) - ACfaの虐殺END、ダクソ3の火守女殺害ENDに続く、伝統の後味悪い系 -- 名無しさん (2019-11-18 22:46:33) - 不死の殺人狂とか冷静に考えて怖すぎる -- 名無しさん (2020-04-04 01:01:58) - この後の狼は騎士アルトリウスみたいに暴走状態になってだれかに討たれるのを待つだけだな 怨嗟自体深淵に似てるしね -- 名無しさん (2020-04-29 11:46:33) - 梟刺殺は第三の掟に従った復讐なんやろなあ… -- 名無しさん (2020-05-13 20:44:35) - 狼は殺人狂になりそうな性格の感じがあんましないけど、あの選択だけでこうなるのは梟の影響がでかいのか修羅の素質が高すぎたのか -- 名無しさん (2020-05-13 20:59:02) - 『怨嗟の鬼 VS 梟パパ&弦ちゃん&全盛期一心』というチート動画で怨嗟の鬼が圧勝してた。怨嗟の鬼でこの戦力だとしたなら、隻狼(鬼)で死者数千だけで済んで良かったとみるべきなのかどうか… -- 名無しさん (2020-05-15 14:34:01) - 葦名滅ぼした跡地に九郎様と茶屋作ったんだよ(白目 -- 名無しさん (2020-06-07 14:02:23) - そのうち西の方から来た血に飢えた狩人に獣として狩られるから… -- 名無しさん (2021-03-22 16:50:49) - そなたは修羅ではない…!→御意…で葦名脱出 -- 名無しさん (2021-04-06 14:52:28) - ↑ナレーションで語られる鬼は他ルート同様怨嗟の鬼と化した仏師殿…ということにすれば一応完全に否定はできないのよな -- 名無しさん (2021-06-23 17:02:53) - 全勢力のネームド連中を真正面から単独で討ち取り人外連中や獣、怨霊も斬り捨て、果てにはかつての剣聖すら討ち取った不死の修羅(不死斬り二刀流)とか勝てる気しなくて草 -- 名無しさん (2021-08-15 21:45:51) - 修羅顔ダブル不死斬り -- 名無しさん (2021-08-15 21:48:51) - 日本の歴史が大幅に変わりそう -- 名無しさん (2021-08-16 10:52:15) - 鬼と化した後は葦名に引き籠ってるだろうから、内府がちょっかいかけてこなければ、知る人ぞ知る怪物にとどまって、歴史に埋もれると思う -- 名無しさん (2021-08-17 00:20:01) - 修羅ルートは後味悪いけど、修羅ルート後の未来の狼と思われる姿はかっこいいんだよな… -- 名無しさん (2021-08-17 20:58:56) - 個人的にgルートみたいな誰一人見逃さずに殺し尽くして終わりみたいなバッドエンドは陰鬱なバッドエンドよりも清々しくて好き -- 名無しさん (2021-09-14 21:54:32) - どこで見たか忘れたけど姿変え修羅で修羅ルート最後の不死斬り二刀流シーンで、修羅が浄化された姿みたいなの書いてた人おるけどその人のイラストが、右手の楔丸は神ふぶきの炎で左の義手は瑠璃の浄化が燃え上がってて、黒の不死斬りは蓮の花の部分が限界を超えて開ききって刀が黒から白に変わってて、体の炎が神ふぶきの炎に変わっててクッソカッコ良かったのを思い出した -- 名無しさん (2021-09-14 22:01:20) - 仏師殿と狼の没データでの会話 仏師(猩々) フンッ… 怒りの火が、消えたか 何のことだ 己はずっと、お前さんの目を、見ておった… 修羅の色が… 憤怒の色が、燻っておったからよ 修羅… 鬼とも、呼ぶな 戦いを重ね、血を浴び、人を殺め続けた果てに… 怒りの炎に囚われ、そうなる者がある …俺が、それになると? ああ… じゃが、もう心配は要らぬようだ 何があったかは知らぬが… お前さんの目は、今はただ悲しみをたたえておる 怒りに囚われ、殺す者は… やがて修羅になる じゃが、悲しみをたたえ、殺す者は… そうはならぬ そうしたものじゃ ところで… 何だ お前さんが持っている、血の匂いのする鈴… 鳴いておるぞ 義父の持っていた、鈴だ… そいつは、お前さんの古い記憶に、関わりがあると見える 壁際にある仏さまに、鈴を供えてみるといい きっと、お前さんの記憶を呼び覚ますための 手助けをしてくださるじゃろう だが、気をつけることじゃ 時に仏さまは、恐ろしいものを見せることもある -- 名無しさん (2021-09-14 22:36:17) - ↑ この内容的に多分不死断ちルート後の狼君は修羅とか怨嗟の鬼とか怨嗟の積もり先にはならないんじゃないかな…仏師殿はどんな仏も怒り顔でしか掘れない(怒りに囚われている)から怨嗟の積り先になったんだと思う -- 名無しさん (2021-09-14 22:37:10) - 没台詞って没になったセリフなんだから完成版に引き継がれた設定ではないだろ -- 名無しさん (2021-11-01 00:47:54) - 梟さん不死切り手にして死なんかったんか -- 名無しさん (2021-12-27 09:57:36) - 不死でしかも殺す手段がそいつの武器っていうの好き -- 名無しさん (2022-01-24 20:24:20) - 梟の本名が分かるルート。某所で薄井本大好左衛門言われてたのには吹いた -- 名無しさん (2022-02-11 17:41:19) - 個人的に思ったこととしてよく修羅の狼急に変わりすぎじゃないみたいなの言われるけど、これ少なくとも梟に従う選択肢を取るのはありえないだろう→あり得ないことがあり得てる→じゃあ修羅になったくらいしか考えられないなって感じなんじゃないかな -- 名無しさん (2023-08-08 19:48:44) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/11/14 Thu 09:03:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&sizex(5){&font(#B7AA00){父の言葉に従い、御子を捨てよ}}}} 修羅ルートとは[[SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE]]の4つあるエンディングルートの1つである。 以下ネタバレ注意 御子の願いである「竜胤断ち」を為すため、必要な素材を集めた[[狼>狼(SEKIRO)]]。 葦名城に戻ると、城は内府の忍びによって襲撃を受けていた。 襲撃を掻い潜り、御子が待つ天守に向かうと、そこには3年前死んだはずの義父「[[梟>梟(SEKIRO)]]」がいた。 竜胤の力を欲する梟は、倅である狼に第一の掟により、御子を捨てるように命じる。 #center(){ &bold(){&font(#BD7862){…はい。掟は絶対}} &bold(){&font(#BD7862){主を… 御子を捨てまする}} } これに従うと、刀を携えた[[エマ>エマ(SEKIRO)]]が二人の前に現れる。 梟はエマに対し、不意に手裏剣を投げると、エマはそれを全て弾く腕前を見せる。 梟は狼に、エマを打ち倒すように命じると自身はどこかへ去っていく。 狼の中に修羅が見えたエマは、それを斬るため刀を向ける。 #center(){ &bold(){&font(#c088ff){私はかつて、修羅を見ました}} &bold(){&font(#c088ff){貴方の中にも、同じものがいる}} &bold(){&font(#c088ff){それを、斬らねばなりません}} } [[葦名一心>葦名一心(SEKIRO)]]に師事し、葦名流を修めた「柔剣 エマ」は、素早く鋭い剣捌きで狼と切り結ぶ。 しかし、修羅に落ちた狼は一切情け容赦なく、エマの喉元を突き刺す。 崩れ落ちるエマは「しゅ…ら…」と一言残し息を引き取る。 狼はエマの死体を背に僅かな笑みを浮かべる。 葦名一心はエマの最期を看取ると、狼を斬るため刀を抜く。 #center(){ &bold(){&font(red){隻狼よ お主、愛想はまるで無いが…}} &bold(){&font(red){不思議と憎めぬやつじゃった}} &bold(){&font(red){さあ 修羅に落ちる前に、斬ってやろう}} &bold(){&sizex(4){&font(red){再び、修羅を…}}} &bold(){&sizex(4){&font(red){斬ることになろうとはなあっ!}}} } 燃え盛る天守にて斬りあう狼と一心。 かつては修羅を斬った一心であったが、病床の現在では修羅に落ちた狼に敵わず切り落とされる。 #center(){&bold(){&font(red){隻狼よ…斬って…やれぬか…}}} エマと一心、二人を打ち取った狼の前に、[[黒の不死斬り>不死斬り(SEKIRO)]]を手にした梟が現れる。 老いたりとはいえ、「剣聖」と呼ばれた一心に勝った狼をさすがと褒めたたえる梟。 邪魔者は全ていなくなり、梟は全てを手中に収める足掛かりを得る。 #center(){ &bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){葦名も、内府どもも}}} &bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){この国ごと喰ろうてくれるわ!}}} } 勝利を確信した梟は、燃え盛る天守から城下を見下ろし、己の真の名を叫ぶ。 #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){我、薄井右近左…}}}} #center(){&bold(){&sizex(6){&font(#B7AA00){ぐはぁっ!!?}}}} その瞬間、梟を背中から一振りの刀が貫いた。 驚愕し背後を振り返る梟が見たものはその刀を持つ倅である狼の姿だった。 #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){何故…お前が…!?}}}} #center(){&bold(){&sizex(4){&font(#B7AA00){…修羅…!}}}} 梟は心の底から恐怖するように目を見開き、背後の倅…だった「何か」にそう言い残し事切れる。 燃える葦名城の中から天守に出た御子。 その視線の先には養父を下し、黒の不死斬りを拾い上げた狼が。 #center(){ &bold(){&sizex(4){…違う、そなたは…}} &bold(){&sizex(4){そなたは、修羅ではない…っ}} } 御子の叫びが虚しく響き渡る。 修羅へ落ち、二振りの不死斬りを手にした狼。 その忍義手は紅く燃え盛る&bold(){&font(#dc143c){怨嗟の炎}}を纏っていた。 ■余談 選択肢で梟の命に従うと、それで良いのだな?と聞きなおし、再び選択肢が現れる。 そのため、会話を聞かずにボタン連打していても修正できるようになっている。 戦闘はエマと一心との連戦である。 1周目は攻め力も体力も少なく、一心戦で必須ともいえる紅蓮の朱雀傘も手に入れるのが難しいので2周目以降で挑戦したい。 また、ここでクリアしてしまうとそのままエンディングになってしまい、その後手に入れることが出来るアイテムを取り逃したまま周回となってしまう。 ストーリーも核心の部分に触れないまま終わるので、1周目は掟に背くルートを推奨したい。 4つあるエンディングの中で最も早く到達できるルートなのでany%のRTAでは必然的にこのルートが選ばれる。 このエンディングでは狼と御子のその後は語られないまま終わる。 そして、二人とも無事な状態で終えている唯一のルートでもある。 そのため、実は御子の言う通り狼は修羅になっておらず、無事に葦名を脱出した可能性もある。 …が、このあと後述するこのルートを締めくくるナレーションを省みると、その可能性はほぼ無いと言っていいだろう。 #center(){ &bold(){…兵士、民草あわせて、死者数千} &bold(){生き残りは、殆どなし} &bold(){葦名は、戦国もっとも悲惨な殺戮の舞台となり} &bold(){その地には、後々まで鬼が潜んだという…} } 作中で葦名一心はこう語る。 #center(){ &bold(){斬り続けた者は、やがて、修羅となる} &bold(){[[何のために斬っていたか…>御子(SEKIRO)]]} &bold(){それすら忘れ、ただ斬る悦びのみに、心を囚われるのじゃ} } 敵を殺すことはあくまでも手段であり、決して目的ではない。 だが殺めること自体を愉しむようになってしまった存在こそが修羅。 卓越した忍の技と、剣聖をも切り伏せる剣術を持った不死の存在。 それを[[討ち倒す唯一の手段>不死斬り(SEKIRO)]]さえも、今はもう禍々しきその手の中にある。 肉を切り裂き骨を砕く音に身悶えし、むせ返る死臭と血の味に酔いしれる狼から それを奪い取れる新たな忍でも現れない限り、惨劇が止まることはない&s(){    } ちなみに、2020年10月29日に行われた大型無料アップデートにより姿変え、所謂コスチュームチェンジが3種類出来るようになり、3種類の中には&bold(){&font(#dc143c){修羅となった狼}}がある。 ボサボサの伸びた髪に、服の所々…というか身体の内部((目の部分を見ると明らかに内部から燃えたぎっているため、もはや狼という存在であった頃の人の皮を被っているだけとも言える。))から怨嗟の炎の残滓が燃えている。 説明文も修羅エンドの後のことを書いており、その恐ろしさは「&bold(){骸で山を築き、竜泉川は血で朱く染まる、かの狼こそが朱の神(意訳)}」という歌にまでなってるので一見の価値あり。 ただし、姿変えをしたかったらボスラッシュこと&bold(){「類稀な強者との連戦」の修羅ルート}をクリアする必要がある。 その修羅ルートの内容は 柔剣 エマ 葦名一心 怨嗟の鬼 心中の義父 の順番で連戦となっており、プレイヤーのスキルが試される。 中でも心中の義父は強化された義父と戦うことになり、今までの攻撃パターンが変わってる他、なんと&bold(){霧がらすを多用しドラゴンボールの瞬間移動のように攻撃してくる}ので非常に強い。 挑戦する人は心してかかるように。 …記事名、タグあわせて、文字数千未満 Wiki篭もりは、殆どなし アニオタWikiは、ネット史上もっとも悲惨なクソ項目の舞台となり その地には、後々まで追記・修正がなかったという… #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,22) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 修羅よりももっとおぞましい何かに成り果てたって事か -- 名無しさん (2019-11-14 10:09:41) - 修羅になっても万人は殺戮できずか… -- 名無しさん (2019-11-14 10:25:56) - この前の盗み聞きでエマと一心が隻狼をめっちゃ信用してること分かるから裏切るのがすごくしんどかった -- 名無しさん (2019-11-14 10:40:01) - このルートでの梟は右手に黒の不死斬りを持っている。そして左手には… -- 名無しさん (2019-11-14 12:05:29) - 赤黒不死斬り二刀流は使ってみたいけど…多分狼は怨嗟の鬼以上にヤバいナニカになったんやろなぁ -- 名無しさん (2019-11-14 12:30:31) - ↑4単に葦名にそれだけの数の人間がおらんだけの話 -- 名無しさん (2019-11-14 13:07:44) - 怨嗟ってなんなの -- 名無しさん (2019-11-14 15:18:33) - 仏師が受け皿になった末に鬼になったのに対し、狼は自ら鬼になった的な -- 名無しさん (2019-11-14 17:36:37) - 怨嗟の鬼が修羅の暴走状態の姿で、逆に狼は完全に怨嗟を制御した修羅ってイメージ。具体的に修羅がなんなのかと言った質問は受け付けません -- 名無しさん (2019-11-14 18:39:30) - 修羅と成り果てても、葦名に潜んでたんだな。人類種の天敵は世界を飛び回ったのだろうか -- 名無しさん (2019-11-14 19:29:04) - 攻略的なこと言うと、一心の大技は爆竹か流派技で潰せるので紅蓮傘はなくても問題ない。強化とかアイテムの問題で2周目以降にした方がいいのは間違いないけど -- 名無しさん (2019-11-14 20:04:04) - カメラいじったムービーだとあの方の首ほんとに持っててビビった -- 名無しさん (2019-11-14 21:53:03) - 弦ちゃん親父の不意打ちでやられたんやろなあ...。不死斬り2刀+怨嗟の炎はカッコ良すぎるんじゃあ -- 名無しさん (2019-11-15 09:12:59) - インガオホーと言える -- 名無しさん (2019-11-15 19:30:14) - ACfaの虐殺END、ダクソ3の火守女殺害ENDに続く、伝統の後味悪い系 -- 名無しさん (2019-11-18 22:46:33) - 不死の殺人狂とか冷静に考えて怖すぎる -- 名無しさん (2020-04-04 01:01:58) - この後の狼は騎士アルトリウスみたいに暴走状態になってだれかに討たれるのを待つだけだな 怨嗟自体深淵に似てるしね -- 名無しさん (2020-04-29 11:46:33) - 梟刺殺は第三の掟に従った復讐なんやろなあ… -- 名無しさん (2020-05-13 20:44:35) - 狼は殺人狂になりそうな性格の感じがあんましないけど、あの選択だけでこうなるのは梟の影響がでかいのか修羅の素質が高すぎたのか -- 名無しさん (2020-05-13 20:59:02) - 『怨嗟の鬼 VS 梟パパ&弦ちゃん&全盛期一心』というチート動画で怨嗟の鬼が圧勝してた。怨嗟の鬼でこの戦力だとしたなら、隻狼(鬼)で死者数千だけで済んで良かったとみるべきなのかどうか… -- 名無しさん (2020-05-15 14:34:01) - 葦名滅ぼした跡地に九郎様と茶屋作ったんだよ(白目 -- 名無しさん (2020-06-07 14:02:23) - そのうち西の方から来た血に飢えた狩人に獣として狩られるから… -- 名無しさん (2021-03-22 16:50:49) - そなたは修羅ではない…!→御意…で葦名脱出 -- 名無しさん (2021-04-06 14:52:28) - ↑ナレーションで語られる鬼は他ルート同様怨嗟の鬼と化した仏師殿…ということにすれば一応完全に否定はできないのよな -- 名無しさん (2021-06-23 17:02:53) - 全勢力のネームド連中を真正面から単独で討ち取り人外連中や獣、怨霊も斬り捨て、果てにはかつての剣聖すら討ち取った不死の修羅(不死斬り二刀流)とか勝てる気しなくて草 -- 名無しさん (2021-08-15 21:45:51) - 修羅顔ダブル不死斬り -- 名無しさん (2021-08-15 21:48:51) - 日本の歴史が大幅に変わりそう -- 名無しさん (2021-08-16 10:52:15) - 鬼と化した後は葦名に引き籠ってるだろうから、内府がちょっかいかけてこなければ、知る人ぞ知る怪物にとどまって、歴史に埋もれると思う -- 名無しさん (2021-08-17 00:20:01) - 修羅ルートは後味悪いけど、修羅ルート後の未来の狼と思われる姿はかっこいいんだよな… -- 名無しさん (2021-08-17 20:58:56) - 個人的にgルートみたいな誰一人見逃さずに殺し尽くして終わりみたいなバッドエンドは陰鬱なバッドエンドよりも清々しくて好き -- 名無しさん (2021-09-14 21:54:32) - どこで見たか忘れたけど姿変え修羅で修羅ルート最後の不死斬り二刀流シーンで、修羅が浄化された姿みたいなの書いてた人おるけどその人のイラストが、右手の楔丸は神ふぶきの炎で左の義手は瑠璃の浄化が燃え上がってて、黒の不死斬りは蓮の花の部分が限界を超えて開ききって刀が黒から白に変わってて、体の炎が神ふぶきの炎に変わっててクッソカッコ良かったのを思い出した -- 名無しさん (2021-09-14 22:01:20) - 仏師殿と狼の没データでの会話 仏師(猩々) フンッ… 怒りの火が、消えたか 何のことだ 己はずっと、お前さんの目を、見ておった… 修羅の色が… 憤怒の色が、燻っておったからよ 修羅… 鬼とも、呼ぶな 戦いを重ね、血を浴び、人を殺め続けた果てに… 怒りの炎に囚われ、そうなる者がある …俺が、それになると? ああ… じゃが、もう心配は要らぬようだ 何があったかは知らぬが… お前さんの目は、今はただ悲しみをたたえておる 怒りに囚われ、殺す者は… やがて修羅になる じゃが、悲しみをたたえ、殺す者は… そうはならぬ そうしたものじゃ ところで… 何だ お前さんが持っている、血の匂いのする鈴… 鳴いておるぞ 義父の持っていた、鈴だ… そいつは、お前さんの古い記憶に、関わりがあると見える 壁際にある仏さまに、鈴を供えてみるといい きっと、お前さんの記憶を呼び覚ますための 手助けをしてくださるじゃろう だが、気をつけることじゃ 時に仏さまは、恐ろしいものを見せることもある -- 名無しさん (2021-09-14 22:36:17) - ↑ この内容的に多分不死断ちルート後の狼君は修羅とか怨嗟の鬼とか怨嗟の積もり先にはならないんじゃないかな…仏師殿はどんな仏も怒り顔でしか掘れない(怒りに囚われている)から怨嗟の積り先になったんだと思う -- 名無しさん (2021-09-14 22:37:10) - 没台詞って没になったセリフなんだから完成版に引き継がれた設定ではないだろ -- 名無しさん (2021-11-01 00:47:54) - 梟さん不死切り手にして死なんかったんか -- 名無しさん (2021-12-27 09:57:36) - 不死でしかも殺す手段がそいつの武器っていうの好き -- 名無しさん (2022-01-24 20:24:20) - 梟の本名が分かるルート。某所で薄井本大好左衛門言われてたのには吹いた -- 名無しさん (2022-02-11 17:41:19) - 個人的に思ったこととしてよく修羅の狼急に変わりすぎじゃないみたいなの言われるけど、これ少なくとも梟に従う選択肢を取るのはありえないだろう→あり得ないことがあり得てる→じゃあ修羅になったくらいしか考えられないなって感じなんじゃないかな -- 名無しさん (2023-08-08 19:48:44) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: