平成教育委員会

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&font(#6495ED){登録日}:2020/03/30 Mon 04:11:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &sizex(3){&color(gold){キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…}} &sizex(7){勉強小僧&color(blue){&bold(){「始まりだヨ!」}}} } 「平成教育委員会」とは、1991年10月から1997年9月まで[[フジテレビ]]系列で放送されたクイズ番組である。 *【概要だヨ!】 番組の内容は学校をモチーフとしたもので、小中学校で実際に習うような内容の問題を出演者たちがそれを答えるという学問をコンセプトとしたクイズ番組である。 実際の中学校入学試験で出された問題や、それをヒントにして番組が独自に作った問題が主に出題された。 この番組ができるきっかけとなったのは司会の[[ビートたけし]]が「[[オレたちひょうきん族]]」の頃に起こした&bold(){「フライデー襲撃事件」}である。 この事件が起こって逮捕され判決後、芸能活動を謹慎状態となったたけしが時間の合間に娘の教科書を見たり教育系の番組を見たりしていた中、自分を見つめ直すため、「基礎から勉強し直そう」と思い立ち市販のドリルや問題集を買って勉強していた。 これで勉強しているうちに、芸人としての常識と一般常識とのギャップに気づく。 謹慎が明け、それらの問題を事務所やテレビ局の関係者に出して採点した所、たけしが笑うような珍解答も多く、こういう問題をクイズ番組で出したら面白いんじゃないかと考え、番組が作られる切っ掛けになった。 たけしは本名の「北野武」名義で講師役でメイン司会者を務め、サブ司会者兼解答者の学級委員長役に元フジテレビアナウンサーで人気絶頂だった[[逸見政孝]]を置いて番組がスタートした。 当初は&bold(){「たけし・逸見の平成教育委員会」}とタイトルに司会陣の名前を付けて表記されたが後述の理由により「たけし・逸見の」の表記が外れ、単に「平成教育委員会」と表記されるだけになった。 なお、番組の前半30分は漢方薬品メーカーのツムラの[[一社提供>一社提供(テレビ番組)]]だった(後にツムラを含む複数社提供)。((製薬会社であるツムラは、業界の紳士協定により30分を超えた一社提供が認められない為)) この番組のヒットを受けて、1992年から1994年まで『[[FNS27時間テレビ]]』が『平成教育テレビ』として本番組をメインに放送された。しかし、逸見の死により企画が成立しづらい事が原因となり、その後の1995年と1996年は1994年から引き続きたけしと明石家さんまの2人をメインに立てて『平成教育』以外の要素も織り込む形になった。 *【出演者だヨ!】 **講師(メイン司会) ・北野武([[ビートたけし]]) 司会及び企画。先生の立場であるものも芸人らしく、生徒に珍解答に鋭いツッコミをしたり、時には問題が出された直後にもボケ倒したりする役割もある。理数系の大学出身の為か算数と理科が得意。 **学級委員(サブ司会) ・[[逸見政孝]](学級委員長) 初回から1993年12月4日まで。 当時人気絶頂であったフジテレビ出身のフリーアナウンサー。この番組では学ランを着用していた。 文系の大学の出身の為、国語と社会が得意な反面、算数を苦手としていた。その為、国語で間違えてしまうと、生徒役の解答者から色々といじられることが多い。また、小テストの〇×問題も苦手としており、出演者の中で最下位になってしまうことも多かった。 ・中井美穂(学級委員) 1993年12月11日~最終回まで。 当時フジテレビの女子アナウンサーで元プロ野球選手の古田敦也氏の夫人。この番組ではブレザーを着用。 末期のチーム戦では、学級委員の肩書が外れ、通常の生徒としての出演になった。 **生徒(解答者) ・ラサール石井 元祖インテリ芸人で後のアニメ版[[両津勘吉]]。優等生回数は断トツの1位で25回獲得している。しかし、「臭い」の反対語(正解は「かぐわしい」)を「臭くない」と答える等、たまに芸人らしくボケ倒す一面もあった。 ・渡嘉敷勝男 元プロボクサーで元世界チャンピオン。生徒で番組最多出演。毎回のように珍解答を叩き出し、周りから笑いを誘っていた。 ・辰巳琢郎 「食いしん坊万歳!」でお馴染みの京都大学出身のインテリ俳優。出演していた頃はラサール石井と優等生を争っており、優等生回数は歴代2位である。正解率は全生徒の中で最も高く、パーフェクトを取ることもあった。 ・岡本夏生 当時人気の[[巨乳]]タレント。毎回派手な衣装で出演。渡嘉敷勝男と並ぶ程の珍解答を披露していた。しかし、〇×クイズではカンのいい所を見せて、正解数トップを取ったことも少なくなかった。 ・田中康夫 作家兼政治家。ラサール石井と辰巳琢郎に匹敵するほどの正解率を叩き出し、優等生回数は歴代5位の6回。世界旅行も2回出している。 ・天本英世 [[仮面ライダー]]の[[死神博士>死神博士/イカデビル]]でお馴染みの東京大学出身のベテラン俳優。 国語では正解率は高い反面、算数は苦手で解答する気がない所もあった。国語で自分の回答が正解とされなかったことに抗議したため、逸見が辞書を引いたところ彼が回答した内容が掲載されており、判定が覆り正解になったということもあった。 逸見が亡くなった際の追悼番組で、彼の早世の無念さを語ると同時に番組の裏事情((番組プロデューサーを務めていた人物が自殺していた))を暴露しテレビ業界への怒りを表明。その後自身が亡くなるまでこの番組には二度と出演しなかった。 ・うじきつよし バンド「子供バンド」ボーカルのタレント。当時『カルトQ』司会。理科を得意としている。 ・高田万由子 [[東大>東京大学]]出身でバイオリニストの葉加瀬太郎夫人。しかし東大らしからぬ珍解答をしてしまうこともしょっちゅうあった。実は芸能界デビュー後初の出演番組がこれだったりする。 ・ピーター・フランクル ハンガリー出身のタレント・大道芸人・数学者。数学オリンピックで金メダルを取った経歴もあり。時には自ら問題を作成して、この番組にその問題を出題したこともあった。 ・舛添要一 東大出身の学者・政治家・後の元都知事。前期に出演していた頃は正解率は常連の中で4位という成績を残していた。 ・藤原弘達 東大出身の政治評論家。記念すべき第1回の最優秀生徒。 ・高田文夫 タレント兼放送作家、落語家。逸見政孝が国語で珍解答を出すとツッコんでくることが多かった。 ・沢田亜矢子 女優・歌手。たけしおとしを完成させ、世界旅行獲得の経験あり。 ・サエキけんぞう アニソンも手掛けることも多いミュージシャン、作詞家。実は歯学部出身で歯科医免許持ちである。正解率は高めで世界旅行も獲得したこともある。 ・どんと バンド「BO GUMBOS」のボーカル。実は京大出身であり、初登場でいきなりトップの成績を残した。バンド解散後はソロとして活動するも、2000年に37歳の若さで亡くなった。 ・[[田代まさし]] まだ堕ちる前の頃で中期からレギュラーとして出演。優等生回数は辰巳琢郎に並ぶ2位の11回を持っている。 ・ガダルカナル・タカ たけし軍団のリーダー的メンバー。たけし軍団の中では番組最多出演。 ・ダンカン ご存じ「ダンカン馬鹿野郎」でお馴染みたけし軍団の中軸。ガダルカナル・タカとの週替わりでの出演が多かった。 ・柳生博 「クイズハンター」の司会でお馴染み俳優・タレント。中期頃から準レギュラー出演。 ・奥山佳恵 女優。女性生徒では中井美穂を除くと最多の100回出演。当初は周りを笑わせるような珍解答も多かったものも、後期に入ると冴える所も見せて、成績上位に入ること回も多くなった。 ・清水圭 中期頃から準レギュラー出演。優等生回数は歴代4位の8回の記録を残していた。番組終了後の特番では優勝することが多かった。 ・寿美花代 高島ファミリーの一員で高島忠夫夫人。末期のチーム戦で寿美班の班長としてレギュラー出演。 …等々 **マスコットキャラクター ・勉強小僧 本番組のマスコットキャラ。 コンピューターグラフィックで作成された、坊ちゃん刈りに眼鏡の学生服キャラ。 最初は無機質でシュールなイメージだったが、 CGの進歩により表現が豊かになり、メガネの中に瞳が追加されて以降はゆるく可愛くなった。 主に番組内の「天の声」を務めており、 シンキングタイム→&color(blue){「考え中、考え中、考え中、オワリ((CMを挟む時は「CM、だヨ!」「正解は、CMの、後で」となる))」} 正解者→&color(blue){「正解者に拍手(はこちら)!よくできました!よくできました!!」「オミゴトー!!」} ハズレ回答→&color(blue){「違うヨ!」「席に戻って、やり直し!」} 回答時間終了→&color(blue){「ココマデー!!」} 全員不正解→&color(blue){「全員ハズレ!」} 等と言うのがお決まり。 また、何故か一部生徒の名前(ルー大柴、ビビる大木etc)をすっごい巻き舌で言ったり、意外と毒のあるツッコミをしたりする時も。 歳は中学生ぐらいで、家族構成は父・母・妹と、田舎の親戚がいる事が確認されている。 主に青の学ラン姿だが、ブレザーに変わったり、兄弟番組の『熱血!平成教育学院』では「熱血」のハチマキにオレンジの学ランを着ている。 正月では着物姿になったり、夏休みはTシャツ短パンのラフな格好をしていたりしている。 ちなみに声は、番組内の解説も兼ねている島津冴子氏→平野文氏の声をボイスチェンジャーで加工したもの。 *【ルール・内容だヨ!】 **前期 生徒(解答者)の数は学級委員長の逸見含め12人。生徒は全員「(君)付け」で呼ばれていた。 この番組の特徴は&bold(){サブ司会者である学級委員長の逸見も解答者として問題に参加する}ということであった。 問題の例題などの説明をする際、まず勉強小僧が問題文そのものを読み上げ、逸見がそれに関して詳細に説明するが、本題に入った時は解答者として問題に参加した。 主に筆記形式で解答する。生徒の回答途中の間は勉強小僧が「考え中」と言い続け終了時間になると「終わり」と告げる、CMを挟む場合は「正解はCM、の後で」言うアレンジメッセージに変更される。 終了通告後、たけしが選んだ生徒の答えを開いた。 大抵、最初は周りが笑ってしまうほどの答えが多い(特に国語)。 これは渡嘉敷勝男といった正解率の低い生徒が答えるケースが多いが、正解率の高いインテリ系の芸能人も珍解答してしまう場合も多かった。 出される問題は小中学生が解く様なものばかり(ただし難関校の物は相応に難しいケースも有ったり、代数など上位学年で習う技法を使わないと難度が増す問題も相応に有る) であるが、いざ解こうとしたら難しく悩みに悩む出演者は少なくなく、まさにこの部分が番組の見所の一つといっていいだろう。 開いた生徒の答えが正解だった場合、正解発表し、それに関する説明がされる。 説明終了後、全員の解答が表示され、正解者が発表された(正解者の答えが&bold(){&color(white,red){赤く反転表示される}})。 逆に選んだ生徒の答えが正解が出ないまま、全員の答えが発表された場合、コンピュータの演算中のようなBGMが流れて全員不正解であるケースが多かった。 囲みにたけしもその問題の答えは一部を除いて知らない為、間違いだと思って選んだ生徒の解答を開いた結果、正解だったということも少なくなかった。 問題内容は実際の学校のように「国語・算数・理科・社会」といったあらゆるジャンルの問題が出題され、その日の教科終了後、その教科の正解数トップの生徒には優秀生徒として、 &bold(){「たけしおとし」}というたけしと天神様を模したパーツが贈呈された。それを完成させた生徒は&bold(){「世界留学旅行」}がプレゼントされた。 たけしおとしを獲得できるのは基本1人のみの場合が多く、正解数トップが複数人いた場合、たけしの裁量で優秀生徒を決める。((その日出された教科の問題で唯一正解した難問を解いた生徒、新入生を優先する等)) 但し、トップが複数人でもたけしが決めきれないと判断した時にはトップの生徒全員が優秀生徒になる場合もある。 また稀に正解数トップが多すぎて、該当者無しで優秀生徒が出なかった場合もあった。 たけしおとしの数は当初は全部で10個で最後に『合格』と書かれた扇子がつけられれば完成となるが、たけしが強引な形で世界旅行獲得を先延ばしするように、レイ・ホクロ・眼鏡のパーツを追加し、さらにそれを完成させても、扇子の後ろに&bold(){「えらい」}と書かれないと旅行は獲得できないという制度になった。 ***出題される教科の問題内容 ・国語 1時限目に行われることが多い。主にある言葉の反対語を答える、文章を見てことわざや慣用句を答える、漢字の正しい読み、□に入る漢字を入れて熟語を完成させなさいという形式が多い。 ・算数 文章を見て、計算するとどのような数字になるかを答える。算数とは言うが中学以上の数学の内容を含む。深く理解や計算しないと正解に辿り着けない。この教科は1問のみの場合が多かった。 ・理科 実際に理科用具を使ってある実験をし、それがどのような状態になるのかという形式が多い。解答には絵で描く場合もあった。他には物理系の問題では算数にように計算を用いて答えるものや、生物系ではその生き物の断面図や省略部分を絵で描く等。 ・社会 歴史ではある人物の対する文章やその人物が言った言葉の一部分が隠されているので、それを答えるという形式が多い。他には日本や世界の(放送当時の)情勢を示したグラフが表され、それが何のグラフかを答える等。 ・特別授業 番組オリジナル問題や公務員試験や入社試験で行われた問題が出題された。算数の様に計算を用いた問題が多かった。 ・小テスト 途中からOPで出題された。問題は〇×問題で5問出題された。これに限りトップの成績を取ってもたけしおとしのパーツはもらえない。(その回の総合成績には影響する)全問正解した場合、番組特製バッジが贈呈された。 ・小学校入試 一時期、○×の小テストに代わりにOPで出題されていた。実際の名門小学校の入試で出された問題が3問出題された。トップの成績を取った生徒は「ちょうだい」カードがもらえた。これはその日の出題された教科で複数人トップがいて、たけしおとしを誰にあげるかという時、そのトップの中にいる生徒がこのカードを提示することにより、優先的にたけしおとしがもらえるというものである。 その日の教科が全て終了したら「ホームルーム」が行われ、前週の宿題の答えが出され、今週の宿題が出された。当時、その問題の前週の答えと今週の問題は翌日の日曜日の産経新聞にそのまま出されていた。((産経新聞はこの番組を放送していたフジテレビの関連会社の為)) そして今日の最優秀生徒を発表する。 基本的に正解数トップの生徒が選ばれることが多いが、必ずしもトップの生徒が選ばれるわけではなく、たけしの独断と裁量で2位・3位の生徒の最優秀生徒に選ばれることもあった。 最優秀生徒には番組特製のブレザーが贈呈された。 ちなみに、番組開始からバレーボールワールドカップ((フジネットワークが独占放送権を持つ。))に伴う長期休止までの数回は先に最優秀生徒を発表した後に番組を一旦締めて、照明を落として夕景風のライティングがされたスタジオでたけしと逸見がその日の放送を振り返りながら宿題を出す「放課後」というコーナーがあった。しかし、バレーW杯の休止が明けてからは「視聴率がガタンと下がる」という理由で廃止され、1993年春の卒業式スペシャルで一度だけ復活したのみである。第一回では宿題を出した後にたけしと逸見が肩を組みながらスタジオを去っていく姿を映しながらエンディングとなっており、そのシーンが最終回のエンディングでも使われた。 **中期 内容は前期とほぼ同じ。 しかし1993年9月、学級委員長の逸見が癌の治療の為、闘病生活に入り、番組を離れる。 他の番組は9月中に降板か終了となったが、この番組はたけしが他番組の収録のみならず、映画制作や執筆活動などで多忙を極めていたため、逸見が出演した収録分が入院時点でその年の12月頭まで余分に撮っており、12月までの間はその撮り溜めをそのまま放送していた。 その後、当時フジテレビアナウンサーだった中井美穂が学級委員長代理としてサブ司会者兼解答者を務めた。 しかし、逸見は闘病も空しくその年のクリスマスに死去。この番組を機にグッと親交が深まっていたたけしが葬儀の席で涙に暮れる姿は各局のワイドショーで放送された。 中井はそのまま後任となり「学級委員」の肩書がつけられた。 「学級委員長」の肩書は永久欠番となった。 ただし逸見が死去した後も、タイトルに「たけし・逸見の」の冠がつけられていたままだった。これは「逸見の家族への配慮と、何よりもたけしが逸見の回復を願っていたから」とされている。 しかし、平成教育としては3度目の27時間テレビ直後の1994年8月にたけしがバイク事故で入院、その後9月までは事故前に収録済みの回を放送し、10月からは代理として明石家さんま(本名の杉本高文名義)、大橋巨泉((かつてこの番組の同時間帯(午後7時30分放送)で放送されていたTBSの「クイズダービー」で司会を務めていた。平成教育委員会が始まった当時はまだ番組が続いていたが、彼はセミリタイア宣言により既に司会を降板していた))、所ジョージといったたけしと各局のレギュラー番組((さんまは『ひょうきん族』や『BIG3』、巨泉は『世界まるごとHOWマッチ』『ギミアぶれいく』、所は『世界まる見え!テレビ特捜部』『ドラキュラが狙ってる』(『ドラキュラ−』はたけしと所がメインの番組だったため、こちらもバイク事故の影響で内容等の変更を余儀なくされる事になった)。))で共演し、親交の深い大物司会者が特別講師を務めた。 たけしが番組を一時離れた際、「たけし・逸見の」タイトルが外れるようになった。 ちなみにたけしが復帰した後の囲み取材で、事故直後に生死を彷徨っていた際に「夢の中に逸見が現れた」と明かしている。たけしはこれを「まだ死んではいけない」というメッセージではないかと解釈している。 この頃に入ると従来の「国語・算数・・・」といった授業の方式の他、表示された文字を使って単語を完成させる「単語テスト」や徐々に四字熟語がズームアップしていく「読み取りテスト」といった早押し形式のクイズが取り入れられるようになった。 この頃に入ると、正解数を争う方式から問題によって決まった点数が入るという方式になっていった。 また、番組のラストでホームルームで行われた「宿題」に代わって、「補習」が行われるようになった。 主にある法則性で並べられた5つ程度の言葉が出てきて、その内一つだけ『?』となっているのでそれが何かを当てる。 わかった生徒はたけしの所に行き、耳打ちで解答し、正解ならば下校(スタジオから出る事ができる)となるが、答えられないと居残り状態となって、スタジオに取り残されたままとなる。 **後期 頭を使うクイズがメインを占め、従来の授業(北野ゼミ)は中盤に行われることになった。 また、たけしおとしのルールが廃止された。 この頃に入ると、学級委員の中井は北野ゼミ以外でサブ司会的な役割をしなくなり、解答者に専念するようになる。 主な流れは、IQ早押し(回転力テスト)→北野ゼミ→独創力テスト→週替わりのコーナー→ひらめきパズルの順で行われた。 ・IQ早押し→回転力テスト アナグラムの問題など、頭を使ったクイズが6問行われ、早押しで解答し、たけしの所に行って耳打ちで解答する。1問ごと先着2名正解で問題終了。最後の1問は1人のみでこの場合はそのまま口答で解答。得点は100点、90点…と正解するごとに10点ずつ減るが、最後に正解した場合は5点。最後まで答えられなかったら0点。 ・北野ゼミ 従来の授業。但し、何の教科が行われるかは週によって違った。正解で100点、場合によっては200点。 ・独創力テスト テーマにあった言葉を誰ともかぶらないように考えてフリップで解答する。もしかぶってしまった場合はかぶった生徒は全員アウトで脱落。意味不明な言葉は当然アウト。また、答えた言葉が実在するか怪しい場合、広辞苑でチェックし、それに載っていればセーフとなる。このコーナーはたけしも参加し、もしたけしと同じ答えを書いてしまった場合、アウトになった上、マイナス50点となった。これを2周か3周行い、残った生徒に100点。出題の際に簡単な模範解答が何個か出されるため(当然答えたらアウト)、生徒からは「それは言うな!」とツッコミが入るのがお約束だった。 ・ひらめきパズル 頭を使う問題を20秒以内で書いて解答するクイズ。書き終わったらボタンを押す。後に「100秒ひらめき」という、100秒以内で答えるものも登場した。 **末期 1996年10月から、3チーム対抗戦となった。 チームは&bold(){「班」}と表記され、各班に班長(キャプテン)が置かれた。 田代まさし率いる「田代班」、ラサール石井率いる「ラサール班」、新レギュラーの寿美花代率いる「寿美班」 尚、学級委員だった中井美穂は学級委員の肩書が外れ、普通の生徒として番組に参加し、準レギュラーとなった。そのため、暫くはたけしが単独で司会をする形となったが、その後はそれまでの逸見・中井のポジションにあたる「助手」として『めざましテレビ』から小島奈津子が新司会者として加わった。小島は2000年の特番以降もフジテレビを退社するまで助手を務め、その後は『めざまし』共々、後輩の高島彩に引き継いだ。 当初は1班3人で生徒は9人であったが、後に1班4人となり、従来の12人となった。 最終回は個人戦に戻り、今まで常連で出演してきた生徒32人が出席した。 **特番 主に春と秋の改編期、正月頃に放送された。 当初の特番の生徒の人数はレギュラー放送同様12人であったが、1993年の特番からは4人増えて16人が出演した。 中期頃に入るとレギュラー放送同様12枠であるが、その内4組がペアでの参加となっていた。 この特番ではたけしおとしのルールは無く、各教科の優等生には豪華賞品が贈られた。 最優秀生徒に輝いた場合、海外旅行が贈られた。 特番の時は&bold(){「給食」}があり、当初は寿司など大勢で食べられるものが出されて、その合間に番組が始まる事前に行われたペーパーテストの解答やそのテストの成績や生徒の珍解答が発表されたり、今までの常連生徒の正解率や成績といったものが発表された。 1994年に入ると給食はテーマ毎に問題に解けないと食べられずおあずけというルールになった。個人戦とチーム戦の2つのパターンがあり、先着順で正解出来れば食べられるという場合が多い。 **番組終了後 1997年9月、奇しくも小学校の修了過程と同じ6年間にわたるレギュラー放送に幕を下ろす。後番組はたけしがストーリーテラーを務める「奇跡体験!アンビリバボー」である((今も放送されており、現在は木曜夜8時に放送されている。))。 2000年からは特番として年1〜2回程度放送されていたが、平成が幕を閉じた2019年を最後に放送を終了した。 また、兄弟番組としてユースケ・サンタマリアを講師(司会)に招いた「平成教育予備校」「熱血!平成教育学園」がそれぞれレギュラー番組として放送されていた((生徒役には平山あや、渡辺真理、磯野貴理子らが出演しており、初期には新垣結衣も出演していた。))。 宿題、だヨ! 以下の条件に従いこの項目を追記・修正しなさい。 &bold(){<条件>} ・内容は見る人が面白いと感じるものとする ・情報は正確に記すべし ・出演者への誹謗中傷とも取れる記述はしない #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - やたらBGMにマリオの曲が使われてた印象がある。 -- 名無しさん (2020-03-30 20:03:24) - 平成教育委員会の本(全3巻)めっちゃ面白い。珍答&amp;たけし先生の突っ込み見るだけで気分転換になる。 -- 名無しさん (2020-03-30 21:35:04) - ひらめきパズルではボンバーマンのBGMも使われてた覚えがある -- 名無しさん (2020-03-30 22:51:49) - 正解者に拍手。ヨクデキマシタ、ヨクデキマシタ -- 名無しさん (2020-03-30 23:42:36) - 勉強小僧について追記したいんだけど、考えてみたら彼のことを名前と顔以外何も知らなかった -- 名無しさん (2020-03-31 00:01:52) - ナレーター及び勉強小僧の声を平野文さんが務めていることも忘れずに -- 名無しさん (2020-03-31 00:21:37) - 次やったらやはり令和教育委員会なんかな -- 名無しさん (2020-03-31 00:39:19) - 当時見てたガキの頃は勉強太郎の声が凄くウザく感じたもんだ。「いちいち横やり入れてくんな!少しは黙れ!」って。大人になって思い出すとそれも味だったって感じる。記事内の番組の出来るきっかけを見ても、最初から大人向けの番組だったんだな。 -- 名無しさん (2020-03-31 01:38:40) - 日曜六時からのアニメタイムの直後に来るから、そのまま観てた当時のキッズは絶対多い -- 名無しさん (2020-03-31 07:10:25) - カンガエチュウ カンガエチュウ カンガエチュウ オワリ -- 名無しさん (2020-03-31 08:49:11) - ↑2 思いっきりその流れで当時見てたわ -- 名無しさん (2020-03-31 09:31:45) - 逸見さんがたけしおとしを全部集めたけどいきなりパーツが増えて旅行お預けになったことなかったっけ -- 名無しさん (2020-03-31 17:03:27) - 勉強小僧、やけにビビる大木の呼び方だけ気合入ってたな -- 名無しさん (2020-03-31 22:52:28) - ↑「ビビるぅぅぅ大木君の答え!」って言ってたよなw大木も困惑してた。なんであんなに巻き舌なのかわからずゲラゲラ笑ってたよ -- 名無しさん (2020-03-31 23:07:47) - 誰だっけ、役者さんで最優秀とりまくった人いたよな。 -- 名無しさん (2020-03-31 23:41:04) - ↑天本英世さん? -- 名無しさん (2020-04-02 12:24:37) - 最終結果がマイナスで終わる解答者も多かったw -- 名無しさん (2020-04-07 19:14:56) - これの他に、世界まる見えでもマリオの曲がよく使われてるけど、もしかしてたけしの趣味? -- 名無しさん (2020-06-09 12:58:37) - ↑当時ファミコンにハマってたけしの挑戦状企画したぐらいだからマリオ好きだったのかも -- 名無しさん (2020-06-15 23:33:47) - 勉強小僧は他にもラッシャー板前さんやガダルカナルタカさんも妙に気合入って読んでたな「ㇽルァッッシャーくんの答え!」とか「グァダルカナルくんの答え!」とか -- 名無しさん (2022-01-13 21:23:32) - 何か、ある漢字一文字を半分にしてその文字を当てるって問題で、その漢字を機械にセットしてぐるぐる回してたら、物凄い音立てて壊れたってのが印象深かった。しかも何故こうなったか解説までしてたし -- 名無しさん (2022-03-22 17:44:46) - ↑13 土曜日じゃないかな。時間枠的にはテレ朝19時台のアニメが裏だからそっち行っちゃう層も少なくなかったろうな。自分もだが -- 名無しさん (2022-04-07 22:41:23) - ↑15 3年前の11月の27時間テレビで一回やった それが現時点で最後の特番 -- 名無しさん (2022-05-21 02:04:20) - そういえば学院の方に数回出ていた「ぐたく」って今何してるんでしょうね………Wikipediaじゃ元芸人&amp;消息不明扱いだし。 -- 名無しさん (2023-11-20 13:32:19) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/03/30 Mon 04:11:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &sizex(3){&color(gold){キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…}} &sizex(7){勉強小僧&color(blue){&bold(){「始まりだヨ!」}}} } 「平成教育委員会」とは、1991年10月から1997年9月まで[[フジテレビ]]系列で放送されたクイズ番組である。 *【概要だヨ!】 番組の内容は学校をモチーフとしたもので、小中学校で実際に習うような内容の問題を出演者たちがそれを答えるという学問をコンセプトとしたクイズ番組である。 実際の中学校入学試験で出された問題や、それをヒントにして番組が独自に作った問題が主に出題された。 この番組ができるきっかけとなったのは司会の[[ビートたけし]]が「[[オレたちひょうきん族]]」の頃に起こした&bold(){「フライデー襲撃事件」}である。 この事件が起こって逮捕され判決後、芸能活動を謹慎状態となったたけしが時間の合間に娘の教科書を見たり教育系の番組を見たりしていた中、自分を見つめ直すため、「基礎から勉強し直そう」と思い立ち市販のドリルや問題集を買って勉強していた。 これで勉強しているうちに、芸人としての常識と一般常識とのギャップに気づく。 謹慎が明け、それらの問題を事務所やテレビ局の関係者に出して採点した所、たけしが笑うような珍解答も多く、こういう問題をクイズ番組で出したら面白いんじゃないかと考え、番組が作られる切っ掛けになった。 たけしは本名の「北野武」名義で講師役でメイン司会者を務め、サブ司会者兼解答者の学級委員長役に元フジテレビアナウンサーで人気絶頂だった[[逸見政孝]]を置いて番組がスタートした。 当初は&bold(){「たけし・逸見の平成教育委員会」}とタイトルに司会陣の名前を付けて表記されたが後述の理由により「たけし・逸見の」の表記が外れ、単に「平成教育委員会」と表記されるだけになった。 なお、番組の前半30分は漢方薬品メーカーのツムラの[[一社提供>一社提供(テレビ番組)]]だった(後にツムラを含む複数社提供)。((製薬会社であるツムラは、業界の紳士協定により30分を超えた一社提供が認められない為)) この番組のヒットを受けて、1992年から1994年まで『[[FNS27時間テレビ]]』が『平成教育テレビ』として本番組をメインに放送された。しかし、逸見の死により企画が成立しづらい事が原因となり、その後の1995年と1996年は1994年から引き続きたけしと明石家さんまの2人をメインに立てて『平成教育』以外の要素も織り込む形になった。 *【出演者だヨ!】 **講師(メイン司会) ・北野武([[ビートたけし]]) 司会及び企画。先生の立場であるものも芸人らしく、生徒に珍解答に鋭いツッコミをしたり、時には問題が出された直後にもボケ倒したりする役割もある。理数系の大学出身の為か算数と理科が得意。 **学級委員(サブ司会) ・[[逸見政孝]](学級委員長) 初回から1993年12月4日まで。 当時人気絶頂であったフジテレビ出身のフリーアナウンサー。この番組では学ランを着用していた。 文系の大学の出身の為、国語と社会が得意な反面、算数を苦手としていた。その為、国語で間違えてしまうと、生徒役の解答者から色々といじられることが多い。また、小テストの〇×問題も苦手としており、出演者の中で最下位になってしまうことも多かった。 ・中井美穂(学級委員) 1993年12月11日~最終回まで。 当時フジテレビの女子アナウンサーで元プロ野球選手の古田敦也氏の夫人。この番組ではブレザーを着用。 末期のチーム戦では、学級委員の肩書が外れ、通常の生徒としての出演になった。 **生徒(解答者) ・ラサール石井 元祖インテリ芸人で後のアニメ版[[両津勘吉]]。優等生回数は断トツの1位で25回獲得している。しかし、「臭い」の反対語(正解は「かぐわしい」)を「臭くない」と答える等、たまに芸人らしくボケ倒す一面もあった。 ・渡嘉敷勝男 元プロボクサーで元世界チャンピオン。生徒で番組最多出演。毎回のように珍解答を叩き出し、周りから笑いを誘っていた。 ・辰巳琢郎 「食いしん坊万歳!」でお馴染みの京都大学出身のインテリ俳優。出演していた頃はラサール石井と優等生を争っており、優等生回数は歴代2位である。正解率は全生徒の中で最も高く、パーフェクトを取ることもあった。 ・岡本夏生 当時人気の[[巨乳]]タレント。毎回派手な衣装で出演。渡嘉敷勝男と並ぶ程の珍解答を披露していた。しかし、〇×クイズではカンのいい所を見せて、正解数トップを取ったことも少なくなかった。 ・田中康夫 作家兼政治家。ラサール石井と辰巳琢郎に匹敵するほどの正解率を叩き出し、優等生回数は歴代5位の6回。世界旅行も2回出している。 ・天本英世 [[仮面ライダー]]の[[死神博士>死神博士/イカデビル]]でお馴染みの東京大学出身のベテラン俳優。 国語では正解率は高い反面、算数は苦手で解答する気がない所もあった。国語で自分の回答が正解とされなかったことに抗議したため、逸見が辞書を引いたところ彼が回答した内容が掲載されており、判定が覆り正解になったということもあった。 逸見が亡くなった際の追悼番組で、彼の早世の無念さを語ると同時に番組の裏事情((番組プロデューサーを務めていた人物が自殺していた))を暴露しテレビ業界への怒りを表明。その後自身が亡くなるまでこの番組には二度と出演しなかった。 ・うじきつよし バンド「子供バンド」ボーカルのタレント。当時『カルトQ』司会。理科を得意としている。 ・高田万由子 [[東大>東京大学]]出身でバイオリニストの葉加瀬太郎夫人。しかし東大らしからぬ珍解答をしてしまうこともしょっちゅうあった。実は芸能界デビュー後初の出演番組がこれだったりする。 ・ピーター・フランクル ハンガリー出身のタレント・大道芸人・数学者。数学オリンピックで金メダルを取った経歴もあり。時には自ら問題を作成して、この番組にその問題を出題したこともあった。 ・舛添要一 東大出身の学者・政治家・後の元都知事。前期に出演していた頃は正解率は常連の中で4位という成績を残していた。 ・藤原弘達 東大出身の政治評論家。記念すべき第1回の最優秀生徒。 ・高田文夫 タレント兼放送作家、落語家。逸見政孝が国語で珍解答を出すとツッコんでくることが多かった。 ・沢田亜矢子 女優・歌手。たけしおとしを完成させ、世界旅行獲得の経験あり。 ・サエキけんぞう アニソンも手掛けることも多いミュージシャン、作詞家。実は歯学部出身で歯科医免許持ちである。正解率は高めで世界旅行も獲得したこともある。 ・どんと バンド「BO GUMBOS」のボーカル。実は京大出身であり、初登場でいきなりトップの成績を残した。バンド解散後はソロとして活動するも、2000年に37歳の若さで亡くなった。 ・[[田代まさし]] まだ堕ちる前の頃で中期からレギュラーとして出演。優等生回数は辰巳琢郎に並ぶ2位の11回を持っている。 ・ガダルカナル・タカ たけし軍団のリーダー的メンバー。たけし軍団の中では番組最多出演。 ・ダンカン ご存じ「ダンカン馬鹿野郎」でお馴染みたけし軍団の中軸。ガダルカナル・タカとの週替わりでの出演が多かった。 ・柳生博 「クイズハンター」の司会でお馴染み俳優・タレント。中期頃から準レギュラー出演。 ・奥山佳恵 女優。女性生徒では中井美穂を除くと最多の100回出演。当初は周りを笑わせるような珍解答も多かったものも、後期に入ると冴える所も見せて、成績上位に入ること回も多くなった。 ・清水圭 中期頃から準レギュラー出演。優等生回数は歴代4位の8回の記録を残していた。番組終了後の特番では優勝することが多かった。 ・寿美花代 高島ファミリーの一員で高島忠夫夫人。末期のチーム戦で寿美班の班長としてレギュラー出演。 ・宇治原史規 クイズ番組でお馴染みロザンのツッコミ担当。2006年初出場で成績TOPの最優秀生徒を獲得。その後も合計5回・3連覇と特番移行後では最多記録を持つ。 …等々 **マスコットキャラクター ・勉強小僧 本番組のマスコットキャラ。 コンピューターグラフィックで作成された、坊ちゃん刈りに眼鏡の学生服キャラ。 最初は無機質でシュールなイメージだったが、 CGの進歩により表現が豊かになり、メガネの中に瞳が追加されて以降はゆるく可愛くなった。 主に番組内の「天の声」を務めており、 シンキングタイム→&color(blue){「考え中、考え中、考え中、オワリ」}((CMを挟む時は「CM、だヨ!」「正解は、CMの、後で」となる)) 正解者→&color(blue){「正解者に拍手(はこちら)!よくできました!よくできました!!」「(正解者が一人だけの時)オミゴトー!!」} ハズレ回答→&color(blue){「違うヨ!」「席に戻って、やり直し!」「惜しい!(正解に近い時)」} 回答時間終了→&color(blue){「ココマデー!!」} 全員不正解→&color(blue){「全員ハズレ!」} 等と言うのがお決まり。 また、何故か一部生徒の名前((ラッシャー板前を「ルァッシャー板前君」、ビビる大木を「ヴィヴィル大木君」など。))をすっごい巻き舌や力を込めて言ったり、間違いでもなお食い下がる回答者に&color(blue){「何をやってもダメ!諦めなさい!」}と毒のあるツッコミをしたりする時も。 歳は中学生ぐらいで、家族構成は父・母・妹と、田舎の親戚がいる事が確認されている。 主に青の学ラン姿だが、ブレザーに変わったり、兄弟番組の『熱血!平成教育学院』では「熱血」のハチマキにオレンジの学ランを着ている。 正月では着物姿になったり、夏休みはTシャツ短パンのラフな格好をしていたりしている。 ちなみに声は、番組内の解説も兼ねている島津冴子氏→平野文氏の声をボイスチェンジャーで加工したもの。 *【ルール・内容だヨ!】 **前期 生徒(解答者)の数は学級委員長の逸見含め12人。生徒は全員「(君)付け」で呼ばれていた。 この番組の特徴は&bold(){サブ司会者である学級委員長の逸見も解答者として問題に参加する}ということであった。 問題の例題などの説明をする際、まず勉強小僧が問題文そのものを読み上げ、逸見がそれに関して詳細に説明するが、本題に入った時は解答者として問題に参加した。 主に筆記形式で解答する。生徒の回答途中の間は勉強小僧が「考え中」と言い続け終了時間になると「終わり」と告げる、CMを挟む場合は「正解はCM、の後で」言うアレンジメッセージに変更される。 終了通告後、たけしが選んだ生徒の答えを開いた。 大抵、最初は周りが笑ってしまうほどの答えが多い(特に国語)。 これは渡嘉敷勝男といった正解率の低い生徒が答えるケースが多いが、正解率の高いインテリ系の芸能人も珍解答してしまう場合も多かった。 出される問題は小中学生が解く様なものばかり(ただし難関校の物は相応に難しいケースも有ったり、代数など上位学年で習う技法を使わないと難度が増す問題も相応に有る) であるが、いざ解こうとしたら難しく悩みに悩む出演者は少なくなく、まさにこの部分が番組の見所の一つといっていいだろう。 開いた生徒の答えが正解だった場合、正解発表し、それに関する説明がされる。 説明終了後、全員の解答が表示され、正解者が発表された(正解者の答えが&bold(){&color(white,red){赤く反転表示される}})。 逆に選んだ生徒の答えが正解が出ないまま、全員の答えが発表された場合、コンピュータの演算中のようなBGMが流れて全員不正解であるケースが多かった。 囲みにたけしもその問題の答えは一部を除いて知らない為、間違いだと思って選んだ生徒の解答を開いた結果、正解だったということも少なくなかった。 問題内容は実際の学校のように「国語・算数・理科・社会」といったあらゆるジャンルの問題が出題され、その日の教科終了後、その教科の正解数トップの生徒には優秀生徒として、 &bold(){「たけしおとし」}というたけしと天神様を模したパーツが贈呈された。それを完成させた生徒は&bold(){「世界留学旅行」}がプレゼントされた。 たけしおとしを獲得できるのは基本1人のみの場合が多く、正解数トップが複数人いた場合、たけしの裁量で優秀生徒を決める。((その日出された教科の問題で唯一正解した難問を解いた生徒、新入生を優先する等)) 但し、トップが複数人でもたけしが決めきれないと判断した時にはトップの生徒全員が優秀生徒になる場合もある。 また稀に正解数トップが多すぎて、該当者無しで優秀生徒が出なかった場合もあった。 たけしおとしの数は当初は全部で10個で最後に『合格』と書かれた扇子がつけられれば完成となるが、たけしが強引な形で世界旅行獲得を先延ばしするように、レイ・ホクロ・眼鏡のパーツを追加し、さらにそれを完成させても、扇子の後ろに&bold(){「えらい」}と書かれないと旅行は獲得できないという制度になった。 ***出題される教科の問題内容 ・国語 1時限目に行われることが多い。主にある言葉の反対語を答える、文章を見てことわざや慣用句を答える、漢字の正しい読み、□に入る漢字を入れて熟語を完成させなさいという形式が多い。 ・算数 文章を見て、計算するとどのような数字になるかを答える。算数とは言うが中学以上の数学の内容を含む。深く理解や計算しないと正解に辿り着けない。この教科は1問のみの場合が多かった。 ・理科 実際に理科用具を使ってある実験をし、それがどのような状態になるのかという形式が多い。解答には絵で描く場合もあった。他には物理系の問題では算数にように計算を用いて答えるものや、生物系ではその生き物の断面図や省略部分を絵で描く等。 ・社会 歴史ではある人物の対する文章やその人物が言った言葉の一部分が隠されているので、それを答えるという形式が多い。他には日本や世界の(放送当時の)情勢を示したグラフが表され、それが何のグラフかを答える等。 ・特別授業 番組オリジナル問題や公務員試験や入社試験で行われた問題が出題された。算数の様に計算を用いた問題が多かった。 ・小テスト 途中からOPで出題された。問題は〇×問題で5問出題された。これに限りトップの成績を取ってもたけしおとしのパーツはもらえない。(その回の総合成績には影響する)全問正解した場合、番組特製バッジが贈呈された。 ・小学校入試 一時期、○×の小テストに代わりにOPで出題されていた。実際の名門小学校の入試で出された問題が3問出題された。トップの成績を取った生徒は「ちょうだい」カードがもらえた。これはその日の出題された教科で複数人トップがいて、たけしおとしを誰にあげるかという時、そのトップの中にいる生徒がこのカードを提示することにより、優先的にたけしおとしがもらえるというものである。 その日の教科が全て終了したら「ホームルーム」が行われ、前週の宿題の答えが出され、今週の宿題が出された。当時、その問題の前週の答えと今週の問題は翌日の日曜日の産経新聞にそのまま出されていた。((産経新聞はこの番組を放送していたフジテレビの関連会社の為)) そして今日の最優秀生徒を発表する。 基本的に正解数トップの生徒が選ばれることが多いが、必ずしもトップの生徒が選ばれるわけではなく、たけしの独断と裁量で2位・3位の生徒の最優秀生徒に選ばれることもあった。 最優秀生徒には番組特製のブレザーが贈呈された。 ちなみに、番組開始からバレーボールワールドカップ((フジネットワークが独占放送権を持つ。))に伴う長期休止までの数回は先に最優秀生徒を発表した後に番組を一旦締めて、照明を落として夕景風のライティングがされたスタジオでたけしと逸見がその日の放送を振り返りながら宿題を出す「放課後」というコーナーがあった。しかし、バレーW杯の休止が明けてからは「視聴率がガタンと下がる」という理由で廃止され、1993年春の卒業式スペシャルで一度だけ復活したのみである。第一回では宿題を出した後にたけしと逸見が肩を組みながらスタジオを去っていく姿を映しながらエンディングとなっており、そのシーンが最終回のエンディングでも使われた。 **中期 内容は前期とほぼ同じ。 しかし1993年9月、学級委員長の逸見が癌の治療の為、闘病生活に入り、番組を離れる。 他の番組は9月中に降板か終了となったが、この番組はたけしが他番組の収録のみならず、映画制作や執筆活動などで多忙を極めていたため、逸見が出演した収録分が入院時点でその年の12月頭まで余分に撮っており、12月までの間はその撮り溜めをそのまま放送していた。 その後、当時フジテレビアナウンサーだった中井美穂が学級委員長代理としてサブ司会者兼解答者を務めた。 しかし、逸見は闘病も空しくその年のクリスマスに死去。この番組を機にグッと親交が深まっていたたけしが葬儀の席で涙に暮れる姿は各局のワイドショーで放送された。 中井はそのまま後任となり「学級委員」の肩書がつけられた。 「学級委員長」の肩書は永久欠番となった。 ただし逸見が死去した後も、タイトルに「たけし・逸見の」の冠がつけられていたままだった。これは「逸見の家族への配慮と、何よりもたけしが逸見の回復を願っていたから」とされている。 しかし、平成教育としては3度目の27時間テレビ直後の1994年8月にたけしがバイク事故で入院、その後9月までは事故前に収録済みの回を放送し、10月からは代理として明石家さんま(本名の杉本高文名義)、大橋巨泉((かつてこの番組の同時間帯(午後7時30分放送)で放送されていたTBSの「クイズダービー」で司会を務めていた。平成教育委員会が始まった当時はまだ番組が続いていたが、彼はセミリタイア宣言により既に司会を降板していた))、所ジョージといったたけしと各局のレギュラー番組((さんまは『ひょうきん族』や『BIG3』、巨泉は『世界まるごとHOWマッチ』『ギミアぶれいく』、所は『世界まる見え!テレビ特捜部』『ドラキュラが狙ってる』(『ドラキュラ−』はたけしと所がメインの番組だったため、こちらもバイク事故の影響で内容等の変更を余儀なくされる事になった)。))で共演し、親交の深い大物司会者が特別講師を務めた。 たけしが番組を一時離れた際、「たけし・逸見の」タイトルが外れるようになった。 ちなみにたけしが復帰した後の囲み取材で、事故直後に生死を彷徨っていた際に「夢の中に逸見が現れた」と明かしている。たけしはこれを「まだ死んではいけない」というメッセージではないかと解釈している。 この頃に入ると従来の「国語・算数・・・」といった授業の方式の他、表示された文字を使って単語を完成させる「単語テスト」や徐々に四字熟語がズームアップしていく「読み取りテスト」といった早押し形式のクイズが取り入れられるようになった。 この頃に入ると、正解数を争う方式から問題によって決まった点数が入るという方式になっていった。 また、番組のラストでホームルームで行われた「宿題」に代わって、「補習」が行われるようになった。 主にある法則性で並べられた5つ程度の言葉が出てきて、その内一つだけ『?』となっているのでそれが何かを当てる。 わかった生徒はたけしの所に行き、耳打ちで解答し、正解ならば下校(スタジオから出る事ができる)となるが、答えられないと居残り状態となって、スタジオに取り残されたままとなる。 **後期 頭を使うクイズがメインを占め、従来の授業(北野ゼミ)は中盤に行われることになった。 また、たけしおとしのルールが廃止された。 この頃に入ると、学級委員の中井は北野ゼミ以外でサブ司会的な役割をしなくなり、解答者に専念するようになる。 主な流れは、IQ早押し(回転力テスト)→北野ゼミ→独創力テスト→週替わりのコーナー→ひらめきパズルの順で行われた。 ・IQ早押し→回転力テスト アナグラムの問題など、頭を使ったクイズが6問行われ、早押しで解答し、たけしの所に行って耳打ちで解答する。1問ごと先着2名正解で問題終了。最後の1問は1人のみでこの場合はそのまま口答で解答。得点は100点、90点…と正解するごとに10点ずつ減るが、最後に正解した場合は5点。最後まで答えられなかったら0点。 ・北野ゼミ 従来の授業。但し、何の教科が行われるかは週によって違った。正解で100点、場合によっては200点。 ・独創力テスト テーマにあった言葉を誰ともかぶらないように考えてフリップで解答する。もしかぶってしまった場合はかぶった生徒は全員アウトで脱落。意味不明な言葉は当然アウト。また、答えた言葉が実在するか怪しい場合、広辞苑でチェックし、それに載っていればセーフとなる。このコーナーはたけしも参加し、もしたけしと同じ答えを書いてしまった場合、アウトになった上、マイナス50点となった。これを2周か3周行い、残った生徒に100点。出題の際に簡単な模範解答が何個か出されるため(当然答えたらアウト)、生徒からは「それは言うな!」とツッコミが入るのがお約束だった。 ・ひらめきパズル 頭を使う問題を20秒以内で書いて解答するクイズ。書き終わったらボタンを押す。後に「100秒ひらめき」という、100秒以内で答えるものも登場した。 **末期 1996年10月から、3チーム対抗戦となった。 チームは&bold(){「班」}と表記され、各班に班長(キャプテン)が置かれた。 田代まさし率いる「田代班」、ラサール石井率いる「ラサール班」、新レギュラーの寿美花代率いる「寿美班」 尚、学級委員だった中井美穂は学級委員の肩書が外れ、普通の生徒として番組に参加し、準レギュラーとなった。そのため、暫くはたけしが単独で司会をする形となったが、その後はそれまでの逸見・中井のポジションにあたる「助手」として『めざましテレビ』から小島奈津子が新司会者として加わった。小島は2000年の特番以降もフジテレビを退社するまで助手を務め、その後は『めざまし』共々、後輩の高島彩に引き継いだ。 当初は1班3人で生徒は9人であったが、後に1班4人となり、従来の12人となった。 最終回は個人戦に戻り、今まで常連で出演してきた生徒32人が出席した。 **特番 主に春と秋の改編期、正月頃に放送された。 当初の特番の生徒の人数はレギュラー放送同様12人であったが、1993年の特番からは4人増えて16人が出演した。 中期頃に入るとレギュラー放送同様12枠であるが、その内4組がペアでの参加となっていた。 この特番ではたけしおとしのルールは無く、各教科の優等生には豪華賞品が贈られた。 最優秀生徒に輝いた場合、海外旅行が贈られた。 特番の時は&bold(){「給食」}があり、当初は寿司など大勢で食べられるものが出されて、その合間に番組が始まる事前に行われたペーパーテストの解答やそのテストの成績や生徒の珍解答が発表されたり、今までの常連生徒の正解率や成績といったものが発表された。 1994年に入ると給食はテーマ毎に問題に解けないと食べられずおあずけというルールになった。個人戦とチーム戦の2つのパターンがあり、先着順で正解出来れば食べられるという場合が多い。 **番組終了後 1997年9月、奇しくも小学校の修了過程と同じ6年間にわたるレギュラー放送に幕を下ろす。後番組はたけしがストーリーテラーを務める「奇跡体験!アンビリバボー」である((今も放送されており、現在は木曜夜8時に放送されている。))。 2000年からは特番として年1〜2回程度放送されていたが、平成が幕を閉じた2019年を最後に放送を終了した。 また、兄弟番組としてユースケ・サンタマリアを講師(司会)に招いた「平成教育予備校」「熱血!平成教育学園」がそれぞれレギュラー番組として放送されていた((生徒役には平山あや、渡辺真理、磯野貴理子らが出演しており、初期には新垣結衣も出演していた。))。 宿題、だヨ! 以下の条件に従いこの項目を追記・修正しなさい。 &bold(){<条件>} ・内容は見る人が面白いと感じるものとする ・情報は正確に記すべし ・出演者への誹謗中傷とも取れる記述はしない #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - やたらBGMにマリオの曲が使われてた印象がある。 -- 名無しさん (2020-03-30 20:03:24) - 平成教育委員会の本(全3巻)めっちゃ面白い。珍答&amp;たけし先生の突っ込み見るだけで気分転換になる。 -- 名無しさん (2020-03-30 21:35:04) - ひらめきパズルではボンバーマンのBGMも使われてた覚えがある -- 名無しさん (2020-03-30 22:51:49) - 正解者に拍手。ヨクデキマシタ、ヨクデキマシタ -- 名無しさん (2020-03-30 23:42:36) - 勉強小僧について追記したいんだけど、考えてみたら彼のことを名前と顔以外何も知らなかった -- 名無しさん (2020-03-31 00:01:52) - ナレーター及び勉強小僧の声を平野文さんが務めていることも忘れずに -- 名無しさん (2020-03-31 00:21:37) - 次やったらやはり令和教育委員会なんかな -- 名無しさん (2020-03-31 00:39:19) - 当時見てたガキの頃は勉強太郎の声が凄くウザく感じたもんだ。「いちいち横やり入れてくんな!少しは黙れ!」って。大人になって思い出すとそれも味だったって感じる。記事内の番組の出来るきっかけを見ても、最初から大人向けの番組だったんだな。 -- 名無しさん (2020-03-31 01:38:40) - 日曜六時からのアニメタイムの直後に来るから、そのまま観てた当時のキッズは絶対多い -- 名無しさん (2020-03-31 07:10:25) - カンガエチュウ カンガエチュウ カンガエチュウ オワリ -- 名無しさん (2020-03-31 08:49:11) - ↑2 思いっきりその流れで当時見てたわ -- 名無しさん (2020-03-31 09:31:45) - 逸見さんがたけしおとしを全部集めたけどいきなりパーツが増えて旅行お預けになったことなかったっけ -- 名無しさん (2020-03-31 17:03:27) - 勉強小僧、やけにビビる大木の呼び方だけ気合入ってたな -- 名無しさん (2020-03-31 22:52:28) - ↑「ビビるぅぅぅ大木君の答え!」って言ってたよなw大木も困惑してた。なんであんなに巻き舌なのかわからずゲラゲラ笑ってたよ -- 名無しさん (2020-03-31 23:07:47) - 誰だっけ、役者さんで最優秀とりまくった人いたよな。 -- 名無しさん (2020-03-31 23:41:04) - ↑天本英世さん? -- 名無しさん (2020-04-02 12:24:37) - 最終結果がマイナスで終わる解答者も多かったw -- 名無しさん (2020-04-07 19:14:56) - これの他に、世界まる見えでもマリオの曲がよく使われてるけど、もしかしてたけしの趣味? -- 名無しさん (2020-06-09 12:58:37) - ↑当時ファミコンにハマってたけしの挑戦状企画したぐらいだからマリオ好きだったのかも -- 名無しさん (2020-06-15 23:33:47) - 勉強小僧は他にもラッシャー板前さんやガダルカナルタカさんも妙に気合入って読んでたな「ㇽルァッッシャーくんの答え!」とか「グァダルカナルくんの答え!」とか -- 名無しさん (2022-01-13 21:23:32) - 何か、ある漢字一文字を半分にしてその文字を当てるって問題で、その漢字を機械にセットしてぐるぐる回してたら、物凄い音立てて壊れたってのが印象深かった。しかも何故こうなったか解説までしてたし -- 名無しさん (2022-03-22 17:44:46) - ↑13 土曜日じゃないかな。時間枠的にはテレ朝19時台のアニメが裏だからそっち行っちゃう層も少なくなかったろうな。自分もだが -- 名無しさん (2022-04-07 22:41:23) - ↑15 3年前の11月の27時間テレビで一回やった それが現時点で最後の特番 -- 名無しさん (2022-05-21 02:04:20) - そういえば学院の方に数回出ていた「ぐたく」って今何してるんでしょうね………Wikipediaじゃ元芸人&amp;消息不明扱いだし。 -- 名無しさん (2023-11-20 13:32:19) #comment #areaedit(end) }

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