トレインスポッティング(映画)

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&font(#6495ED){登録日}:2021/08/11 Wed 22:35:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff7800,b,30){未来を選べ。} &font(#ff7800,b,18){90年代最高の“陽気で悲惨な”青春映画}} #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 &bold(){『トレインスポッティング(原題:Trainspotting)』}は、1996年に公開された[[イギリス]]のドラマ映画。 アーヴィン・ウェルシュの同名小説を原作とし、監督は後に『[[28日後...]]』『[[イエスタデイ>イエスタデイ(映画)]]』等を手掛け、『スラムドッグ$ミリオネア』で2008年度アカデミー監督賞を受賞することになるダニー・ボイル。 [[日本>日本国]]ではアスミック(現・アスミック・エース)とパルコの共同配給で、R-15(現・R15+)指定で公開された。 イギリス・エディンバラを舞台に、ドラッグ中毒者の青年達の青春と彼らが起こす一つの事件を描く。 タイトルの&bold(){「Trainspotting」}とは「自分が見た列車について記録する」という意味の単語で、転じて「鉄道オタク」を指すが、 エディンバラではドラッグ中毒者達が使われなくなった鉄道操車場を溜まり場にするようになったことから&bold(){「ドラッグ中毒者」を指すスラング}としても使用されるようになった言葉。 また、主人公であるレントンの自室の壁紙、劇中で訪れるとある駅など「列車」が様々なシーンで登場する。 ドラッグに溺れる青年達がどうしようもない日常から抜け出そうと足掻く姿を生々しく、それでいてでどこか陽気に表現したことで話題を呼び、当時の若者達の共感を得て大ヒット。 &bold(){「90年代イギリスのポップカルチャーを象徴する作品」}とまで評されるようになった。 特徴的なのがドラッグ関連の演出であり、演じる俳優達の演技はもちろん、音楽・映像も相俟ってキマっている最中のドロドロの脳内や耐え難い禁断症状の苦しみを追体験することができる。 劇中で主にキメられているドラッグは&bold(){ヘロイン}で、快感・精神・身体の3要素全てで最高レベルの依存度を持つ&bold(){最強最悪のドラッグ}の一つ。 特に快感に関しては、 ・&bold(){全身の細胞から射精しているような通常の数万倍の快感が持続する} ・&bold(){人間が経験し得るあらゆる状態の中で、他の如何なるものを以てしても得られない最高の状態} ・&bold(){人間が一生のうちに体感し得る快感の合計を上回る程のものを瞬時に得られる} と表現される程であり、登場人物達が依存から抜け出せなくなり生活が壊れるのも納得の強烈さと言える。 イギー・ポップの楽曲が印象的に使用されており、中でも&bold(){「Lust For Life」}は実質的な主題歌として扱われた。 本作のヒットに合わせて1977年の楽曲ながらリバイバルヒット、本作とタイアップした新PVやミニアルバムの製作も行われた。 *あらすじ 1990年代、イギリス・スコットランド地方エディンバラ。 ヘロイン中毒のマーク・レントンは、同じくヘロイン中毒で映画オタクのシック・ボーイ、やっぱりヘロイン中毒だが人の良いスパッド、薬はやらないが喧嘩中毒のベグビー、薬はやらず正直者でまともなトミーとつるんで過ごしていた。 薬物断ちを思い立っては失敗し、ヘロインをキメてはバカをやる退廃的な日々。 ある日、窃盗・カツアゲ・強盗を繰り返した末に逮捕・執行猶予付きの判決を受けたレントンは両親の強引な手段もあってヘロイン依存を克服する。 レントンはロンドンで就職して順調な生活を送るようになるが、強盗を犯して指名手配犯となったベグビー、ロンドンで非合法な仕事を始めたシック・ボーイが押し掛けてきたことでクビになり、エディンバラに戻ることに。 再び絶望的な日々が始まろうとしていたところ、シック・ボーイとベグビーが持ってきた一発逆転の儲け話に乗ってレントンは人生を変える賭けに出る。 *登場人物 出演俳優の殆どはスコットランド出身者で占められている。 ・&bold(){マーク・レントン} 演:ユアン・マクレガー/吹き替え:[[平田広明]] 主人公。ヘロイン中毒者。 薬物断ちを何度も思い立つも、結局はヘロインに手を出すというサイクルを繰り返している。 「普通の生活」を望みながらも具体的な行動に移すわけでもなく、ひたすらヘロインに逃避する生活を送ってきたクズ。 両親のお陰もあって遂にヘロイン断ちに成功し((それでもマリファナはやっていた。))、ロンドンで不動産業に就いて順調な生活を送るも、ベグビーとシック・ボーイによりそれも終わりを告げる。 エディンバラに戻った後、ベグビー達から持ち掛けられた儲け話に抵抗を持ちながらも最終的に乗り、再びヘロインをキメて一世一代の賭けに出る。 演じたユアン・マクレガーにとっては本作が映画初主演作品であり、出世作ともなった。 ・&bold(){シック・ボーイ/サイモン} 演:ジョニー・リー・ミラー/吹き替え:[[森川智之]] レントンの幼馴染でいつも一緒にいる5人組の一人。ヘロイン中毒者。 レントンと大体同じようなサイクルを繰り返しているクズ。 映画好きでよく薀蓄を垂れ流している。お気に入りの映画は[[『007』シリーズ>007シリーズ(映画)]]。 アリソンとの間にいた赤ん坊が亡くなってからは何かが壊れてしまい、ロンドンでドラッグの売人兼ポン引きとして活動するようになる。 ロンドンでの人脈から薬の取引を段取りし、レントン達に持ちかける。 演じたジョニー・リー・ミラーは本作のメインキャスト唯一のスコットランド外(ロンドン南西部のキングストン・アポン・テムズ)の出身者である。 ・&bold(){スパッド/ダニエル} 演:ユエン・ブレムナー/吹き替え:小形満 いつも一緒にいる5人組の一人。ヘロイン中毒者。 登場人物中最もヘロインに依存しており、薬物断ちもまともに試みようとしたことがない。 人懐こく、性格が良いことから仲間内では愛されており、彼女もいるなどジャンキーであることに目を瞑れば好人物。 レントンと同時に逮捕されるが、そのジャンキーぶりを問題視され半年の実刑を受けてしまう。 出所後に儲け話を聞かされ、金欲しさに参加を即決する。 ・&bold(){ベグビー/フランク} 演:ロバート・カーライル/吹き替え:檀臣幸 いつも一緒にいる5人組の一人。 ドラッグこそやっていないが、アルコール依存気味な上に短気で手が早い性格。 もはや[[喧嘩]]中毒と言っていい程で、手当たり次第に喧嘩を吹っ掛け、刃物を持ち出す本作随一のトラブルメーカー。 強盗事件を起こして指名手配されたところでロンドンのレントンの家に転がり込み、好き勝手し始めたことでレントンからは疎まれていた。 エディンバラに戻った後、シック・ボーイの儲け話にいの一番に乗った。 ・&bold(){トミー} 演:ケヴィン・マクキッド/吹き替え:[[成田剣]] いつも一緒にいる5人組の一人。 5人組の中で唯一まともな人物で、薬も喧嘩もやらず、スポーツもできて彼女もいる[[リア充]]。 [[セックス]]上手で彼女のリジーとの情事をオリジナルAVとして録画し、それを見ながらヤるのがお気に入りのプレイ。 しかし、そのオリジナルAVをレントンが黙って持ち出したことが原因でリジーと別れることになり、自暴自棄になってヘロインに手を出してしまう((レントンはただズリネタ欲しさに持ち出しただけだった。なお、トミーにヘロインを売ったのもレントンであり、悪気は無かったとはいえ、トミーを実質的に死に追いやったことになる。))。 おまけにHIVに感染した末、リジーに復縁を迫るも無下にされ、絶望の中薬物の過剰摂取で孤独死するという悲惨な末路を辿る。 ・&bold(){ダイアン} 演:ケリー・マクドナルド/吹き替え:篠原恵美 一度薬物断ちに成功したレントンがクラブで出会ったイケてる女性。 レントンのド下手なアプローチを気に入り、自宅へ連れ込み一夜を共にする。 実は未成年の学生であり、その事実を後から知ったレントンは彼女から離れようとするが、「また会ってくれないと警察に通報する」と言って付き合いを継続させるなど強か。 学校では優等生のようだが、クラブ通いやマリファナを平然と吸うなど隠れて不良生活を送っている。 ・&bold(){ゲイル} 演:シャーリー・ヘンダーソン/吹き替え:- スパッドの彼女。 ジャンキーだと分かっていてもスパッドを愛している懐の広い女。 若干Sなのか、付き合って暫く経っても焦らしプレイの一環でスパッドとは寝ていなかった。 ・&bold(){リジー} 演:ポーリーン・リンチ/吹き替え:- トミーの彼女。 トミーとはよく喧嘩するもののラブラブな交際をしていた。 しかし、トミーがオリジナルAVを無くしたことが切っ掛けで関係が破綻、彼がヘロインに手を出す切っ掛けとなった。 ・&bold(){アリソン} 演:スーザン・ヴィルダー/吹き替え:- レントン達のドラッグ仲間の女性。 シック・ボーイとの間にドーンという赤ん坊がいたが、ヘロインでトリップしていた間に死亡してしまい、悲しみに暮れる。 ・&bold(){スワニー} 演:ピーター・マラン/吹き替え:[[石塚運昇]] レントンら御用達のドラッグの売人。通称:修道院長。 仕事場の一室をジャンキー達にキメ部屋として提供している。 ・&bold(){マイキー・フォレスター} 演:アーヴィン・ウェルシュ/吹き替え:大川透 ドラッグの売人。 本作中第一回目のレントンの薬物断ちの際、ヘロインが切れるまでの繋ぎとして座薬のアヘンを用意した。 後に酔った勢いでロシア人から2kgの麻薬を購入してしまい、処分に困ったためシック・ボーイに相談したことが儲け話の切っ掛けとなる。 演じているのは原作者本人。 *余談 [[テレビ朝日]]系列で放送中の『テレビ千鳥』は本作をモチーフに新たな番組宣伝用ポスターを作った。 #right(){&bold(){20 years later:[[T2 Trainspotting>T2 トレインスポッティング(映画)]]}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロンハーでパンサーの尾形が「ビデオボックスでAV見てたろ」って追及された際に「俺が見ていたのはトレインスポッティングです」と答える件で死ぬほど笑ってしまってイメージが変わってしまった。 -- 名無しさん (2021-08-12 00:11:18) - 疾走感と映像センスから爽やかな青春映画みたいに紹介されがちだけど、実際は仲間を裏切って大金を手にするという爽やかさとは正反対の泥臭く現実的な結末。 逆に単純なサクセスストーリーには冷める、って人にこそ勧めたい。 -- 名無しさん (2021-08-12 20:49:30) - 「レクイエム・フォー・ドリーム」「ブロウ」「ラスベガスをやっつけろ」に並ぶ四大ドラッグ映画の一つ。…他にもあるかなあ? -- 名無しさん (2023-08-15 17:06:11) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/08/11 Wed 22:35:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff7800,b,30){未来を選べ。} &font(#ff7800,b,18){90年代最高の“陽気で悲惨な”青春映画}} #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 &bold(){『トレインスポッティング(原題:Trainspotting)』}は、1996年に公開された[[イギリス]]のドラマ映画。 アーヴィン・ウェルシュの同名小説を原作とし、監督は後に『[[28日後...]]』『[[イエスタデイ>イエスタデイ(映画)]]』等を手掛け、『スラムドッグ$ミリオネア』で2008年度アカデミー監督賞を受賞することになるダニー・ボイル。 [[日本>日本国]]ではアスミック(現・アスミック・エース)とパルコの共同配給で、R-15(現・R15+)指定で公開された。 イギリス・エディンバラを舞台に、ドラッグ中毒者の青年達の青春と彼らが起こす一つの事件を描く。 タイトルの&bold(){「Trainspotting」}とは「自分が見た列車について記録する」という意味の単語で、転じて「鉄道オタク」を指すが、 エディンバラではドラッグ中毒者達が使われなくなった鉄道操車場を溜まり場にするようになったことから&bold(){「ドラッグ中毒者」を指すスラング}としても使用されるようになった言葉。 また、主人公であるレントンの自室の壁紙、劇中で訪れるとある駅など「列車」が様々なシーンで登場する。 ドラッグに溺れる青年達がどうしようもない日常から抜け出そうと足掻く姿を生々しく、それでいてでどこか陽気に表現したことで話題を呼び、当時の若者達の共感を得て大ヒット。 &bold(){「90年代イギリスのポップカルチャーを象徴する作品」}とまで評されるようになった。 特徴的なのがドラッグ関連の演出であり、演じる俳優達の演技はもちろん、音楽・映像も相俟ってキマっている最中のドロドロの脳内や耐え難い禁断症状の苦しみを追体験することができる。 劇中で主にキメられているドラッグは&bold(){ヘロイン}で、快感・精神・身体の3要素全てで最高レベルの依存度を持つ&bold(){最強最悪のドラッグ}の一つ。 特に快感に関しては、 ・&bold(){全身の細胞から射精しているような通常の数万倍の快感が持続する} ・&bold(){人間が経験し得るあらゆる状態の中で、他の如何なるものを以てしても得られない最高の状態} ・&bold(){人間が一生のうちに体感し得る快感の合計を上回る程のものを瞬時に得られる} と表現される程であり、登場人物達が依存から抜け出せなくなり生活が壊れるのも納得の強烈さと言える。 イギー・ポップの楽曲が印象的に使用されており、中でも&bold(){「Lust For Life」}は実質的な主題歌として扱われた。 本作のヒットに合わせて1977年の楽曲ながらリバイバルヒット、本作とタイアップした新PVやミニアルバムの製作も行われた。 *あらすじ 1990年代、イギリス・スコットランド地方エディンバラ。 ヘロイン中毒のマーク・レントンは、同じくヘロイン中毒で映画オタクのシック・ボーイ、やっぱりヘロイン中毒だが人の良いスパッド、薬はやらないが喧嘩中毒のベグビー、薬はやらず正直者でまともなトミーとつるんで過ごしていた。 薬物断ちを思い立っては失敗し、ヘロインをキメてはバカをやる退廃的な日々。 ある日、窃盗・カツアゲ・強盗を繰り返した末に逮捕・執行猶予付きの判決を受けたレントンは両親の強引な手段もあってヘロイン依存を克服する。 レントンはロンドンで就職して順調な生活を送るようになるが、強盗を犯して指名手配犯となったベグビー、ロンドンで非合法な仕事を始めたシック・ボーイが押し掛けてきたことでクビになり、エディンバラに戻ることに。 再び絶望的な日々が始まろうとしていたところ、シック・ボーイとベグビーが持ってきた一発逆転の儲け話に乗ってレントンは人生を変える賭けに出る。 *登場人物 出演俳優の殆どはスコットランド出身者で占められている。 ・&bold(){マーク・レントン} 演:ユアン・マクレガー/吹き替え:[[平田広明]] 主人公。ヘロイン中毒者。 薬物断ちを何度も思い立つも、結局はヘロインに手を出すというサイクルを繰り返している。 「普通の生活」を望みながらも具体的な行動に移すわけでもなく、ひたすらヘロインに逃避する生活を送ってきたクズ。 両親のお陰もあって遂にヘロイン断ちに成功し((それでもマリファナはやっていた。))、ロンドンで不動産業に就いて順調な生活を送るも、ベグビーとシック・ボーイによりそれも終わりを告げる。 エディンバラに戻った後、ベグビー達から持ち掛けられた儲け話に抵抗を持ちながらも最終的に乗り、再びヘロインをキメて一世一代の賭けに出る。 演じたユアン・マクレガーにとっては本作が映画初主演作品であり、出世作ともなった。 ・&bold(){シック・ボーイ/サイモン} 演:ジョニー・リー・ミラー/吹き替え:[[森川智之]] レントンの幼馴染でいつも一緒にいる5人組の一人。ヘロイン中毒者。 レントンと大体同じようなサイクルを繰り返しているクズ。 映画好きでよく薀蓄を垂れ流している。お気に入りの映画は[[『007』シリーズ>007シリーズ(映画)]]。 アリソンとの間にいた赤ん坊が亡くなってからは何かが壊れてしまい、ロンドンでドラッグの売人兼ポン引きとして活動するようになる。 ロンドンでの人脈から薬の取引を段取りし、レントン達に持ちかける。 演じたジョニー・リー・ミラーは本作のメインキャスト唯一のスコットランド外(ロンドン南西部のキングストン・アポン・テムズ)の出身者である。 ・&bold(){スパッド/ダニエル} 演:ユエン・ブレムナー/吹き替え:小形満 いつも一緒にいる5人組の一人。ヘロイン中毒者。 登場人物中最もヘロインに依存しており、薬物断ちもまともに試みようとしたことがない。 人懐こく、性格が良いことから仲間内では愛されており、彼女もいるなどジャンキーであることに目を瞑れば好人物。 レントンと同時に逮捕されるが、そのジャンキーぶりを問題視され半年の実刑を受けてしまう。 出所後に儲け話を聞かされ、金欲しさに参加を即決する。 ・&bold(){ベグビー/フランク} 演:ロバート・カーライル/吹き替え:檀臣幸 いつも一緒にいる5人組の一人。 ドラッグこそやっていないが、アルコール依存気味な上に短気で手が早い性格。 もはや[[喧嘩]]中毒と言っていい程で、手当たり次第に喧嘩を吹っ掛け、刃物を持ち出す本作随一のトラブルメーカー。 強盗事件を起こして指名手配されたところでロンドンのレントンの家に転がり込み、好き勝手し始めたことでレントンからは疎まれていた。 エディンバラに戻った後、シック・ボーイの儲け話にいの一番に乗った。 ・&bold(){トミー} 演:ケヴィン・マクキッド/吹き替え:[[成田剣]] いつも一緒にいる5人組の一人。 5人組の中で唯一まともな人物で、薬も喧嘩もやらず、スポーツもできて彼女もいる[[リア充]]。 [[セックス]]上手で彼女のリジーとの情事をオリジナルAVとして録画し、それを見ながらヤるのがお気に入りのプレイ。 しかし、そのオリジナルAVをレントンが黙って持ち出したことが原因でリジーと別れることになり、自暴自棄になってヘロインに手を出してしまう((レントンはただズリネタ欲しさに持ち出しただけだった。なお、トミーにヘロインを売ったのもレントンであり、悪気は無かったとはいえ、トミーを実質的に死に追いやったことになる。))。 おまけにHIVに感染した末、リジーに復縁を迫るも無下にされ、絶望の中薬物の過剰摂取で孤独死するという悲惨な末路を辿る。 ・&bold(){ダイアン} 演:ケリー・マクドナルド/吹き替え:篠原恵美 一度薬物断ちに成功したレントンがクラブで出会ったイケてる女性。 レントンのド下手なアプローチを気に入り、自宅へ連れ込み一夜を共にする。 実は未成年の学生であり、その事実を後から知ったレントンは彼女から離れようとするが、「また会ってくれないと警察に通報する」と言って付き合いを継続させるなど強か。 学校では優等生のようだが、クラブ通いやマリファナを平然と吸うなど隠れて不良生活を送っている。 ・&bold(){ゲイル} 演:シャーリー・ヘンダーソン/吹き替え:- スパッドの彼女。 ジャンキーだと分かっていてもスパッドを愛している懐の広い女。 若干Sなのか、付き合って暫く経っても焦らしプレイの一環でスパッドとは寝ていなかった。 ・&bold(){リジー} 演:ポーリーン・リンチ/吹き替え:- トミーの彼女。 トミーとはよく喧嘩するもののラブラブな交際をしていた。 しかし、トミーがオリジナルAVを無くしたことが切っ掛けで関係が破綻、彼がヘロインに手を出す切っ掛けとなった。 ・&bold(){アリソン} 演:スーザン・ヴィルダー/吹き替え:- レントン達のドラッグ仲間の女性。 シック・ボーイとの間にドーンという赤ん坊がいたが、ヘロインでトリップしていた間に死亡してしまい、悲しみに暮れる。 ・&bold(){スワニー} 演:ピーター・マラン/吹き替え:[[石塚運昇]] レントンら御用達のドラッグの売人。通称:修道院長。 仕事場の一室をジャンキー達にキメ部屋として提供している。 ・&bold(){マイキー・フォレスター} 演:アーヴィン・ウェルシュ/吹き替え:大川透 ドラッグの売人。 本作中第一回目のレントンの薬物断ちの際、ヘロインが切れるまでの繋ぎとして座薬のアヘンを用意した。 後に酔った勢いでロシア人から2kgの麻薬を購入してしまい、処分に困ったためシック・ボーイに相談したことが儲け話の切っ掛けとなる。 演じているのは原作者本人。 *余談 [[テレビ朝日]]系列で放送中の『テレビ千鳥』は本作をモチーフに新たな番組宣伝用ポスターを作った。 #right(){&bold(){20 years later:[[T2 Trainspotting>T2 トレインスポッティング(映画)]]}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロンハーでパンサーの尾形が「ビデオボックスでAV見てたろ」って追及された際に「俺が見ていたのはトレインスポッティングです」と答える件で死ぬほど笑ってしまってイメージが変わってしまった。 -- 名無しさん (2021-08-12 00:11:18) - 疾走感と映像センスから爽やかな青春映画みたいに紹介されがちだけど、実際は仲間を裏切って大金を手にするという爽やかさとは正反対の泥臭く現実的な結末。 逆に単純なサクセスストーリーには冷める、って人にこそ勧めたい。 -- 名無しさん (2021-08-12 20:49:30) - 「レクイエム・フォー・ドリーム」「ブロウ」「ラスベガスをやっつけろ」に並ぶ四大ドラッグ映画の一つ。…他にもあるかなあ? -- 名無しさん (2023-08-15 17:06:11) #comment(striction) #areaedit(end) }

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