ガマゴラス

登録日:2025/06/20 (金曜日) 21:12:32
更新日:2025/06/21 Sat 15:39:04
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行け、ガマゴラス!

万博会場を破壊するのだ!



出典:巨獣特捜ジャスピオン/東映/第11話「グェッ!ツクバの巨大ガマ大行進」/1985年6月14日放送

ガマゴラスとは、『巨獣特捜ジャスピオン』の第11話「グェッ!ツクバの巨大ガマ大行進」に登場した巨獣。


目次


【概要】


ガマガエルに似た姿をした巨獣。
元々は惑星ガームに生息するおとなしい巨獣だったが、住んでいた島で行われた核実験の影響でミュータントと化し、全身を原子分解する事ができるようになった。

身体から出る白い油には、飲んだ生物を凶暴化させてしまう効果があるが、飲めば1000年は生きられるという噂が広まった事から惑星ガームの人々はこぞって油を飲んでしまい、次々に凶暴化した結果核戦争を起こして惑星ガームは壊滅し、崩壊してしまった。
ガマゴラスは原子分解能力を使って宇宙を漂い地球にたどり着き、マッドギャランに利用されて万博会場付近の洞窟で科学者達を凶暴化させていた。
惑星ガームでの出来事は「巨獣ガマゴラス事件」と呼ばれ、エジンも知っている。

武器は口から吐く火炎と長く伸ばす舌
非常に強い力を持ち、舌を巻き付けたダイレオンを何度も投げ飛ばした。
戦闘でも原子分解能力を使って透明になる事で攻撃を防ぎ、ガマゴラスに通用する武器はないとされる。
しかし、弱点はあり、それはガマゴラス自身の姿。
ガマゴラスはどういうわけか自分の姿を恐れており、などで自分を見てしまうと恐怖のあまり原子分解のエネルギーを失って特殊能力が使えなくなり、一気に弱体化してしまう。


【活躍】


マッドギャランに利用されて科学者達を凶暴化させていた。
調査にやって来たアンリとミーヤの前に現れると二人を襲撃。駆け付けたジャスピオンも火炎で撃退してしまう。

その後、エジンからの情報でガマゴラスの能力を知ったジャスピオンにアジトに乗り込まれると、マッドギャランと共に万博会場を破壊しようと迫るが、ダイレオンに阻まれて戦闘となる。

ダイレオンに対しても舌や原子分解能力で圧倒したが、のしかかって攻撃した所偶然ダイレオンの胸部装甲に自分の姿が映ってしまい、それを見た事で恐怖のあまり原子分解能力が失われ、弱体化した所に「ダイレオンビーム」を撃ち込まれてとどめに「コズミック・クラッシュ」を受けて爆散した。


【その他】


今回の舞台は、この年(1985年)に実際に行われていた国際科学技術博覧会(つくば万博)。
3月17日から9月16日まで開催されていた。

今回のマッドギャランの作戦は、人間の作った科学文明を破壊し、巨獣帝国を作るため、科学者達を科学嫌いにし(?)、万博会場を破壊。
会場を破壊すればそのニュースはたちまち世界各国に流れる。
そうすれば世界各地には自分達と同じく科学文明を拒否する者が大勢いるはずだから、その者達が決起してくれれば我々の大勝利……という事らしい。
回りくどい上に、結果は運任せという、はっきりいって珍作戦である。
惑星ガームのように、凶暴化させた科学者に戦争でも引き起こさせようとかいうのなら分かるのだが、何故か直接戦う兵士にしている。
また、ジャスピオンも凶暴化した人々を元に戻すため、ビームスキャナーガンで直接攻撃するという荒技に出ている。

ガマゴラスの油の元ネタは江戸時代に傷薬として用いられ、筑波山名物でもある「ガマの油」。
ガマの油を取る方法は、ガマの周囲を鏡で囲うとガマが驚いて脂汗を流すとされている。
また、万博会場に迫るガマゴラスに乗るマッドギャランの姿は、ガマガエルを呼び出す事で有名な忍者自来也に似ている。

この第11話のみ、ダイレオンの戦闘シーンで主題歌の「おれが正義だ!ジャスピオン」の英語版である「I'm Juspion」が使用されている。

ガマゴラスの油で凶暴化してしまった科学者の一人である中田明夫を演じているのは声優の土師孝也氏。


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最終更新:2025年06月21日 15:39