アットウィキロゴ

都市ガス

登録日:2012/02/10 Fri 23:16:53
更新日:2026/03/03 Tue 21:47:09
所要時間:約 3 分で読めます




都市ガスとは、各都市ガス会社で天然ガスを加工し、地中に埋設されたガス管を通じて各家庭や契約者に供給している可燃性ガス燃料のこと。
都市ガスは意外と用途が広く、化学物質の精製や都市ガスを使った空調設備など幅広い。
天然ガス自動車や天然ガス発電所と呼ばれるものでも実際に算出したままのガスを使うことはまずなく、こういった物も実際の燃料は都市ガスである。

競争相手は、プロパンガス会社とオール電化住宅などでガスを全く使わない住宅を開発した電力会社など。

略称は「Town Gas」の頭文字を取った、「TG」である。

元々都市ガスは電気よりも歴史が古く、石炭を乾留すると出てくるガスを照明用に供給したのが発祥で、その後過熱した石炭に水蒸気を浴びせて一酸化炭素と水素を含むガスを生産するようになったが、
これらのガスはカロリーが低いうえに一酸化炭素が有毒のため段々すたれていき、2018年以後は日本の都市ガスは全てカロリーが高くて毒性の低い天然ガスがベースであり、ここに火力を調整する役割のプロパンガスと、またガス漏れを検知できるための識別剤が配合されている*1
なお原料は可燃性で扱いやすければ何でもいいので、石炭や石油以外にシェールガスやメタンハイドレードからも都市ガスは精製できる。

昔はよく都市ガスの管を咥えて自殺をするということがあったが、これは一酸化炭素が主成分なので一酸化炭素中毒で死ぬため。
古いミステリーなどで「ガスの栓を開く」だけで爆発もしないのに人が死んでいるものがあったり、
アクションものなどでコンロの火が消えているのを目撃して大急ぎで窓を破ったりするのはこれに由来する。
現在の12A・13Aの都市ガスは、プロパンガスで火力調整を行っているため、一酸化炭素はほとんど含まれていない。まあ爆発の危険があるので漏れれば当然ヤバいが。



東北地方太平洋沖地震や福島第一原発事故が起きる前までは、地球温暖化の原因として利用者数の減少が続いたが、
震災以降は東電と東北電力管内で深刻な電力不足に陥ったため、企業や自治体などから東京ガスに自家発電装置を取り付けたいとの発注が相次いだ。
また震災前から参入していた発電事業にも本格的な投資を始め、計画前倒しで都市ガスコンバインドサイクル発電所の増設を東京ガスが決めたほど。


都市ガスというと真っ先に思い浮かぶのはガスコンロ。
ただし家庭用と業務用では火力が全然違うので注意しよう。
また、風呂の追い焚きや給湯システムなど多種に渡る。


上記の通り競争相手がプロパンガス会社と都市ガス会社であったが、
そこに電力会社が入ってきたために震災前は分捕り合戦の様相を呈した。
しかし原発事故の影響で逆に燃料を供給する側のガス会社が発言権を持つようになった。


追記・修正は中華料理の厨房を覗きながらおねがいします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年03月03日 21:47

*1 まれにブタンガス