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急募・炭鉱採掘求ム(MHXX)

登録日:2026/09/15 (Tue) 01:28:39
更新日:2026/09/20 Sun 18:27:54
所要時間:約10分で読めます




時は2017年4月23日、モンスターハンター頂上大会 東京会場。
そのクエストは突然配信が発表された。


クエストレベル G★★★★
採集クエスト
急募・炭鉱採掘求ム
目的地 メインターゲット 報酬金 6300z
地底火山 燃石炭10個以上納品
もしくはネコタクチケットの納品
制限時間 サブターゲット 報酬金 22800z
50分 ブラキディオス1頭の狩猟
契約金 受注・参加条件
700z HR13以上
依頼主 燃石炭鉱業者
―募集概要―
地底火山ニテ燃石炭ノ納品求ム。
―納品目標基準―
目標数納品時、帰還可。目標以上
ノ納品ニ応ジテ報酬上乗セアリ。
―注意点―
環境過酷。当方一切責任負ワズ。


「急募・炭鉱採掘求ム」とは、『モンスターハンターダブルクロス』(MHXX)で配信されたイベントクエストである。
配信日は2017年4月24日で、前述の通り公式タイムアタック大会の翌日にあたる。

受注資格はHR13以上なのでハンターランク解放は必須。
クエスト内容は、糞マップと名高い地底火山で燃石炭を10個以上集めて納品すること。
燃石炭を集めるクエストは数多く存在するが、本クエストは前作MHXで配信された「たんと掘れ燃石炭」の系列であり、納品した燃石炭の数に応じて報酬が豪華になっていくのも「たん掘れ」と同様。
なんなら公式で専ら「通称、G級のたん掘れ」と呼んでたし……。

前作の「たん掘れ」は「CCさくら式」と呼ばれる仕様の穴を突いたバグテクニックで短時間の作業で大量のお守りを入手できた。
これは発見者が『カードキャプターさくら』を視聴しながら無心で周回している最中に発見されたため名付けられたもので
オンラインに限り「燃石炭かネコタクチケットを納品するたびに箱の中の燃石炭の数が再度カウントされる」という凄まじいバグテクニック。
つまり、例えば1個ずつ12回納品した場合は「1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+12+12=92」となり、
12個しか燃石炭を納品していないにもかかわらず桜色の部分が追加集計され、80個の燃石炭(報酬上限)を納品したときと同等の報酬を獲得できてしまう。

しかし、今作では「CCさくら式」が修正されてしまったため、「たん掘れ」の需要が消滅。
最高レアの風化したお守りから手に入る天の護石集めは
の2択を強いられ、これらのクエストを周回した中で手に入った女王の護石、王の護石をマカ錬金のマカフシギ錬金術にぶち込むのが精々だった。
超カニ漁の難易度や事故要素を加味した結果、カマキリオンラインと化したのは見ての通り。

この背景から「たん掘れ再来なるか」と多くの炭鉱夫が本クエストに挑むも、クリアしても報酬に並ぶのは鉱石類とちんけな量の風化したお守り。
「目標以上ノ納品」をすることで「上乗セ」される報酬で追加のお守りやアイテムを得ることができるが、燃石炭を40個納品してようやくそれなりの量の風化したお守りが入手でき、他には超特殊許可クエスト以外に確定ドロップしない真鎧玉や、収集手段に乏しいフエールピッケルが入手できる。
なお、90個納品すれば金策アイテムのプラチナのたまごがそれなりに手に入る。カマキリオンラインで自然と金策できるので需要はない。
結果、「時間をかけて集めるくらいなら0針で回せるカマキリでいい」と「たん掘れ」の再来とならず、人知れず姿を消すのであった。

追記・修正はピッケル片手にお願いします。


























「サブターゲットを達成しました」
「サブターゲット達成で集会所に戻ります」


報酬ボックス
サブ フリー 調査対象 部位・捕獲
風化したお守り×7
風化したお守り×6
風化したお守り×6
古びたお守り×7







さて、本クエストには乱入モンスターのブラキディオス1頭を狩猟するサブターゲットがある。
サブターゲットは達成することで専用の報酬を得ることができ、メインターゲットを達成していなくてもクエストから帰還可能になる。
本来はメインターゲット達成が難しい時の緊急脱出、あるいは部位破壊マラソン用の機能なのだが、本クエストはサブターゲットをクリアすることによって、何と桁外れの量のお守りが報酬で出現する。ついでに砕竜G級素材も入手できるので、不要なお守り共々全部売れば多少の金策にもなる。
もちろん排出量に運要素はあるが、運が良ければ30個以上もの風化したお守りが入手できるのだ。

そう、このクエストは燃石炭を集めるのではなくデカい青鉱石ブラキディオスを狩猟してサブターゲット帰還するのが本題なのだ。
この事実が発覚した時、炭鉱夫たちはピッケルを捨て、武器を担ぎブラキ主任への武力行使をすべくハンターへと復帰。
「とにかく素早く、とにかく効率的に、とにかく楽してブラキディオスを仕留める」新たなお守りマラソン……通称「ブラキ炭鉱」がここに誕生するのであった。


ブラキ炭鉱について

というわけでブラキディオス1頭を狩猟するだけでお守りがガッポリ手に入る「ブラキ炭鉱」。
しかしここはドSのカプコン。そんなうまい話があると思ったら大間違い。出鼻をくじく要素はもちろん用意してある。

まずブラキディオスだが、実際に戦闘するとわかるか何かがおかしい。痛い。とても痛い。
ぶん殴られれば体力が5~6割消し飛び、ジャンピング土下座でガンナーが一撃死し、縦列爆破で剣士が瀕死になる。

本クエストに登場する個体は攻撃倍率がなんと10倍*1に跳ね上がっており、通常個体なのに獰猛化個体より攻撃力が高い。
これにより、当たればただでは済まない爆破攻撃をG級固有の高速ダッシュと軽快なステップから繰り出してくる非常に厄介な個体と化している。

そんな強化個体ブラキディオスとの戦闘を終えたハンター諸君は皆一同にこう思うだろう。「なんか死ぬの早くない?」と。
超火力の代償として体力は約8,800と通常個体の約0.75倍程度。獰猛化個体と同じ全体防御率なのに通常個体より沈むのが早い。後にコラボすることになったコイツみたいなもんである。
ブラキ自体に慣れていて攻撃の数々に対応できるプレイヤーならばソロ狩猟でも10分もしないうちに狩猟完了出来る程度。
また、獰猛化モンスターのような急激な速度やダメージの変化などもなく、サザエさんヘアー個体と違って怒り移行もサイズも通常個体と仕様は同じ。
よって短期決戦を目指すほど低体力が機能して素早い狩猟が可能となり、運が良ければ金冠個体も出現する。回してるうちに勝手に出るとは言わない。

当たらなければどうということはない、けど動き回るモンスターなので時間がかかる。
ならばあらゆる拘束手段を動員して動かさずに倒してしまえば良い。
これがブラキ炭鉱の真骨頂、「ハメ周回」である。

ブラキ炭鉱発足後、誰か一人が状態異常弾を撃てるライトボウガンを担ぎ、ありったけの罠を用意。
拘束中に残り3人がひたすらブラキディオスをタコ殴りにしたり、蜂の巣にする周回方法が確立。
特にボルテージショットにより安全な距離から高火力を発揮できるヘビィボウガンに白羽の矢が立ち、
ヘビィ3人、ライト1人の一般的な「ブラキ炭鉱」の周回スタイルが出回るようになった。

なお、サブタゲ帰還しないといけないクエストなので、うっかりクエストリタイアを押してしまうハンター達も散見される。
せっかく高速で倒したのに間違えてリタイアして水の泡……とならないよう、あらかじめカーソルをサブタゲ帰還に合わせておこう。

周回の種類

「ブラキ炭鉱」が確立すると効率重視の装備・立ち回り固定部屋と、効率度外視で気楽に周回する部屋にニ分化され、
発売から10年以上が経過した現在でも実力者のハメ部屋、お気楽の武器自由といったような区切りとなっている。

  • ヘビィハメ
前述の通りブレイヴスタイルのヘビィ3人、ライト1人で一歩も動かさずに倒す定番戦法。
使用されるライトボウガンはLV2麻痺弾、LV2睡眠弾を撃てる「大神ケ島【神在月】」、上級者向けの「幻神鼎角筒」。
ヘビィボウガンは貫通弾ボルテージショットが可能な「ガオウ・クオバルデ」が鉄板。
2人で周回する部屋では「ディスティフェロース」が担がれ、部屋によっては4人目が「真名ラーホルアクティ」を担ぐことを要求されるケースもあるが、基本的にはガオウが採用される。
装備は火力スキル「見切り+2」、「弱点特効」を投入した通称「2弱ガオウ」以上のものが最低ラインとされており、本作屈指の人気ヘビィ「モラクディアーカ」、ハイスペック貫通ヘビィ「コルム=ダオラ」は短期決戦の本クエストに向かない長期戦性能なので出番無し。*2

ブラキディオスが出現するエリアは固定だが、出現位置は変動するため位置によってムーブが変化する。
全員開幕モドリ玉、ライトが最初に入場する、位置によって射撃位置を調整するなど、キッチリした立ち回りを要求されることが多く難易度は高め。
中には受注順固定・オトモ禁止・猫飯禁止などより厳格なルールが存在する場合もあり、特に「現地」と呼ばれる部屋は覚えることが多すぎて座学しつつ実践が要求されるほど。
現在はYoutubeの普及と長年に及ぶ研究により基礎的なムーブは映像付き解説含め情報が出回りきっているが、それでも覚えるのには一苦労。
その代わり覚えてしまえば異次元のスピードで大量のお守りを収集できるため、実力者向けの周回方法と言える。

  • 双剣ハメ
「ブラキ炭鉱」発足当初流行していた編成で、ブシドースタイルの双剣4人のうち1人が麻痺双剣を担ぐか、ライトを担ぐというもの。
武器は水属性双剣の「水裂ドロスドロス」、「ハイガノスマチェーテ」、「こまつるぎ我執舞姫双」が、
麻痺属性だと「アイルー卿メラルー卿」採用される傾向にある。ニャーニャー乱舞しながらブラキが麻痺る光景が見られる。
拘束中に双剣3人が頭に向かってとにかく乱舞をするだけ、という比較的簡単な操作で周回できるのが特徴。

  • 力大剣
抜刀攻撃にスタン効果が付与される「抜刀術【力】」を搭載したブレイヴスタイルの大剣で集会する部屋。
「ブラックネブタ」のテンプレ装備を組むだけで参加できるためか、装備構成より立ち回りの難易度が高い。
とにかく頭を狙い、スタンさせ、動いていないうちに大剣の高火力を叩き込むことを重視する。
拘束役は4人全員がスタンと火力で担当することになるためか、不要とされることがある。
かなりの実力者向けではあるが、決まれば4人全員がシンクロして抜刀強溜め斬りを仕掛ける異様かつ痛快な光景が見れる。

  • 武器自由
文字通りどんな武器を担いでもいい周回方法で、ハメ部屋と違ってこれといったルールやムーブ共有がなく非常に参加しやすいことから人気を集めている。
それでも気がついたらムーブの指定がないだけのヘビィハメになっていることも多い。
ただし、ヘビィハメよりも時間がかかるケースの方が多いほか、サポートライトがいないと誰も拘束できずブラキディオスの攻撃で事故が起きやすい。
逆に言えば拘束役が一人入れば快適に周回できるので、サポート練習のハンターにはうってつけ。
2弱ガオウ以上の装備が完成していなかったり、慣れないうちは武器自由部屋で慣らすのがいいだろう。
もちろんムーブを忘れた復帰勢もこちらで鍛え直すことができるので便利。

余談

クエスト名で炭鉱夫を急募し、燃石炭の収集を依頼しているわけなのだが、ハンター達はそんなものに目を向けずブラキディオスを狩り回していることになる。仕事を放棄していいのだろうか……。
たかが1頭狩猟しただけでお守りが大量に手に入るというのも些か変な話であり、ハンターの間では「安全確保の報酬」、「ブラキ主任が隠し持ってた」と噂されている。

サブタゲで帰還したクエストはギルドカードの活動メモに反映されない仕様がある。
このため、ブラキ炭鉱でハンターランクを上げた後に、何かしらのクエストをクリアしてハンターランクが上がると
【 '(クエスト名)' をクリア!】 
ハンターランクが '110' にアップ 
【 '(クエスト名)' をクリア!】  
ハンターランクが '100' にアップ 
と、まるでチートでも使ったかのような記録が登録されてしまう。
本クエストはサブタゲ帰還でHRPが1190Pts×2とかなり多めに貰えるため、回せば回すほどハンターランクがカンストに近づく。
中には「神おまを入手する過程でカンストしてた」、「HR13からHR999までブラキで上げた」など酔狂なハンターも……。

2017年4月28日に配信されたイベントクエストとして「ドリフターズ・孤島の漂流者」がある。
このクエストはアイテム持ち込み禁止で、孤島で獰猛化ブラキディオスを狩猟するというもの。
不幸にも本クエストとターゲットが被った結果、「イベントクエスト」のターゲット「ブラキディオス」で検索しても部屋が出てこない*3という現象が発生。
逆に炭鉱ブラキに人が集まりすぎてドリフターズコラボの部屋を建てても人が集まらないどころか間違って入ってしまった人もいたとか。
またこの弊害として、MHXX最強の操虫棍と名高い「真・黒滅龍棍【旦明】」に強化するための「獰猛な爆縮液」がストッパーになってしまったというハンターも多発している。*4
ちなみにこのクエストはG級昇格直後に本来G2まで待つことになるメランジェ鉱石やマボロシチョウを採取したり、徘徊してるブラキディオスから素材をぶんどった後、サブ(モンスターのフン4個の納品)で返ってくるいわゆる裏口入学ムーブが可能。虫網やピッケルも持ち込めないがニャンターで受注してしまえば問題ない。

『MH4』以降、「クエストを周回してお守りを稼ぐ」という手段が一般化しつつある中、本クエストはその方向性を決定づけたクエストと言える。
実際、後に発売されたタイトルでは
  • MHWorld
    生産品になったお守りの代わりに装飾品をクエスト報酬で収集する。
  • MHRise
    モンスターの素材をマカ錬金に入れ、クエストをクリアして受け取る。
  • MHWilds
    生産品のほか、生産入手できない護石をクエスト報酬で収集する。
と、「もうピッケル片手に火山に籠もらなくていい」とでも言わんばかりの調整が施されている。
なお、上記3タイトルも「特定のモンスターを乱獲して収集するクエスト」が存在している。

また、項目冒頭部分も別にウソではないので、ソロプレイで高火力のブラキを10分で狩るなんて無理難題だ(あるいはブラキと戦い疲れたがお守りは欲しい)という場合でも、
採取系スキル(採取+2、お守りマスター等。可能なら幸運系スキルも。)を搭載した伝統の作業着で燃石炭40個を納品しても良い。
40個というのも一見無茶振りに見えるが採掘一回で燃石炭が2個や3個出ることがあるので、
ルートを厳選して*5モドリ玉の調合分とピッケルを満載し、所持数限界となる10個集まったらモドリ玉のルーティンで駆け回っていると、
燃石炭がさっぱりでない下振れを引かない限りはソロでも10分前後で40個集まり、サブ帰還時の圧倒的な量ではないにしても、風化したお守りと錬金素材となる古びたお守りが十分に集まる。
今作には装飾品と護石で自在にカスタマイズ出来る防具があるので、わざわざ専用装備を生産せずとも装飾品の工面だけで作業着は用意できる。

追記・修正はヘビィボウガンでしゃがみながらお願いします。


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最終更新:2026年09月20日 18:27

*1 ここで言う攻撃倍率というのはモンスター側の内部補正値であり、単純に通常個体の10倍の攻撃力があるわけではない。G級通常個体の攻撃倍率は6.2倍であるため、攻撃力で言うならおおよそ1.6倍である。

*2 特にコルムは最初期だと使われていたヘビィのため、古い情報源だと推奨の中に含まる場合がある。現在はガオウにDPSと弾種でボロ負けしているのが周知されており歓迎されない部屋がほとんど。

*3 あちらはこちらと違い獰猛化しているため、「獰猛化クエスト」のターゲット「ブラキディオス」で検索すると出る。

*4 「獰猛な爆縮液」は獰猛化ブラキディオスからしか手に入らない上に獰猛化ブラキディオスが出現するクエストは依頼を進めないと出ない。

*5 山頂となるBCから近い順に7,4,2,3,8,9(秘境スタートだと9の高所)に採掘ポイントがあり、BCと7の間にある1を除くと一方通行の部分もあるが、全て隣り合っている配置。