アットウィキロゴ

にげあし(ポケモン)

登録日:2026/09/14 Mon 16:30:20
更新日:2026/09/16 Wed 02:06:07NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一つ。


データ

初登場 第三世代
効果 野生ポケモンから必ず逃げられる
トレーナー戦で交代を防ぐ効果を無視して交代ができる(Champions)

概要

文字通りに野生ポケモンとの戦闘で必ず逃げられるという効果を持つ。
ポケモンでは逃走の成功率は作品ごとに計算が異なるが基本的に「こちらの場に出しているポケモンと野生ポケモンの素早さで、こちらが野生より上だと必ず逃げることができ、逆に低いと逃げる確率が下がる」となる。
当然のように相手がよほど素早さの低いポケモンじゃなければこちらの手持ちよりレベルの高いポケモンと遭遇した場合は逃げるのが難しくなってしまうが、この特性を持つポケモンは必ず逃げられる。

その他、
  • 相手の交代や逃亡を封じる変化技(「くろいまなざし」等)
  • 「拘束状態」にさせる技(「しめつける」等)
  • 交代や逃亡を封じる特性(「かげふみ」等)
様々あるが、「にげあし」はそういう状況を無視してバトルから逃げられる。

ただし例外としてエメラルドにあったバトルフロンティアの「バトルピラミッド」内の野生ポケモン戦での効果は弱体化されている*1
特性「ものひろい」のポケモンを手持ちにいれ、野生ポケモンを倒して回る方が良いだろう。

あくまで「逃げられる」

この特性の効果は「逃げる」だけに影響する効果なので、“交代封じ”は無効化できない。
「くろいまなざし」を受けてしまったが、このポケモンを捕獲したいから控えにいる「みねうち」覚えてるポケモンに交代…といったことは出来ないのである。
「逃げる」と「交代」は確かにコマンド別だけど…

トレーナー戦では

同様に「逃げる」が行えない一般トレーナー、ジムリーダーなどのポケモンバトルでは一切の効果を発揮しない。
だが……?(後述)

他の仕様

  • 第四世代までは「〇〇は にげあしを つかって にげた」と専用テキストがあったが、第五世代以降は「うまく にげきれた」のメッセージと共に特性バー表記される仕様に変更された。
  • 「にげあし」所有ポケモンが"ひんし"になったときに「にげる」を選択した場合は第四世代は特性が発動できたが、第五世代ではこの効果はなくなっているので必ず逃げられるとは限らない。
  • 「いえき」・「かがくへんかガス」等の特性の効果を無くす技や特性などを受けると効果はなくなる
  • 「フリーフォール」を受けた際には「逃げる」ことができない

シナリオでは

後述の所有ポケモンをみれば分かるが、序盤に出現するポケモンに多い。レベルの高いポケモンが出現するエリアを安全に抜ける為に使われる。
ポケットモンスター ソード・シールド』ではワイルドエリアでは序盤から訪れることになるがエリアごとに30~60台と明らかにこちらの手持ちとは大きくレベル差のあるポケモンが出現。
高レベル帯が出現するエリアは最奥と寄り道するようなルートだったり、シナリオを進めないと行けない場所にあるが、寄り道しなくても一部のシンボルエンカウント系のポケモンは「すごく強そうな」と称されるレベル差が10以上ある強敵がいる。
詳しくはワイルドエリアの項目に書かれているが、本作ではジムバッジによるレベル制限は捕獲できるポケモンにレベルの上限が決められている仕様になっている。レベル制限超えのポケモンをモンスターボールで捕獲しようとしても専用メッセージで投げる事すら出来ない。
そんな中で「にげあし」のポケモンだと絶対に逃げられるので、ワイルドエリア探索時にはこの特性を先頭にしたら安全に探索できる。全バッジ獲得するまでお世話になったプレイヤーも多かった。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではオープンワールド形式かつ出現ポケモンもシンボルエンカウント式に切り替えた*2為、移動中や探索時にポケモンにぶつかった際でもこの特性が重宝されていた。
目当てのポケモンを捕まえたいが、生息地には「すなじごく」などの逃走と交代封じ特性もちがいる時に手間と時間をかけずにすぐ逃げられる。


対戦では

残念ながら前述したトレーナー戦と同様に効果を一切発動せず、事実上の特性なしになっているのでハズレ特性として扱われていた。
しかし、『Pokémon Champions』では「交代を封じる技や特性を無視して交代できる」という「きれいなぬけがら」と同じ効果が付き、初登場から20年以上という長い時を経て、遂に対戦用の効果を得た。

問題はこの特性を持つポケモンはM-C時点でフォクスライのみであること。
フォクスライはそもそも交代封じが気にならない「とんぼがえり」「すてゼリフ」を覚えるため実用性はほぼない……というか使うなら「かるわざ」「はりこみ」の方が強く選択肢としては弱い。
「にげあし」持ちで交代技を持たないポケモンとなるとラッタギャロップドードリオあたり。
ラッタは「はりきり」「こんじょう」が個性、ギャロップも他の特性が有用であるため、他の特性がどうしようもないドードリオ、あたりだと使えるか?……と言ったところ。
バトン型でも「てんのめぐみ」型でもなく、「じしん」等を搭載しないノココッチならメガゲンガーで詰まされるリスクを潰せるかもしれない。

ポケモン不思議のダンジョン

ポケダンでは効果こそ違うものがあるが攻略に役立てるものがあったりする中、『青の救助隊・赤の救助隊』の「にげあし」は「HPが半分以下になると"おびえ状態"になってポケモンから勝手に逃げ出してしまう」デメリット特性になっている
おびえ状態になると勝手に逃げ出すどころか一切攻撃できない、アイテムも使えないし拾えない
プレイヤーが操作するキャラ(もといリーダー)の場合は、流石に操作を全面的に受け付けないのはマズいためか、このデメリット効果は発揮されない。
これに対し、説明文では「リーダーのときはグッとガマンするぞ」と表記されている。チームメンバーの時もグッと我慢しろ

敵側が発動すると弱腰になって逃げ出し始めるのでソイツを撃破するのが面倒になる。
では味方側でこの特性持ちの場合はというと発動するだけで攻略に大きな支障をきたしかねない。
HP半分以下がトリガーとなっているため、この特性持ちのポケモンを味方として連れ歩く際は、常にHP半分以上の維持が必須となる。
一定ターン毎にHPが減らされる「すなあらし」や「あられ」が巻き起こる悪天候フロアでは「にげあし」持ちが逃げまどいがち。
それらに加えて依頼によって同行する低レベルで足手まといのクソザコ依頼主がこの特性持ちの時は、ダメージを受けると死ぬか、辛うじて耐えても「にげあし」によってパーティから勝手に逃亡するため、冒険がよりハードモードになってしまう。

説明文には表記されていないが、実は「トラバサミ状態」にならないという隠し効果がある。
このトラバサミ状態とは「くろいまなざし」や、特性「かげふみ」「じりょく」などで発生する移動不能の状態異常。
探検隊』では「かげふみ状態」(前作の「トラバサミ」)にならないことが明記されるように。
…しかしその場から数ターン移動できなくてピンチになるような場面が少なく、そもそもこの状態異常自体が発動すらしない事も多かったため、合って無いようなメリット効果ではあった。

リメイクの『救助隊DX』では「あるけず状態」と表記が変更。それでいて長年不評を買い続けた「HP半分以下でおびえ状態になってしまう」デメリット効果が敵味方共通で削除された。
この作品で「あるけず状態」を引き起こす特性「かげふみ」や「じりょく」は対面時に条件を満たすと高確率で発動するため、過去作品よりかは有用になっている。
が…やはり違う特性を持つポケモンの場合は「にげあし」とは別の特性で起用されやすく、「にげあしにしといて良かった」といった話はまるで聞かない。

『青の救助隊・赤の救助隊』では、最初に候補となるポケモンのうちイーブイがこの特性持ち。
上述した通り、リーダーの時はこの特性が発動しないのだが、つまり主人公をイーブイにした場合には主人公の特性がないセルフ縛り状態でプレイしなければならなくなる。
イーブイ自身が強みの少ないノーマルタイプということもあり、主人公をイーブイにした場合の難易度は高くなる(イーブイはパートナー候補にはならない)。
上述が理由かは不明だが、『時の探検隊・闇の探検隊』ではイーブイが主人公候補から外されている。
マイナーチェンジ版の『空の探検隊』では主人公候補に返り咲いており、パートナーにも選べるようになった。
主人公の場合は引き続き「にげあし」は発動しないが、パートナーの場合には「にげあし」が発動してしまう。(空の探検隊では特性がデフォルトで2種のため、火力に貢献する「てきおうりょく」の特性持ちだが同時に「にげあし」も必ず特性に入っている)
リメイクの『救助隊DX』でも主人公、さらに新たにパートナーとしてイーブイを選択可能になった。
この作品で主人公・パートナー候補となるイーブイは特性が「てきおうりょく」で固定化されるため、パートナーに選んでもハードモードにはならないので安心。


所持しているポケモン

耐久戦法をするポケモンと相性がよさそうだが、ほとんどが低耐久や進化前である。
隠れ特性に至っては、なんと全員が進化前限定。妙に序盤虫が多い…。
まあ、その辺りはまだ弱い種であるが故にすぐ逃げ隠れする…というようなフレーバーも兼ねているのであろう。
なお、個体値で決まる「個性」の中に『にげるのがはやい』というものがあるが、別にこの特性とは何の関係もない。
ポケモン 隠れ
特性
進化後特性
コラッタ・ラッタ*3
ポニータ・ギャロップ
ガラルポニータ・ガラルギャロップ
ドードー・ドードリオ
イーブイ ※いずれの進化後にも引き継がれない
オタチ・オオタチ
エイパム 「テクニシャン」
ノコッチノココッチ
ブルー 「はやあし」
ポチエナ いかく
パチリス
ミミロル 「メロメロボディ」
ミネズミ 「はっこう」
クスネ・フォクスライ
ウールー 「ふくつのこころ」
ワッカネズミ 「フレンドガード」
オラチフ 「ばんけん」
コレクレー(とほフォルム) 「おうごんのからだ」
キャタピー 「だっぴ」⇒「いろめがね」
ビードル 「だっぴ」⇒「スナイパー」
ナゾノクサ 「あくしゅう」⇒「ほうし」or「いやしのこころ」
コンパン 「ミラクルスキン」
ケムッソ 「だっぴ」⇒「とうそうしん」or「ふくがん」
ツチニン 「すりぬけ」
コロボーシ 「テクニシャン」
ヨーテリー 「きもったま」

類似・関連する道具

ピッピにんぎょう・エネコのシッポ・ポケじゃらし

野生ポケモンとのバトルで使用すると必ず逃げられる消費型の道具。
野生ポケモンに投げつけると気を逸らす事ができ、逃げられるとの事。
「ピッピにんぎょう」は初代から存在するが、作品や地方によっては「エネコのシッポ」や「ポケじゃらし」といった亜種も存在。いずれも道具としての効果は同じ。

お値段は過去作品だと1個1000円と中々お高く、最序盤から買えない作品も多かったため、空気気味。
第八世代『ソード・シールド』や、第九世代『スカーレット・バイオレット』では最序盤から高レベルの野生ポケモンと出会う機会を想定したのか、最初から安価な値段で購入可能になっていたり、道端で拾いやすくなったり等で入手性と実用性が改善されている。

けむりだま

こちらはポケモンに持たせる道具。初登場は第二世代の金銀。
野生ポケモン戦にて持たせたポケモンが場に出ている時に「にげる」を選択すると必ず逃げられるという効果を持っており、実質「にげあし」と同じ。
何度使っても無くならないので地味に便利だが、入手時期が遅い作品が多いのがネック。
「にげあし」ではない捕獲要員などに持たせて捕獲したいポケモン以外との戦闘から確実に逃げる為などに使われている。
「マジックルーム」のフィールド変化中、過去に存在していた技「さしおさえ」を受けた際には道具の効果が発動しない。
なお、「にげあし」のポケモンに「けむりだま」を持たせた場合、「にげあし」が優先されるため「けむりだま」は発動すらされない(いみがない)。

余談

  • 初期のポケモン作品の悪の組織のNPCたちは、敗北したり撤退する時に一瞬の暗転で跡形もなく消え去る(場合によってはそのマップにいる構成員が全員一瞬で消える)ことから「特性にげあし」なんて言われたりしている。


追記・修正は逃げながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年09月16日 02:06

*1 バトルピラミッド内では特性「にげあし」に逃げる確率を上げる効果は無く、逃亡成功時にメッセージが表示されるだけである。

*2 剣盾はシンボルと草むらなどの一部フィールドはランダムエンカウントの両方取り入れている

*3 原種のみ