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コミック両津(こち亀)

登録日:2016/11/01 (火) 02:15:12
更新日:2026/05/06 Wed 10:08:17
所要時間:約 10 分で読めます





『コミック両津』とは、アニメ版『こち亀』の第308話『両津流マンガ塾』に登場した漫画雑誌。


【概要】

週刊サファイアで連載していた『ロボ刑事番長』を、あまりの不人気と苦情の多さで打ち切られた両津が、『世界のペン先』『蛇口図鑑』『素晴らしきボルトとナットの世界』といったあからさまに売れない本ばかり発行して倒産寸前の関根出版を立て直し、ロボ刑事番長の移籍連載、週刊サファイアを潰す事を目的に創刊した、自分の漫画を載せた漫画雑誌である。

関根出版には漫画雑誌のノウハウは無く、両津が全て引き受けることになる。
自分の漫画を載せるのは勿論だが、肝心の他の漫画は、「絵の上手い奴に有名な漫画を真似たのを描いて貰って、それを雑誌に載せればいい」という考えのもと*1
自分が設立した『両津漫画スクール』に、「『特別講師を招いた』という名目で出した有名漫画家の名前で釣って生徒を集める」という作戦で生徒を集め、その生徒たちに課題として描いてもらった漫画を生徒たちに無断で転載することにした。
しかも、漫画スクールの授業料や教材費を製本印刷代にまわせば、タダで本が作れるというので、両津は「魔法の経営法」だと嘯いた。

集まった原稿をもとに、雑誌の印刷をすることになるが、「1万部刷る」と言った社長に対し両津は、「少なすぎる」と一蹴。

「売れてる漫画雑誌は平気で100万部以上刷ってるんだぞ!
しかも、この雑誌にはワシの超人気漫画*2である『ロボ刑事番長R』まで載せてるんだぞ。300万…いいや500万部は売れる!」

そう意気込んだ両津は、週刊サファイアを潰すべく、創刊号を500万部刊行したのだった……。


【掲載作品】

ロボ刑事番長R

両津・パトリシア・勘子作。ロボ刑事番長の続編。
巻頭カラーとなっている。

沈没の艦隊、ど純情ガエル、漂着教室、美少女闘士ブレザームーン

両津漫画スクールにて、両津が生徒たちに自分の原作を与えて描かせた漫画。
それぞれ「潜水艦が独立国家を宣言する」、「転んだ拍子にカエルがシャツにくっつく」、「学校が未来へタイムスリップする」、「月に替わってお仕置きする」という盗作であり、他にも「ダメ社員が社長と仲良くなる」、「顔がアンパンでできたヒーローが活躍する」、「ロボット同士が戦う」という原作もあった。

その他、漫画スクールに予習として描いた漫画(おそらく完全オリジナル)の漫画を持参した人もいたが、両津が「読者が求めているのは面白い漫画」と破り捨てた。
この漫画そのまま掲載したら幾分か売れていたかもしれない…でもそうしたらロボ刑事番長を遥かに上回る人気になるだろうけど…
1ページ目には「両津漫画スクール」の広告を載せ、キャッチコピーも「ロボ刑事番長のパトリシア勘子も大絶賛」というもの。
講師の1人に両津自身が変装した「ジョン両津」を載せており、どう見ても自画自賛の広告だった。


【そして廃刊へ…】

中川麗子もどうやって用意したのかは不明だが*3「誰も買わない」と感想を残した。
何しろ絵が酷く不人気なロボ刑事番長が巻頭カラー*4な上、盗作ばかりを載せた『コミック両津』。案の定全くと言っていいほど売れないまま創刊号で廃刊
またしても「ロボ刑事番長」はワースト記録(週刊のび太が樹立した廃刊最短記録も更新)を更新したのだった。
潰れたのは週刊サファイアではなく、両津漫画スクールと関根出版の方だったのは言うまでもない。

「世の中見る目のない連中が多すぎる」と世間を恨む両津だったが、中川と麗子には「どう考えても売れなくて当たり前」だと呆れられる。
宣伝はしたのかどうか曖昧だし、下手したら流通していない*5可能性すらあるが…

すると、関根社長と生徒たちが、両津の元へ抗議しにやってきた。
両津の所為で会社が倒産した社長や、漫画スクールの授業料1年分を騙し取られたうえに自分たちの漫画を変な雑誌に勝手に載せられた生徒たちに詰め寄られ、耐えられなくなった両津は逃走。

両津「ひえ~っ!漫画雑誌はもうコリゴリだぁ~~~っ!!」

【余談】

  • 原作の『ロボ刑事番長』は、単行本第116巻「編集者・竜千士の苦悩の巻」にて、掲載誌の分裂騒動の中で終了させられており、両津は鋭光社への出入りを禁止された。


改めて警告!
著作権侵害をした人は10年以下の拘禁か1000万円以下の罰金、あるいはその両方が課されます。
多分関根出版社長にも課せられます!
つまり売上に関係なく創刊号で廃刊は避けられません

決してやるな!!


追記・修正は両津漫画スクールに入学してからお願いします。

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最終更新:2026年05月06日 10:08

*1 当初は他の出版社に人気漫画家の住所を聞き出そうとしたが、出版社にとって人気漫画家は財産であるため当然断られた。

*2 アニメ化の時の記録総なめや週刊サファイア編集部で不人気ぶりを見せられたのに、その自信の根拠は何だろうかだろう?もっとも、週刊サファイアを潰すために見栄を張った可能性も考えられるが…

*3 両津がサンプルとして無料で渡した可能性もある為。

*4 それで表紙に「超豪華作家」と書かれていた。

*5 店に届いても店頭に並べずに返品するというもの。ロボ刑事番長の話題やこれまでの書籍の売り上げを考えると、コミック両津を売り場に並べるだけで店のイメージダウンになるかもしれない。