無垢なる者 メディウス

登録日:2025/11/10 Mon 20:25:11
更新日:2025/11/10 Mon 20:25:50NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




《無垢なる者 メディウス》とは、遊戯王OCGで登場したモンスターカードの1枚である。
この項目では《無垢なる者 メディウス》及び関連カードについて解説する。

テキスト

  • 《無垢なる者 メディウス》
効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻1800/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「獄神」モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
自分の手札・フィールド(表側表示)からモンスター1体をデッキに戻し、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

概要

初出は2025年4月26日発売の『DUELIST ADVANCE』。

アルトメギア】、【ドゥームズ】、【エルフェンノーツ】などのテーマがまつわるOCGオリジナルストーリーにおける主人公である。
未来を予幻視するという予知能力を持っており、それが制御できないために幼い頃から様々な未来を幻視してきた。
そのせいか、明るい楽観的な雰囲気ながらも心の内では自分なりに色々と考えているらしい。

《神芸学都アルトメギア》に通う一般生徒で、同じく【アルトメギア】に属するファインメルト、リテラ、グラフレアの三人とは仲の良い友達グループ。
メディウスが身に着けている服は一般生徒用の服であり、エリート生である三人とは別々のクラスになってしまっているようだが、友人関係は依然良好らしい。

序盤はほぼ無表情で何を考えているのか分からなかった前々回主人公の《ヴィサス=スタフロスト》、OCG内外からズボラさと脳筋が溢れ出でていた前回主人公の《黒魔女ディアベルスター》の二人と比べると、普段は授業をサボったりまじない付きの自作アクセサリーを売って小遣い稼ぎをしたりと素行の悪い様子が見られるが、不吉な未来を見た時には身体を張ってでもそれを阻止する勇気を見せるという王道の少年主人公といった雰囲気となっている。

効果

(1)の効果はデッキから「獄神」モンスター1体をサーチ、またはリクルートする効果。
《アルトメギアの獄神獣》だけでなく《獄神機Doom-Z》や《燿ける聖詩の獄神精》 を持ってこれる関係上、世界観を共通している【ドゥームズ】や【エルフェンノーツ】とも相性がいい。
ストーリーものである関係上、サーチ先は今後さらに増えると思われる。
サポートカードも多く、自身の効果も含めてフィールドに出す方法には困らないので発動は容易。

(2)の効果は手札かフィールドのカードをデッキバウンスすることで自己蘇生する効果。
バウンスするカードには特に制限は無いため使用する機会にはまず困らない。
「アルトメギア」デッキの場合は《神芸学都アルトメギア》でデッキから直接モンスターを特殊召喚できるため、デッキに戻すコストもそれほど気にはならないだろう。

召喚、特殊召喚時のサーチ効果に加えてセルフ蘇生効果とシンプルながら強力な効果を併せ持っており、今後のストーリーの展開次第でさらに化ける可能性を秘めたカードと言える。


関連カード

魔法カード

  • 無垢なる予幻視(テオリアライズ)
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「無垢なる者 メディウス」1体を墓地へ送って発動できる。
相手のデッキの一番上のカードを確認し、デッキの一番上か一番下に戻す。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、
種族と属性を1つずつ宣言して発動できる。
そのモンスターは相手ターン終了時まで、宣言した種族・属性になる。
ファインメルトの死と慟哭する仲間たちの予幻視。
この未来を見たことで後述の「改変」へと繋がると思われる。

(1)の効果はデッキからメディウスを墓地へ送ることで相手のデッキの一番上をピーピングする効果。
ピーピング自体は大した意味は無いが、自己蘇生効果を持つメディウスをコストで墓地に送ることができるのが便利。
ストーリー的には相手のデッキを確認することで未来を幻視する能力、そのカードの順番を操作することで未来改変をイメージしていると思われる。

(2)の効果はフィールドのモンスター1体の種族・属性を変更する効果。
デモンスミスなどの種族・属性を指定する出張カードに繋げる使い道もある。


  • 破滅なる予幻視(テオリアライズ・オーバードライブ)
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地・除外状態の「無垢なる者 メディウス」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、
1~10までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターのレベルをターン終了時まで宣言したレベルにする。
異形の姿となる《神芸学徒 グラフレア》、そしてそれに怯える《神芸学徒 ファインメルト》と《神芸学徒 リテラ》の予幻視。

(1)の効果は墓地か除外状態のメディウスを特殊召喚する効果。
《無垢なる者 メディウス》は自身の効果で蘇生した場合、フィールドを離れると除外されてしまうデメリットがあるため、除外されたメディウスをさらに呼び戻して使うと無駄が無い。

(2)の効果はフィールドのモンスター1体のレベルを操作する効果。
メディウスと関係の深い【ドゥームズ】はエクシーズ、【エルフェンノーツ】はシンクロを使用するため、そちらと組み合わせる場合に真価を発揮する。
特に【ドゥームズ】の場合、下級モンスターたちはフィールドのモンスターのレベルと同じランクのXモンスターをEXデッキから特殊召喚する効果を持っているため、これ一枚から全ての「ドゥームズ」Xモンスターの召喚を狙うことができる。


  • 開闢なる予幻視(テオリアライズ・リベレーション)
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「無垢なる者 メディウス」が存在する場合に発動できる。
デッキから攻撃力300/守備力200のモンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターをチューナーとして扱う。
《燿ける聖詩の獄神精》の目の前に聳える三枚の巨大なモノリス。

(1)の効果はデッキから攻撃力300・守備力200のモンスター1体をサーチするかリクルートする効果。
下級の「獄神」モンスターは全員ステータスが攻撃力300・守備力200となっているため、基本的には「獄神」モンスターたちを出すために使用することになる。
また、まったく関係無いであろう《クリボー》や《ハネクリボーとついでに《ワイトも対応している。

(2)の効果はフィールドのモンスター1体をチューナーとして扱う効果。
(1)の効果と合わせると、特殊召喚したモンスターとメディウスを素材にレベル5~8のシンクロに繋げることができる。



相性のいいカード

メディウスは天使族であるため、デッキからメディウスを直接墓地に送って自己SSし、メディウスの(2)の効果のコストとして使用すれば召喚権なしでメディウスを場に出すことができる。

名称指定カードのお供としてよくお呼びがかかるヒーロー。
アライブからプリズマーを特殊召喚し、プリズマーでメディウスを墓地に送りつつ名称をコピーすることで各種メディウスのサポートへ繋ぐことができる。
上記の《宣告者の神巫》とはメディウスの自己蘇生効果を使用せずともメディウス名称のプリズマーから展開に繋げられる点で差別化したい。




追記・修正は予幻視した未来を変えるためにお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年11月10日 20:25