識辺かがり/プリンセス・ジール

登録日:2025/11/07 (金) 00:16:55
更新日:2025/11/07 Fri 08:37:31NEW!
所要時間約 6 分で読めるわよ






絶望しないで。

ジャマオックを倒せば、ミューチカラは持ち主に戻るわ!


識辺(しるべ)かがりとは、アニメ『プリンセッション・オーケストラ』の登場人物。


CV:藤本侑里
キャラクターソング:「STARLIGHT」「SOULISM」


【概要】

13歳の中学2年生。みなもやながせ、なつとは同じ学校の生徒である。ただし同級生であるみなもとなつとはクラスが異なる。誕生日は8月8日。
髪型は桃色のロングヘアの両サイドを編み込んでおり、リングスカートに肩だしニットといったいわゆるお嬢様系ファッションが特徴。
何度もテレビ出演している有名な振付師の父と世界的に活躍するオペラ歌手の母を持ち、彼女自身も若くしてアリスピア中で有名なアイドル的存在というサラブレッド。
情熱的な歌とパフォーマンスで大勢を魅了しており、その影響力たるやなつ曰く、「彼女に何かあればアリスピア中の損失」らしい。

物語開始以前からプリンセスとして覚醒してジャマオックと戦っており、第1話にてアリスピアでライブを行っていたところ、会場を襲撃してきたジャマオックに変身して応戦。歌って踊りながら戦うその姿に、みなもは「まるでアイドルがライブしてるみたい」だと評すのだった。
さらに翌日、なつがアリスピアで路上ライブを行おうとしていたところでジャマオックが出現し、その中でみなもがプリンセス・リップルに覚醒するも、続く第2話にて逆に翻弄される中、プリンセスのサポーターであるアリスピアン・ナビーユと共に颯爽と駆けつけてその窮地を救う。
その後、みなもの前で変身を解除し、ナビーユと共にプリンセスとジャマオックの事を教え、みなもにこのことを誰にも話さないように釘を刺した。

それから後日、なつのミューチカラを吸収して成体へと成長したジャマオックを前に窮地に陥るみなもと仮死状態になったなつを助け、紆余曲折を経て再びリップルに変身したみなもをアシストし、勝利に導いた。

続く第3話では、かがりからアドバイスをもらおうとこっそりついて回るみなもに「監視みたいな真似はお止めなさいな」と苦笑い気味に注意しつつも、自分の身の上を教えることに。
話によると、プリンセスになったのは偶然というより成り行きであり、ナビーユからアリスピアを狙うジャマオックの存在を教えられたことで、本気で許せない、何としてでも退治しなくちゃいけない、と思った瞬間、プリンセス・ジールへと覚醒し、それ以来ジャマオックが現れるたびにジールに変身して戦っていたという…。

その日の夜、バンド・スナッチの一人であるギータがジャマオックをアリスピアに解き放った為、みなもと共に出撃。
ギータが差し向けた新たなジャマオック・ナイトに翻弄されるリップルを助けつつ、ナイトと戦闘を開始。
やがて、なつの歌のカケラで強化したリップルに窮地を救われると、彼女から自分が応援したい、守りたいと思う『頑張る皆』にはジールも含まれていることを、ジールに任せて後ろに下がっていられないという決意を聞かされて微笑むと、必殺技でナイトを撃破し、改めて共に戦う仲間として迎えたリップルと握手をした。

かくしてかがりは、みなもと共にジャマオックと戦っていくことになるのだった。

【人物像】

一人称は「私」で、好きな言葉は「好きこそ物の上手なれ」。学校では図書委員も務めている。
前述のように、物語開始以前からジャマオックと戦ってきた為、みなもにとっては先輩的存在でもある。
プリンセスになったばかりでろくに戦えないみなものことも守ったり、ナビーユと共に自分達の状況を説明する等、面倒見のいい部分もある当時に、当初先輩や雲の上の存在として自分に接していたみなもにもさん付けや敬語を辞めさせて改めて対等な立場で居ようとしたりと、普段の凛々しい雰囲気に反した親しみやすさも持っている。
既に名声と実力を手にした彼女だが、決してそれを自慢したり鼻にかけることはなく、周りへの感謝を忘れず自身の素質に関しても「人よりスタートが早かっただけ」と謙虚な姿勢を貫ており、それ故に悩む誰かの背中を押すこともできるしっかり者。

両親が双方ともに各々の分野で名を馳せる有名人であるせいで子供の頃から本人の意思に反して特別視され、友達からも距離を置かれるという孤独な幼少期を過ごしてきたことや、そんな自分を普通の女の子として受け入れてくれたことからアリスピアへの愛着は非常に大きい。

実は大の甘い物好きでもあり、甘い物を頬張っている間は幼児返りを疑われるレベルで表情と雰囲気が崩れる。
みなもパイセン、何か可愛い生き物がいますよ…
うん、いるね~

また、朝番組の司会者でみなもの父・誠志郎の大ファンでもあり、第7話でみなもが彼の娘だと知った際には物凄く驚いていた他、


そうね…
空野アナの話す言葉って発音も美しくて
声の大きさも適切で相手に伝わりやすくて好感が持てるから
とてもいいなってずっと思っていたの!

…と、彼への想いを凄まじい早口で語り、それを聞いたみなもも「何か恥ずかしいね、自分のお父さんの事を褒められるのって。でも、そう言ってもらえて嬉しいな」と満更でもなさそうにしていた。
後に第20話で、誠志郎がアリスピアチャンネルを特集する話が来ていた件を話していたことをみなもから聞かされた際には


空野アナに美しい日本語で尋ねられたなら、うっかり秘密をもらしてしまうかもしれない…!

ああぁーーーっ♡でもぉ~~っ!

あのいい声で問い詰められてみたあぁ~~~い…!

とヘブン状態になってしまい、ながせからも「ここ最近、キャラが崩壊しっぱなしっす!」と突っ込まれるほどだった。隠れおたくの鑑

実家は広大な敷地に大きな洋館と和風の離れがある大豪邸であり、普段は祖母・ひさな(CV:平野文)と暮らしている。家業は老舗の和菓子屋である「花月庵」。

3人の中で学力は高く、第14話での勉強会ではただ一人まともに勉強している。

第29話で同じ学校の図書委員・風花すみれが、花の騎士シンシアだと知った時には悔しい表情がにじみ出ていた。かがりのすみれへの思い入れがそれだけ人一倍強かったものと思われる。*1

【プリンセス・ジール】



暗闇を照らす為に、この胸の炎は燃え上がる!

プリンセス・ジール!

熱情のリズム、聞かせてあげる!

戦闘用楽曲:「OVER THE BLAZE」「Only Yours」「RISE PHOENIX」

かがりが変身するプリンセス。イメージカラーは。ちなみにジールとは熱の意。

原案デザイン画のメモによれば、モチーフはバラや蝶であり、火をそのまま使うと乙女感が出ない為、「ジール→情熱→バラ、かがり→火に魅せられる蝶」のような連想とのこと。
バラの髪飾りを付けているほか、グローブやブーツにはバラのつぼみの衣装がある。衣装も赤を基調としたレオタード調のものとなり、両サイドがショーガールスカートとなっている。変身時のバンクシーンもラテンダンスを意識している。

どこか優雅で華麗な戦闘スタイルをとり、既にプリンセスとして相応の経験を積んでいることもあってか、ポーン程度のジャマオックなら難なく倒せる実力者である。
プリンセスとしての姿は当初アイベールで素顔を隠していたが、みなもに正体を明かして以降は外されるようになった。

歌のカケラは佐藤かえで、日村みかん、馳川はやてのものを使用。
それぞれクリーム状のエネルギーによる捕縛、震脚メインの功夫技、超高速移動を発動する。

【テイクミーハイヤーver.】

第23話より登場した、プリンセス共通の強化フォーム。
スカートが長く、かつスケルトン仕様になっているほか、腰部分にも花飾りがついている。背中についているリボンが翼状に巨大化しており、飛行することが可能。
全体的にXのようなシルエットが最大の特徴。

必殺技

いずれもミューチカラを極限まで高めて放つ。

  • ジール・ライジングヴォルケーノ
第3話で初披露。空から燃え上がる紫の火を上げて敵を焼却する。

  • ジール・ファイアクリティカル
第17話で初披露。炎の剣を生み出し敵を斬る。



あなた自身が確かめて!

自分の…自分だけの「追記修正」が何なのかを!!

この項目が面白かったなら……\熱情のリズム、聞かせてあげる!/

最終更新:2025年11月07日 08:37

*1 すみれとの関係性は第17話より。第23話でもかがりが言及