天井うらの宇宙戦争(ドラえもん)

登録日:2019/07/20 Sat 20:17:58
更新日:2019/11/08 Fri 12:41:54
所要時間:約 20 分で読めます



「天井うらの宇宙戦争」は、漫画ドラえもんのエピソードの1つ。
小学四年生1978年9月号に掲載され、てんとう虫コミックス19巻に収録されている。
雑誌掲載時のタイトルは 「スペース・ウォーズゲームセット」 であり、てんとう虫コミックスに収録された際に項目名のタイトルに改められている。



●目次


【概要】

ドラえもんが出した未来の体感ゲーム「スペース・ウォーズゲームセット」を楽しむのび太。
だが偶然の出会いから、地球の命運をかけた宇宙戦争に巻き込まれていく事に……。

SF映画の金字塔、「スター・ウォーズ」をパロディ化したエピソード。
いつもの町中を舞台に、本家さながらのミニスケールな宇宙戦争が繰り広げられる。
後の大長編「のび太の宇宙小戦争」にも繋がる描写が複数見られ、本作と比較してみるのもまた一興。

エピソードⅣ 新たなる希望の日本公開からわずか1ヶ月後に発表されており、
スター・ウォーズのパロディとしては映画「ハードウェア・ウォーズ」*1よりも前、NHKで1978年5月に放送された中編コント『NHK花のステージ 特集 SFバラエティ 宇宙最前線』*2から約2か月後の作品となる。
本作以降も、「ドラえもん」を始め様々な作品でスター・ウォーズ関連のパロディが何度も出ているあたり、
藤本先生のスター・ウォーズ好きが伺える。

【あらすじ】

ドラえもんに出してもらったテレビゲームに全て飽きてしまったのび太
早速新しいゲームを出すように頼み込むも、ドラえもんは「いくつだしても、すぐあきるんだもの」と呆れ顔。
それでも最後の一つとして、 「スペース・ウォーズゲームセット」 を出した。

このゲームはプレーヤーが実際に戦闘機へ乗り、敵のロケットを撃ち落とす体感ゲーム。
プラネタリウムを点ければ、いつもの部屋が宇宙空間に早変わり。
早速ゲームを始めるのび太であったが、フラフラ運転やらレーザー砲の誤射やらと失敗ばかりで、ドラえもんも部屋から逃げ出すほど。
だがすぐにコツを覚え、ゲームを満喫するのであった。

そんな中、見覚えのないロケットが宇宙空間に侵入、
のび太の乗る戦闘機をレーザー一発で撃ち落とし、のび太自身にまで執拗に攻撃を仕掛けてきたのだ。
近くにあったバットでなんとか撃墜したが、その場面をドラえもんに見られてしまった。


あ~っ、こわしたな!!まだ月ぷも終わっていないのに!

バットでなぐるなんてめちゃくちゃだ!べんしょうしろ!

なんだよ。こっちこそ大けがするとこだったんだぞ。


このゲーム、月賦(ローン)払いで購入した高価な物で、当然ドラえもんは大激怒。
だが冷静になってみると、壊した宇宙船はドラえもんですら見覚えがないという。
すると、宇宙船の中から豆粒サイズのロボットが落下。
ロボットはしずかに似た女性、アーレ・オッカナ王女からのメッセージが入ったホログラム映像を映し出した……。

わたしは、リリパット星のアーレ・オッカナ王女です。

悪者のアカンベーダーにつかまっています。たすけてください。

はやくたすけにきて。はやく……。

あまりにも良くできた映像に、映画の宣伝かと疑うのび太だが、
ロボットがなにか言いたげな様子を見て、ひみつ道具「ほんやくコンニャク」で話を聞くことに。

ロボットは、王女の家来であるR3-D3
悪者アカンベーダーが故郷のリリパット星に攻め込んできたため、王女と共に宇宙へ逃げ出した。
地球の近くでアカンベーダーに見つかり、R3だけが地球へ逃げ延びたものの、逃避行の中でアカンベーダーの部下に捕まってしまう。
基地へ連れて行かれる途中、宇宙船が野比家に迷い込み、偶然助け出される形となった。

この話を聞いたのび太は、巷で大人気の映画「スター・ウォーズ」そっくりだと、すぐ助けに行こうと提案するが、
ドラえもんは夏休みの宿題はどうするのかと躊躇気味。
だがR3の口から、アカンベーダーはリリパット星のみならず地球征服を企んでおり、すでに基地を建設しているという衝撃的な事実が語られた。
それを知った二人は、「夏休みの宿題どころじゃない」と協力を決意、
ジャイアンスネ夫からの野球の誘いも「そんなくだらないこと、やってる場合か!」と断った。

まず、砂漠に不時着したというR3の宇宙船を探すため、「どこでもドア」で出発。
その砂漠とは……。 公園の砂場 であった。
子供たちがボール代わりに遊んでいた宇宙船を取り戻したものの、運悪くジャイアンとスネ夫に遭遇。
野球を断ってキャッチボールをしていたのかと誤解され、追いかけ回される羽目に。
鬼のような形相をしたジャイアンとスネ夫を、「 地球の猛獣 」とR3に説明するのび太であった。

取り戻した宇宙船をわずか1コマで直し、「ガリバートンネル」で小さくなって宇宙船に乗り込み、アカンベーダーの基地へ出発。
肝心の基地の場所は、意外にものび太の街の近くだという。
R3の案内に従ってたどり着いた場所は、なんと地球の猛獣、ジャイアンの家であった!
それを聞いたのび太は、ジャイアンが怖いと大慌て。


帰る!アカンベーダーより、ジャイアンがこわいや。

帰ッチャ困ル。オ姫サマ、タスケテ。

帰る。

ダメ。

帰る。

ダメ。


おちつけよ。

ジャイアンは、野球にでかけてるはずだ。

あっ、そうか。


ドラえもんのツッコミで落ち着きを取り戻し、気を取り直して潜入する。
天井裏にたどり着いた三人が見たものは、天井裏の半分を占領する本格的な基地であった。
「見つかったら二度と生きて帰れない」というR3の発言にビビリ、逃げようとするのび太。
だがここで転んで大声を出すというヘマをやらかし、見張りの兵士に気づかれてしまう。
絶体絶命のピンチか……と思いきや、突然鳴り出したサイレンに合わせて兵士達は基地内に駆け込んでいき、宇宙船で飛び立っていった。
突然の出来事を不思議がる3人だが、どちらにしてもチャンスと基地内に潜入、囚われていた王女を無事発見。
勲章を受け取る間もなく、基地を脱出した。

一方、剛田家の食卓では……。

また!

ごはんのしたくするたびに、だれかが食べちゃう。

ネズミの団体かしら。

何者かに食卓を荒らされたジャイアンの母ちゃんが憤慨していた。
そして、基地内では「食事時間終わり」と基地へ戻る宇宙船が……。
アカンベーダー達は剛田家に無断で基地を建設するだけでなく、 食事まで失敬していたのだ。

基地に戻ったアカンベーダーは、王女を連れ去られたと分かり大激怒。

なに者だ!アーレ姫をつれさったのは。

全員出動して、つれもどせ。

早速追手の艦隊を差し向けてきたが、ここでのび太が大健闘。
ゲームで鍛えた腕前を発揮し、宇宙船を次々と撃破していく。
しかしアカンベーダーが指揮する母艦にはレーザーが効かず、逆に追い詰められてしまう。
もはや逃げることも叶わず、再び捕まってしまうのか……?












だがその時、地上から丸い物体が高速で飛び出し、アカンベーダーの母艦を貫いたのだ。
突然の逆転劇に、王女は「おおっ、地球のミサイルは、すばらしい!」と大感激。


おれのホームランでなにかおちてきたぞ。


丸い物体の正体は、地球の猛獣ことジャイアンが放ったホームランボールであった。
だが、自身が地球の危機を救ったとは知る由もなく、もう一人の猛獣、スネ夫と共に高価なラジコンを壊したと勘違い。
持ち主にバレないようにと、早々にその場を立ち去ってしまった。

こうして、地球の命運をかけた宇宙戦争はあっけない幕切れとなった。
ジャイアンとスネ夫に勲章を授けようと引き止める王女を見ながら、ドラえもんは最後にこう一言つぶやくのであった。

いやにスケールの小さい宇宙戦争だったね。


【本作オリジナルの登場人物】


CVはわさドラ版1作目/わさドラ版2作目の順。

アーレ・オッカナ王女

CV:久川綾/内田真礼

リリパット星の王女。顔は静香と似ているが関係はない。
故郷をアカンベーダーに侵略され、R3とともに脱出するも途中で捕らえられたが、
のび太達の活躍により無事救助される。

元ネタはレイア・オーガナ。
強気な性格だった本家に比べ、こちらはお淑やかな性格。わさドラ版2作目では天然属性も追加された。

手柄を立てた者に対して、所構わず勲章を授けたがるという妙な癖がある。
本家のエピソードIVでも、ラストの式典で勲章を授けるシーンはあったが……。

R3-D3/RO-BO

CV:高戸靖広/二又一成

王女の家来であるロボット。
アカンベーダーの侵略時に王女と共に脱出、姫が捕らえられた際もなんとか脱出して地球に着陸。
逃避行の中で再び捕らえられるも、のび太達によって救出され、王女救出のため手を組む。

元ネタはR2-D2だが、のび太とドラえもんがほんやくコンニャクを食べたことで会話ができ、喋れる案内役というC-3POのポジションも担っている。
ただしC-3POと違ってドジは踏まないしっかり者。

後に本家でR3の名を冠するドロイドが登場したためか、わさドラ版では名前が変更されている。
1作目では名前を呼ばれず(クレジットでは『ロボット』表記)、2作目では『RO-BO』に変更された。

アカンベーダー

CV:楠見尚己/大友龍三郎

リリパット星を侵略した悪人。
リリパット星に飽き足らず地球侵略も企んでおり、すでに本格的な基地を建設するまで進んでいたが、
のび太達の活躍、ならびにジャイアンの放った野球ボールによりその野望は砕かれた。

元ネタは言わずもがなダース・ヴェイダー
名前通り 顔と同じくらいの長さを誇る大きなベロ が特徴。
本話を語る上では欠かせない、デザインとネーミングセンスの両方において秀逸な存在。
原作では描写が少ないこともあって、いかにも悪の親玉らしい威厳を保っていたが、
わさドラ版2作目では部下に八つ当たりするわ、部下から陰口を叩かれるわと一気に小物に。

余談だが、アニメ版ドラえもんには『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』で本家(及びルーク声の人)、わさドラの「シンデレラはどこにいった?」で少年期、『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』で青年期の人とヴェイダーの吹き替え担当が登場している。


【登場するひみつ道具】

○スペース・ウォーズゲームセット
未来の世界の体感ゲーム。
自機のロケットに乗り込み(近づくだけで体が小さくなる)、灰色の敵ロケットをレーザーで撃ち落としていく。
付属のプラネタリウム装置をつけると部屋が宇宙空間となり、さらなる臨場感が味わえる。
自機から発射されるレーザーは、ドラえもんが痛がる程度には威力がある模様。

どこでもドア
ほんやくコンニャク
○ガリバートンネル
他の話にも度々登場するひみつ道具。

○通りぬけフープ
わさドラ版のアニメ(1作目、2作目両方)に登場。
牢屋に幽閉された王女を救出する際に使用した。

タイムふろしき
わさドラ版のアニメ2作目に登場。
壊れた宇宙船を修理するために使用した。

名刀“電光丸”
ころばし屋
空気砲
ひらりマント
わさドラ版のアニメ2作目に登場。
電光丸はアカンベーダーとの一騎討ちで使われるも敗北。
ころばし屋は敵メカに歯が立たず、空気砲も使用するタイミングを逃すといいとこなしで、ひらりマントだけがピンチの打開に役立った。

【アニメ版】

大山版で1回、わさドラ版で2回、計3回アニメ化されている。
原作が24ページと長めであるため、アニメでも長めの尺で丁寧に作られている。
「元ネタが元ネタなだけに、パロディ要素が削られているのでは……?」という心配は御無用、パロディ要素もきっちりと再現しているのでご安心を。

◇大山版「天井うらの宇宙戦争」

エピソードV 帝国の逆襲』の日本公開から約半年が経過した、1981年1月1日に放送された。

冒頭でのび太が遊んでいるゲームは「スペースインベーダー」そのもので、効果音やインベーダーのデザインもそっくり。
当時家庭用ゲーム機でスペースインベーダーが移植されていたのは、エポック社が「カセットTVゲーム」の名前で発売していたAtari 2600(日本版はAtari 2800)しかなく、
値段も後のファミコンの3 - 4倍と気軽に手が出せるようなものではなかった。

冒頭ののび太とドラえもんのやりとりが原作よりも長くなっており、おやつのドラ焼き半分と引き換えに新しいゲームをねだるのび太と、抵抗するドラえもんの攻防が描かれている。
結局はドラえもんが折れるのだが。

そこからラスト手前までの展開はほぼ原作通りだが、オリジナルの後日談が追加されている。
事件解決からしばらくして、野比家を訪れたR3の同型R4。
彼が映し出したホログラム映像には、野球のユニフォームに着替えて、部下のロボット達と野球を楽しむ王女が映っていた。
あの後、野球に興味を持った王女にドラえもんが野球セットをプレゼントしていたのだ。
「アカンベーダーのような悪い人達が攻めてきた時には、きっとこの野球で打ち負かしてやります」と自信満々な発言も。
例のドラえもんのセリフも「でも、スケールの小さい宇宙戦争でよかったね。おかげで地球も無事だったし」と、
ニュアンスが異なるものとなっている。

『ドラえもんコレクションスペシャル 冬の3』などに収録。

◇わさドラ版「天井うらの宇宙戦争」(1作目)

エピソードⅢ シスの復讐』の日本公開まで1週間近くとなった、2005年7月1日の特番で放送された。

冒頭でのび太が遊んでいるゲームは、「スペースハリアー」風のシューティングゲーム。
話の内容からするとドラえもんが出したゲームではない様子で、「こういうのだけはやたら上手いね。何をやってもダメなくせに」と、
褒めているようでさり気なく毒を吐くドラえもんのセリフも。

それ以外は原作に忠実な流れであり、ラストのドラえもんのセリフも原作通り。

『NEW TV版 ドラえもんvol.5』に収録。

◇わさドラ版「天井うらの宇宙戦争」(2作目)

『エピソードVIII 最後のジェダイ』の日本公開まで約4ヶ月を残した、2017年8月4日に30分スペシャル版で放送された。
大筋は原作通りだが、30分スペシャルで尺に余裕があるためか、スター・ウォーズ(特に『エピソードVI 新たなる希望』)のオマージュと取れる描写が増えている。
王女役の内田真礼は本作がドラえもん初出演であり、ネットニュースでも取り上げられていた。

冒頭でのび太が遊んでいるゲームは、『STAR☆FIGHT』なるリアルなシューティングゲームで、原作と比べると技術の進歩を感じさせる。

基地への侵入時は、原作と異なり食事による出動がないため、
敵兵の服を奪って基地内に侵入、途中で危ない目に遭いながらも王女の部屋へ到着。
ここで王女は呑気に居眠りをしており、ドラえもんとのび太を「ノラエモン」「コビタ」と呼び間違えるなど天然ぶりを発揮。
それはさておき、王女を連れて脱出するも、宇宙船の目の前でなんとアカンベーダー本人と遭遇。
ライトセーバーを持つ彼にのび太は名刀“電光丸”で果敢に立ち向かうが、相手の剣さばきに叶わず敗北してしまう。
だがここでジャイアンの母ちゃんがホウキで天井を突いたおかけでスキができ、無事脱出できた。

アカンベーダーの部下との戦闘シーンは大空だけでなく、排水溝内の戦闘シーンが追加。
作画も演出も相当気合が入っており、これがドラえもんかと思うような迫力なので必見。

母艦に追いつかれてから、宇宙船がオーバーヒートを起こし付近の洞窟へ避難。
アカンベーダーもAT-ATによく似た四足兵器を差し向ける。
ころばし屋による牽制も効果がなく、ひらりマントで跳ね返した光線が偶然にも天井に当たり、その衝撃による落盤でなんとか撃退。
だが一難去ってまた一難、すぐさまアカンベーダーの母艦に追い詰められてしまう。
……が最後は原作通りジャイアンのホームランボールが母艦を貫き、スケールの小さい宇宙戦争は終わりを告げるのであった。

『NEW TV版ドラえもんスペシャル まだ見ぬ世界へ大冒険〜地球から月、宇宙へ〜』に収録。

【藤子・F・不二雄作品におけるスター・ウォーズのパロディ】


藤本先生はスター・ウォーズを相当気に入っていたのか、様々な作品においてスター・ウォーズのパロディが見られる。
ここではそんなパロディ作品を紹介する。

スタージョーズ(ドラえもん「ドラやき・映画・予約ずみ」)

大人気のSF映画で、指定席券は一月先まで売り切れ、立ち見ですら廊下から人が溢れ出るほどの混雑ぶり。
雑誌の特集を見てのび太がパパに見に行きたいとせがむも断られてしまうが、ひみつ道具「リザーブマシン」により見やすい席が予約できた。
公開5ヶ月前の『小学四年生』1978年2月号に掲載されており、確認できる限りでは最古のパロディ。
名前だけでなく映像も確認できるが、長髪でやたら濃い顔のルーク、甲冑にガイコツ顔のダース・ヴェイダーとパロディとはいえ全体的にシュール。

スタージョーズ(ドラえもん「のび太の部屋でロードショー」)

上のスタージョーズとは別作品のSF映画。
看板にはあの「イルカがせめてきたぞっ」の如く直立したサメ型宇宙人が描かれている。
こちらもチケットが中々手に入らない大人気ぶりで、のび太は「ただ見セット」でただ見をしようとするが……。
『小学三年生』1978年6月号に掲載。

ミレニアム・パルコ(エスパー魔美「マミを贈ります」)

『スペースウォーズ』なる映画に登場する、ハン・ロ愛用の宇宙船。
作中では8,250円するプラモデルが登場、ゲストキャラの大学生の部屋にホコリがかぶったまま放置されており、魔美が「もったいない」と残念がっていた。
『少年ビッグコミック』1980年24号に掲載。

スター・ウォーク(SF短編「ある日……」)

みどりヶ丘シネサークルの会長が作成した自主製作映画。
無駄に広い宇宙船内で理不尽な目に合わされる兵士の悲哀をコメディタッチで描いた、スターウォーズのパロディ。
金と手間を妥協せず注ぎ込み、プラモ好きな息子の協力も得た超大作。
メンバーの土井と立花には大受けしていたが、佐久間には「つまらんです」とバッサリ切り捨てられた。
ちなみにこちらの司令官も「アカンベーダー」であるが、容姿は元ネタに近くベロも出していない。
『マンガ奇想天外』1982年5月号に掲載。

スペースウォーズ(ドラえもん「フエール銀行」)

大評判のSF映画で、作中には宇宙船のプラモが登場。
5,000円と小学生のお小遣いでは手が届かない輸入品で、のび太はフエール銀行から金を借りて大変なことに……。
『小学四年生』1983年1月号に掲載。

スペースウォーズ(ドラえもん「貸し切りチップ」)

これまた大評判のSF映画で、この時期にはビデオ化もされている様子。
「貸し切りチップ」の効果による偶然が重なり、のび太としずかは貸し切り同然の映画館でゆっくりと鑑賞できた。
映画の1シーンが確認でき、ミレニアム・ファルコンっぽい宇宙船をバックに侍風の主人公が映っている。
『小学三年生』1983年6月号に掲載。

ヌター・ウォーズ(SF短編「裏町裏通り名画館」)

とある裏町の映画館で放映されていた、巷で大好評の映画『スター・ウォーズ』によく似た映画。
これまた「南極物語」によく似た映画「北極物語」との二本立て。
内容に関しては当該項目を参照。
『月刊スーパーアクション』1983年9月号に掲載。
本作が掲載された1ヶ月前に『エピソードVI ジェダイの帰還』が日本で公開されており、
ポスターの構図がほぼそのまま使われていたりする。

【余談】


  • 基地潜入時ののび太のセリフ「はやく見つけなきゃ、アカンベーダーのるすのうちに」は、
    雑誌掲載時は「はやく見つけなきゃ、 あと3ページしかないから 」とメタメタなセリフであった。
    なお、ラストまで「あと3ページ」なのは雑誌掲載時の話であり、単行本では加筆修正により4ページに増えている。

  • 大山版のアニメ「ドリームプレイヤー」(1990年1月5日放送)では、原作にないオリジナル要素としてスター・ウォーズのパロディの夢が登場。
    配役はのび太がルーク、しずかがレイア姫、ジャイアンがR2-D2、スネ夫がC-3PO、ドラえもんがチューバッカ。
    さらに悪役として学校の先生がダース・ヴェイダーならぬ「 ダース・ベンキョー 」に扮して登場した。

  • 映画版「のび太の宇宙小戦争」のOPでは、古今東西の洋画のパロディの一つとしてスター・ウォーズのパロディも存在する。
    内容はR2-D2やC-3POと共に基地内を進むドラえもんとのび太であり、ギャグ要素は控えめ。

  • 同じくテレビ朝日で放送されている『クレヨンしんちゃん』でも、
    アニメの「クレヨンウォーズ」や原作漫画の「スペースアドベンチャー キャプテン・しんちゃん」といったスター・ウォーズのパロディが存在する。
    特に後者には「 アカン・ベーダー 」なる悪役が登場しており、ベロを出している点も共通している(ベロはそこまで長くないが)。




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