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スプリンターズステークス

登録日:2026/08/24 Mon 00:48:28
更新日:2026/09/13 Sun 23:40:20
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中山競馬場 芝1200m

秋の電撃6ハロン


スプリンターズステークスは、日本中央競馬会が主催するG1レース名。

概要

中山競馬場*1で1967年以降、毎年開催されている芝1200m*2の馬齢3歳以上限定のレース。
高松宮杯(高松宮記念)が体系整備によりG1・芝1200mに変更されるまでの1996年までの間は、国内で唯一の短距離G1レースで、当初は3歳以上が出走できる唯一のスプリント重賞だった。

開催時期が時代によって非常にばらついており、第1回開催が7月なのに2回目は5月で3回目は9月とこの時点で安定しない。
4回目以降はおおむね9月下旬~10月上旬で安定していたが、15回目で2月下旬に移動。
と思ったら1984年にG3レース認定の18回目以降は3月中旬開催となり、京王杯スプリングカップと併せて安田記念のステップアップレースに位置付けられる。
1987年のG2レース格上げを経て1990年にG1レースへの格上げがされると、一年を締めくくる短距離レースとして有馬記念の前週となる12月中旬に設定。
だが香港国際競走との兼ね合い*3もあって、2000年の34回目から9月末~10月頭開催に戻り、以降ようやくこのシーズンで定着する。
なので2026年現在では、単体としては「秋のG1戦線の開幕を告げるレース」として、高松宮記念と併せて「春秋スプリントG1レースの双璧」としてファンから認知されている。

コースの特徴

中山競馬場の1200mは外回りコースを使用する。
スタート地点は2コーナーあたりから開始し、序盤300mまでは下り坂で、その後300mは急カーブの4コーナーへと差し掛かる。特に上り坂は設定されていないので前半ラップは激しい競走になりやすく、それ故に前半ペースは非常に速い数値が記録される事が多い。
一方で後半600mは高低差2.2mの上り坂が待ち構える直線コースに突入するので馬群が詰まりやすくなり、後方で脚を溜めていた馬が一気に前方に駆け出す様相も見られる。
この前半と後半のコース設定の変貌により、ただ序盤の加速で勝負がつくという訳でもなく、後半の坂を駆け上がるだけのパワーと持久力も求められる。近年はむしろ逃げ馬が勝てないレースとなっており、実際2025年時点でのレコードタイムは中団からの差し競馬で記録されたものである。
総じて内枠・先行脚質の馬が有利な傾向が強まってきており、差し・追込勢は脚が間に合わず力を余して負けるケースも多く見られるようになった。

出走権

出走資格はサラ系3歳以上
JRA所属馬は下記のトライアル競走で1着に入線した馬に優先出走権が与えられる。
G2レース セントウルステークス 阪神競馬場 芝1200m
G3レース キーンランドカップ 札幌競馬場 芝1200m
それ以外の馬は獲得賞金順で出走枠が確定していく。

傾向としては、G3レースCBC賞や北九州記念などの夏競馬で好成績を収めた馬が選択しやすい。

歴代優勝馬

開催日 優勝馬 優勝騎手 管理調教師 馬主 備考
39回 2005年10月2日 サイレントウィットネス F.コーツィー A.クルーズ A.A.ダ・シルバ&B.ダ・シルバ 国外(香港)・及びせん馬による初勝利
40回 2006年10月1日 テイクオーバーターゲット J.フォード J.ジャニアック J.ジャニアック 同一調教師・馬主による勝利
41回 2007年9月30日 アストンマーチャン 中舘英二 石坂正 戸佐眞弓 勝ちタイム1:09.4は国際G1格付け後では同レース最遅記録*6
42回 2008年10月5日 スリープレスナイト 上村洋行 橋口弘次郎 ㈲サンデーレーシング 騎手の上村洋行はこれが初G1制覇
43回 2009年10月4日 ローレルゲレイロ 藤田伸二 昆貢 ㈱ローレルレーシング 2025年時点で最後の逃げ切り勝ち
44回 2010年10月3日 ウルトラファンタジー H.ライ P.イウ T.ラム 騎手のH.ライはこれが初G1制覇
45回 2011年10月2日 カレンチャン 池添謙一 安田隆行 鈴木隆司
46回 2012年9月30日 ロードカナロア 岩田康誠 安田隆行 ㈱ロードホースクラブ 勝ちタイム1:06.7は同レース最速記録。
47回 2013年9月29日 ロードカナロア 岩田康誠 安田隆行 ㈱ロードホースクラブ 連覇。「世界のローーーーードカナロア!」
48回 2014年10月5日 スノードラゴン 大野拓弥 高木登 岡田牧雄 新潟競馬場での代替開催
騎手の大野拓弥はこれが初G1制覇
49回 2015年10月4日 ストレイトガール 戸崎圭太 藤原英昭 廣崎利洋HD㈱
50回 2016年10月2日 レッドファルクス M・デムーロ 尾関知人 ㈱東京ホースレーシング
51回 2017年10月1日 レッドファルクス M・デムーロ 尾関知人 ㈱東京ホースレーシング 連覇
52回 2018年9月30日 ファインニードル 川田将雅 高橋義忠 ゴドルフィン
53回 2019年9月29日 タワーオブロンドン C.ルメール 藤沢和雄 ゴドルフィン
54回 2020年10月4日 グランアレグリア C.ルメール 藤沢和雄 ㈲サンデーレーシング 騎手・調教師の連覇。ディープインパクト産駒初の短距離GⅠ制覇。
55回 2021年10月3日 ピクシーナイト 福永祐一 音無秀孝 ㈲シルクレーシング 曽祖父から続く父系4代連続G1勝利。後のウインカーネリアン共々ダイナアクトレスの末裔でもある
56回 2022年10月2日 ジャンダルム 荻野極 池江泰寿 前田幸治 ビリーヴとの母子制覇。騎手の荻野極はこれが初G1制覇
57回 2023年10月1日 ママコチャ 川田将雅 池江泰寿 金子真人ホールディングス㈱ ママコチャはソダシの全妹。
58回 2024年9月29日 ルガル 西村淳也 杉山晴紀 江馬由将 騎手の西村淳也はこれが初G1レース制覇。父ドゥラメンテは僅か3世代で短距離と長距離のGⅠ馬を輩出。
59回 2025年9月28日 ウインカーネリアン 三浦皇成 鹿戸雄一 ㈱ウイン 騎手の三浦皇成はこれが初G1制覇。裏でナムラクレアが3年連続高松宮記念2着・スプリンターズステークス3着という珍記録樹立

余談

  • 最多勝利騎手は小島太(5勝)。
    • サクラ軍団きっての専属騎手であり、サクラチヨノオーサクラローレルも重賞勝利へ導いたダービージョッキーである。この5勝もサクラバクシンオーの連覇を筆頭に全部サクラ軍団でのもの。調教師としてもマンハッタンカフェやイーグルカフェといったG1馬を輩出している実績を持つ。
    • ちなみに、最多勝利調教師(4勝)もサクラ軍団のお抱え調教師にして小島の義父にあたる境勝太郎である。ただし、コンビで勝ったのはバクシンオーでの2勝だけで、あとは別々。



追記・修正は誰もが連覇を確信したラストランでまさかの3着になるか余裕のレコード勝ちしてからお願いします。

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最終更新:2026年09月13日 23:40

*1 1988年は東京競馬場、2002年と2014年は新潟競馬場で代替開催。

*2 1988年の代替開催時のみ1400mになった。

*3 時期が丸被りであり、1999年に香港スプリント(当初は1000m)が創設された

*4 後に馬主となるサイバーエージェント社長(会長)とは同姓同名の別人。

*5 なお能力が衰えたわけではなく、『未勝利の短距離重賞が無くなってしまったから』。速すぎた、そして早すぎた馬だった。

*6 不良馬場だった。ちなみにG1昇格後最遅となる38回も不良馬場。