登録日:2026/08/26 Wed 00:00:00
更新日:2026/09/14 Mon 03:02:50
所要時間:約 16 分で読めますよ。
※この項目には、残酷・過激な表現が含まれています。閲覧は自己責任でお願いします。
出典:劇場版「オーバーロード」聖王国編・マッドハウス・角川ANIMATION・2024年
ライトノベル『
オーバーロード』の登場人物。
本来なら個別項目を立てるほど長々と活躍したキャラではない(ほぼ出オチ)のだが、非常に衝撃的な末路を迎えたことから短い出番ながらも印象に残るキャラとなっている。
◆目次
◆プロフィール
| 役職 |
聖王国聖王 |
| 住居 |
ホバンスの王城 |
| 職業レベル |
クレリック Lv? |
| ハイプリエステス Lv? |
| ホーリークィーン Lv? etc |
| 誕生日 |
中火月26日((8月26日。タグの通り誕生日にこの項目が作成された。)) |
| 趣味 |
美容全般(趣味と言うには鬼気迫っている) |
| CV |
早見沙織 |
◆概要
ローブル聖王国(以下、聖王国)の王を務めている女性。
年齢は25歳。
綺麗で長い金髪と優しげな眼が特徴的な美女でその美しさから「ローブルの至宝」と呼ばれている。
着ている服も清楚な色合いだが深いスリットが走っていて非常にセクシーである。
異名は「聖王女」。
名実ともに王位に就いている女王陛下なので「王女」が入っている異名はおかしいのだがカルカと敵対する南部貴族たちの反発とその貴族と事を荒立てないためにその異名に甘んじている。
聖王国の歴史上初の女王であり元々聖王国は男子継承で王位継承権が低かった身の上だったが、類まれなる美貌とマジックキャスター(魔法使い)の才能で神殿勢力と前聖王からの後押しを受けたことに踏まえて、継承権が高かった実兄カスポンド・ベサーレスがカルカの優秀さを認めて継承争いから潔く降りてくれた事で王位に即位できた。
一癖も二癖もある人物が多いオバロの世界では珍しい事に真っ当な性格をした善良な人物であり、私利私欲に溺れることなく民草を心から想う清い精神の持ち主。
その人柄から、聖王国屈指の実力者である側近にして友であるカストディオ姉妹から絶対的な忠誠心を向けられているほど高いカリスマ性を発揮している。
基本的には自分なりに弱き民を思いやる様に生きている聖女であり実際にカルカを支持する国民から聖女と呼ばれているのだが、未だに独身である事に大変焦っているという生々しい悩みを抱えており、結婚のために独自の美容魔法を開発して肌年齢を維持する事で男受けを狙っている。
曰く「我が儘は言いません。糸の一切ついていない、私という人間を愛してくれるお婿さんを!」だとか。
しかし、美しすぎる外見とやんごとなさすぎる立場から男が寄ってこない袋小路に陥ってしまっているのでとうの婚活は上手くいっておらずにいて、仕舞には自身に近しいカストディオ姉妹も未婚であるであるせいでレズ疑惑まで生まれているという悩みも抱えてしまっている。
また、王であると同時に(現地基準で)優秀なマジックキャスターとして聖王国の最高戦力の一角を担っているため、有事の際は最前線でカストディオ姉妹と共に戦っている。
◇総括
美貌、善性、戦闘力。
人として理想的な要素が揃っている稀代の女性なのだが、とうの聖王国の統治が上手くいっているかと言えばあまり上手くいっていない。
一応、王位に就いてから目立った失敗はしていないものの、優しさがいき過ぎてしまい犠牲は出るが効果的な強い政策を取る事ができない……ようは強権的な為政者になれないという致命的な弱点を抱えている。
ここに後述する地形による南部での王権の弱さが重なり、その政治姿勢を「二の足を踏む様な惰弱政治しかできない」と舐める南部貴族の専横を許している。
この専横は南部に住まう国民にも反発され、聖王国は一枚岩になれていないのが彼女の治世の現状である。
その現状を差してバハルス帝国の名君であるジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスから「才能があるのに間違っている」「八方美人」と評されて嫌われているので、国の内外共に評価は芳しくない。
しかし、名君たるジルクニフの嫌悪は裏を返せば「才能は本物」と認められている様なものなので、ただの暗愚ではないこともまた事実。
総括して言うなれば、
「いい人」ではあるが「いい王」ではない。
「才能」はあるけど「素質」がない。
清濁併せ持たなければならない為政者ではなく神官あたりでもやらせておけば輝きそうな人である。
ただ、素質がなかろうとまだまだ成長できる若い身の上に踏まえて、善性と立派な志に富み、才能にも側近にも恵まれているため結婚できるかは別として経験を積んでいけばいつかは理想の王になれるかもしれない。
そう考えればカルカも聖王国も決して未来が暗いだけではないだろう。
◆用語
カルカが納めている半島の宗教国家で四大神を信仰している。
代々王位に就くものは「聖王」と呼ばれる決まりがあり、カルカが「聖王女」と呼ばれているのもひとえに保守的な南部貴族が「聖」と「王」も間に「女」を入れて新しい呼び名を作りたくなかったからによるものである。
お国柄と隣接する丘陵の関係でアンデッドと亜人を敵視しているため、アンデッドである
アインズ・ウール・ゴウンが王である
アインズ・ウール・ゴウン魔導国(以下、魔導国)をよく思っていない者が目立つがカルカだけは「王としての職務を全うしている」から問題無しとみなしている。
宗教国家である関係上、国内のマジックキャスターは信仰系に偏っており信仰系マジックキャスターである神官達を束ねる神殿勢力(神官団)が強くて王家とズブズブの関係を築いている。
神殿勢力の他にも聖騎士の軍団を抱えており現在はカストディオ姉妹の姉が団長を務めていて、神殿勢力の方は妹が団長を務めている。
丘陵の向こう側に存在するスレイン法国とは宗教国家である共通点があるが信仰の対象が異なるせいで、あまり仲は良くない。
国を統治する王家の一族はちゃんと存在していて機能しているのだが国の中央に巨大な湾が存在しているという独特な地形をしている事から北部と南部に分かれてしまっており、そのせいで北部に滞在する王家の支配が南部に届きづらいという内憂を抱えている。
また、国のすぐ横には人間を食らう凶暴な亜人達が住まうアベリオン丘陵なる地帯からたびたび亜人の襲撃に遭うため万里の長城かくやの巨大な城壁と徴兵制で亜人の襲撃をなんとか防いでいるという外患も抱え込んでいる。
◆活躍
聖王国編の冒頭でリ・エスティーゼ王国で暴れた悪魔
デミ…ヤルダバオトが支配したアベリオン丘陵に住まう亜人達を引き連れて聖王国を侵略するべく城壁を破壊して突破した次のシーンで初登場。
聖王国の北部城塞都市であるカリンシャにてカストディオ姉妹ことレメディオス・カストディオとその妹ケラルト・カストディオの三人で城壁を突破してきた亜人の軍団における戦後の事やら、具体的な対策やら、
レメディオスに台無しにされたケラルトへのフォローやらを話し合っていたのだが、突如カリンシャにヤルダバオトが襲撃してきたので急遽話し合いを中止して現場に赴く。
赴いた先で
レメディオスを落ち着かせながらヤルダバオトから情報を聞き出すべく幾つか問いただすも最終的に意味は無いと判断して戦闘に移るがヤルダバオトの圧倒的な戦闘力でまるで歯が立たない様相を呈してしまい、やっと追い詰めたかと思えば怪物が如き真の姿を解放されて再び歯が立たない状況に陥る。
その状況を冷静に判断して今の自分たちでは決して勝てない事を悟ったレメディオスから撤退を促されてケラルトと共にその場から逃走する。
しかし……
ヤルダバオトの魔法で先回りされてしまい逃走は失敗。
側にいたケラルトも戦闘不能にされてしまい殺される……と思いきや、ヤルダバオトの燃え盛る業火の手で脚を掴まれてしまう。
灼熱の手で掴まれた事で地獄の苦しみに悶えるのだがその様子を見たヤルダバオトはポツリと世にも恐ろしい事を口ずさむ。
そう呟いたヤルダバオトから手始めと言わんばかりに剣の素振りの如く振り回されてしまい、自身の両膝がヤルダバオトの圧倒的なパワーと自重でへし折れてしまう。
脚を曲がってはいけない方向に曲げられた激痛で本格的に暴れて抵抗するのだが脱出どころか無駄にヤルダバオトの機嫌を損ねる結果に終わってしまい、本番と言わんばかりに地面に向かって思いっきり振られた事で自身の顔面が地面に叩きつけられてしまう。
ヤルダバオトの人一人をバットの如く振り回せるパワーで脆弱な顔面部を強打された事で、カルカは「ローブルの至宝」とまで讃えられた自身の美顔を無惨に破壊されてしまい力なく消沈する。
出典:劇場版「オーバーロード」聖王国編・マッドハウス・角川ANIMATION・2024年
消沈して抵抗する気力が根こそぎ無くなった事で血まみれの逆さ吊り人形みたくなってしまったが地獄はまだ終わらず、今度はヤルダバオトの行いに激怒して突撃してきた聖騎士に向かって叩きつけられてしまい本当の意味で武器にされてしまった。
そうして、攻めようとすればカルカを傷つけてしまう事を恐れた聖騎士団は完全に攻め気を失ってしまいヤルダバオトは頃合いと言わんばかりに大魔法を発動させて戦いの幕を下ろした。
そしてシーンは変わり、敗北して北部を奪われたレメディオス一行は助けを求めるべく他国に訪れて最終的に魔導国にたどり着く。
当のカルカとケラルトは行方不明。
一応レメディオス達が見た最後のカルカ達の姿は瀕死だが生きてはいる状態だったが、レメディオス以外の者達からは生存は絶望視されている。
そして……
レメディオス一行から救援を頼まれた魔導国は魔導国が抱える最強の冒険者である漆黒の英雄モモン……ではなく、なんとその国の王であるアインズ・ウール・ゴウン魔導王陛下本人が自身を聖王国の助っ人として赴く行くことを提案されて、レメディオス一行は戸惑うものの団長であるレメディオスの決定でそれを承諾するのだった。
承諾後、聖王国に赴いたアインズは圧倒的な力による大立ち回りで亜人の軍勢相手に無双していき事態は回復していくのだがその矢先、再びヤルダバオトがレメディオスと途中で救出したカスポンド・ベサーレスの前に現れる。
主人にして無二の友人とかけがいのない愛妹を傷つけてはどこぞに攫ったであろう仇敵に間髪言わずにレメディオスは斬りかかるのだが、ヤルダバオトは手に持っていた何かでレメディオスを叩きつけてその何かが衝撃で部屋中に飛散する。
その何かとは——
やれやれ。
少し調子に乗って振り回していたら上から半分がどこかに飛んで行ってしまってな。
汚いから早く処分をしようとチャンスを窺っていたのだが……最後までちゃんと働かせて私は本当に優しい悪魔だ。
彼女もきっとあの世で感謝していることだろう
真っ二つの焼死体となりバラバラになってしまったカルカ・ベサーレスであった。
叩きつけられたものがカルカだと告げられたレメディオスは正気を失い飛散した肉片を必死に集めて涙を流し、それを見たヤルダバオトは上機嫌。
一応、カルカであることはヤルダバオトが告げた以外に証拠はなく、多少の冷静さを取り戻したレメディオスは欺瞞工作である可能性を見出すも結局カルカは再登場しないまま聖王国編は幕を閉じたのでその遺体はカルカであることは間違いないだろう。
本作には死者を蘇生させる魔法も存在するため、レメディオスは最悪カルカが死亡していたとしても何とかなると考えていたが、ここまで損壊が激しいと(現地の住民が使える魔法では)蘇生は不可能であるため、最後の希望をも打ち砕かれることになった。
かき集められたカルカの遺体はカスポンドの手に渡り荼毘に伏せられるのだった。
◆関連人物
もちろんです、カルカ様。
この私に油断はないと思っていただきたい!
この聖剣で見事悪魔の首を刎ね、カルカ様の前に!
側近にして無二の友人であるカストディオ姉妹の姉で聖騎士団の長を務めている。
仲良くなったのは誕生日が近い事がきっかけ。
カルカへの感情は敬愛や友愛を通り越して狂信の域に達しており、その狂信レベルはナザリック地下大墳墓はNPC達といい勝負である。
聖王国の歴史上最強の聖騎士と呼ばれるほどの猛者であり、その卓越した戦闘力から九人しか選ばれない聖王国の称号である『九色』の一つ(色は白)を与えられている聖王女の右腕。
戦闘力こそ(現地基準で)非常に破格ではあるものの生涯のほとんどを鍛錬に費やしてきたことから頭脳労働はてんでからっきしの馬鹿であり、一組織の長にはまるで向いていないが聖王国最強であるが故に誰も彼女を聖騎士団長に差し置くことができなかったので団長に就任できた。
カルカからは武力方面で非常に頼りにされているが同時にあまりの馬鹿さ加減で少々頭を抱えている節がある。
しかし、馬鹿であるが故の直情的な性格がかえって裏表の無さを感じさせる癒しにもなっているとのこと。
聖騎士団長としてはパワハラ気質ではあったものの、単細胞故の悪意の無さや周囲のフォローにより、配下ともそれなりに上手くやっていた。しかしカルカとケラルトを失った後は国の窮状もあって精神的な余裕を失い、配下の中で最も身分の低いネイア・バラハに当たり散らすようになってしまう。
結果的にこれが聖王国の運命を大きく変えることになるのであった。
姉様に同じです。
アンデッドにそのような──カルカ様がお持ちのような愛などがあるとは思えません
側近にして無二の友人であるカストディオ姉妹の妹で神官団の長(最高司祭)を務めている。
こちらも姉と同様にカルカを狂信している。
カルカを上回るほどの天才マジックキャスターであり第五位階までの魔法が行使できるので(条件付きで)死者の蘇生すらもが可能な凄腕の神官なのだがその情報は政治的判断で秘匿されている。
実力的に『九色』の称号を与えられるに相応しい人物なのだがこれまた政治的判断で『九色』には数えられていない。
戦闘以外にも政治ができるほどのマルチな賢人であり、参謀としてカルカと敵対行為をした者に無慈悲で苛烈な報復を行ってくれる聖王女の左腕。
姉が聖王国最強ならこちらは聖王国最恐の女傑である。
カルカにとってはレメディオスの様な癒しではないものの手の掛からない常識人で腹黒の賢人であるが故にどんなに難しいことでも気兼ねなく相談できるストレスフリーの良き友である。
ただ、王の友であり聖騎士団長の妹であり国の参謀でありながらカルカの弱腰な政治姿勢とレメディオスの考えなしの問題行動を全く改善できなかった(orしなかった)のは大きなミスであり、神官と政治家としては無欠でも人としては未熟な女性だったのかもしれない。
また、原作では髪を下ろした姿で描かれていたが劇場版と漫画版ではポニーテールにしている。
お初にお目にかかります。
いま紹介されましたとおり、優秀な妹に追い抜かれた兄です
カルカの実兄である王兄殿下。
王座を巡って血族同士で争う事を嫌う温厚な性格をした良き人であり、自身よりも優秀な妹を聖王にさせるべく潔く王位をカルカに明け渡した良き兄である。
ただし才能では妹に劣っているものの、カルカの苦手な汚い裏工作なども行える人間であるため、総合的には彼女よりも王としての適性は高かったらしく、カスポンドも後悔はしていないがカルカの適正の低さには不安視していた。
カルカの発言からカスポンド以外にも兄弟がいる様だが信頼できるのはカスポンドだけとのこと。
アインズが聖王国にきて次々と捕虜の救出に成功した際に助けてもらい戦死したカルカに代わって聖王国軍の指揮を取り、最終的に聖王国の新たな王になる。
──もう少し、幸せを嚙み締めてくれ、我が国の民たちよ
王城から不穏につぶやくカスポンド・ベサーレス。
その正体はカスポンド・ベサーレスに扮した魔導国のモンスターであるドッペルゲンガーであり、本物のカスポンドは既に殺されていて遺体はカスポンドの死を演じる際に使うべくナザリック地下大墳墓で丁重に保管している。
言うまでもないが聖王国で起きた大事件の全ては魔導国が黒幕であり、体よく聖王国を乗っ取るべくデミウルゴスが中心となって考えた計画である。
早い話がナザリックのお家芸であるいつもの極悪マッチポンプであり、見事にカルカから王の座を奪えたカスポンド・ドッペルは聖王国を魔導国の物にするべく王職に着手するのだった。
おや、彼女は生きているのですか? 聖王女様と最高司祭殿が亡くなられたのに
聖王国南方に居を構えている貴族達。
保守的な考えが特徴的な者共であり、優秀な男性であるカスポンドがいるにも関わらず女性で下の子であるカルカが王になったことに不満を抱いている。
しかし、表立って敵対行動を取ればケラルトからの苛烈な報復に遭うため結果的に冷戦状態で落ち着いており、せめてもの抵抗として「聖王女の即位は神殿勢力との癒着によるものであり、側近ケラルト・カストディオの暗躍のおかげだ」という根も葉もない中傷をしてカルカに黙殺させている。
原作では終盤に登場するのだが劇場版では出番を丸々カットされてしまう。
少ししか登場していないのでモブ同然ではあるのだが実は彼らの不忠、愚かさは聖王国を乗っ取るデミウルゴスの計画の要を担ってしまっており、
分かりやすく箇条書きにすると、
- 北部聖王国だけがヤルダバオトと亜人達に襲撃されてしまい自国の女王と最高司祭が生死不明になって北部が乗っ取られた非常事態なのにカルカへの確執とその気になればいつでもヤルダバオトに勝てるという侮りで北部に救援を出さない。
- 救援を出さなかったせいで聖王国の戦争を魔導国に介入されてしまい、助っ人として馳せ参じたアインズの八面六臂の大立ち回りで北部聖王国民の心を掴まれてしまう。
- アインズが生死不明(という事に)なった後でやっと北部に訪れてと思ったらカスポンドに化けた魔導国の者を新たな王に推挙してしまう。
- 亜人軍団相手に戦って手柄を立てようにも結局舞い戻ったアインズに良い所を全部持ってかれる。
- 結果、助けてもらった上に戦後の支援までしてもらったことでアインズへの感謝が尽きない親魔導国派の北部聖王国と意図的に無傷で済まされた事で元来の聖王国の気質を持った反魔導国派の南部聖王国という元々あった両者の確執がさらに広がってしまう要因を与えられてしまう。
- その確執で間違いなく生じるであろう決定的な対立による内乱で疲弊した所を魔導国が体よく乗っ取り切る。
といった感じに気付く由もないままデミウルゴスの邪悪極まりないピタゴラスイッチに取り組まれている良いとこ無しの馬鹿共である。
全ての元凶。
人の心がない悪魔。
◇非関連人物
畏まりました。
それが聖王国のためというのであれば、笑って受け入れます
レメディオスが率いる聖騎士団の訓練兵(従者)の少女。
弓の名手で『九色』(黒)の一人に選ばれているパベル・バラハの一人娘であり、父の非常に鋭くて怖い目付きと弓の才能を授かっている聖騎士見習い。
聖王国編において「もう一人の主人公」と言えるほどの出番と活躍を貰っているキャラなのだが最後までカルカと接点を持つ事はなかったので非関連人物となっている。
カルカからすれば沢山いる従者の一人であり、レメディオスのパワハラの餌食になっていることなど知る由もなく、一方でネイア側も訓練兵であるが故に軍に入って日が浅いため、女王に対する敬意こそ抱いているものの、それ以上の特別な感情はないと思われる。
そうなのだが……
魔導王陛下は比類なき御方です!
これだけ民のことを考えてくれる御方が他にあるでしょうか!
確かに皆さんが仰りたいことは分かります!
カルカ・ベサーレス聖王女陛下も素晴らしいお方です。
ですが──他国の民たちを救うべくここまで行動して下った方のお名前を聞いたことがありますか!
物語終盤において色々あってアインズの狂信者になったネイアから「素晴らしいお方」と前置きしつつも、より素晴らしいと思っているアインズの偉大さを多くの人に伝える演説で引き合いに出されてしまう。
聖王国の人間、それも訓練兵といえど国の守護たる軍に所属している者がアインズの評判を上げるために「アインズはカルカよりも素晴らしい」と民衆に演説するなど大変無礼な行いであり、亜人が襲撃してきた真相を加味すれば売国行為と言っても過言じゃない。
確かに演説の内容はカルカを下げるのではなくアインズを上げているだけだからカルカの名誉には手を出していない。
そのため無礼でも一線は超えていない。
演説の目的も今後の聖王国にはアインズの庇護が必要だと判断したからによるものであり、国の未来を思ってこその活動である。
しかし、そのアインズこそが自身の両親を殺して聖王国をめちゃくちゃにした元凶の一人なので酷く滑稽な話である。
それに気づく由もないままアインズの評判を一生懸命に上げ続けている事でデミウルゴスの計画を年単位で縮めているネイアの姿は端的に言って道化であり、両親との死別、レメディオスからのパワハラ、亜人との戦いといった地獄を乗り越えて確かな幸せを得られたネイアもまたカルカ達と同様に尊厳を汚されているのだった。
要はリ・エスティーゼ王国のクライムと同じく何も知らずに踊らされている道化である。
ただ、ネイアがこんなことになったのはアインズはおろかデミウルゴスも想定外。波乱万丈の日々の中で得た答えや育んだ友情などは紛れもなく彼女自身が得たものであり、また魔導国に頼り切るのではなく、聖王国の人々の努力によって国を良くしようとしているのもまた事実。このまま道化で終わってしまうのか、それとも……。
◆余談
- 人間棍棒にされたシーンがあまりにも衝撃的すぎた事でそのシーンに「聖棍棒」という聖王女に因んだあんまりな渾名を読者から付けられている。
尺の都合故に大胆なストーリーのカットが行われた劇場版でも聖棍棒のシーンはしっかり描写されたことからも人気(?)の程が伺えるだろう。
- メディアミックスに恵まれない一面を持っており、自身が登場する聖王国編がアニメ(映画)として世に公開されて大分経っているのにネイア・バラハ以外の聖王国のキャラが未だにオーバーロードのスマホ向けゲーム「MASS FOR THE DEAD」(通称オバマス)に登場していない憂き目に遭っている。
漫画版でも作画の人の腕が悪いからか全体的に駆け足気味になってしまっており、せっかく登場したのに1話以内で退場してしまったりと、とことん恵まれない。
- 女王なのに聖王女というややこしい異名が付いているせいで二次創作でカルカを「王女」と呼んでしまう誤字が非常に多いため書く人は念入りに注意する事をおすすめする。
原作やらでも終ぞ「女王」と呼ばれなかったことも誤字に拍車を掛けているのかもしれない。南部貴族マジ戦犯。
- 出番が少ない上に原作以外の媒体でカットされているから目立たないが才人らしく勘が非常に優れている一面を持っており、ヤルダバオトがアダマンタイト級冒険者に撃退された情報しか無い中、一人だけヤルダバオトを甘く見ている事を薄々ながらも察していた。
察していたが故にカリンシャでは戦うのでは無く逃げに徹する案も人知れず考えていた。
無論、ナザリックが侵略計画を始めた時点で目を付けられればどんな手段を取ろうと9割方失敗に終わる事は目に見えている。
それが出来ているのであれば構わないのではないですか?
- これ以前にも惨たらしい末路を遂げた連中はいたから今更ではあるけど凄惨な死に様で気分は良くないな… -- 名無しさん (2026-08-26 00:23:58)
- そういう作品だとはわかってるけど、ナザリック側(というかデミ)がやりたい放題やり過ぎてる上にその報いも受けないから読んでてモヤるのよな -- 名無しさん (2026-08-26 09:53:12)
- 気に入らない奴や弱い奴は好きなだけイジメても良いって内容だから、今の世の中じゃあまり受け入れられないよなあ。 -- 名無しさん (2026-08-26 15:16:35)
- 相応の報い -- 名無しさん (2026-08-26 18:50:49)
- ミスった。相応の報いを受けてくれないと納得いかないってなるのは当然なくらい極悪だし悪辣だからね。少なくともヤルダバオトは無様に死んで欲しいって思ってしまった。 -- 名無しさん (2026-08-26 18:53:58)
- ↑魔道国王様に誅されてるからもう無理なんですがねガハハ -- 名無しさん (2026-08-26 19:15:04)
- ↑多分デミの創造主のウルベルトさんはそういうマッチポンプとかの小細工嫌いそうだよね……ある意味デミによる創造主への尊厳破壊 -- 名無しさん (2026-08-26 21:04:51)
- 趣味悪いなぁ -- 名無しさん (2026-08-26 21:41:17)
- まあ色んな所で散々言われた事だけど勧善懲悪の作品じゃないからそこは割り切るしかないというか。ホラー映画の化け物にキレてもしょうがないみたいな。 -- 名無しさん (2026-08-27 02:21:12)
- なんか所々口が悪くなってて不快 -- 名無しさん (2026-08-27 08:05:14)
- ↑の続き。これをきっかけにオーバーロードが大好きだったオーバーロードが大嫌いになった、作者は二度と創作に関わらないでくれ -- 名無しさん (2026-08-27 08:17:22)
- 割と善人寄りの人間が容赦なくひどい目に合う作品だからな……大体はデミウルゴスのせいな気もするが -- 名無しさん (2026-08-27 08:24:56)
- 一番もどかしいのは、アインズは普段、自分に心から敬意を示し、なおかつ独自性が高く、非常に価値のある魔法の能力を持つ者には、たいてい慈悲を示すということです。もしアインズがデミウルゴスの計画を何も知らずに盲目的に承認するのではなく、実際にカルカのことを知っていたなら、彼女こそまさに生かしておくか、少なくとも尊厳をもって扱いたいと思うような人物だったはずです。正直なところ、アインズが直接彼女に接触していれば、カルカはほぼ間違いなく彼のルーン武器を購入していたでしょう。 -- 名無しさん (2026-08-27 15:54:57)
- 正直なところ、シリーズ唯一の人間の女性君主であるカルカを、文字通り何か月もの間「物」として扱い続け、誰にも彼女の姿を見ることさえできない状況でも、メモの中で彼女を「殴打武器」と呼び続けたうえで殺したのは、かなり意図的なものに感じる。対して、ナザリックが関わった男性君主たちは、助命されたか、あるいは速やかに殺されている。 -- 名無しさん (2026-08-28 01:14:33)
- ↑まぁデミウルゴスの趣味じゃね? あいつ一見理性的に見えて実はとんでもない悪趣味だし -- 名無しさん (2026-08-28 06:17:46)
- 美しいものが雑にぶっ壊されて捨てられるのはちょっとしたドキドキがあるな -- 名無しさん (2026-08-28 19:17:25)
- 上のコメントへの回答ですが、丸山先生が、嫌っていた上司をモデルにレメディオスを、そして自分のアプローチを何度も断り続けた女性をモデルにカルカを描いた、という話を聞いたことがあります。もしそれが本当なら、男性の君主たちと比べて、カルカに対してナザリックがはるかに残酷な扱いをするよう描いた理由の一端を説明できるのかもしれません。彼女を連れ去った後でさえ、ナザリックが彼女をあれほど苛烈に扱ったことを考えると、なおさらです。 -- 名無しさん (2026-08-29 01:13:45)
- 作者が言及したのではないのでしたらそれは悪質なデマというものではないでしょうか -- 名無しさん (2026-08-29 01:46:54)
- レメディオスが丸山さんの嫌いなマネージャーをモデルにしているという話や、13巻で青薔薇を殺すのを編集者たちが実際に丸山さんに思いとどまらせたという話は、以前から聞いたことがあります。 -- 名無しさん (2026-08-29 05:01:14)
- ↑1、3の話のソースはどこにあるんよ? -- 名無しさん (2026-08-29 09:31:59)
- ザナックの時と似たようなもので、アインズは、本当なら心から友人になれたかもしれないカルカのような指導者や人々を、自分の部下たちには決して本当の自分を知られないまま、彼らの前で演じ続けるために、意図せず殺してしまう運命にあるような気がする。 -- 名無しさん (2026-08-30 00:39:38)
- ↑そもそもモモンガにとって本当に大切なのはギルメンであって、NPCたちはその代替物でしかない。モモンガ自身がそれに気付かない(あるいは自分を誤魔化している)ままどんどんドツボにハマっていて、現地世界はそのとばっちり受けてるだけなんよ。だから誰が悪いっていったらモモンガが悪い -- 名無しさん (2026-08-30 03:39:37)
- 帝国のワーカー4組の話の時、善良っぽいほうが苦しむように死んで、わりとあくどかったりゲスい部分があるほうが楽めに死んだから善良さが強い時点で嫌な予感はしていた -- 名無しさん (2026-08-30 18:31:27)
- せめてもの救いと言えるのは、カルカの死によって、アインズがルーン武器の売り込みという目的を現実的に達成できる可能性がほぼ潰れてしまい、結局はエルフの国でまたやり直さざるを得なくなったことくらいかな。 -- 名無しさん (2026-08-31 01:50:38)
- カルカが逃げたり国をまとめたりするのではなく戦うことを選んだことで、自ら死を招いたかのような部分は削除しました。そういう見方はあまりにも的外れだと思うからです。 デミウルゴスは残虐な性格を持つレベル100の天才で、計画を成功させ、アインズに自分の働きを認めてもらうためには、カルカを殺す必要がありました。カルカがどんな行動を取っていたとしても、生き残れる可能性はなかったと思います。『オーバーロード』では、結局そういうことなんです。 -- 名無しさん (2026-08-31 04:03:36)
- また、映画・漫画・モバイルゲームで、カルカのキャラクター性やバックストーリーが繰り返しカットされているのも奇妙に感じました。特に、彼女が部下たちにアインズを先入観で判断しないよう諭す場面です。 ライトノベルを読んでいない人たちに対して、ナザリックが彼女をあれほど残酷に拷問し、殺害する前に、カルカへの同情や共感を抱きにくくする意図があったのではないかと疑問に思います。 -- 名無しさん (2026-08-31 09:11:01)
- 丸山は、ナザリックによるカルカへの扱いを、性的暴行の一種の比喩として意図的に描いたのではないかと、本気で考えてしまう。 -- 名無しさん (2026-09-07 02:22:15)
- いや、丸山先生は単純に、女性を死ぬまで殴り殺し、その遺体を物のように引きずり回す描写をどうしてもやりたかったんだと思う。たとえそれが物語上まったく意味をなさず、彼女にそんなことをしているところを誰も見ていなかったとしても。 -- 名無しさん (2026-09-10 01:12:49)
- 上の性差別的なコメントは削除しました。 -- 名無しさん (2026-09-14 03:02:50)
最終更新:2026年09月14日 03:02