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プラトーン(映画)

登録日:2012/07/07 Sat 18:23:57
更新日:2026/10/23 Fri 16:13:50
所要時間:約 4 分で読めます





巨匠オリバー・ストーンが
驚異のリアリティで描く、《ベトナム戦争の真実》―




プラトーン(英:PLATOON)はオリバー・ストーン監督が1986年に制作した米国の戦争映画。
自身も陸軍軍人としてベトナム戦争に従軍したストーンの実体験を基に、『初めて本当のベトナム戦争を描いた作品』として注目を集めた。

戦闘描写はもちろん、部隊内の確執、米軍の負の面などリアリティに描かれており、1986年度のアカデミー賞4部門(作品賞・監督賞・編集賞・録音賞)を受賞した。


▽目次

《ストーリー》

1967年、ベトナム。
激戦続くその地に若き志願兵クリスがやってきた。
少数民族や貧困層ばかりが徴兵され戦地に送られる実情に憤った彼は大学を中退してベトナム行きを志願し第25歩兵師団に配属される。

しかし過酷な現実を目の当たりにした彼は、その日のうちに自らの決断を後悔することになる―



《主な登場人物》

※吹替声優はテレビ朝日版・ソフト版・テレビ東京版

クリス・テイラー
(演:チャーリー・シーン/声:池田秀一・宮本充・堀内賢雄)
本作の主人公。
大学を中退しベトナムへ来た若き志願兵。
自らの理想と、戦場の現実とのギャップに苦悩することになる。
終盤、バーンズを殺害してエリアスの仇を討った。

エリアス軍曹
(演:ウィレム・デフォー/声:苅谷俊介・大塚芳忠・森田順平)
新兵にも分け隔てなく接し、面倒見の良い軍曹。
戦場での価値観や理想を語り合ったりヤクを吸ったりしてクリスと絆を深めてゆく。
しかし中盤、ベトナム人の処遇を巡りバーンズ一派と対立、証拠隠滅のために殺害される。

バーンズ曹長
(演:トム・ベレンジャー/声:佐々木功(現:ささきいさお)・谷口節・山路和弘)
顔に傷痕のある屈強な古参軍曹。
その権力は新米士官よりも強く、彼にゴマを擂る兵士も多い。
徹底的なリアリストかつ冷酷な性格であり、特にベトコンを憎んでいる。
中盤でベトナム人の村を焼き討ちした際、エリアスと対立。目の上の瘤となったエリアスを戦闘中のどさくさに紛れ殺害した。

オニール軍曹
(演:ジョン・C・マッキンリー/声:千田光男・田原アルノ・内田直哉)
バーンズ派の軍曹。
強者にへつらい弱者に強く当たる小物臭溢れる性格で、彼にゴマを摺って面倒事を回避している。
しかし彼に休暇を申請した際はバッサリ切り捨てられ、ラストは小隊長代理として戦場に留められてしまった。

バニー
(演:ケビン・ディロン/声:古田信幸・落合弘治・藤原啓治)
バーンズ派に属するクリスよりも先輩の兵士。
凶暴な性格で戦場が好きだと自称する。
終盤ではジュニアと組んで蛸壺に入っていたが、彼に逃げられた際にベトナム兵に射殺された。

ジュニア
毛糸の被り物をしている細身の黒人兵士。
卑屈っぽい性格で、歩哨をクリスから交代した際に居眠りしてしまい、戦死者が出る原因を作ったが、責任をクリスに擦り付けた。
終盤の戦闘でバニーと組んで蛸壺に入るがビビって逃げ出した挙げ句、罠にかかりベトナム兵に銃剣で刺し殺された。

キング
ガタイの良い陽気な黒人兵士。
エリアス派であり、クリスとは仲が良い。
中盤で帰国命令が出たため、戦死することなくフェードアウトした。

ウォルフ中尉
(演:マーク・モーゼス/声:安原義人・清水明彦・平田広明)
クリス達が所属する小隊の小隊長。
経験不足が否めない上に優柔不断な性格で、実質指揮権をバーンズに取って代わられている。
明らかなバーンズの違法行為を見て見ぬ振りをしたり、砲兵に間違った座標を伝えて味方を誤爆させる等、無能の極み。




《スタッフ》

監督・脚本:オリバー・ストーン
制作:アーノルド・コベルソン、デレク・ギブソン
制作総指揮:ジョン・デイリー
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:ジョルジュ・ドルリュー



《余談》

役者達は撮影のためにフィリピン・ルソン島で2週間、軍隊式の生活をしてしごかれた。
髪型をGIカットにして食事はレーション、さらに歩哨にも立たされたという徹底ぶり。

その様子はDVD特別編の映像特典にて鑑賞出来る。

当時まだ若く無名だったジョニー・デップも通訳担当の兵士ガーター・ラーナー役で出演している。

余談だが、1989年10月8日に『日曜洋画劇場』で放送されたテレビ朝日版は、解説していた淀川長治は本作及びオリバー・ストーンの作品に否定的なことで知られていたが、本作の吹替を鑑賞後に一転し「結構いいね。オリバー・ストーンやるね。」と称賛、解説でも好意的な感想を述べていた。地上波デジタル放送時代にテレビ東京版が制作された為、音源は廃棄されるもザ・シネマが一般から録画を公募し、復元した音源を2023年12月に放送した。
2026年5月26日にWOWOWにてカット部分を追加録音した「吹替補完版」を放送。

テレビ東京版は、2003年9月25日に『木曜洋画劇場』で放送された新録版。プロデューサーの久保一郎は最初のハイビジョン放送だったことで「やっぱチャーリー・シーンは堀内賢雄さんだよね」との思いから「デジタルリマスター版」として新録された。
ディレクターの向山宏司による当初のキャスティングは、バーンズ(トム・ベレンジャー)=森田順平、エリアス(ウィレム・デフォー)=山路和弘であったが、キャラクターの善悪の強調を狙った久保が逆の配役にしたと言う。
これは「狙い通り」の仕上がりになった一方で、エリアス役のウィレム・デフォーを持ち役にしていた山路はこの変更を心残りにしており、久保もザ・シネマの特番で山路の思いを知り、「非常に申し訳ない」と後悔の念を述べている。



追記・修正はエリアス派のWiki籠もりでやるんだ!
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最終更新:2026年10月23日 16:13