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ルー=クトゥ神話

登録日:2026/01/04 Sun 04:30:19
更新日:2026/08/13 Thu 12:30:37
所要時間:約 4 分で読めます





ルー=クトゥ神話は、創作神話大系クトゥルフ神話の一角を占める、ルー=クトゥの魔神(devil-Gods of the Lu-Kthu Mytios)たちを扱った創作神話。
ジェームズ・アンビュールによって創出された。


■概要


ルー=クトゥと呼ばれる存在を起源とした魔神たちを扱った神話。

作中世界ではクトゥルフ神話と共に実在の神話として伝えられており、それぞれ別の大系とされているが、
属性の概念があり「ルー=クトゥから最初に外なる神、その後旧支配者が生まれ旧神によって宇宙各地に封印された」とおおよそダーレス・カーター設定のクトゥルフ神話と類似している。

旧支配者たちの封印は解け始めており、ミネソタ州ブラビング近郊での影響力を強めている。
また、クトゥルフ神話のツァトゥグァ、イタカもブラビングでは一定の影響力を持っており、共にロイストン大学が対処のための研究を行なっている。


■ルー=クトゥ神話の魔神


◆ルー=クトゥ

  • ルー=クトゥ(Lu-Kthu)
魔神たちの起源。正体は定かでなく実体を持つ存在、星、星雲、それらの特徴を全て併せ持つまた別の存在、大いなる渦など様々な説が伝えられている。
作中に登場したルー=クトゥを題材とした絵画では、惑星サイズの肉塊として描かれており、体表は無数の旧支配者の卵に覆われていた。

◆外なる神

  • ギ=ホヴェグ(Gi-Hoveg)
別名エーテルアネモネ。月のような大きさの棘だらけの球体。棘の隙間に目玉が大量にある。初出作品『The Advent Of Uvhash』では旧支配者。
どこにもいないがどこにでもいると語られる。普段はエーテル化しているらしい*1
別名の通り、エーテルの属性を持つが小説『The Advent Of Uvhash』内では同属性の旧支配者ウヴァッシュには1度しか勝てないだろうとの推測が語られる。

  • ザリガ(Xa’ligha)
不協和音の中に潜む、歪んだ音の支配者。
混沌の力で音楽家を支配して肉体の限界を超えて演奏させる。

  • ハイオグ=ヤイ(Haiogh-Yai)
醜い吸血鬼。移動するブラックホール内に住み、ヴーラク(Voorlak)族に信仰されている。
ヴーラク族はブロックを積み上げたような構造の建築物に住むとされる。

◆旧支配者

  • イラ(Y’lla)
旧神によって海底に沈んだ城クラ(K’hraa)に封印された巨大な触手の海虫。水属性。
子孫に魚蛙と呼ばれる存在がいる。魚蛙たちは港町に生贄に捧げさせた若い女を餌食としている。
『The Advent Of Uvhash』では、クトゥルフかイラを呼べればウヴァッシュを撃退できると語られておりクトゥルフと同格の存在なようだ。

  • ウヴァッシュ(Uvhash)
リルコス(火星)を拠点とする血の神。旧支配者または外なる神とされる。常に飢えており人間の呼び掛けに応じることもあるが血の代償を求める。エーテル属性。
星の精と、ティンダロスの猟犬の親戚のリルコスの影の猟犬を配下として従える。

  • エイロル(Ei'lor)
クルルヤンド(Kr'llyand)と呼ばれる惑星に蔓延る植物の神。隕石に種を乗せて地球各地に送り込む。
「グラーキの黙示録」にも存在が記されており、セヴァンバレー付近にもカルトが存在する。

  • ンギルトゥル(Ngirrth'lu)
狼男伝説の元となった、背中に蝙蝠の羽を持つ狼男。
並行世界に存在する赤い雪の国イキア(Ykia)の森に封印されている。

  • ブグヌ=トゥン(B’gnu-Thun)
ヴォロス(Voroth)の氷の神。

  • ルートラ=ディオル(Ruhtra Dyoll)
ヨンダス(Yondath)の炎の神。ブグヌ=トゥンとは双子であり敵対関係。

  • ディグラ(Dygra)
生きた半結晶体。宝石と誤認し近付いた人間をジオードの触手で捕らえ捕食する。

  • ヴーゾムファ(Vhuzompha)
海の生物全ての父であり母でもある両性具有の神。イラとは兄弟関係。
性的興奮により生じるエネルギーを糧とする。エネルギーだけでは足りないので人肉も喰らう。
カルトが存在するブラックベイでは当初は地元民に信仰されていたが、余所者の女に乗っ取られ、現在ではカルトの中枢は女性だけとなっている。

  • リサリア(Lythalia)
別名「森の女神」。旧神の王ノーデンスを誘惑して子作りし双子を生んだと伝えられる。

  • イスタシャ(Istasha)
別名「闇の女神」、「猫科のイスタシャ」。ウルタールの神殿で崇拝されている。
猫に似た不健全な魅力を持ち、世界中を歩き回り意図的に足跡を残して魅了した人々を引き連れる。
リサリアとは姉妹関係。

  • シュイ=ニル(Shuy-Nilh)
別名「暗黒の貪食神」。
地を穿ち喰らう子孫がいる。

  • ラグナラ(Ragnalla)
ハゲタカに似た猛禽類。
単眼の鳥人間の先祖だとされる。

  • ジルドネス(Xirdneth)
別名「幻影の支配者」。

  • ヴォルグナ=ガス(Volgna-Gath)
別名「秘密を守護する者」。

  • ディサラ(Dythalla)
別名「トカゲの王」。

  • バイアグーナ/ニャルラトテップ(Byagoona/Nyarlathotep)
『The Bane of Byagoona』の作中でのみ、ルー=クトゥから生まれたと語られている。
他作品のルー=クトゥの魔神が羅列される箇所では言及されていない。


■ルー=クトゥ神話の魔道書


  • ルー=クトゥ神話の魔神(DEVIL-GODS OF THE LU-KTHU MYTHOS)
ニントーブ(Nyingtove)大学のカーター・リンウッド教授が発表したルー=クトゥ神話の学術的文書。

  • リルコスの血の儀式(BLOOD-RITUALS OF RHYLKOS)
ウヴァッシュについて仄めかす形で記された書物。

  • エイロルの葉(Eo’lor Fronds)
エイロルの葉で作られたエイロルカルトの聖典。
隕石によって地球に持ち込まれた異星人の文章が元になっているとされる。

  • イラ聖典(Y’LLA CHANTS)
イラの姿が表紙に描かれた書物。

  • クラタブレット(THE K'HRAA TABLETS)
イラ関連の書物。

  • グラア・ディスの儀式(RITUALS OF GLAA-DITH)
魔神について一番詳細に記されていたと語られる。
作中で開示された一部分では旧支配者の復活の予言が記されている。


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最終更新:2026年08月13日 12:30

*1 旧支配者の復活の予言の中に「ギ=ホヴェグはエーテルから物質化する」とあるので、おそらく旧神の封印による影響