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メトーデ(葬送のフリーレン)

登録日:2026/03/28 Sat 21:40:23
更新日:2026/06/12 Fri 23:01:11
所要時間:約 7 分で読めます





魔法が楽しいものだと彼らは知らないでしょうから



出典:葬送のフリーレン 第2期、34話『討伐要請』、2026年1月16日~3月27日まで放送。
「葬送のフリーレン」製作委員会、マッドハウス、
© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会。

概要

『メトーデ』とは『葬送のフリーレン』の登場人物。


フリーレン達が参加した一級魔法使い試験の受験者の1人。
ブロンドの長髪に並の男よりも高い身長、その長身に見合う抜群のプロポーションの美女。
それを強調するような白いチューブトップにコルセット、黒のショートパンツにストッキングという出で立ちが色気を漂わせる。
抱きしめられたフリーレン曰く「いい匂い」もするらしい。

性格は基本的に物腰柔らかく、誰に対しても敬語で接するが、伝えるべき意見は忌憚なく述べたり、
トラブルに対しても取り乱すことなく冷静に対処する芯の強さを持ち、
フェルンから露骨に警戒されても「あらあら」と余裕のある笑顔で返す、まさに「大人の女性」といった雰囲気を纏っている。のだが……


本編での活躍

  • 一級魔法使い試験編
初登場。
1次試験ではくじ引きの結果、レンゲ・トーンとパーティーを組み、他のパーティーを襲撃して隕鉄鳥を奪取して突破したと思しき描写がある。
2次試験ではトーンが協力を拒みソロ攻略を目指したため、レンゲと共にデンケンのパーティーに合流。
レンゲは早々に脱落・トーンは多数の複製体の前に敗退してしまったものの、メトーデはリヒターと共に一行のサブリーダーとして最後まで生き残り、
零落の王墓の突破に貢献。その後のゼーリエとの面接でも合格を言い渡された。

この編では他のキャラクターに大半のスポットが当たっていたこともあって
「フリーレンやデンケンを補佐するメンバーの1人」程度の出番でその実力は未知数であったものの、
手紙を持ってきた魔術協会の鳥を撃ち落として手紙を奪ったり*1
複製体との戦いで他のメンバーがボロボロになる中、唯一傷を負っていなかったり*2、その実力の片鱗を伺わせる数々の描写がある。
その容姿も相まってこのまま退場するキャラクターではないとファンにも当然ながら思われていたが、
「底のしれなさ」という意味ではある種、本作でも屈指のものだった。

  • 神技のレヴォルテ編
相棒を喪った一級魔法使いのゲナウとコンビを組み、『神技のレヴォルテ』討伐任務を帯びて北部高原へ赴任。
そのレヴォルテが北部高原にあるゲナウの故郷を襲撃・住民を滅ぼしたため、彼と共に住民の遺体や生存者の確認等を行っていたところ、
たまたま近くに来ていたフリーレン一行と再会し、彼女たちの協力も得てレヴォルテを含むゲナウの故郷を襲った魔族の討伐に挑むことに。
なお、赴任した北部高原は寒冷地ということもあり、以前の白を基調とした薄着のものから、
ファーのついた黒いロングコートとワインレッドの長ズボンに服装が変更されている。

魔族との戦いでは、レヴォルテが自身が滅ぼした村(=ゲナウの故郷)で遺体等を守るべく残ったであろう魔法使いを狙ってそちらに向かったため、
村を出て魔族の捜索に赴いたフリーレン、フェルン、メトーデの三人は、レヴォルテの配下の魔族であるゾリーダ、ヘモンと戦うことになった。
メトーデは敵の策でフリーレン、フェルンと分断され、ゾリーダと一対一で戦うことになるが、
その時に戦い方が「北部高原で魔族を殺す事に生涯を捧げた一族」に似ていると言及されており、実際にメトーデはその一族に連なるものであることが判明した。
しかし、「戦いしか知らないものは戦いのための魔法しか覚えない」「魔法が楽しいものだと彼らは知らないでしょうから」等の台詞から、
メトーデ自身はその一族をあまりよく思っていないと推測される。

実際、メトーデの戦い方は「魔族を殺すことに生涯を捧げた一族」出身とは思えないほど柔軟なもので、
ゾリーダの攻撃をいなしつつ、フリーレンたちと戦っているもう一人の配下・ヘモンの生み出す魔力探知の霧の解析を続け、
やがて、その霧を晴らすことができる「霧を晴らす魔法」を発動してフェルンをアシスト。
これによってフェルンの得意戦術である「敵の認識外からの、一般攻撃魔法の超長距離狙撃」が可能となり、
ヘモンとゾリーダは次々に、彼らがすぐには感知できないほど遠くに陣取ったフェルンの長距離狙撃で撃破された。

任務完了後は回復役(僧侶)がいない事を心配してフリーレンのパーティーに加わることを提案するが、
フリーレンも僧侶ほどではないが回復魔法を扱える事と「このパーティーの僧侶はもう決まっている*3」という理由で断られてしまった。

コンビを組んだゲナウに対しては、誰が相手でも冷淡な態度を取る彼と臆することなく接しているようで、
メトーデに夜食を咎められたことをゲナウがシュタルクに話していることから、シュタルクに対するフェルンのような関係性であるらしい。
同僚を喪って少なからずセンチメンタルな状態にあった上に、その同僚を殺した魔族にタイミング悪く故郷まで滅ぼされ、
いつにも増して気難しくなっていたゲナウに多方面に気遣いが出来るメトーデを新たなパートナーとして宛がった*4のは、さすがのゼーリエの采配と言えよう。


戦闘能力

少し暴れますか

多くの魔法使いは(メタ的にはキャラ付けという理由もあるだろうが)1〜2種類程度の魔法をメインとして使用するが、
メトーデ曰く「私は多才なので足止めだけは得意なんです」という通り、基本の攻撃魔法はもちろん、精神操作や拘束などの補助魔法、
本職に比べれば簡単にではあるが、専門性が高いため主に僧侶にしか扱える者がいない女神様の魔法(高位の回復魔法)をも扱う事が出来るほどの幅広いレパートリーを持つ。
この魔法使いと僧侶の魔法の両立は一級魔法使いのゲナウをして「変わり者」と称するほど珍しいものらしい。
「簡単な回復魔法くらいなら」といっても死んでいないのが不思議なぐらいの物理的な怪我は治せるので、
あくまで解呪等も含めた多岐にわたる対応や複雑な儀式は範囲外といったニュアンスだと思われる。
拘束魔法のほうも想定が外れフリーレンに効かなかっただけで「普通は大きな魔力差がなければ通用するはず」だったが、
偽装している状態で「熟練の魔法使い」レベルには魔力量の多い相手に効く見立てだったとすると十分に有用の範疇。
広範囲の観測から近距離の高精度な魔力探知にも長けており、それらが活かされたのか、
試験で本人の能力をそっくりコピーしたフェルンの複製体を相手取った時には、
一度完全に潜伏すればフリーレンや魔族でさえ補足が困難で、不意打ちに徹すれば格上殺しもできるフェルンの複製体の相手を単独で、おそらくほぼ無傷で捌き切っている。
器用で足止めは得意、で済ませていいのか分からないほどには防衛に優れた武芸者と称して間違いない。
アニメでは魔法で作ったと思しき幻影を囮に使うシーンも。

しかし、本来の戦闘スタイルは魔族殺しの一族譲りの、攻撃魔法を矢継ぎ早に浴びせかける非常に荒々しいもの。
アニメでは前衛相当だろう相手に接近された際に剣を杖で受け止め、返す刀で振るった冷静かつ華麗な蹴り技も含めた身のこなしも描かれており、高い実践値と技量がより窺える。

北部高原に派遣される魔法使いは傾向としてゲナウ曰く「相当戦いが好きな奴」*5が多いようだが、
ユーベルやヴィアベルといった他にも適任そうな一級魔法使いがいるにも関わらずゼーリエがメトーデを選抜した事には、ゲナウは首を傾げていた。
普段の振る舞いからは想像がつかないが、どうやら彼らを凌ぐほどのゴリゴリの武闘派であるらしい。

スピードに優れる(ためにメトーデの手数では押し切れない)ラオフェンとは相性が悪く、戦いにおいてはラオフェンが有利らしいが、
それでも一級魔法使い試験編では、メトーデの複製体をラオフェンは撃破することまではかなわなかった様子。


その本性

…ええと、小っちゃくて可愛いなと思いました

…と、一見すると完璧超人だが、その一方で彼女を象徴する特徴として「小っちゃい子が好き」という厄介(?)な性癖を抱えている。

普段はあまり感情を表に出さず表情も崩さないメトーデだが、小さいもの…特に女の子を目の前にすると、
その内心では「かわいい」「(頭を)なでなでしたい」「頬ずりしたい」とあらぬ考えを巡らせていることが多い。
また、そうした自分の衝動を包み隠すこともせず、真顔で唐突に「なでなでさせてもらってもいいですか」などと言い出すことも。「真顔で何を言っているんですかこの人
今のところ絡んだ女性の登場人物はそのほとんどがメトーデの嗜好にハマっており、彼女自身が長身なのも相まってどうやら守備範囲も相応に広いらしい。
そのため「ロリコン」と言われる場合もあるが、自分よりも遥かに歳上のフリーレンやゼーリエ、あくまでおまけであるミニアニメ内でのネタだが、
同じ人間で彼女と同年代、もしくは歳上の可能性もあるゼンゼもその範囲に入っているあたり、年齢ではなく単純に自分より背が低い人物が基準になっていると思われる。
別の作品の人物の言葉を借りるなら『ロリコンではなくミニコン』ということなのだろう。

《被害(?)に遭った者達》

  • フリーレン
2次試験で精神操作魔法が効くかを確かめるために抱きしめていたことに始まる。
北部高原での戦いでは、(チームワークを高めるコミュニケーションという名目が一応あったものの)パーティーを組んだ際に真顔で抱きしめていいかと訊ねる。
最初は拒否されたが、魔導書を譲渡するという条件で許可が出たので好きなだけなでなでし、ぎゅーもした。
前者についてはフリーレンの複製体という強敵を打ち破るヒントを得るために必要な事だったのだろうが、
彼女の癖が明らかになってからは「本当に必要だったのか?」と懐疑的に見られることも。
……試験のダンジョン攻略の際等の雑談で聞いたかゼーリエからの入知恵の可能性もあるが、魔法を差し出せば大概の要求を飲む習性を知っていたのもちょっと怖いところ。

  • フェルン
フリーレンがなでなでされている際には露骨に不機嫌になり、メトーデから無理矢理引き離そうとするなど、
フリーレン(へのスキンシップ)が絡むと敵意を示されてしまうが、メトーデの方はフェルンに対して悪感情はなく、
むしろ「フェルンさんのことも大好きですよ」とか「怒ったところもかわいい」と評しており、
虎視眈々と彼女とスキンシップが取れる機会を窺っているらしい。
YouTubeで公開されたミニアニメ『○○の魔法』では彼女の妄想の中で「なでなでからのぎゅーからのすりすり」までいかれている。

  • レンゲ
1次試験でチームを組んでいたメンバーの1人。
描写はなかったが背の小さい美少女というメトーデのどストライクの見た目なので、おそらくはメトーデのなでなでの対象になっていたと思われる。
明らかに実力不足な気もする彼女が二次試験まで漕ぎ着けたのも、幼女と一緒でテンションの上がったメトーデが一次試験でハッスルした結果の可能性も…
メトーデが反応してなかったのを理由に男の娘説が囁かれる事も
アニメ版では1期最終話のラストシーンで馬車の中で帰省するレンゲをずっと見詰めている。ちょっと怖い

  • ゼーリエ
最終試験の面接で「私を見てどう思った?」と問われた際にこの章の冒頭のセリフを真顔で言ってのけた。
ゼーリエといえば魔法使いであれば絶対と言っていいほど気圧されてしまう、巨大に過ぎる魔力をまとった圧倒的な絶対者。
敵対したとして立ち向かうだとかの次元にいない、「戦う」選択肢が微塵も浮かびすらしない*6隔絶の超越者。
……だというのに、である。どういう意図で何を尋ねているのだろうかこの愛らしい人はと困惑しているかのような様子で答えたのだ。
そのクソ度胸を閉口しつつも認めたゼーリエから一級魔法使い試験の合格を言い渡された。
その後はゼーリエの傍で任務に就き、何かにつけて彼女の頭をなでなでしていたようだが、ゼーリエの方からは普通に嫌がられている。
最終的にゲナウに「なでなでは1日10分までだ」と定められた。「そんな…
逆に言えばあれだけ嫌そうなのに10分なら許してくれるとか寛大すぎませんかゼーリエ様
アニメ版では上田氏の演技のおかげでかなり悲壮なトーンになっており、視聴者の笑いを誘った。

  • ゼンゼ
前述のミニアニメでゼーリエと一緒になでなでされていた。
なお時間軸的にこの裏ではシュタルクとゲナウが死にかけてる事は視聴者からツッコまれている

  • エーデル
一級魔法使い試験を受けていた1人で優秀な精神魔法の使い手。
黄金郷編でメトーデと接触した際の回想でなでなでされており、彼女を「やばい女」と評していた。
公式でやべーやつ判定された女
お互い同じ試験を受けただけ、しかも試験内でも特に交流する接点のなかった間柄のはず。
そんな推定ほぼまったくの他人が急接近してきてなでなでする……そりゃあ怖い。

もう一度いうが、彼女は相手の精神を操作する魔法や拘束魔法も会得している。
変な気を起こさなければよいが

余談

名前の由来はドイツ語の「Methode(メトーデ)」で、英語では「Method(メソッド)」、日本語に訳すなら「方法」や「手段」といった意味になる。
彼女自身も「魔法はただの「手段」ではなく、楽しいもの」という持論を持っている。

メトーデ役の上田麗奈氏は、1期から2期までの間にフリーレン役の種崎敦美氏と某変身ヒロインアニメで親友同士の役で共演しているが、
こちらでも上田氏は「当初はクールビューティーと思われてたけど本性はやべー女」という役を演じていたため、一部視聴者にはそれ含めてネタにされていた。


「それでしたらフリーレンさん、項目を追記・修整してもいいですか?」
「真顔で何を言ってるんですかこの人?」

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最終更新:2026年06月12日 23:01
添付ファイル

*1 アニメ版では脚を掴んで逆さ吊りに変更された

*2 アニメ版では少しだけ傷を負っているが、それでも他メンバーに比べれば圧倒的に少ない

*3 その僧侶とは、28話で一時的パーティに加入したザインのことである。

*4 それでも彼が魔族と見紛うほど魔力に殺意がこもるほどの精神状態を自覚できていなかった際は「気が気でなかった」とこぼした。

*5 ゲナウ自身も「私も戦いは好きだ」と語っている

*6 数少ない例外はデンケンだが、彼も「一瞬どう戦うか考えたが諦めた」と即座に白状した。