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キセキ(競走馬)

登録日:2026/10/04 Sun 13:35:15
更新日:2026/10/04 Sun 20:02:58NEW!
所要時間:あっ♡約 30 分♡





KISEKI


キセキ



多様なる結晶

我が貴石を見よ
代々受け継いだもの
自らの手で磨いたもの
結晶たちに宿る光が
熱源となり推力と化す

我が軌跡を見届けよ
青き芝草をかき分け
先陣を切る姿
あるいは泥を撥ね上げ
背後から襲い掛かるさまを


HERO IS COMING.


2022年 名馬の肖像 菊花賞

キセキは2014年生まれの競走馬である。馬名の由来はその名の通り「奇跡」。
GⅠ勝鞍は菊花賞のみながら、2017年~2021年の激動の競馬界をひたむきに駆け抜け、多くのファンに愛された名馬。
なお、1966年生まれのリンボー産駒、2001年産駒のフジキセキ産駒。2007年生まれのホワイトマズル産駒にも同名の馬がいるが、本項目では4代目となる2014年生まれのルーラーシップ産駒を取り扱う。

メディアミックス作品「ウマ娘 プリティーダービー」でのキセキは当該項目を参照。

なお、この項目では奇跡という言葉の意味そのものや、某新幹線駅で流れるGReeeeN(現:GRe4N BOYZ)の楽曲は扱いません。

目次
+ ...

データ

  • 生年:2014年5月13日
  • 父:ルーラーシップ
  • 母:ブリッツフィナーレ
  • 母の父:ディープインパクト
  • 生国:日本
  • 生産者:キセキ民の親玉下河辺牧場(北海道日高町)
  • 馬主:石川達絵
  • 調教師:角居勝彦(栗東)
  • 主戦騎手:ミルコ・デムーロ→ 川田将雅 *1
  • 戦績:33戦4勝[4-6-6-17](中央競馬30戦4勝、海外競馬4戦0勝)
  • 主な勝鞍:'17菊花賞(GⅠ)
  • 特記事項:'18天皇賞・秋(GⅠ)3着、'18ジャパンカップ(GⅠ)2着、'19大阪杯(GⅠ)2着、'19宝塚記念(GⅠ)2着、'20宝塚記念(GⅠ)2着、'20京都大賞典(GⅡ)2着、'21京都大賞典(GⅡ)3着

五世代血統

ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
エアグルーヴ トニービン カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
ダイナカール ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
シャダイフェザー ガ-サント
パログサイド
ブリッツフィナーレ ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ロンドンブリッジ ドクターデヴィアス Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Rose of Jericho Alleged
Rose Red
オールフォーロンドン Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Full Card Damascus
Belle of the Ball
5世代内の近親交配 Northern Dancer 6.25% 5×5

誕生~育成 ―下河辺牧場という無限大の気積の中で―

2014年5月13日、三冠牝馬スティルインラブなどで有名な北海道日高町の下河辺牧場で生まれる。
父は香港GⅠのクィーンエリザベス2世カップ勝馬のルーラーシップ。同年の秋古馬三冠レース全て出遅れて3着だった方がある意味有名かもしれないが。
その母はアドマイヤグルーヴなどを輩出した名牝エアグルーヴ。
母ブリッツフィナーレは現役未出走の繫殖牝馬。母父は競馬ファンでなくても聞いたことがあるだろう大種牡馬ディープインパクト。
上記の通り血統表には日本競馬の礎となった馬が集結した、まさに良血馬である。
また全妹としてマーメイドステークス(GⅢ)勝馬のビックリボンがいる。

厩舎は父を管理した栗東の角居厩舎。

ちなみにやたらシンプルな馬名は、他の案が悉く却下されてダメもとで提出したら通ってしまったという経緯があるんだとか。

2歳-3歳夏 ―奇石を磨き上げる時―

2016年12月11日に阪神芝1800mでデビュー。鞍上はクリストフ・ルメール騎手。三番手から上がりで抜け出し2位に三馬身半差を付けて勝利。
しかしその後は500万以下、オープンは勝ちきれず、毎日杯では後の皐月賞馬アルアインの3着に敗れ賞金が足らず、皐月賞・ダービー出走が叶わなかった。
7月に福永祐一騎手騎乗で500万以下に勝利すると、続けて8月にはミルコ・デムーロ騎手を鞍上に迎え1000万以下に出走し後方から上がり最速となる32秒9の末脚で抜けて勝利。夏の上がり馬として注目を集め始めた時期だった。

3歳秋 ―雨を切り裂く奇跡の脚―

秋初戦は神戸新聞杯を選択。上がり最速の脚で迫るが、ダービー馬レイデオロを捉えきれず2着に終わるものの、優先出走権は獲得することが出来た。

そして本番の10月22日、菊花賞(GⅠ)。…なのだが、当時超大型で非常に強い台風21号が接近中で22日夜には京都府内が暴風域に入りかねない所まで来ていた。そのため、当日の京都競馬場は横殴りの雨がやまず、芝コースに水が浮き、前の馬が走るだけで泥水が飛んで後ろの騎手に直撃するなど、菊花賞史上例に見ないほどの超極悪馬場であった。ここまで来たら開催出来たことが凄い。*2
そんな中、ダービー馬レイデオロはジャパンカップに向かった為出走しておらず、皐月賞馬アルアインは重馬場のシンザン記念で敗れており不良馬場は厳しいと思われたのもあり、重賞未勝利のキセキが1番人気に推されることに。
レースではキセキは出遅れたため後方でじっくり構える中マイスタイルが逃げ、1000m通過タイムは64秒1。しかしこの不良馬場ではこれでも前が潰れまくっており残り1200mでマイスタイルが早くも後退し、誰かが前に出たと思ったらすぐ力尽きて後退し続けるという超消耗戦となり、最終コーナーに入る頃には先行勢と後方勢が殆ど入れ替わっていた。

ここからが未知の距離!

泥んこにまみれて、泥にまみれて、菊を掴め!!

直線に入り、クリンチャーが先頭に出るが、その外からキセキが上がり最速の末脚を発揮し一気に交わしていく。

キセキが外から一気に上がって来た!

キセキ先頭!内からクリンチャー!ミッキースワロー、ポポカテペトル!

しかし、キセキだ!奇跡の脚!

雨を切り裂いて、この豪雨の中をキセキ1着!!

遂に最後の一冠を掴んでみせた。初重賞制覇が菊花賞となり、ミルコ・デムーロ騎手は外国人騎手では初めてクラシック完全制覇を成し遂げたのだった。

なお、勝ちタイムは3分18秒9。菊花賞でこれより遅いタイムは1946年のアズマライ*3まで遡る。
キセキの上がり3Fは39秒6。さらに言えばキセキ以外は全員40秒以上かかっている。レース後にはキセキを始め出走馬達がふらつきまわっているなど正に地獄のようなレースでもあった。

年末には香港ヴァーズへの出走を決めるが、現地に着いたらなんと皮膚病に感染していることが判明し隔離される羽目に。レース自体は出走できたものの、9着に終わる。さらにレース後に右前跛行まで判明した。

…そして、ここからキセキの長く暗く果てしない戦いが始まった。

4歳 ―輝石の光は見えども―

日経賞~宝塚記念

始動戦は日経賞(GⅡ)。鞍上はルメール騎手。1番人気に推されるもスタートで出負けし、1000m62秒8というスローペースになり掛かり気味となって道中強引に位置を上げてしまい先頭に出てしまい、最終直線で力尽きて6着に終わる。
続けて宝塚記念(GⅠ)にデムーロ騎手騎乗で出走。しかし、スタートでいきなり隣のゼーヴィントに寄られ後方からの競馬になり、そのままミッキーロケットが香港のワーザーを振り切り和田竜二騎手の17年ぶりの中央GⅠ勝利を見る形で8着に終わる。
後にここまでの負けについて、キセキを担当する辻野調教助手は「菊花賞での激走で精神的や心肺部分が回復していなかった」と語っていた。

毎日王冠~天皇賞・秋

秋は毎日王冠で始動。そしてここから鞍上は川田騎手にスイッチとなった。出走メンバーにはNHKマイルカップ馬のアエロリットやケイアイノーテック、後のマイルCS馬ステルヴィオなどがいる中6番人気で、さらにメンバーで最も重い斤量58kgを背負う。しかし、ここで川田騎手は今まで差し追い込みが主体だったキセキで思い切って先行策を取った。流石にアエロリットを捕まえられなかったが3着入線。キセキの新たな可能性を見出すことに成功した。

次戦は天皇賞・秋を選択。同期の皐月賞馬アルアインやダービー馬レイデオロに大阪杯馬スワーヴリチャードに加え、ミッキーロケットやヴィブロス、マカヒキとGⅠ馬7頭が集結する豪華メンバーとなった。なお、レース前にダンビュライトが戸崎騎手を振り落として放馬し、戸崎騎手が正座するというハプニングも。
スタートすると好ダッシュを決めたヴィブロスをキセキが交わして先頭に立った。ここに来てキセキは初めて逃げ戦法を使ったのである。1000mは59秒4と平均的なペースで進め、直線で二番手のアルアイン、内に切り込むヴィブロスを突き放していく。1800m通過タイムは1分44秒8と、毎日王冠と0.3秒差しかない超高速ラップを刻んでいた。遂に復活勝利か!?…と思われたが、そこから一気に末脚を伸ばしてきた馬が2頭、レイデオロとサングレーザーが迫ってくる。残り100mを切るところでレイデオロに差され、3着でゴール。レイデオロの勝ちタイムは1分56秒8と2011年トーセンジョーダン以来の56秒台を記録。とはいえ、キセキは初めて逃げて1分57秒0を記録。伝説と言われた08年のウオッカ・ダイワスカーレットよりも早いタイムを刻み、確かに強い逃げを記録していた。

ジャパンカップ

続けてジャパンカップに出走。引き続きの対決となるスワーヴリチャードや日経賞でキセキを破ったガンコの他、前走京都大賞典で復活勝利をした菊花賞・有馬記念馬サトノダイヤモンドや前年度覇者シュヴァルグラン、宝塚記念馬のサトノクラウン、主な勝鞍はなみずき賞のサウンズオブアースの他、英GⅠセントレンジャー勝馬のカプリが出走。しかし、多くの人々はある1頭の牝馬に注目していた…平成最後の三冠牝馬アーモンドアイである。前走秋華賞でも後方から先行勢をごぼう抜きして勝利を収め、調教も好タイム連発、加えて当時の斤量規定で3歳牝馬は古馬牡馬より4kg軽い53kgしか背負わないとあり、単勝オッズ1.4倍という圧倒的人気を背負った。
レースはキセキが逃げ、アーモンドアイが2番手で構える形となる。そしてここでキセキは乾坤一擲の逃げを見せる。前半1000mは59秒9と平均ペースで進んだが、そこからラスト1ハロン以外11秒台という鬼のようなラップを刻んで逃げる。その結果、2000m通過が1分57秒2と前走天皇賞・秋と0.2秒しかないタイムを見せ、2200m通過に至っては2分8秒6と当時の芝2200mレコードよりも1秒以上早いという狂気の時計。これでもキセキの脚は止まらず、ゴールした時のキセキのタイムは2分20秒9。これは2005年にアルカセットが記録したレコードよりも1秒2も早いという猛時計であり、キセキに次いでゴールしたスワーヴリチャードとの差は3馬身半差。その逃げっぷりはゴールした時に川田騎手が後ろを振り向いてしまうほどであり、地獄の菊花賞を制したその実力を日本のみならず世界に見せつけ、復活勝利となった…はずだった。

その1馬身半以上先を走る白いシャドーロールの怪物さえいなければ。

実はアーモンドアイはこの超高速ラップを2番手で進めていたにも関わらず、直線で上がり2位の末脚で襲ってきたのである。復活勝利も、レコード記録も、全てアーモンドアイに持っていかれてしまった。
残念ながら敗れてしまったものの、このレースこそがキセキが一番強かったレースだったと推すファンも多い。

有馬記念

気を取り直して、年末の有馬記念に出走。ジャパンカップから引き続き対決となるサトノダイヤモンドやシュヴァルグランにサウンズオブアース、秋天でも戦ったレイデオロやミッキーロケットにマカヒキに加え、エリザベス女王杯勝馬のモズカッチャンに重賞2勝のブラストワンピースや京都大賞典勝馬スマートレイアーなどが出走。そして何よりこの年注目を浴びたのは、障害界から殴りこんで来た絶対王者オジュウチョウサン。
中山競馬場に雨が降り注ぐ中、スタートで出負けしてしまい、何とか手綱をしごいて先頭に張り付いた。そのまま前半1000mを60秒8で逃げていき、向こう正面に入ると徐々に後続馬達を引き離し始める。3コーナーに入ってもまだ後続が差を詰めてこない。

小回り中山だぞ?残り600だぞ?

先頭キセキ、川田将雅。信じて、組み立てる、その組み立てが、

今度こそ、ハマって、主役に、なれるのか?

最後の直線に入り、各馬がキセキを捕まえに襲い掛かり、それを振り切ろうとするキセキと川田騎手。その集団の先頭には、まさかの障害馬オジュウチョウサンが粘っていた!坂を必死に上ったその時…!

外 か ら ブラストワンピース!!!

重賞2勝のシルクレーシングの勝負服が突っ込んできた。GⅠ馬達を次々なぎ倒していき、キセキをあっという間に抜き去り、追ってくるレイデオロを振り切ってゴール。キセキは後続馬達に呑まれ5着に終わった。

逃げ戦法という新たな戦法を見出したキセキ。しかし、同期や後輩世代の勢いの前に、惜しいレースこそ多いもののこの年は一度も勝利を手にすることができなかった。

5歳 ―長く果てしなく続く苦難の軌跡―

大阪杯~宝塚記念

5歳になったキセキの始動戦は大阪杯(GⅠ)。そして凱旋門賞を目標にすることが発表された。同期のアルアインや有馬記念でも戦ったブラストワンピース、ダービー馬マカヒキやワグネリアン、皐月賞馬エポカドーロにマイルCS馬のステルヴィオとペルシアンナイトとGⅠ馬8頭が集結。スタートするとエポカドーロがダービーと同じく逃げ、番手にキセキがつき、そのすぐ後ろにアルアインが入る形となる。直線に入り、エポカドーロが後退するに合わせキセキが外から先頭に踊り出るが、同時にアルアインが内から、さらに最内からワグネリアンが抜け出してくる。激しい3頭の叩き合いの末…アルアインに軍配が上がった。キセキはあと一歩の所で同期に敗れてしまった。

次走は宝塚記念(GⅠ)。アーモンドアイを始めとした有力馬達が安田記念やQE2世カップ等へ向かい、宝塚記念は少頭12頭立てとなったが、ここではアルアインにレイデオロにスワーヴリチャード、さらには前年度エリザベス女王杯で後方から一気に差し切ってGⅠを掴んだハーツクライ産駒のリスグラシューと17世代の強豪が勢ぞろい。それ以外は6歳のマカヒキと4歳の最強の1勝馬エタリオウといったメンバー。凱旋門賞に向けての最後の日本戦であり、かつあの怪物牝馬アーモンドアイがいなければ勝ち目はあると、1番人気に推された。しかし、後にそのアーモンドアイすら蹴散らす化け物がいる事をまだ誰も気づいていなかった。
ゲートが開くが、中々行き脚がつかず手綱をしごいて何とかハナを取って逃げるが、差し馬のリスグラシューがまさかの番手につく。1000mを1分丁度で走り、5歳のGⅠ馬5頭が前に固まる隊列となり、直線に入ってくる。

今日こそ勝てるかキセキ!

…しかし、覚醒したハーツクライ産駒に敵はいなかった。リスグラシューが番手から差し馬のような爆発的な末脚を発揮し、キセキをあっという間に置き去りにしてしまった。

牡馬を一蹴リスグラシュー!!

リスグラシューが3馬身差をつけて圧勝。キセキも逃げて上がり3位の脚を出して2着と素晴らしい走りを見せたが、リスグラシューに2番手から上がり1位(2位と0.5秒差)の末脚を出されては勝ち目はなかった。

フォワ賞~有馬記念

フランスに渡り、クリストフ・スミヨン騎手騎乗で前哨戦のフォワ賞(GⅡ)に出走するが、4頭立ての3着。

続けて凱旋門賞(GⅠ)に出走。引き続きスミヨン騎手が騎乗した。…がスタートで思いっきり出遅れてしまい、ハナを取れず後方のまま7着に終わった。これでも日本馬の中では最先着だが。*4

日本に帰国し、有馬記念に出走。GⅠ6勝馬アーモンドアイ、豪GⅠコックスプレート勝馬リスグラシュー、大阪杯馬アルアイン、ダービー・秋天馬レイデオロ、NHKマイルカップ馬アエロリットとキセキが今まで苦しめられたメンバーを始め、春天馬フィエールマンにジャパンカップ馬のシュヴァルグランとスワーヴリチャード、そして3歳世代の皐月賞馬サートゥルナーリア、菊花賞馬ワールドプレミアと史上最大級のメンバーが集結。川田騎手がヴェロックスに騎乗するため、鞍上はライアン・ムーア騎手となった。
スタートするとレイデオロと揃って大きく出遅れてしまう。父親並に出遅れ癖が酷くなってきてないか…?ただレースはというとアエロリットが1000m58秒台でぶっ飛ばすわ、アルアインやスワーヴリチャードなどの先行勢が揃って潰れるわ、アーモンドアイが観客に反応して前に出て直線で力尽きるなどで後方に展開が向き、最終的に5着に入線。
ちなみに勝ったのは宝塚記念でも苦しめられたリスグラシュー。ロンジンワールドベストホースランキングで、彼女はこのレースだけでレーティング126を獲得した。セックスアローワンス込みならオルフェーヴルやエピファネイアすら超え、当時の国内レースでは1位の数字である。

結果としてキセキは前年度に苦しめられたアーモンドアイやレイデオロには全て先着したが、今度は同期2頭に栄光を掻っ攫われ続けてしまった形となった。特に覚醒したリスグラシューに遭ってしまったのは時代が悪かったとしか言えない…。


6歳 ―人々は信じ続けた。貴石が再び輝く時を。―

阪神大賞典~宝塚記念

同期のアルアイン、レイデオロ、スワーヴリチャード、リスグラシューがターフを去る中、キセキは6歳になっても現役を続行した。

始動戦として今度は阪神大賞典(GⅡ)を選択。ここでは前年度ダイヤモンドステークス・新潟記念勝馬ユーキャンスマイル、アルゼンチン共和国杯馬ムイトオブリガード、小さなアイドルメロディーレーンなどが出走してきたが、GⅠ馬はキセキしかおらず、単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推される。しかし、ゲートが開いても全く出る気がせず、1秒近く経って川田騎手が押して外にヨレながら出るという超絶出遅れ。父より酷くなっていないかこれ?1000m通過62秒6とスローペースで進むと今度は掛かって3番手まで位置を急に上げてしまい直線で一度先頭に出るが、内からユーキャンスマイルが突き抜けるを見ながら、そのままずるずる後退し7着に終わる。流石にこの発走の酷さは見逃されず、ゲート再審査を食らってしまった。

次走は菊花賞以来となる長距離GⅠ、天皇賞・春。この年から京都競馬場が改装工事を行うため、阪神競馬場での開催となった。キセキの鞍上は武豊騎手に交代となった。主なライバルとして有馬記念以来の対決となるフィエールマンやエタリオウやスティッフェリオ、前走に続き対決のユーキャンスマイルやトーセンカンビーナにメロディーレーンに加え、日経賞勝馬のミッキースワローなどがいた。今回はまずまずのスタートを決めるが、1000m63秒のスローペースに耐え切れず1週目の直線で掛かってしまい先頭に飛び出てしまう。後続を突き放して最終直線に先頭で入るが、流石にこんな無理な位置取りには耐えきれず力尽きてフィエールマンの6着に終わる。

気を取り直して3回目となる宝塚記念(GⅠ)に出走する。出走馬にはサートゥルナーリアやブラストワンピースにワグネリアン、ペルシアンナイトといったこれまで戦ってきた相手に加え、エリザベス女王杯で復活し大阪杯でも勝利した2歳女王ラッキーライラック、秋華賞馬クロノジェネシス、香港ヴァーズ馬グローリーヴェイズなどが出走。
ただ阪神大賞典程ではないがまたしても出遅れてしまい、後方からレースを進める事になる。そこからは掛からないようにじわじわと位置を上げていき、3・4コーナー中間で位置を上げるラッキーライラックとクロノジェネシスをマークするように先団に取り付いていく。直線ではラッキーライラックが苦しくなり、キセキが前に出て、そのまま後ろを5馬身突き放してゴールし、2年半以上遠ざかっていた勝利を掴んだ…はずだった。

その6馬身先を走る芦毛の怪物さえいなければ。

クロノジェネシスが直線でキセキ達を遥か彼方へ置き去りにして圧勝したのである。これには武豊騎手も「前に1頭化け物がいました」と笑うしかなかった。

京都大賞典~ジャパンカップ~有馬記念

秋は京都大賞典(GⅡ)に出走。この前週には武豊騎手が凱旋門賞で騎乗しており、当時の新型コロナウイルス感染症対策の為フランスから日本に帰国後は2週間の隔離が必要だった。そのため、鞍上は浜中俊騎手に交代となった。主なライバルに宝塚記念でも対決したグローリーヴェイズ、目黒記念馬キングオブコージなどがいたが、ここでもやはり出遅れてしまう。最終コーナーで大外から捲るもコーナーで外に思いっ切り膨れるロスもありグローリーヴェイズの2着に終わる。

続けて天皇賞・秋(GⅠ)に出走。武豊騎手が騎乗し、主な相手には有馬記念以来のアーモンドアイや春天以来のフィエールマン、宝塚記念以来のクロノジェネシスとブラストワンピース、さらには同期のQE2世C馬ウインブライトなどが出走。
レースは朝日杯馬ダノンプレミアムが逃げ、今回は上手くスタートしたキセキは3番手につけ、そのすぐ後ろにアーモンドアイ、後方にフィエールマンとクロノジェネシスが入るといった形。残り400mでキセキに鞭が入り先団に向けて加速するが、その横で手綱を持ったままあっさり抜け出してくる白いシャドーロールの馬が1頭…アーモンドアイである。三冠牝馬が皇帝超えのGⅠ8勝を達成するのを見ながらキセキは5着に終わった。なおレースは勝てなかったが、秋天に向けて美しく手入れされ、パドックでも堂々たる姿を見せたキセキはレース後にベストターンドアウト賞を受賞した。

次走はジャパンカップ(GⅠ)。武豊騎手がワールドプレミアに騎乗するため、再び浜中騎手が騎乗する。ここではアーモンドアイに加え、無敗の三冠馬コントレイル、無敗の三冠牝馬デアリングタクトが出走し、三冠馬の競演で大盛り上がりだった。レースが始まるとキセキは出遅れる所か抜群のスタートを決め、ヨシオと先頭争いを広げるが…

ここからキセキは逃げる。

それはもうとんでもない速さで逃げまくる。

2コーナーで10馬身、向こう正面に入ると20馬身近く離す大逃げとなった。その1000m通過タイムは57秒9。暴走とも言われた1989年のイブンベイ(58秒5)すら超えるジャパンカップ史上最も早い逃げである。

ご覧のように一人旅、強烈な一人旅、赤い帽子のキセキが

逃げて、逃げて、逃げまくって最後の直線を迎えます!

直線に入ってもキセキは逃げる。ひたすら逃げ続ける。
しかし、残り200m手前には既にスタミナを使い果たしてしまい、残り150mで遂にアーモンドアイら三冠馬達に抜き去られてしまい8着入線となった。

年末の有馬記念にも浜中騎手で出走。…がここではスタートでやはり出負けしてしまい、後方から進める羽目になった。向こう正面でクロノジェネシスの位置取り上げに反応する形で位置取りを上げていくが、最終直線でクロノジェネシスに完全において行かれてしまい12着に終わった。

6歳の彼は気性の悪化で出遅れ癖が表面化してしまい、またペースが遅いと掛かり気味になったりと気性面で悪い面が出てしまい勝利から更に遠ざかってしまった。
ただ宝塚記念では3着馬に5馬身差をつけたり、ジャパンカップでは大逃げで粘って盛り上げたりと見せ場を作ることも多かった。
彼にもう一度勝利を願うファンも多かった。

7歳 ―敗れても敗れても、奇蹟の脚は走り続けた―

金鯱賞~宝塚記念

7歳になっても現役を続行。始動戦は中京芝2000mの金鯱賞(GⅡ)を選択した。鞍上には4歳の宝塚記念以来となるミルコ・デムーロ騎手が騎乗。主な出走馬にはジャパンカップでも対決した三冠牝馬デアリングタクトと香港ヴァーズ馬グローリーヴェイズ、後の大阪杯馬ポタジェやマイルCS馬ペルシアンナイトなどがいたが、今回もスタートがいまいちで最後方ポツンと1頭おいて行かれる状態。ギベオンの逃げは61秒1台とスローペースとなり、直線で大外から上がり最速で追い込むもギベオンの5着に終わる。

次走は父ルーラーシップが勝利した香港GⅠ、クイーンエリザベス2世カップに出走。鞍上に南アフリカのトップジョッキー、チャドレー・スコフィールドを迎える。主な出走馬には前走から引き続き対決のデアリングタクトとグローリーヴェイズに、2年前のオークス馬ラヴズオンリーユーと地元香港勢が出走。しかし、またしても出遅れて最後方からの競馬。父は珍しく出遅れなかったのに。ラヴズオンリーユーの後ろを追走するが、前の日本馬3頭の争いに入れず4着。

帰国後は4度目の挑戦となる宝塚記念に出走。鞍上は福永祐一騎手。主なメンバーには有馬記念以来の対決となるクロノジェネシス、無敗の大阪杯馬レイパパレなどが出走していた。今回もスタートで外にヨレて出遅れ、押して押してどうにか3番手につけることに成功。…が直線ではキセキに並んでいたクロノジェネシスが爆発的加速で突き放していきゴール。キセキは5着に終わった。

京都大賞典

秋は前年度2着だった京都大賞典(GⅡ)で始動。ここで鞍上にズブ馬*5に定評のある和田竜二騎手を迎える。主な出走メンバーには
  • 1番人気に、菊花賞でコントレイルにハナ差まで迫り、この年のAJCCも勝利したアリストテレス。
  • 2番人気に、桜花賞馬マルセリーナの産駒であり、後の目黒記念馬ヒートオンビート。
  • 3番人気に、後にステイヤーズステークスを大逃げで勝つアイアンバローズ。
  • 後にサウジアラビアのレッドシーターフHC、ドバイのゴールドカップを勝利する京都新聞杯馬ステイフーリッシュ。
  • 同期のAJCC馬にして秋天で戸崎騎手をぶん投げたダンビュライト。
  • 5年前のニエル賞以来一度も勝利が無い8歳のダービー馬マカヒキ。
と今までよりもやや格下ながらも渋いメンバーが揃った。この中でキセキは4番人気に推される。

そしてこのレース、色んな要素が絡み合い、17'菊花賞や18'ジャパンカップと並ぶキセキを代表するレースとなった。

このレースの関西テレビの実況はアーモンドアイの秋華賞での「この馬には三冠すらも通過点!」、コントレイルの菊花賞での「三冠は果て無き夢への滑走路!」、あと「ゴールドシップが立ち上がった!?」などの名実況で有名な川島壮雄アナが担当したのだが、テンションがおかしい。まずスタートでキセキは珍しくまずまずのスタートを切るのだが…

キセキ、好スタートを切りました。オレンジの帽子、白い勝負服キセキ、まずまず出ました。

開幕いきなりキセキのスタートに触れる川島アナ。繰り返すが、キセキは4番人気である。にも関わらず1番人気のアリストテレスや2番人気のヒートオンビートを押しのけて言及されている。


斎藤新とベレヌス。さらには赤い帽子のステイフーリッシュ、外からダンビュライト、さらには…

あっ♡キセキぃ♡

休み明けですが早め4番手、5番手につけていきました。

今日は和田竜二騎手との初コンビ。

恍惚の表情を浮かべながらキセキを呼ぶアナウンサー、休み明けでわざわざ初コンビであることを強調…どうみても1番人気の扱いです本当にありがとうございました。
向こう正面でも「今日は和田竜二と初コンビ。休み明けでも3番手行きっぷりよしキセキです。」と大事な事なので2回呼ばれる。

そして3コーナーで先頭がダンビュライトに変わりキセキも前に押し出そうとするが…

さぁキセキ押し出した!キセキ押し出した!

和田竜二

闘魂注入

鞭が飛ぶ

まさかの俳句風。しかも若干字余りである。
あまりの響きの良さから、これまで幾度もズブ馬を勝たせてきた和田竜二騎手の代名詞となった。

直線に入り、粘るダンビュライトをキセキが交わしていく。

先頭はダンビュライト、ダンビュライトが先頭。和田竜二の懸命の左鞭!

さぁキセキ2番手、キセキ2番手、復活なるかキセキ!!現在2番手!さぁ先頭に立つ!

そして外から1番人気なのにキセキより呼ばれていないアリストテレスが迫ってくる。

しかし先頭はキセキか!?アリストテレスに変わるかしかし譲らないぞキセキ!

アリストテレス!キセキ!さぁ2頭の争いは!?アリストテレスかキセキか!?

キセキとアリストテレスの叩き合いになるが「復活なるかキセキ!」「譲らないぞキセキ!」と最早キセキの応援実況である。
そして勝ったのはキセキか、アリストテレスか…


大外マカヒキ、ダービー馬も来たマカヒキかぁぁぁ!?

なんと、最後の最後にマカヒキが2頭を纏めて差し切ったのだった。
キセキの菊花賞以来4年ぶりの勝利を最後に阻んだのは、ニエル賞以来5年に渡り勝利から見放され続けたダービー馬だった。
ダービー馬マカヒキの復活勝利を見る形でキセキは惜しくも3着に終わってしまった。

ジャパンカップ

次走としてジャパンカップを選択する。鞍上は引き続き和田竜二騎手。
ここでは京都大賞典から引き続き対決となるマカヒキとアリストテレスに加え、前年度以来の対決となるコントレイル、この年のダービー馬シャフリヤール、前年度宝塚記念以来の対決となるワグネリアン、この年のオークス馬ユーバーレーベン、アルゼンチン共和国杯を連覇したオーソリティなどが出走。海外からは'19英インターナショナルステークス馬のジャパンが出走。
今回はスタートでもたついてしまい最後方からの競馬になってしまった。

最後方になんとキセキ!最後方になんとキセキという、面白い展開になった!

出遅れただけです。逃げを打ったのはアリストテレスであり、シャフリヤールが中団前目、その少し後ろにコントレイルが控える展開となった。
このまま後方で終わるのか・・・?と思いきや、向こう正面に入った時異変が起きる。

さぁキセキ行った!キセキ行った!前半1000m62秒2!

遅いと見たか!和田竜二、和田竜二が仕掛けてキセキが行った!

スローペースの中最後方を追走していたせいか、キセキが掛かりまくり、コースを大きく外れながら先行集団をどんどん抜いていき、あっという間にアリストテレスを抜いて先頭に踊り出た。
4コーナーでは前年度と同じく、ただ1頭で先頭を駆け抜けるキセキの姿が。キセキは3度のジャパンカップを全て4コーナー先頭で駆け抜けてきたのである。

やはり先頭指定席!

今年もキセキが先頭で、第4コーナーカーブを迎えています!

しかし、やはりこれだけ位置取りを上げてくると直線でスタミナが切れていき、残り200m手前でオーソリティに先頭を譲り、コントレイルとシャフリヤールが突き抜けてくる。

キセキ!キセキ!いやこれはもう届かない…

そのままコントレイルが有終の美を飾るのを見る形で10着に終わった。空の彼方に最後のキセキぃ

有馬記念

そして11月30日に有馬記念でのラストラン、及び種牡馬入りが発表された。迎えたラストランでは和田竜二騎手はディープボンドに騎乗する為、鞍上は同期アルアインにも騎乗した松山弘平騎手。出走メンバーは今まで戦ってきたクロノジェネシス、アリストテレス、ペルシアンナイト、メロディーレーンに加え、無敗の皐月賞エフフォーリア、この年の菊花賞を制した令和のセイウンスカイことタイトルホルダー、令和のツインターボのパンサラッサ、エリザベス女王杯で運命の相手である幸英明騎手を見つけたアカイイトなどが出走。引いた枠は逃げ先行に不利な大外枠15番。
スタートはまずまずで、中団前目にいたディープボンドの後ろにつける。その後ろにはグランプリ4連覇の偉業がかかったクロノジェネシス、3歳での有馬記念制覇を目指すエフフォーリアの姿がいた。
直線で逃げるパンサラッサとの距離が詰まり、前に出ようとするが、その横からエフフォーリアが強襲してきた。そのまま若きコンビがグランプリを制覇するのを見る形で10着入線。現役生活の幕を閉じたのだった。

菊花賞での制覇から4年間、キセキは復活勝利に届かなかった。それでも泥まみれになりながらも突き抜けた菊花賞、3度キセキが先頭で直線を迎えたジャパンカップ、京都大賞典で和田竜二騎手に闘魂注入されながら駆けるその姿は多くのファンの目に焼き付いたのだった。

引退後

引退後はブリーダーズスタリオン・ステーションで種牡馬入りし、2025年より初年度産駒がデビューした。2026年10月時点でまだ重賞馬は輩出していないが、今後の活躍に期待である。

余談

キセキの走りに魅せられた人々

菊花賞以来勝ちが無かったキセキだったが、敗れたレースを見ると「出遅れまたは掛かりが致命傷になった」「レースは上手く進めたが数年~10年に1頭のレベルの化け物がいた」というレースが非常に多い。勿論晩年になると単なる加齢による衰えも見られたが。
逆にいえば「出遅れも掛かりもなく上手く立ち回り、バケモノ級の馬がいないレースなら勝てた。」という意見も多く出てくる。
また、天皇賞・秋でベストターンドアウト賞を受賞するなどパドック映えが非常によい。さらにパドックや返し馬では鶴首と呼ばれる、長い首を鶴のように曲げる仕草を見せるのもファンからの人気も高い。レースになると出遅れてしまうも最後方から追い込んだり、逆に先頭を譲らず単騎でコーナーを回ってくる姿など見せ場も多い。

長い競走生活の中で、今日もキセキが出走し、パドックや返し馬で素晴らしい姿を見せ、レースでは出遅れてしまい追い込むが届かず(または上手く出て好位で進めたがなんかバケモノがいた)、敗れても見せ場を作る。

そうして、ファンはこう思うのである。

次こそはキセキが復活するはず

走るだけで夢を持たせる…それがキセキという馬である。そうしたキセキの姿に魅了された人々の事を、いつしかキセキ民と呼ばれるようになったとか。
キセキの出身地である下河辺牧場の担当者もその一人であり、Xの公式アカウントのプロフィール写真には今でも2018年ジャパンカップ時の写真が使用されている。

JRAもその走りに魅了されたのか、なんと名馬の肖像が2022年と2024年の2回作られている。GⅠ1勝馬としては異例の待遇である。

創作作品への出演

ウマ娘 プリティーダービー

2025年12月にウマ娘化が発表された。2017年クラシック世代でウマ娘化しているのは現状キセキのみである。
ライバルと死闘を演じたり、強大な敵が立ちふさがる現役生活を反映したのか、主人公になることを目指すクリエイター気質のウマ娘となっている。
ちなみに父ルーラーシップも2026年2月にウマ娘化され、エアグルーヴから続く親子三代でのウマ娘化となった。

翌2026年1月に育成実装された。
金スキルは差しだが進化させると逃げスキルに変貌するなどトリッキーな性能を持っている。




だから僕は


手に入れるのが容易なら
そこに喜びなど見出せない
つまずき苦しみ泥にまみれて
そうして掴めるものだけが
高く掲げる価値を持つ

戦列に加わる資格を得たなら
決してそれを手放さない
たとえ艱難が続くとしても
ここでだけ得ることのできる
清々しい達成感がある

英雄とか脇役だとか
そんな呼び名気にしない
信念と努力を絶やさず
工夫と策略を凝らす日々が
僕だけの物語を作る

2024年 名馬の肖像 菊花賞

追記修正は、キセキに魅せられたそこの貴方にお願いします。

この項目が面白かったなら……\あっ♡キセキぃ♡/

最終更新:2026年10月04日 20:02

*1 他には武豊騎手と浜中俊騎手が3回、C.ルメール騎手とC.スミヨン騎手と和田竜二騎手と福永祐一騎手が2回。

*2 実際に高知競馬、盛岡競馬は中止となっている。

*3 3分26秒8。ちなみに当時は12月開催だった

*4 ブラストワンピースは11着、フィエールマンは最下位12着。

*5 簡単に言うと、鞭を叩いても反応が遅い馬。和田竜二騎手は親の仇のように鞭を叩くことが有名で、これまでもこうしたズブ馬達をその鞭で勝たせてきた。