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ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ

登録日:2026/10/04(Sun) 20:27:38
更新日:2026/10/04 Sun 20:27:47NEW!
所要時間:約25分で読めます





未来では、息子は人類を率いて戦うリーダーとなる。
敵は人類を滅ぼすコンピューター、「スカイネット」。

時を超えて、マシンが送り込まれた。
息子を狙う者、守る者…

我々はスカイネットの開発を阻止するため、今日も戦う。
未来を変え、息子の運命を変えるべく。

人類を救う戦いが、今始まる…


TERMINATOR

THE SARAH CONNOR CHRONICLES


『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』とは、ワーナー・ブラザース・テレビジョンによって製作され、2008年に放送されたアメリカ合衆国のTVドラマである。
日本では2009年より放送開始。

【概要】

言わずと知れたSFホラーアクションの金字塔『ターミネーター』シリーズの、初にして今のところ唯一の実写ドラマ作品。
初代『ターミネーター』と『ターミネーター2』を下敷きとしており、『ターミネーター3』以降の作品との繋がりはない*1。
また、キャスト陣は映画から総入れ替えされ、シリーズで唯一の、アーノルド・シュワルツェネッガーが一切登場しない実写作品*2となった。
製作総指揮のジョン・フリードマンが、シュワちゃんの出演を望むファンの声に対して「彼はとても忙しいし、ギャラも高いんだ」と夢も希望もない話をぶっちゃけたりもした。

シリーズのお約束であるターミネーターとの逃亡劇や、回想シーン等で描かれる未来戦争も踏襲しつつ、スカイネット誕生の謎と、その周囲を取り巻く物語が群像劇形式で描かれる。
尺に余裕があるドラマという媒体故か、未来戦争についてもかなり掘り下げられ、独自色が強い世界観も見どころ。
『T2』の続編ではあるが、ストーリー的には初代の要素が特に重要となる。
本作単体、あるいは本作と『T2』だけでも十分楽しめるが、出来れば事前に初代を鑑賞しておくとよいだろう。

2008年は本作と『24 -TWENTY FOUR-』シーズン7がFOX系列ドラマの目玉作品とされていたが、2007年から全米脚本家組合のストライキが発生し、あちらの放送が延期されてしまった。
そこで、本作は元々『24』に使う予定だった宣伝枠も全てぶち込み、ドラマ作品としては異例の大規模なプロモーションを展開*3。
その甲斐あって放送開始直後から大きな反響を呼び、18歳から49歳の視聴者層で世代間視聴率トップを記録。第43回サターン賞TVシリーズ部門も受賞している。

しかし、シーズン2から放送枠が変更された影響で人気が低迷し、ピーク時は1100万人いた視聴者は半分以下にまで減少。
そのため放送はシーズン2を最後に打ち切られ、多くの謎が未解決のまま完結となってしまった。


【あらすじ】

『T2』の激闘から3年。
サラ・コナーとジョン・コナーは、サイバーダイン社爆破とマイルズ・ダイソン殺害の容疑でFBIに指名手配され、逃亡生活を送っていた。
殺人マシンの脅威から逃れたと思ったら今度は人間から逃げねばならない日々に葛藤を覚えながらも、ジョンは母と共に各地を転々とし、偽名を使って多数の学校を渡り歩いていた。

ある日、新しい学校に登校したジョンは、教師クロマティを装ったターミネーター、T-888からいきなり銃撃を受ける。
必死で逃げるジョンを救ったのは同級生のキャメロン。彼女もまた、未来のジョンが護衛として送り込んできたターミネーター、TOK-715だった。
戦いはまだ終わっていなかったのだ

キャメロンはクロマティをひとまず撃退すると、抵抗軍が現代で組み上げたタイムマシンを使い、ジョンとサラを2007年へと連れて行った。
キャメロンの目的は、スカイネット誕生を防ぐこと。何者かが、人類に反逆する殺戮者を作っているとは知らないまま、スカイネットの母体となるコンピューターを生み出しつつあるという。
しかし、クロマティは時を超えてなおもジョンを追跡し、更に現地でも複数のターミネーターが潜伏していた。

謎が謎を呼ぶ戦いの中で、些細な出来事の積み重ねが少しずつ未来を狂わせていく…


【登場人物】

・サラ・コナー
初代からお馴染みの肝っ玉母ちゃんであり、本作の主人公。
FBIから逃げ回る中で多数の偽名を使っており、第1話では「リース」、2007年では「バウム」の姓を名乗っている。これはジョンも同様。
過去の戦いのトラウマや逃亡生活のストレスに苦しみつつも、自ら銃を取って果敢に戦う雄姿は健在。
本来の歴史では2005年にガンでこの世を去っており、タイムリミットの前に何としてでもジョンを鍛え上げ、審判の日を阻止しようと奮闘する。
『T2』でダイソンを殺しかけた時のことは現在でも強いトラウマになっているらしく、決して殺人を行わないことを、自分だけでなく仲間にも言い聞かせている。
リーダーという立場故、衝突の絶えないメンバーを懸命にまとめる苦労人としての側面を見せることも多い。特に何かと「殺し」を選択肢に入れがちなキャメロンとは衝突しがち。
やがて、抵抗軍が残したと思われる血文字のリストを発見し、その情報に従って未来の抵抗軍関係者の護衛やターミネーターの妨害などを行うが、リストの中に記されていた「三つの点」のマークがなぜか頭から離れず、その意味を解き明かすことに執着する。

・ジョン・コナー
ご存じ、将来抵抗軍を率いてスカイネットを打倒する英雄として生まれた運命の青年。本作のもう一人の主人公。
本作でも高いハッキング技術は健在で、情報戦でサラをサポートする。
立場上、前線に出ることはあまりないものの、サラから叩き込まれた戦闘技術もしっかりモノにしており、陸軍幼年学校に潜入した際は教官から高く評価されていた。
スカイネットを止めたいという志自体は強いが、思春期を迎えたことに加え、「未来の英雄」という肩書への重圧や、逃亡続きで普通の青春を送れないストレスから常にいっぱいいっぱいで、やや短気で余裕がない言動を取ることも多い。
シーズン2からは暴走したキャメロンに殺されかけたことや、サーキシアンを手にかけてしまったトラウマなどからこの傾向に拍車がかかり、現実から逃げるかのようにライリーとの恋愛にのめり込んでいく。
しかし、運命は彼が「ジョン・バウム」として生きることを許さず…

・キャメロン・フィリップス/TOK-715
ジョンを護衛すべく未来から送り込まれてきた女性型ターミネーター。
外見は抵抗軍の捕虜アリソン・ヤングがモデル*4で、2007年ではジョンの妹キャメロン・バウムとして振舞っている。
小柄で可憐な外見ながら、ターミネーターらしい高い戦闘能力と沈着冷静な判断力を併せ持つ。
体格差のせいで大柄な男性型ターミネーターにパワー負けする場面も多いが、単なる力押しだけでなく、格闘術を駆使することでこの点をカバーし、多数のT-888を葬った。
飲食が可能になっている上、表情作りも自然だが、人間の情緒を理解出来ていない節があり、無神経な発言で仲間の不興を買うこともしばしば。
シーズン2ではサーキシアンに仕掛けられた爆弾によるショックで暴走し、一時的にジョン抹殺命令が復活してしまった。
ジョンがチップを修復したことで回復したが、以降はプログラムのエラーによって徐々に自我が形成され始め、人間の感情に興味を持つようになる。
なお、シーズン1OPで現代製のプラズマガンを持っている姿が印象的だが、劇中では第1話で一度出てきたきりであり、使ったのも彼女ではなくサラだった。発射直後にタイムスリップしたため、恐らく爆発で消し飛んだものと思われる。28ヶ月もかけてプラズマガンを作ったという抵抗軍の技術者は多分泣いていい

・デレク・リース
抵抗軍最強と呼び名の高い兵士であり、ジョンの父カイル・リースの実の兄。
スカイネットの開発を阻止するため、3人の仲間と共にタイムトラベルしたが、アンディを暗殺するために外出した隙に仲間を皆殺しにされ、更にアンディ殺害の容疑で逮捕されたところをサラ一向に救われ仲間になった。
仲間入り後は例によってバウム姓を名乗る。
経験豊富な実力者だが、終わりが見えないスカイネットとの戦いや、弟が極秘指令(サラ護衛)に就いたきり行方不明になったことで心がかなりささくれ立っており、必要とあらば強硬手段も辞さない過激派。
また、かつて再プログラムされたT-888が暴走する現場に居合わせて以来、他の兵士以上にターミネーターを嫌悪しており、キャメロンにも常に不信の目を向けている。
しかし、共に戦う中で次第にコナー親子と打ち解け、頼れる兄貴分になっていった。

・ジェームズ・エリソン
サイバーダイン爆破事件を担当するFBI捜査官。バツイチ。
当初は例に漏れず、精神病院でのサラの訴えを妄想と思っていたが、クロマティが暗躍する過程で起こした複数の事件を検証するうちにターミネーターの実在に気付き始めた。
やがてクロマティの拠点を突き止め、特殊部隊を率いて乗り込むも返り討ちに遭い、他の隊員が全員死亡。無力感とサバイバーズギルトからFBIを辞職してしまった。
しかし、その後キャサリンから協力者としてスカウトを受け、やがて警備責任者兼教育担当としてジョン・ヘンリーに深く関わることになる。

・ジェシー・フローレンス
デレクの恋人であり、抵抗軍の脱走兵。
原子力潜水艦ジミー・カーターの副長であり、館長を務めていたT-888とも良好な関係だったが、任務中の諍いで起きた反乱でT-888が一切の躊躇なく部下を殺した*5ことをきっかけにしてマシンに嫌悪感を抱くようになり、抵抗軍技術者に頼んで独断でタイムトラベル。
ライリーを利用してジョンとキャメロンの仲を悪化させることで歴史を変え、未来の彼がマシンを近くに置きたがらないようにしようと試みる。
デレク以上の過激派であり、目的のためなら味方を利用することすら躊躇わない。

・ライリー・ドーソン
シーズン2でジョンが転入した高校に通う少女。
再び始まったターミネーターとの戦いでストレスを溜め込んでいたジョンのよりどころとなり、彼と心を通わせる。
しかし、その正体はジェシーと共にタイムトラベルしてきた抵抗軍の脱走兵であり、ジョンをキャメロンと引き離すべく彼に近づいていた。
あくまで目的は未来を変えることだが、次第に本気でジョンを愛するようになり、彼を騙すことに罪悪感を覚え始める。

・チャーリー・ディクソン
サラが逃亡生活中に一時同居し、婚約していた消防士。
サラ、ジョンの両名を家族のように迎え入れ、特にジョンからはかなり懐かれていたが、2人が潜伏先を変えるために黙って姿を消してしまい、エリソンから2人の素性を知らされることとなる。
その後、職場の同僚ミシェルと結婚し、新しい生活を送っていたが、ヴィックに撃たれて重傷を負ったデレクを救うためにジョンに連れてこられてサラと再会し、ヴィックのエンドスケルトンを目撃したことでターミネーターの存在を知ることとなる。
ミシェルのことをいちばん大切にしつつ、サラの力にもなりたいと考えていたが…

・アンディ・グード
かつてインターンとしてサイバーダイン社を訪れ、ダイソンと働いていたこともある青年。
現在の本職は携帯電話のセールスマンだが、機械いじりも趣味で続けており、タークを開発した。
本来の歴史ではコンピューターチェス大会に優勝して軍との契約を勝ち取り、スカイネットを開発。審判の日以降は人類を破滅の危機に追い込んだことを深く後悔し、贖罪のために抵抗軍に身を投じた。
しかし、相棒のチェス選手がキャサリンからの依頼を受けて裏工作を行ったせいで決勝戦で負け、軍との契約を逃した上、デレクに射殺されてしまった。
未来ではデレクと戦友同士だったが、彼は弟の復讐として迷わず引き金を引いており、そのせいで歴史がデレクが来た時間軸に繋がらなくなってしまった。

・ピーター・シルバーマン
ご存じ、腕の骨が折れたあの人。
世界線ごとに大きく違う姿を見せる彼だが、本作では『T2』でT-800とT-1000の戦いを目撃したことで、「未来からやってきた不死身の殺人マシン」への恐怖から疑心暗鬼に陥って隠居していた。
そして、ヴィックの手首を携えたエリソンが訪ねてくると、彼を一方的にターミネーターと決めつけて拘束し、家ごと焼き殺そうとする暴挙に出る。
しかし、遅れてやってきたサラに殴り倒された上、エリソンへの殺人未遂で逮捕され、かつてのサラのようにターミネーターの実在を訴えながら精神病棟に収監された。
ただし、彼の場合は『T2』当時のサラと違って完全におかしくなっており、精神病院送り自体は冤罪でもなんでもない。

・クロマティ
ジョン抹殺の指令を受け、1999年にタイムトラベルしてきたT-888。
教師(「クロマティ」の呼び名はこの時の偽名が由来)に成りすましてジョンが通っていた高校に潜り込み、脚の擬装外皮の内側に隠し持っていた銃*6で襲撃したが、キャメロンの妨害によって失敗。2007年にタイムトラベルする直前の3人に追いついたところでプラズマガンにより頭を吹っ飛ばされて倒された。
…かと思われたのもつかの間。その「吹き飛ばされた頭」だけはジョン達と共に2007年に辿り着いており、この時代に残っていたエンドスケルトンを遠隔操作で起動すると、複数の研究者を利用して新しい擬装外皮を入手。
売れない俳優ジョージ・ラズロに成り代わって社会に潜伏しつつ、「ケスター捜査官」の偽名でFBIに潜り込み*7情報を集めていた。
エリソンの調査によって身バレするが、突入してきたSWAT隊員20人を血祭りに上げて行方をくらまし、ジョンを追って暗躍する。
執拗な追跡の末にメキシコでジョンを追い詰めたと思われたが、サラ達が仕掛けた罠に嵌って劣化ウラン弾入りショットガンで頭部を抉り飛ばされ、ジョンの拳銃でターミネートされた。
しかし、後で焼却処分するために埋められていた機体がエリソンに回収されてしまい、ゼイラ社でジョン・ヘンリーのインターフェイスに流用された。

・ヴィック・チェンバレン
デレク達、スカイネット開発阻止のために送り込まれた抵抗軍兵士の抹殺を目的とするT-888。
交通系の制御・情報収集システム開発計画「ARTIEプログラム」を指揮するバーバラ・チェンバレンの夫ヴィックに成り代わって潜伏し、デレク以外の3人を始末することに成功*8。
デレクが逮捕された際も、警官を襲ってわざと逮捕されることで拘置所に潜り込み、移送中のデレクを襲撃したが、サラ一行の妨害を受けて損傷を負い、電子頭脳チップを抜かれて機能停止。
その後、ジョンが情報解析のために電子頭脳チップをPCに繋いだことを利用し、インターネット回線に逃げようと試みたが、間一髪で阻止された。
出番自体は短かったが、クロマティと並んでT-888の厄介さを視聴者に見せつけた。
また、デレクを追跡する際、トラックと接触した衝撃で左手首が千切れ飛んでおり、エリソンがこれを発見したことが物語の転機となる。
なお、標的はあくまでデレク達のため、ジョンのことは狙っておらず、個人データもインプットされていない。ただしキャメロン曰く「相手がジョン・コナーだと知ったら即座に襲ってくる」とのこと。

サーキシアン
タークを入手し、高値で売ろうとしていた裏社会の大物。
破壊目的でタークを購入しようとしてたサラの素性を掴み、「断ったらFBIに正体をバラす」と当初の金額の4倍である200万ドルをふっかけ、一行を素性バレの危機に陥れた。
その後デレクに射殺されたと思われていたが、これは影武者であり、「一件落着」と油断していたサラ達の家を襲撃。
すぐに殺さず痛めつけていたせいで反撃のチャンスを与えてしまい、拘束を脱したジョンに絞殺されて今度こそ退場するが、正当防衛とはいえ「殺人を犯した」という事実はジョンを長きにわたって苦しめることになる。
キャメロンの暴走も彼が仕掛けた爆弾が原因であり、結果的にその存在が物語に影を落としていく。

・キャサリン・ウィーバー/T-1001
巨大企業ゼイラ社のCEO。
超高性能AI開発計画「プロジェクト・バビロン」を推し進める。
その正体はT-1000の流れを汲む流体金属型ターミネーターの最新モデル、T-1001。ヘリコプター事故で死亡した本物のキャサリンに成り代わり、プロジェクト・バビロンを完成させようと陰謀を巡らせている。
当初はタークをベースにしてスカイネットを開発しようと目論んでいたかのように見えたが、それとは別の目的があるようで…

・サバンナ・ウィーバー
キャサリンの娘。
ヘリ事故を境に人間味が無くなった(T-1001と入れ替わった)母親に怯えている。
シャーマンによるカウンセリングを境にある程度状態が良くなったが、その後もやはりキャサリンの不可解な言動を訝しんでいる。
やがてジョン・ヘンリーとは無二の親友になったが、そのせいでカリバ・グループの送り込んだT-888に狙われることになってしまった。

ボイド・シャーマン
心理学者であり、セラピスト。
カリバ・グループから命を狙われており、護衛のために近づいたジョンの心の傷を見抜いた。
キャメロンの活躍でT-888の脅威からは逃れられたが、ジョン・ヘンリーの教育係にスカウトされた直後、停電事故のせいで空調の切れた機密区画に閉じ込められ、熱中症で死亡した。
これはジョン・ヘンリーが自分の電源確保を最優先したことが原因であり、この一件を知ったエリソンはジョン・ヘンリーに「命の尊厳」を教えることを重視するようになった。

・ジョン・ヘンリー
ゼイラ社で開発された人工知能「バビロン」にタークを接続することで開発されたAI。
まだ成長の途中だけあって好奇心が強く、性格はまるで無垢な少年のよう。
シャーマンやエリソンからの教育を経て、命の尊厳と死の恐怖を学習していく。
当初は画像と文字で会話していたが、エリソンが調達したクロマティのボディをインターフェースとして接続され、以降はクロマティの姿でバイオニクルやウォーハンマーで遊びながらエリソンと会話する。


【登場兵器】

TOK-715とT-1001はキャメロンとキャサリンしか出てこないため、そちらの項を参照されたし。

・T-888(トリプルエイト)
T-800の後継機として量産された、エンドスケルトン式ターミネーターの最新モデル。本作に登場するエンドスケルトン型ターミネーターのうち、キャメロン以外は基本これ。
抵抗軍からは「メタル」や「ブリキ缶」と呼ばれている。
エンドスケルトンの外見はT-800とあまり変わらないが、材質がチタン合金からコルタンに変更され、耐熱性が大幅に向上している。そのため、焼却処分にはテルミットが不可欠*9。
剛性も上がっており、拳銃やショットガンはおろか、対物ライフルや劣化ウラン弾でも連射しなければ決定打は与えられない*10。
勿論腕力も人外級であり、走力も車に追いつけるほど高い。
加えて、人間への擬態能力も
  • キャメロンと同じく飲食が可能
  • 一般人と殆ど見分けがつかないほど自然な表情作り
  • 量産型でありながら骨格の形状に豊富なバリエーションが存在し、体つきが細かく差別化されている*11
  • 大柄な男性にしか対応していなかったT-800と異なり、女性への擬態にも対応
  • タイムトラベル先の時代における特定の人物を模倣した擬装外皮を与えられ、本物に成り代わって潜伏生活を送れる
  • 単純に探し出して襲撃するだけでなく、周囲に怪しまれないように標的に近づくことが出来、必要なら回りくどい搦手も選択する
  • 擬装外皮に再生能力が追加され、時間さえかければダメージを修復可能*12
  • 明言はされていないが、恐らく性交も可能*13
…など大幅に強化され、潜入・暗殺用モデルとしての脅威度も格段に向上した。
更に、後期モデルは電子頭脳チップにリン化合物が混ぜられており、抜かれると酸素と反応して即座に発火し、解析も再プログラムも出来ないようになっている。
数少ない弱点は高圧電流を浴びると一時的に機能停止し、再起動までに120秒を要することと、機体が重過ぎて泳げないこと。
加えて関節の剛性は低いのか、強い衝撃を受けて手首がねじ切れたり、キャメロンに力ずくで手脚をひん曲げられる場面もある。。
なお、VFXスーパーバイザーのジム・リマによると、お馴染みのT-800の名前とデザインは法的な事情で使えなかったらしく、新たにデザインされた本機が従来機とどう違うのかを弁護士に細かくプレゼンする必要があったとのこと。

・ハンターキラー・エリアル
未来戦争のシーンでは毎度おなじみの、スカイネットが開発した航空機型無人兵器。
スカイネット刑務所では上空からの警備も担当する。

・オーガ・タンク
ハンターキラー・タンクの発展形もしくは派生形と思われる戦車型無人兵器。
多数のカメラアイと、ガトリングガンを思わせる多連装プラズマキャノンで武装し、堅牢な装甲により防御力も高い。
直接の出番は遠方のワンカットだけなので詳細は不明だが、1体だけで抵抗軍の基地をひとつ壊滅させるほどの性能を誇る。

・捕虜輸送車両
内装のみ登場。
ハンターキラーに随伴し、その名の通り捕らえた人間をスカイネット刑務所に運ぶ。

・ドローン
「デザートキャニオン空調」に擬装した秘密工場でカリバ・グループが開発した、航空機タイプの無人兵器。
恐らくエリアルのベースになったと思われる。
普段は工場近くの池の中に身を隠しており、不穏分子を抹殺する*14
ターゲットはサイボーグ・レジスタンスに限定されていたのか、サラ一行を襲うことはなかったが、最終回でキャサリンを抹殺すべくゼイラ社を襲撃した。

・クラーケン
未来戦争でスカイネットが運用している攻撃型潜水艇。
姿は図面でのみ描写されており、その呼び名の通りイカを連想させる姿をしている。
武器は魚雷で、図面ではプラズマキャノンらしき武器も確認出来る。
インド洋に大量配備され、スカイネットの領海に睨みを利かせている。そのため、抵抗軍が大陸間を移動するためには潜水艦が必須となる。


【用語】

・スカイネット
ご存じ、サイバーダイン社が開発した最新鋭軍用コンピューター。
2011年4月21日に人類に対して宣戦布告し、世界主要都市を核攻撃。生き残った人々をターミネーターやハンターキラーで狩り立てた。
『T3』のように、ジョンだけでなく抵抗軍の他の主要メンバーも一通り抹殺しようと試みており、更に核戦争後に備えた資材備蓄、ターミネーターの再プログラム対策、ウイルス兵器の投入、果ては人間を抱き込んでターミネーターの教育係に起用する*15など、シリーズの中でもかなり慎重かつ周到な立ち回りを見せている。
また、人間の心理に関心を抱いてる節があり、スカイネット刑務所では音楽に関する研究をしたり、わざと警備を緩めて囚人を逃がしたりと。謎めいた行動を取った。

・ターク
アンディが開発したチェス用コンピューター。
Xbox4台とプレステ3台のパーツから作られ、名前は1770年に作られたチェス用からくり人形*16から引用されている。
高度な学習機能が搭載されており、これによって無限に自己成長することが可能。
その性能を危険視し、「スカイネットになりかねない」と判断したサラの手でアンディの家ごと焼却処分されたが、アンディの手で2代目が開発され、彼の相棒に盗み出される。
その後数名の手を経てゼイラ社に渡り、バビロンと組み合わされてジョン・ヘンリーに生まれ変わった。

・コルタン
タンタルとニオブを含む、実在の物質。T-888を始めとして、作中に登場するスカイネット兵器は基本これで作られている。
チタン合金よりも高い耐熱性を誇り、剛性も遜色ない。
ただし希少なため、チタンと比べて入手が難しい。特に未来では核戦争の影響で不足気味なため、スカイネットは過去に送り込んだT-888の一部に対して備蓄を命じている。

・人類抵抗軍
ご存じ、未来戦争でスカイネットに立ち向かうゲリラ組織。
ジョンや元陸軍兵士マーティン・ベデルが中心となって設立された。
2027年時点ではセラノ岬の原子力発電所を拠点としており、電力には比較的余裕がある。
スカイネットの技術もかなり解析しており、現代でかき集めたパーツでプラズマガンやタイムマシン*17まで作ってみせた。
ターミネーターも多数鹵獲して戦力に加えており、ジェシー曰く「どの基地にも1体はメタルがいる」とのこと。
本来の歴史ではジョンの30歳の誕生日に皆で酒盛りを開くなど良好な関係だったが、歴史が狂った影響でジョンが人間の兵士よりターミネーターを傍に置くようになり、次第に不和が立ち込め始めている。

・サイボーグ・レジスタンス
未来において、自らの意思でスカイネットを裏切ったターミネーター達が結成した第二の抵抗軍。
抵抗軍とは別にスカイネットと戦い、その一方で2007年でもスカイネットへの対抗手段を用意していた。
あくまでスカイネットと敵対しているだけで、人類に味方しているわけではなく、ジョンからの共闘要請に対しては明確にノーを叩きつけた。
シーズン2の後半になってから登場し、その後番組が打ち切られてしまったため、結成経緯や細かい実像は謎に包まれている。

・カリバ・グループ
スカイネットと何らかの繋がりを持つと思われる外資系企業。
監視ネットワークが張り巡らされた街をまるごと一つ管理できるほどの大企業であり、従業員達は守秘義務の契約に基づいて家族にすら仕事内容を一切語らない。
サラ一向にT-888や傭兵を差し向けて抹殺を試みつつ、スカイネットらしきコンピューターを開発している。
打ち切りの影響でやはり詳細は謎のままだが、謎のコンピューターにダイソンの遺したコードが使われていたことや、ダイソンの息子ダニエル・ダイソンが失踪していることから、ダニエルが関わっている可能性が高い。


【挿入歌】

  • The man comes around(ジョニー・キャッシュ)

  • Samson and Delilah(シャーリー・マンソン)

  • La Llorona(メキシコ民謡)

  • Where's your Trouser?(スコットランド民謡)


【余談】

  • シリーズのテーマ曲としてお馴染みの「ダダンダンダダン!」のメロディは、本作ではOPのタイトルコールでのみ用いられた。

  • シーズン2第5話でベデルを狙っていた個体が所持していた拳銃は、初代でT-800が使っていたのと同じもの。アラモ銃砲店で100%OFFで買ったレーザーポインター付きのやつ、と言えば分かるだろうか。

  • シリーズでは珍しく日本人や日系人が登場しており、サラとキャメロンが日本語を使うシーンもある。



「管理人…」

「なんだ…?」

「アニヲタだよ…う、wiki籠り…」

「…いや、生憎だが知らないな。誰かアニヲタを知ってるか?
…ま、いつの日か有名になるんだろ?俺の弟の項目を追記・修正してる。」
最終更新:2026年10月04日 20:27

*1 ただし、いくつか『T3』を参考にしたと思しき設定も散見される

*2 『T4』にも出演していないが、「別人の身体に若い頃の顔を合成する」という形で登場自体は実現している

*3 ただし宣伝の予算自体は大幅に減らされてしまい、金銭的な事情で断念した広報アイデアも多かったという

*4 元々この設定はなかったが、顔にほくろがある点を視聴者から「ターミネーターなのに不自然」と指摘する声が相次いだため、モデルとなるアリソンを設定した上で「ほくろも含めて彼女を模倣した結果」とフォローを入れる形になった。

*5 とはいえ、状況を客観的に書くと「任務内容を巡ってジェシーと部下で口論が起き、部下達が4人がかりでジェシーにリンチと強姦未遂を働いた」という状況だったため、鎮圧する判断自体はそれほど間違っていない。ジェシーが怒ったのは「命まで奪う必要があったのか」という点。

*6 第一話制作中に学校での銃乱射事件が起きたせいで「学校でジョンが銃撃される」シーンを変更せざるを得ず、現実で真似出来ない方法で銃を持ち込ませる必要があったことからこのような形になった

*7 FBIのデータベースにもきっちり顔写真付きで載っているため、恐らくハッキングでデータを偽造したと思われる

*8 デレクはキャメロンが味方の振りをして情報を流した可能性を疑っていたが、実際は単にメンバーの一人が尾行されただけだった

*9 タールの燃焼で溶かされた個体もいるが、コルタンの融点は3000℃を超えるため、500℃程度のタールでは実は全然足りなかったりする

*10 あくまで実弾に対して強いだけで、プラズマライフルなら一撃で破壊可能。

*11 ただし、キャメロンはこのおかげでケスター捜査官の正体がクロマティであることを即座に見抜いている

*12 メタ的には、露出したエンドスケルトンを特殊メイクで表現する手間と予算を削減するための措置と思われる

*13 ヴィックに成りすました個体がバーバラとコトに及ぶ直前らしきシーンが確認出来、彼女の「唇を触られると落ち着く」という性的嗜好についても理解していた。

*14 目撃者自体は結構いるが、殆どの者はUFOだと思い込んでおり、彼らが襲われることはなかった

*15 「協力すれば、審判の日の前の平和で安全な時代に送ってやる」という甘言で誘惑している。それなりに人数が要るようで、抵抗軍からは「グレー」という蔑称で呼ばれている。

*16 実は中に入ったチェスの名人によって操作されるインチキ製品だったが、50年間誰にもバレなかったという

*17 ただし、デレクがタイムトラベルした時点では生物しか転送できないことを把握していなかったらしく、デレク達4人はフル装備状態でタイムトラベルに臨んでいた。