対海賊や対海軍を切り捨て対海魔に完全特化した巨艦からなる、バエティン辺境伯領の艦隊の一つ。重税の元凶その②。
知的種族は大多数はどうしても陸上生物なので奇襲は甘んじて受けなくてはならない。故に巨艦。水棲知的種族で海軍を作るにしても相対的に数が少ないし、外洋での作戦や長期作戦では彼らに休憩場所や予備武器保管庫を用意しなければならない。故に巨艦。海で魔物や魔族や魔王と戦いたいなら巨艦ったら巨艦。バエティンの立地上、クンペル海だけではなくニミジス海洋で大型の敵を相手取る機会が多いという意味もある。大規模術式も展開しやすい。
そんなこんなでコストカットできない金食い虫ではあるが、大洋の強大な脅威を食い止めるために大活躍していることは否定できないし、魔王が一掃され真の大航海時代が訪れた暁にはこの艦隊で培った大型船建造ノウハウがバエティンに黄金時代をもたらす…かもしれない。
- 特一等魔導戦列艦→辺境伯の旗艦と皇帝への献上品の2隻が建造される。元来は魔導甲板四層だったが、最新型は五層。辺境伯海軍における定数1隻
- 一等魔導戦列艦→本国艦隊における各提督の旗艦。魔導甲板三層。定数3隻
- 二等魔導戦列艦→一等の廉価版。友好国や属国(ノヴォ・バエティンなど)への派遣艦隊における各提督の旗艦や、本国艦隊における旗艦の護衛。魔導甲板三層。定数8隻
- 三等魔導戦列艦→アルマダ・マジカの数的・戦力的主力艦。魔導甲板二層。定数16隻
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