カスル・ファラオ国のマジョリア大陸植民都市エル=ステラを中核とする国家。発足した当初はあくまでファラオに仕える自治王国に過ぎず、本国に依存していた。メシェレウ大陸よりも魔物が多かった当時の西マジョリアの環境にも苦しめられ、初代自治王が早くも斃され後を継いだ兄妹共同王の奮闘により危うく体勢を立て直すなど、先の見えない立ち上がりだった。
やがて当時は帝国と名乗ることもなく放浪状態にあったアヴェントゥラ率いるエルフ部族と接触、丁重にもてなし安全で魔物の脅威から自由な居住地を与えたことが運命を変える。
やがて当時は帝国と名乗ることもなく放浪状態にあったアヴェントゥラ率いるエルフ部族と接触、丁重にもてなし安全で魔物の脅威から自由な居住地を与えたことが運命を変える。
エルステラ人はエルフたちに友として・家族として手を取り合う態度で臨んだ。エルフたちは恩義に報いるため、精霊術を伝授した。またアヴェントゥラを筆頭にエルフの戦士たちは卓越した武力でエル=ステラを魔物から守り、故郷の神獣たちから引き離されて久しかったエルステラ人たちは従来の神獣信仰に「神獣アヴェントゥラ」を加えて国家の守護神と位置付けま。また精霊術の伝授が精霊信仰に基づいていたため、エルフや精霊への信仰心を習合した独自の神獣信仰が確立された。
かくしてエルステラ人の軍勢は、豊富な魔物との実戦経験による練度、新信仰による士気、写象魔術と剣術の才に溢れる兄王と精霊術と指揮能力に優れる妹王という英雄を擁するに至り、周辺の脅威に安定して対抗する術を手に入れた。
一方で安定した生活基盤を得たアヴェントゥラの部族も破竹の勢いで北進しイルニア半島を統一、エルニア帝国を宣言した。
かくしてエルステラ人の軍勢は、豊富な魔物との実戦経験による練度、新信仰による士気、写象魔術と剣術の才に溢れる兄王と精霊術と指揮能力に優れる妹王という英雄を擁するに至り、周辺の脅威に安定して対抗する術を手に入れた。
一方で安定した生活基盤を得たアヴェントゥラの部族も破竹の勢いで北進しイルニア半島を統一、エルニア帝国を宣言した。
こうして生まれた一大同盟を恐れたのが、本国カスル・ファラオ国である。世俗社会に直接利害関係を持つ「神獣」を崇めるという異端勢力が急速に勃興したことによる恐怖が本国を突き動かし、神獣信仰を通じて影響下に置いていた上にこの危機感を共有していたウェモン共和国を中核とするメシェレウ大陸連合軍を同盟の破壊のために派遣するという決断を下さしめた。ウェモン戦争の始まりである。
連合軍の猛攻と物量、魔物の横槍により滅びゆく中でも、エルステラ国はエルニア帝国による、知的種族を魔物の手から守れるような国と戦争の無い世界という未来を信じ、託していった。
初めての盟友国が徹底的に殲滅されたことは、短期的にはエルニア帝国のメシェレウ大陸遠征を引き起こし、長期的には帝国の体制の歪みの一因となった。
初めての盟友国が徹底的に殲滅されたことは、短期的にはエルニア帝国のメシェレウ大陸遠征を引き起こし、長期的には帝国の体制の歪みの一因となった。