惑星Caligula  - 世界観共有創作wiki -

グラナパダーノ

最終更新:

kenja

- view
メンバー限定 登録/ログイン

グラナパダーノ(Grana Padano)

砂漠の向こうの街
ミア・パシフィコに面している

遥か昔に物好きが砂漠を越えて築いた街。
広義にはセルペンティ砂漠と近隣の集落、耕作地を含む。
ミア・パシフィコに面しており北側の海の玄関口ではあるが、セルペンティ砂漠とコルヴォアモール山によって分断される地形により僻地という印象が強い。

セルペンティ砂漠はゴルで唯一の大型の魔物の生息地である。

ベヴィトーレ川を挟んで隣接するディアマンテとは古くから交流がある。

種族

カリアータ人、その他の種族

気候

海沿いは年間を通して気温は20℃前後となる。
降雨は冬に多く、国内の他の地域に比較して湿潤な気候。
砂漠地帯は非常に乾燥しており、降雨はやはり冬に集中するが少ない。

治安


強盗や殺人などの凶悪事件は殆どない。
砂漠地帯では魔物に襲われることもあるため魔術や戦闘に長けた者の同行が推奨される。

景観

ミア・パシフィコに近い地域には緑豊かな耕作地が広がる。
セルペンティ砂漠の南側にも集落があり、砂漠を渡る際の重要な中継地となっている。


施設と観光名所

潮騒通り
グラナパダーノ最大の市場。入荷は不定期だが魔物肉も扱っている。
市場を抜けた先にはミアパシフィコを望む広場がある。

グラナパダーノ港
ゴルのミア・パシフィコ側の玄関口。
貿易船、客船、漁船など様々な船舶が出入りする。

スクアラ港
ミア・パシフィコ側の軍港。
スクアラ港のチェートスは幼体のうちにエウロペア洋から運び込み、飼育区域を定めて繁殖させたものである。

プレダトルス村
セルペンティ砂漠の南側にある大きな村。
砂漠を渡る旅人、魔物狙いの冒険者のための宿屋などがある。

名産品

最大の特産品は都市の名前を冠したハードチーズ、グラナパダーノ。
朝夕2回搾取した牛乳を5~7時間休ませた後、部分的に脱脂して作られる。熟成期間は8~24ヶ月。
外皮が厚く茶褐色で硬い。穏やかなやさしい風味とコクがある。

 美味しい食べ方
  ・そのままおつまみとして
  ・ピアッタ(麺)、ゾット、グラタン、シチュー、サラダ、スープなど料理の材料に

魔物食

10年ほど前にグラナパダーノを訪れた伏族の女性が魔物の調理法を確立したことで厄介者でしかなかった魔物が食材としての価値を持つようになった。
砂漠の魔物は普段は砂の中に潜んでおり、ただでも厳しい砂漠の旅に付きまとう脅威として長年問題になっていたが、現在では諸外国からも冒険者が魔物を狩りに訪れることも増え、魔物食がグラナパダーノ新たな名物となりつつある。

以下はその一例である。

 アングィーサ: 大型の蛇の魔物。全長20~30m、全幅約10m
         首の部分がコブラのように大きく開いており、尾が短いため形状はエイに近い。鱗に比較して腹板は軟らかい。
         昼行性で砂の中を蛇行する。浅いところを這っていると砂が動くが陽炎と思って見逃すとひどい目に遭う。
         毒は持たないが消化不良を起こすため内臓は取り除いて調理する。
         赤身の肉だが風味は淡泊。肉質は非常に硬く、長時間煮込むことでほろりとした歯触りになり、噛めば噛むほど旨味が出る。
         塩を揉み込み天日に干してジャーキーにしても燻製しても美味。
         砂の中に卵を産んでいることもあり、卵は栄養価が高く濃厚な味わいだが、発見例は極少数で非常に貴重なものとなっている。

    アクス: 大型の蠍の魔物。体長約3mのうちの半分は毒針を持つ尻尾。
         夜行性で耳がよく、砂の中に潜み獲物の足音を聞き分けて襲い掛かる。
         本体の動きは鈍重だが対峙すると尻尾を振り回して威嚇する。砂の中に逃げてしまうことも多い。
         外骨格は非常に頑丈なので殻の継ぎ目を狙うか強力な炎や衝撃で叩く。
         殻を剥いで中の肉を調理する。内臓は必ず取り除く。特に尾節の毒腺は脆いため解体の際に傷つけると毒に汚染されてしまう。
         甲殻類に似た風味でコラーゲンが豊富。新鮮なものは生食も可能。

 スコルペンダ: 長い体と無数の足を持つ爬虫類型の魔物。全長10~35m、全幅30cm程度。
         外皮が硬くシルエットはムカデに似るが、体の構造はトカゲに近い。
         全長に比較して細い。殆ど砂の中にいる。獲物の足に巻き付いて砂の中に引きずり込もうとする。
         頭から3m程が残っていれば死なず、切れたところから徐々に新しい足が生えて長く伸びる。
         水を嫌う。動きは非常に俊敏だが、本体に逃げられても「切れっ端」が手に入ることは多い。
         脚の先に毒があり、素手で触ると腫れ、発熱する。調理の際は足先は必ず切り落とす。
         肉質はやや硬く、マトンに似た独特の臭みがあるためハーブやスパイスを合わせて調味する。

主要人物

マルニガル・エンリル
呀族自治区、ウルベリ出身の伏族の女性。
セルペンティ砂漠の魔物の調理法を確立させた魔物食研究の第一人者。
グラナパダーノを死地と定めている。ふたりの送り手を伴う。

ジョアキーノ・マッツェオ
プレダトルス村の若者。カリアータ人にしては背が高い。23歳。
砂漠の魔物オタク。危険だとは分かっているが魔物が好き。
魔術の腕はそこそこなので砂漠に入っても死にはしない。


名前:
コメント:
添付ファイル
ウィキ募集バナー