ゴル(Gor)
チーズがおいくて神がフランクな国
服装や調度は15世紀イタリアのルネサンスな気持ち
生活・技術水準は魔法でカバーしているところもある
國の統治機構や政治など
概要
エウロペア大陸西部に位置する立憲君主制国家。惑星歴前483年建国。首都はプロヴォローネ。
ディアマンテ国、フレイア王国(*その他地域未定)と国境を接し、国土の東部はエウロペア洋に、北部はミア・パシフィコ(境日洋)に面している。
ディアマンテ国、フレイア王国(*その他地域未定)と国境を接し、国土の東部はエウロペア洋に、北部はミア・パシフィコ(境日洋)に面している。
国名は現地で信仰されている神『ゴル』に由来している。
ゴルの主要な民族であるカリアータ人はゴルの神によって創造された人間たちの末裔であると信じられており、確認できる限り惑星歴前800年頃より現在のゴルに相当する地域で暮らしていた。惑星歴前492年に神官マウリリオによって統一政府の樹立が提唱され、惑星歴前483年に立憲君主制の政治体制が確立したとされている。
ゴルの主要な民族であるカリアータ人はゴルの神によって創造された人間たちの末裔であると信じられており、確認できる限り惑星歴前800年頃より現在のゴルに相当する地域で暮らしていた。惑星歴前492年に神官マウリリオによって統一政府の樹立が提唱され、惑星歴前483年に立憲君主制の政治体制が確立したとされている。
政治体制は立憲君主制とされているが、君主と定められているのはゴルの神であり、神の声を聴く巫女が行政府に置かれているものの政治はもとより外交にも関わらない。実質は共和制国家であると言える。

首都を含めた5つの街にはそれぞれに、長となり街の政治を担う執政神官と一院制の議会が置かれる。
明確な行政区分は存在せず、点在する中~小規模の集落はいずれかの街に属する形となっている。宅地、耕作地は個人または法人が所有する。山岳地帯の大部分は国有地とされており、狩猟には国の許可が必要。
明確な行政区分は存在せず、点在する中~小規模の集落はいずれかの街に属する形となっている。宅地、耕作地は個人または法人が所有する。山岳地帯の大部分は国有地とされており、狩猟には国の許可が必要。
最高峰:モンテ・スカモルツァ ピカンテ(北)3,970m、ドルチェ(南)3,520m
最大の河川:シアロ川
最大の湖沼:マスカルポーネ湖
最大の河川:シアロ川
最大の湖沼:マスカルポーネ湖
政治
ゴル神を君主とする立憲君主制。ゴル神は巫女を通して現世の人々と対話することができる。また、極々稀ではあるが顕現することもある。最後に顕現したのは惑星歴173年、その前が惑星歴96年と記録されている。ゴル神は政治に介入しないこと、ゴル神の発言を政治的判断の根拠としないことがカリアータ独立基本法(憲法)に定められており、人々の営みに直接介入しないことはゴル神の意思でもある。
君主とされている神の可視化が難しい現状から、外交の面でも国事には一切関わっていない。
主席宰相に当たる役職は大神官であり、元首としての役割は大神官が担っている。
君主とされている神の可視化が難しい現状から、外交の面でも国事には一切関わっていない。
主席宰相に当たる役職は大神官であり、元首としての役割は大神官が担っている。
立法府として二院制の議会(国政議会)が設けられている。
上院(神官院) 神官の中から国政に携わる者が選ばれる、任期4年
被選挙権は原則として25歳以上の神官、地方執政官及び執政議員との兼任不可
下院(市民院) 神官職以外の市民の代表、任期4年
被選挙権は25歳以上の市民、地域(所属する街)ごとに選出される
被選挙権は原則として25歳以上の神官、地方執政官及び執政議員との兼任不可
下院(市民院) 神官職以外の市民の代表、任期4年
被選挙権は25歳以上の市民、地域(所属する街)ごとに選出される
惑星歴154年までは国政議会は神官院のみで、それまでは市民が国政に参加することはなかった。現在も神官院の議員の選出は神官のみによって行われており、大神官は神官院の議員から選ばれる。また、大神官は神官職の者から国務大臣を任命する。司法大臣の任命については市民院の承認が必要となるが、国家権力の大部分を神官が握っている状態と言える。
公共設備
電気 魔術によって雷を発生させられる者はいるが継続的な発電は行っていない
一般家庭の照明はオリーブ油のランプが多い
水道 都市部では飲用水の水路が整備されているが各家庭や施設には水道は引かれていない
農村など小規模な集落では生活用水を井戸から汲み上げている
通信 一般的な通信手段は主に郵便が用いられ、小さな集落では郵便物は役場に集められ役場宛てに配達される
魔法具による通信器が利用されているが個人または家庭で所有しているのはある程度裕福な層のみ
一般家庭の照明はオリーブ油のランプが多い
水道 都市部では飲用水の水路が整備されているが各家庭や施設には水道は引かれていない
農村など小規模な集落では生活用水を井戸から汲み上げている
通信 一般的な通信手段は主に郵便が用いられ、小さな集落では郵便物は役場に集められ役場宛てに配達される
魔法具による通信器が利用されているが個人または家庭で所有しているのはある程度裕福な層のみ
魔法の理解、魔術の行使に長けたものが優遇され、神官が権力を握ってはいるが、特に言論や思想が統制されているわけではなく、活版刷りの新聞や書籍は多く発行されている。像を記憶する魔法具、出力する魔法具もあるが、大掛かりな魔法具は扱える人間が限られるため印刷物には版画が用いられることが殆どである。
交通
馬車、馬が陸路の主要な交通手段となっている。個人で所有するものの他、街の中の決まった順路を運行する乗合の循環馬車や都市間の移動に用いられる駅馬車もある。プロヴォローネはシアロ川の上に跨るように作れられていることから運河が発達しており移動にはゴンドラが用いられる。ゴンドラは公共交通機関とされており、運用には執政神官の承認が必要。
砂漠地帯があるグラナパダーノではラクダが飼育されてる。
帆船を鯨に牽引させるのがゴルの主流な船舶の運用法である。
チェイトスと呼ばれる鯨は体長15~20メートルの怪獣で短頭種の犬のような頭とヒレのような前肢、ふたつに割れた扇形の尾を持っている。ゴルで単に鯨と言えばチェイトスを指す。(*ギリシャ神話のケートス、くじら座のクジラのような雰囲気)
チェイトスと呼ばれる鯨は体長15~20メートルの怪獣で短頭種の犬のような頭とヒレのような前肢、ふたつに割れた扇形の尾を持っている。ゴルで単に鯨と言えばチェイトスを指す。(*ギリシャ神話のケートス、くじら座のクジラのような雰囲気)
産業
農業 主要農作物は小麦、オリーブ、葡萄、ナス、豆類
穀類は米、ライ麦、燕麦も栽培されている。レモン、オレンジ、サクランボ、杏子など果物の栽培も盛ん
漁業 タイ、スズキ、タラ、エビ、漁獲量が多い。エビは養殖も行っている
ムール貝、牡蠣、アサリ等の貝類も主要な海産物となっている
畜産 牛、水牛、羊、山羊、鶏など、多くの家畜や家禽が飼育されている
チーズの製造が特に盛ん
鉱業 岩塩、銅、銀、石英(水晶)が産出される
工業 食品工業、ガラス工芸、貴石の加工が盛ん
特に純度が高く魔法元素を吸収しやすい水晶はネウトルムと呼ばれ、魔法具の核などに用いられる
穀類は米、ライ麦、燕麦も栽培されている。レモン、オレンジ、サクランボ、杏子など果物の栽培も盛ん
漁業 タイ、スズキ、タラ、エビ、漁獲量が多い。エビは養殖も行っている
ムール貝、牡蠣、アサリ等の貝類も主要な海産物となっている
畜産 牛、水牛、羊、山羊、鶏など、多くの家畜や家禽が飼育されている
チーズの製造が特に盛ん
鉱業 岩塩、銅、銀、石英(水晶)が産出される
工業 食品工業、ガラス工芸、貴石の加工が盛ん
特に純度が高く魔法元素を吸収しやすい水晶はネウトルムと呼ばれ、魔法具の核などに用いられる
言語
公用語はカリアータ語。
南部に比較して北部は早口と言われているが、地域ごとの方言差は殆どない。カリアータ人はゴル神を祖として信仰するという共通のアイデンティティーを持つことから政治的な分裂を経験せず、そのために地域差が大きくならなかったと言われている。ただし、砂漠地があるグラナパダーノは口の中に砂が入ることを避けるために早口で発音が平坦になるため他の地方の者にはやや聞き取りづらい。
(*基本的にはイタリア語、稀にラテン語)
南部に比較して北部は早口と言われているが、地域ごとの方言差は殆どない。カリアータ人はゴル神を祖として信仰するという共通のアイデンティティーを持つことから政治的な分裂を経験せず、そのために地域差が大きくならなかったと言われている。ただし、砂漠地があるグラナパダーノは口の中に砂が入ることを避けるために早口で発音が平坦になるため他の地方の者にはやや聞き取りづらい。
(*基本的にはイタリア語、稀にラテン語)
気候
年間を通して温暖な気候。降雨はやや少なく、冬に集中する。
南西部は冬に一定の降雨量はあるが夏は日差しが強く乾燥する地中海性気候、エウロペア洋に面する東部は温暖で年較差の少ない西岸海洋性気候、ディアマンテ寄りの北部地域は夏の降雨量が比較的多く温暖湿潤気候にそれぞれ近くなる。グラナパダーノの砂漠地帯は砂漠気候であり、国土はやや狭小ながら気候区分として見れば変化に富む。
南西部は冬に一定の降雨量はあるが夏は日差しが強く乾燥する地中海性気候、エウロペア洋に面する東部は温暖で年較差の少ない西岸海洋性気候、ディアマンテ寄りの北部地域は夏の降雨量が比較的多く温暖湿潤気候にそれぞれ近くなる。グラナパダーノの砂漠地帯は砂漠気候であり、国土はやや狭小ながら気候区分として見れば変化に富む。
暦や単位など
暦・時間
惑星歴、世界標準時間に準拠する
公文書については惑星歴を用いるが、日常生活では建国年を元年とするゴル歴が優先される傾向がある。ゴル歴は惑星歴+482年の計算となる。
公文書については惑星歴を用いるが、日常生活では建国年を元年とするゴル歴が優先される傾向がある。ゴル歴は惑星歴+482年の計算となる。
祝祭日など
国民の休日 | 日曜日 | 店舗や役所は休みになる |
元日 | 1月1日 | 新年を祝う日 |
建国記念祭 | 3月17日 | 建国とゴル神即位を記念する |
解禁祭 | 11月20日 | 試飲用ワインの解禁日 |
建国記念祭
首都プロヴォローネで楽隊を伴った祝賀パレードや式典が行われる。
式典では大神官の演説、巫女を通してのゴル神からの言葉があり、ついでに春の訪れを祝う。多くの出店が並び、チーズやワイン、ドライフルーツを使った焼き菓子などを楽しむことができる。余興として青いリボンを巻いたプロヴォローネチーズを奪い合うイベントがあり、チーズを奪い合いながら全長約3kmのコースを疾走して神殿の籠に奉納した者には今年最高のチーズ野郎という称号を与えられる。首都の名を冠したプロヴォローネチーズの重量はホールで約6kgであり、最初に神官が投げたチーズが直撃する者、揉みあいになって潰される者など、毎年多少の怪我人は出る。
首都プロヴォローネで楽隊を伴った祝賀パレードや式典が行われる。
式典では大神官の演説、巫女を通してのゴル神からの言葉があり、ついでに春の訪れを祝う。多くの出店が並び、チーズやワイン、ドライフルーツを使った焼き菓子などを楽しむことができる。余興として青いリボンを巻いたプロヴォローネチーズを奪い合うイベントがあり、チーズを奪い合いながら全長約3kmのコースを疾走して神殿の籠に奉納した者には今年最高のチーズ野郎という称号を与えられる。首都の名を冠したプロヴォローネチーズの重量はホールで約6kgであり、最初に神官が投げたチーズが直撃する者、揉みあいになって潰される者など、毎年多少の怪我人は出る。
解禁祭
その年に収穫された葡萄で作られた試飲用ワインの解禁日。
元々はワイン業者向け試飲会だったが、いつの間にか収穫に感謝して冬に備える祭りが一緒になっていた。ゴルの冬は暖かいが、冬に備えて大いに食べて楽しむという名目の元で牛肉、羊肉、鶏肉など様々な肉料理も振る舞われる。祭りは各地で行われ、余興として各々の地方の名産品を使った料理の大食い競争などが開催される。
その年に収穫された葡萄で作られた試飲用ワインの解禁日。
元々はワイン業者向け試飲会だったが、いつの間にか収穫に感謝して冬に備える祭りが一緒になっていた。ゴルの冬は暖かいが、冬に備えて大いに食べて楽しむという名目の元で牛肉、羊肉、鶏肉など様々な肉料理も振る舞われる。祭りは各地で行われ、余興として各々の地方の名産品を使った料理の大食い競争などが開催される。
単位
長さと質量はメートル法に準拠する
通貨はラックとワッカム、1000ラック=1ワッカム、100ラックで120円程度
銅貨:1、10、50、100、500ラック
銀化:1、5、10ワッカム
金貨:50、100ワッカム
通貨はラックとワッカム、1000ラック=1ワッカム、100ラックで120円程度
銅貨:1、10、50、100、500ラック
銀化:1、5、10ワッカム
金貨:50、100ワッカム
在住種族
主なもの
ゴル神によって創造されたカリアータ人が人口の殆どを占める。
カリアータ人の魔術の力の源泉はゴル神であり、全てのカリアータ人はゴル神と繋がっている。非常に感覚的なものではあるが、カリアータ人は生まれながらにゴル神の存在を感じているため、教育によらずとも神の存在を信じている。ゴル神との繋がりが強い者ほど、いわゆる「魔力が強さ」の素養がある。特に繋がりの強い少年少女が巫女として選ばれる。
カリアータ人の魔術の力の源泉はゴル神であり、全てのカリアータ人はゴル神と繋がっている。非常に感覚的なものではあるが、カリアータ人は生まれながらにゴル神の存在を感じているため、教育によらずとも神の存在を信じている。ゴル神との繋がりが強い者ほど、いわゆる「魔力が強さ」の素養がある。特に繋がりの強い少年少女が巫女として選ばれる。
白い肌にやや小柄な体躯、耳の先が尖っているのが特徴。
男性の平均身長は168cm、女性は155cmほど。髪や目の色は人により様々だが、黒髪がやや多い傾向にある。
男性の平均身長は168cm、女性は155cmほど。髪や目の色は人により様々だが、黒髪がやや多い傾向にある。
心理的特徴としては非常に鷹揚で楽天的。何事もあまり急がない。感情表現が豊かで開放的で、根に持つことは少ない。深刻にならず、たいていのことは謝って済ませる。あくまでおおらかに、言いたことをはっきりと言う人が多い。初対面でも挨拶としてハグをする。親しい人とのハグでは両頬を交互にくっつけ合うのが一般的。食べること、酒を飲むことが好きな人が多い。
時間にルーズな面があり、乗合の馬車など交通機関には時刻表が存在しない。約束の時間に遅れてもお互いにあまり気にはせず、約束自体が流れてしまうことも珍しくない。カリアータ人が真剣に期日や手順を気にするのは農作物の収穫とチーズの製造だけと言われている。
時間にルーズな面があり、乗合の馬車など交通機関には時刻表が存在しない。約束の時間に遅れてもお互いにあまり気にはせず、約束自体が流れてしまうことも珍しくない。カリアータ人が真剣に期日や手順を気にするのは農作物の収穫とチーズの製造だけと言われている。
少ないが在住している種族
マスカルポーネ湖にはいわゆる人魚と呼ばれる種族が棲んでいる。
上半身は人間の女性と同じ、下半身は魚の尾という姿で、人魚という呼称が一般的ではあるが、正式にはマーレ人種とされている。カリアータ人より以前に同様ゴル神によって創造された生き物でマスカルポーネ湖の固有種族。鎖骨の下にエラに相当する器官があり、肺呼吸もエラ呼吸も可能ではあるが乾燥に極端に弱く、陸に上がろうとはしない。また、全体に内向的な性質で水面に出てくることも少ない。水草を主食としており寿命は200年ほど。黒い髪に白い肌の女性の姿をしている。目の色、魚の部分の鱗やヒレの色形は個体により様々。男性の姿をしたものは存在せず、無性生殖。100歳前後で一人、極稀に二人出産する。年老いても人間でいう30歳前後から外見は変わらず、平均して150歳を過ぎた頃から髪の色が徐々に白くなっていく。
上半身は人間の女性と同じ、下半身は魚の尾という姿で、人魚という呼称が一般的ではあるが、正式にはマーレ人種とされている。カリアータ人より以前に同様ゴル神によって創造された生き物でマスカルポーネ湖の固有種族。鎖骨の下にエラに相当する器官があり、肺呼吸もエラ呼吸も可能ではあるが乾燥に極端に弱く、陸に上がろうとはしない。また、全体に内向的な性質で水面に出てくることも少ない。水草を主食としており寿命は200年ほど。黒い髪に白い肌の女性の姿をしている。目の色、魚の部分の鱗やヒレの色形は個体により様々。男性の姿をしたものは存在せず、無性生殖。100歳前後で一人、極稀に二人出産する。年老いても人間でいう30歳前後から外見は変わらず、平均して150歳を過ぎた頃から髪の色が徐々に白くなっていく。
人間の可聴域よりもはるかに高い声で話し、カリアータ語に似た言語を持っている。また、マーレ人の可聴域は人間よりも広いが高音域に偏っているため、子供や女性の声はかろうじて聞こえるが男性の声は殆ど聞こえない。風属性の魔法の応用、または魔法具によって空気の振動を調整することでコミュニケーションを取ることができる。
カリアータ人とマーレ人の関係
ゴル神によって創造されたもの同士、また、殆ど水中から出てこないマーレ人の性質もあって特に反目することはなかった。
ゴル神はどちらの種族とも物理的な音声による会話をする機会が少ないため、両種族の発声、可聴域の差に気付かなかず、惑星歴前400年頃にフォンティナの神官によってマーレ人の声についての疑問が提起されるまでマーレ人は声を持たない種族だと思われていた。音声を伝える魔法が確立されたことによって初めて直接の対話が行われ、現在はマスカルポーネ湖での漁や湖の観光資源化についての取り決めなどを話し合う場が設けられている。
音声の領域について気づかなかったことに対し、ゴル神は顕現して「気付かなかった。すまぬ」とコメントしたとの記録がある。
ゴル神はどちらの種族とも物理的な音声による会話をする機会が少ないため、両種族の発声、可聴域の差に気付かなかず、惑星歴前400年頃にフォンティナの神官によってマーレ人の声についての疑問が提起されるまでマーレ人は声を持たない種族だと思われていた。音声を伝える魔法が確立されたことによって初めて直接の対話が行われ、現在はマスカルポーネ湖での漁や湖の観光資源化についての取り決めなどを話し合う場が設けられている。
音声の領域について気づかなかったことに対し、ゴル神は顕現して「気付かなかった。すまぬ」とコメントしたとの記録がある。
治安
法律
カリアータ独立基本法(憲法)をはじめ、刑法や民法、農業や酒造、チーズ製造についての法律など、様々な法が整備されている。司法権の行使は司法院(裁判所)が担う。裁判官に当たる役職は司法神官と呼ばれる。
神の創造物である人を殺めてはならないというゴル教の戒律に則り、死刑制度はない。
罪を金銭で解決しようとすることを良しとしない傾向があり、罰金刑は軽微な規則違反(馬や馬車の路上放置、酔っ払いの不品行など)のみで、多くの場合は禁固刑となる。期間は罪状に応じて3日から30年とされている。受刑者には運河の清掃など厳しい肉体労働が課せられる。
罪を金銭で解決しようとすることを良しとしない傾向があり、罰金刑は軽微な規則違反(馬や馬車の路上放置、酔っ払いの不品行など)のみで、多くの場合は禁固刑となる。期間は罪状に応じて3日から30年とされている。受刑者には運河の清掃など厳しい肉体労働が課せられる。
犯罪を取り締まる機構
国土の防衛、治安維持、海上保安はゴル魔術兵団が担う。
魔術兵団陸戦隊: 主にゴル本土で活動し、国土の防衛と治安維持を任務とする。
火災時の消火活動や要救助者の救助、自然災害の捜索救助も陸戦隊が管轄する。
火災時の消火活動や要救助者の救助、自然災害の捜索救助も陸戦隊が管轄する。
魔術兵団海戦隊: 主にゴル領海内で活動し、ゴルの防衛と海上の秩序の維持を任務とする
侵略行為や違法行為への対応の他、海難救助も担当する。
侵略行為や違法行為への対応の他、海難救助も担当する。
魔法兵団警察隊: 犯罪の防止、取り締まりや捜査を行い社会の安全や治安を維持する。
組織内に憲兵部が置かれ、軍隊内部の秩序・規律の維持を担当する。
組織内に憲兵部が置かれ、軍隊内部の秩序・規律の維持を担当する。
犯罪組織など
オリーブ油やチーズを狙う小規模な窃盗団の存在が確認されているが、強盗や殺人などの凶悪犯罪は殆ど発生しない。
国際関係
宗教
ゴル教
カリアータ人を創造したゴル神が信仰されている。
神の創造物である人間を殺すこと、殺人が最大の罪とされている。死後の世界というものはなく、死者はこの世界の土なり水なりに還り安らかであるとされる。他人種との戦争については推奨はされていないが、手段としてそうするしかないのならばカリアータ人には自分たちを守る権利があると教典に記されている。
神の創造物である人間を殺すこと、殺人が最大の罪とされている。死後の世界というものはなく、死者はこの世界の土なり水なりに還り安らかであるとされる。他人種との戦争については推奨はされていないが、手段としてそうするしかないのならばカリアータ人には自分たちを守る権利があると教典に記されている。
神事、政治、司法、軍、教育に関わる者は神官と呼ばれる。神官は総じて魔術に長けた者である。
政務、司法、軍務のそれぞれの役職は兼任が禁止されている。
政務、司法、軍務のそれぞれの役職は兼任が禁止されている。
大神官: 主席宰相に当たる役職、国政の長
執政神官: 知事に当たる役職、地方行政の長
政務神官: 国政・地方議会の議員など政務に携わる神官の総称、大神官や執政神官も政務神官に含まれる
司法神官: 裁判官に当たる役職
軍務神官: 軍務に携わる神官、士官を指す
教務神官: 地区ごとの教会に詰める神官、冠婚葬祭を司り子供の初等教育を担う、第一線を退いた元軍務神官が多い
執政神官: 知事に当たる役職、地方行政の長
政務神官: 国政・地方議会の議員など政務に携わる神官の総称、大神官や執政神官も政務神官に含まれる
司法神官: 裁判官に当たる役職
軍務神官: 軍務に携わる神官、士官を指す
教務神官: 地区ごとの教会に詰める神官、冠婚葬祭を司り子供の初等教育を担う、第一線を退いた元軍務神官が多い
ゴル神の声を聴く巫女は大神官の直属として位置づけられている。
巫女として選ばれるのはゴル神との繋がりが強い10歳前後の少年少女で、建国記念祭を終えると次の巫女へと交代する。次代の巫女の選定はゴル神自ら行い、当代の巫女を通して所在地と名前が告げられる。巫女が10歳前後の子供である理由は単にゴル神との相性がよく話しやすいからとのこと。大人になると自我が強くなり、そのためか対話の際に音が遠いような感覚になるとゴル神が明かしている。任期が1年と短いのは貴重な子供時代に長く拘束することは忍びないとの理由からだが、カリアータ人にすれば巫女に選ばれるのは非常に名誉なことである。
巫女の最大の仕事は建国記念祭の式典でゴル神の言葉を伝えることだが、ゴル神は月に1度か2度のペースで「元気か?」「収穫は順調なようだな」と親戚のご機嫌伺いのような感覚で語り掛けてくるのでそれを神官たちの前で話すのも巫女の仕事である。ゴル神の声を聴き、その言葉を自らの口で伝えているときの巫女は眠ったように目を閉じ、力が抜けてふらふらとしている。
ゴル神は日付の感覚が非常に曖昧なので2ヶ月ほど音沙汰がないこともあり、その場合は巫女がゴル神に強く祈ることで人間からゴル神に語り掛けることもできる。特に建国記念祭については3ヶ月前から幾度も日取りの確認を繰り返している。
巫女として選ばれるのはゴル神との繋がりが強い10歳前後の少年少女で、建国記念祭を終えると次の巫女へと交代する。次代の巫女の選定はゴル神自ら行い、当代の巫女を通して所在地と名前が告げられる。巫女が10歳前後の子供である理由は単にゴル神との相性がよく話しやすいからとのこと。大人になると自我が強くなり、そのためか対話の際に音が遠いような感覚になるとゴル神が明かしている。任期が1年と短いのは貴重な子供時代に長く拘束することは忍びないとの理由からだが、カリアータ人にすれば巫女に選ばれるのは非常に名誉なことである。
巫女の最大の仕事は建国記念祭の式典でゴル神の言葉を伝えることだが、ゴル神は月に1度か2度のペースで「元気か?」「収穫は順調なようだな」と親戚のご機嫌伺いのような感覚で語り掛けてくるのでそれを神官たちの前で話すのも巫女の仕事である。ゴル神の声を聴き、その言葉を自らの口で伝えているときの巫女は眠ったように目を閉じ、力が抜けてふらふらとしている。
ゴル神は日付の感覚が非常に曖昧なので2ヶ月ほど音沙汰がないこともあり、その場合は巫女がゴル神に強く祈ることで人間からゴル神に語り掛けることもできる。特に建国記念祭については3ヶ月前から幾度も日取りの確認を繰り返している。
創造神話
ゴル神は最初、マスカルポーネ湖の底にいた。自分が動けると気付くまで、湖の底に長く横たわって過ごした。
ゴル神が世界を見たとき、世界には既に多くの生命があった。ゴル神は自分もそれを真似てみたくなり、マーレ人を造った。マーレ人は湖でのんびりと暮らしたので、ゴル神はとても嬉しかった。次にカリアータ人を造った。カリアータ人はマーレ人よりもよく増えるように造られ、カリアータ人は野山に増えたので、ゴル神はとても嬉しかった。
(ゴル教典より)
ゴル神が世界を見たとき、世界には既に多くの生命があった。ゴル神は自分もそれを真似てみたくなり、マーレ人を造った。マーレ人は湖でのんびりと暮らしたので、ゴル神はとても嬉しかった。次にカリアータ人を造った。カリアータ人はマーレ人よりもよく増えるように造られ、カリアータ人は野山に増えたので、ゴル神はとても嬉しかった。
(ゴル教典より)
現在のマーレ人とカリアータ人はゴル神によって創造された者たちの子孫であり、ゴル神の手からは離れているとゴル神自身によって明言されているが、現在も彼らは神との繋がりを感じ篤く信仰している。ゴル神はマーレ人とカリアータ人がそれぞれ自分で考え、自分の進むべき道を決定してほしいとして、それを見守る立場に留まって直接の干渉は控えている。
カリアータ人の魔術とゴル神
カリアータ人は魔法を理解して魔術を行使する際、その力の源泉をゴル神に求める。
ゴル神との繋がりが強いほど一度に多くの力を引き出して術者の持つ源素を底上げすことができる。カリアータ人の「魔力の強さ」とは、本人が内包する源素量とゴル神との繋がりの強さで決定される。源素量が多くゴル神との繋がりも強い者もいれば、源素量は多いが繋がりの弱い者、源素量は少ないが繋がりの強い者もいる。また、稀に源素量が少なく繋がりも弱い者があるが、魔術の行使は魔法学の理解と源素の運用であることは変わらないため、緻密な運用によって絶大な作用をもたらす魔術を行使することは不可能ではない。「魔術に長ける」とは魔法学を深く理解して源素を効果的に運用できることを指し、神官は「魔術に長けている」が、誰もが「魔力が強い」とは限らない。
ゴル神との繋がりが強いほど一度に多くの力を引き出して術者の持つ源素を底上げすことができる。カリアータ人の「魔力の強さ」とは、本人が内包する源素量とゴル神との繋がりの強さで決定される。源素量が多くゴル神との繋がりも強い者もいれば、源素量は多いが繋がりの弱い者、源素量は少ないが繋がりの強い者もいる。また、稀に源素量が少なく繋がりも弱い者があるが、魔術の行使は魔法学の理解と源素の運用であることは変わらないため、緻密な運用によって絶大な作用をもたらす魔術を行使することは不可能ではない。「魔術に長ける」とは魔法学を深く理解して源素を効果的に運用できることを指し、神官は「魔術に長けている」が、誰もが「魔力が強い」とは限らない。
魔法、魔術、元素については特殊な能力や動力についてを参照
巫女もゴル神との繋がりは非常に強いが、やはり源素量が多いとも魔術に長けるとも限らない。
ゴルの魔法と魔術
魔法
ゴルの魔法は「光」と「闇」の二大元素、および「火」「水」「風」「土」の四大元素を合わせて大きく8分類された魔法元素の体系に則ってる。
対象の生命力に働きかける治癒魔法は無属性魔法となる。
ゴルでは医療も魔法学の分野のひとつとして扱われる。魔法医学と呼ばれ、人体の構造や仕組みと治癒魔法の理解を基礎としている。
対象の生命力に働きかける治癒魔法は無属性魔法となる。
ゴルでは医療も魔法学の分野のひとつとして扱われる。魔法医学と呼ばれ、人体の構造や仕組みと治癒魔法の理解を基礎としている。
魔術
魔術の発動は詠唱と魔法陣が主流となっている。
魔法陣の多くは魔術書と呼ばれる本に特殊な技法で魔法陣が描き込まれており、その陣に魔力を込めて触れることで発動する。たいていの魔術書は最初に送り込まれた魔力を記憶するため、それ以外の者が魔力を込めても発動しないようになっている。陣への触れ方は手のひらを置くように触れる、指先で描画をなぞるように触れるなど、各々が魔力を込めやすいように試行錯誤するものである。
魔法陣の多くは魔術書と呼ばれる本に特殊な技法で魔法陣が描き込まれており、その陣に魔力を込めて触れることで発動する。たいていの魔術書は最初に送り込まれた魔力を記憶するため、それ以外の者が魔力を込めても発動しないようになっている。陣への触れ方は手のひらを置くように触れる、指先で描画をなぞるように触れるなど、各々が魔力を込めやすいように試行錯誤するものである。
魔術は四大元素の運用に物理的なエネルギーや物理法を組み合わせて発動させるものもあり、たとえば水属性の魔術を海上で発動することで魔術に海水を巻き込み威力を増す、水の魔法元素を激しくぶつけ合うことで雷雲のような状態を作り出して雷を発生させるなどする。また、マーレ人との会話に用いられる魔術も空気の振動である音を風属性の魔術によって振動を調整し、物理的に作用させている。
物理的なエネルギーを巻き込むことで気象や自然現象にまで作用する魔術を行使することも理論上は可能である。火の魔法元素の運用による熱で上昇気流を起こして雲を発生させ雨を降らせる、土の魔法元素を地盤に作用させて地震を起こすなどの大規模な魔術についてはゴルでは長年研究されている。しかし、このような大規模な魔術を行使するには一人の魔力では足りず、複数人が同一の魔術を行使するには繊細な技術が求められるため発動は難しい。何より、人がいたずらに自然界に影響を及ぼすのはいかがなものかとゴル神が憂いているためこれらは禁術とされている。
魔法具
ネウトルムを核に設計され、予め設定された働きをする道具を魔法具という。
魔法元素との相性が良いネウトルムと呼ばれる水晶は魔術の触媒としても用いられる。先述した雷を発生させる魔術で帯電させるのは多くの場合このネウトルムである。ネウトルムは杖や武器にあしらわれ、元素を集中させる核とされる。このような武具は術者の元素の集中に用いられるものであり、魔法具とは呼ばない。
魔法元素との相性が良いネウトルムと呼ばれる水晶は魔術の触媒としても用いられる。先述した雷を発生させる魔術で帯電させるのは多くの場合このネウトルムである。ネウトルムは杖や武器にあしらわれ、元素を集中させる核とされる。このような武具は術者の元素の集中に用いられるものであり、魔法具とは呼ばない。
通信器: ネウトルムを納めた小箱、通信器に予め通信先を記憶させる必要がある
箱に向かって魔力を込めて相手の名前を呼ぶことが詠唱に相当し、発動する
音声変換器: 50センチほどの筒状の道具、筒を通して話す
カリアータ人とマーレ人の対話に用いられる
蓄音器: 魔力を込めた状態で聞かせた音を記録し、予め設定した言葉を詠唱することで再生する
録音内容の消去時はネウトルムを取り出して岩塩の上に置き天日干しする
記録器: 魔力を込めた状態で鏡に映したものを記録するカメラと映写機を兼ねたような道具
あらかじめ設定された言葉で記録したものを壁などに投射する
大型で起動に必要な魔力も多い、記録消去は蓄音機と同じだが鏡も干すと尚良い
焦写器: 記録器から取り出したネウトルムの情報を紙に焼きつける
紙の表面を焦がすため火属性の魔力を込める必要がある
箱に向かって魔力を込めて相手の名前を呼ぶことが詠唱に相当し、発動する
音声変換器: 50センチほどの筒状の道具、筒を通して話す
カリアータ人とマーレ人の対話に用いられる
蓄音器: 魔力を込めた状態で聞かせた音を記録し、予め設定した言葉を詠唱することで再生する
録音内容の消去時はネウトルムを取り出して岩塩の上に置き天日干しする
記録器: 魔力を込めた状態で鏡に映したものを記録するカメラと映写機を兼ねたような道具
あらかじめ設定された言葉で記録したものを壁などに投射する
大型で起動に必要な魔力も多い、記録消去は蓄音機と同じだが鏡も干すと尚良い
焦写器: 記録器から取り出したネウトルムの情報を紙に焼きつける
紙の表面を焦がすため火属性の魔力を込める必要がある
この他にも様々な魔法具が存在する。
魔法具を制作する職人は魔法技師と呼ばれ、初心者向けの魔術書も手掛けることが多い。熟練者は自らの手で魔法陣を描き込み魔術書を作るが、専用のインクだけは技師から購入する必要がある。インクの製法は職人によって様々であり、秘伝とされる。
魔法具を制作する職人は魔法技師と呼ばれ、初心者向けの魔術書も手掛けることが多い。熟練者は自らの手で魔法陣を描き込み魔術書を作るが、専用のインクだけは技師から購入する必要がある。インクの製法は職人によって様々であり、秘伝とされる。
近年では魔法具の核にフレイア王国の魔石を用いてより簡易的に起動できる魔法具の開発が提唱されている。
文化
生活文化
服装や建築様式に地域による差は殆ど見られない。
石畳、煉瓦など、いわゆる石造りの街並みが全国に共通している。
(*トスカーナの古都、特にシエーナの雰囲気)
石畳、煉瓦など、いわゆる石造りの街並みが全国に共通している。
(*トスカーナの古都、特にシエーナの雰囲気)
食文化
小麦を主食としており、オリーブオイルやハーブで味をつけられた平焼きのパン(フォカッチャ)やピアッタという平たい麺に加工される。
北部では米の栽培も行われているため、野菜と牛乳とチーズで煮た粥(リゾット)や、チーズに野菜やハムを合わせた詰めものをしたライスコロッケ(アランチーニ)もよく食される。
北部では米の栽培も行われているため、野菜と牛乳とチーズで煮た粥(リゾット)や、チーズに野菜やハムを合わせた詰めものをしたライスコロッケ(アランチーニ)もよく食される。
牛乳やチーズを好み、サンドイッチには必ずと言っていいほどチーズが入っている。
麺に絡めるソースも殆どがチーズを使用したもので、チーズソースに更にチーズがトッピングされていることも多い。麺が平たいのはチーズがよく絡むようにである。ゴルの料理はチーズがないと作れなとさえ言われる。
麺に絡めるソースも殆どがチーズを使用したもので、チーズソースに更にチーズがトッピングされていることも多い。麺が平たいのはチーズがよく絡むようにである。ゴルの料理はチーズがないと作れなとさえ言われる。
魚介類よりも肉の消費が多い。牛、水牛、羊、山羊は乳を取ってチーズやバターにも加工するため、多く飼育されている。
家禽では鶏、七面鳥、うずらなど。
チーズと肉ばかり食べている印象が強いが、野菜や豆も多く食べられている、特にナスとひよこ豆は国民的な人気を誇る。野菜と豆のスープ、豆のサラダ、野菜とチーズのサラダなど、素材の持つ香りを生かして味つけ自体は非常にシンプルなものが多い。
家禽では鶏、七面鳥、うずらなど。
チーズと肉ばかり食べている印象が強いが、野菜や豆も多く食べられている、特にナスとひよこ豆は国民的な人気を誇る。野菜と豆のスープ、豆のサラダ、野菜とチーズのサラダなど、素材の持つ香りを生かして味つけ自体は非常にシンプルなものが多い。
デザートや菓子はクリームや果物、ドライフルーツを多用する。味つけはやはりシンプルなものが多い。
近年ではグラナパダーノに魔物食が伝わり、砂漠に棲む魔物が食材として注目されている。
たいやき
中津国発祥のたいやきはゴルでも人気の焼き菓子で、中にはクリームチーズが詰められている。甘みの強いもの、ブランデーを効かせたもの、地域の名産チーズを詰めた甘くないスナック感覚のものもある。
音楽
のびやかに歌われる独唱、合唱曲が多い。
上流階級のための洗練された音楽よりも、庶民や労働者たちが口ずさむための歌が中心となって発展した。いわゆる舟唄(バルカローレ)で、概ね6/8、9/8といった複合拍子をとり、低音部で比較的単純なリズムが繰り返されて波間をたゆたうような印象を与え、その上にメロディーが歌われる。
上流階級のための洗練された音楽よりも、庶民や労働者たちが口ずさむための歌が中心となって発展した。いわゆる舟唄(バルカローレ)で、概ね6/8、9/8といった複合拍子をとり、低音部で比較的単純なリズムが繰り返されて波間をたゆたうような印象を与え、その上にメロディーが歌われる。
教育機関
義務教育
義務教育は満7歳の秋からの8年間とされる。
義務教育課程の授業料、教材費は全て無償となっている。統一された学期制はなく、地域ごとに植え付けや収穫の時期を休みとしている。
義務教育課程の授業料、教材費は全て無償となっている。統一された学期制はなく、地域ごとに植え付けや収穫の時期を休みとしている。
初等教育: 5年制(7歳~12歳)
読み書きと算術、魔法学の基礎を学ぶ
地域ごとの教会に通い、その教区を担当する教務神官が教師となる
初級魔術院: 3年制(13歳~15歳)
魔法学と魔術学(詠唱、魔法陣の描画ともに必修)を学ぶ
地域ごとに通う学校は決まっており、家が遠い者には寄宿舎が用意される
読み書きと算術、魔法学の基礎を学ぶ
地域ごとの教会に通い、その教区を担当する教務神官が教師となる
初級魔術院: 3年制(13歳~15歳)
魔法学と魔術学(詠唱、魔法陣の描画ともに必修)を学ぶ
地域ごとに通う学校は決まっており、家が遠い者には寄宿舎が用意される
高等教育
義務教育課程を修了した者は上級教育機関に進学することができる。入学、進級試験があり、授業料は有料となる。
魔法技師は徒弟制度を採用しているが、中級魔術院卒業程度の魔法学と魔術学を修めていることが望ましいとされる。
魔法技師は徒弟制度を採用しているが、中級魔術院卒業程度の魔法学と魔術学を修めていることが望ましいとされる。
中級魔術院: 3年制(16歳~18歳)
魔法学と魔術学、魔術の応用に必要な物理学、気象学、地学などを学ぶ
学区の制限はなく、全寮制
呪歌や魔法陣演舞についても選択履修することができる
魔法学と魔術学、魔術の応用に必要な物理学、気象学、地学などを学ぶ
学区の制限はなく、全寮制
呪歌や魔法陣演舞についても選択履修することができる
高等魔術院: 5~7年制(19歳~)※研究の内容や本人の希望による
より高度な魔法学と魔術学、魔法医学、それらの応用を学び研究する
寄宿舎もあるが自宅から通っても下宿するなどしてもよい
神官や教師の資格要件には高等魔術院卒業が含まれる
より高度な魔法学と魔術学、魔法医学、それらの応用を学び研究する
寄宿舎もあるが自宅から通っても下宿するなどしてもよい
神官や教師の資格要件には高等魔術院卒業が含まれる
軍務魔術院: 5年制(19歳~)
士官学校に相当する
高度な魔法学と魔術学、それらの応用、武術を学ぶ
卒業後は少尉として任官
士官学校に相当する
高度な魔法学と魔術学、それらの応用、武術を学ぶ
卒業後は少尉として任官
※ 兵卒としては高等魔術院卒業後に魔術兵団入隊試験を受けることができる
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