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カリフィア国

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kenja

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カリフィア国(Califia)

アメリカゴールドラッシュ時代のウェスタンな雰囲気を持つ、
ガンマンのガンマンによるガンマンのための国。
文明レベルは19世紀後期~20世紀初期あたりで、ファンタジー要素はほぼ皆無。


主要都市

セイントリア

カリフィア国の中心部にある首都。 政治の中心となる議事堂、経済の中心となる大規模な工場地帯がある。

トログタライト

鉱業の中心地。鉄・銀などの多くの鉱山があり、主に鉱山労働者によって形成された街。

ツームストーンズ

砂漠の街。畜産業と石油の中心地。ギャングも多く、殺伐とした雰囲気。

フィッシャーマンズワーフ

海岸に面した漁業の街。カリフィア国の海の玄関口。


國の統治機構や政治など

概要

アルメイア大陸の西岸沖に、大きな島が浮かんでいると伝承があった。
その幻島を治める女王カリフィアの名前を由来とした国。
P.D.紀元前39年頃、東のリバルタ地方に住む白人達が金・銀を求めてカリフィア地方に入植。
その中には、当時リバルタ地方を統治していたエントシア帝国の圧政から逃れる為に来た者達もいた。
白人達は最初、金銀財宝を得る為に無秩序に鉱山を採掘し、自然を愛するカリフィア原住民との諍いが起こった。
しかし、お互いに採掘に関しての約束などを決めていくうちに、いっそのこと国としてまとめてしまおうという風潮が起きる。
そして遂に、白人と原住民は共に力を合わせてカリフィア国を建国。

首都はセイントリア。
他にトログタライト、フィッシャーマンズワーフ、ツームストーンズなどの市がある。


統治

大統領
国を治める代表。政治、軍事の全決定権を持つ。
大統領選に立候補できるのは現役の市長か大統領経験者のみで、全国民によって選挙で選ばれる。
任期は2年。
市長
国を形成する4つの市をそれぞれ治める。
立候補できるのは現役の保安官のみで、各市民によって選挙で選ばれる。
任期は2年。
保安官
市を形成する町や村を治める。
各町・村の住民の中から選挙で選ばれ、任期は2年。

下記の治安や軍事のことなどもあり、大統領、市長、保安官になるには、銃の技術が高く、決断力に優れ、人望があるガンマンでないと務まらない。
女性がなることも可能。
自治体
首都セイントリアには議事堂、各市には市庁舎、各町・村には保安官事務所が置かれ、それぞれに大統領、市長、保安官が駐在している。
ガンスリンガー
議事堂、市庁舎、保安官事務所などの各自治体に勤める公務員の総称。知勇兼備のガンマンであることが資格条件だが、例外もある。

その他詳しい統治体制についてはセイントリア議事堂の項目参照。

産業・交易

  • 産業は農務省が、交易は外務省が管理。
鉱業、漁業、畜産業が盛んである。
農業は各地で行われ、鉱業はトログタライト、漁業はフィッシャーマンズワーフ、畜産業・石油はツームストーンズが担っている。
産物の殆どはセイントリアの大規模な工場地帯に集められ、加工される。
交易は他国と盛んに行っており、特に野菜は他国からの輸入に頼っている。
主な輸出品は小麦、大麦、蒸留酒、魚介類、肉類、革製品、羊毛、宝石、鉱物、銃火器、綿織物。
フィッシャーマンズワーフの港で輸出入の作業が全て行われる為、船での交易のみとなっている。
魔法やテクノロジーとは無縁の国ではあるが、トログタライトの鉱山から不思議な力を持った石が採れる。
カリフィアには技術が無いため、それらは加工もされず、他国に高値で輸出している。

交通・インフラ・通信

  • 総務省が管理。
交通
鉄道が多く敷かれており、長距離の人・物の移動には旅客列車・貨物列車などの蒸気機関車が利用される。
短距離の移動では、ガソリン自動車(実在のフォード・モデルTに似たもの)、馬(幌馬車など)が主流。
電気
主に風力発電をしており。各市に電気局が設けられている。
生活レベルでは、照明器具、冷蔵庫、オーブンなどが使用可能(ただし旧型)
水道
雨水はもちろん、川の水を汲み上げで浄水にしている。
各市に水道局が設けられている。
通信
各市ごとに電話交換局が設けられ、主に市庁舎・保安官事務所・各公共施設・通信会社などに電話が配置されている。
また、各町・村単位に公衆電話があり、一般市民は主にそちらを使用する。
個人宅にも電話は引けるが費用が高いため、裕福な家でないと不可。
国の行政をつかさどる議事堂と各市の市庁舎の間には特別なホットラインが設けられている。
郵便
ホース・エクスプレス社が一手に担っており、各市に支社が置かれている。
また、多くのショットガン・メッセンジャー(配達員兼ガードマン)を雇用している。
新聞
カリフィア最大の新聞社フロンティア・スピリットの他に、各地にローカルな新聞社がいくつもある。

軍事

  • 軍務省が管理。
国に軍隊は無いが、国民のガンマン全員が兵士となる。
有事の際は軍務省が司令部となり、軍務省の最高責任者の軍務尚書が最高司令官である大統領の参謀を務める。
ガンマン達は軍務省より指令を受けた市長・保安官の指揮に従う。
銃の種類
ハンドガンはシングルアクションのリボルバー。
ライフルはボルトアクション式(例:スプリングフィールド)。
ショットガンはレバー式かリボルバー式。
これらがガンマンに使用されている。
また各自治体には保安用に、大砲やガトリング砲、ダイナマイトなどが保管されている。

その他アメリカゴールドラッシュ時の銃の詳細についてはこちらを参照。
銃の規制に関しては『法律』にて。

教育

  • 学芸省が管理。
7歳~12歳
町・村の教会で牧師(またはシスター)が勉強を教えており、近くに住む子供は基本そこに通うこととなる。
13~15歳
図書館が町・村単位で置かれており、教会での勉強を終えた子供は図書館で独自で勉強するようになる。各図書館には子供の勉強を補佐する司書が居る。
16歳~19歳
各市に大学が1〜3つあり、16歳を過ぎると大学に通える。大学に設けられている学部は大学によって異なるが、その市の産業に関した学部が多い。4年生。

識字率は意外にも高く、80%は超えている。
学芸省とカリフィア教が相談し、どの教会にどの牧師を派遣するか決めている。
牧師からの派遣先の希望も募っており、出身地の教会などには優先的に派遣される。

外交

  • 外務省が管理。
基本的には平和的な外交政策を執っており、他国からの移住者も歓迎している。
輸出入も盛んで、異文化を少しずつではあるが取り入れつつある。
しかしながら、ツームストーンズやトログタライトでの外国人(他種族)の奴隷化については諸外国から批判の的となっており、政府も対応に追われている。
また下記のギャングによるリバルタやイェスラへの介入を摘発しようとしているが根が深く、思うように進んでいない。
他国からの攻撃を受けた場合、国民の85%(ガンマン)が迎撃する為、質より量の戦略となる。
リバルタ
セイントリアやツームストーンズを拠点にするギャングがリバルタで精製される麻薬を買い付けている。
また、ギャングがイェスラのテロ組織に武器を密輸する際、リバルタのカルテルがその仲介をしている。
イェスラ
富裕層の中ではイェスラ産のナツメヤシ酒や水タバコを嗜むことが流行しており、盛んに輸入している。
それに乗じ、ギャングがリバルタを介してイェスラのテロ組織に武器の密輸を行っている。

食文化

主食はパンやパスタ。自国で採れた肉のステーキを多く食べる。
朝食はカリカリに焼いたベーコンやウィンナーに卵料理とパンとミルクが定番
外でもお手軽に食べられるハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグも好まれる。
また、蒸留酒の製造も盛んな為、ウィスキーやウォッカを飲む。
フィッシャーマンズワーフではエビの踊り食い(タルタルソースを添えて)が地元民にも観光客にも大人気。
全体的に野菜不足に陥る←
タイヤキックス
中津国から渡ってきた食べ物。
カリフィアの独自のアレンジがされており、外見はサーモン、中身を程よく甘いチョコレート。
ウィスキーに付けて食べたりもする。


気候

国内の主な地域は砂漠気候に属する。
年間を通して温暖で、夏は日中40°Cを超える気温となり、非常に暑いが乾燥しているため過ごしやすい。
冬は日中20°Cを超える気温となり、朝晩でも4°C以下に下がることはほとんど無いが、ごく稀に雪が降ることもある。
しかし海に面したフィッシャーマンズワーフ、山岳地帯で緑も比較的多いトログタライトはその限りではない。


暦や単位など

暦・時間

暦はC.A.
白人(現在のカリフィア人)がリバルタの方面から入植して来た年を元年としている。
(C.A.元年はP.D.紀元前39年)
現在はC.A.295年。
日時は現代と同じ。

祝祭日など

建国を祝う建国記念日、普段の労働を労う労働記念日、カリフィア女王の生誕日とされる女王祭などがある。

単位

通貨はGR
距離などはマイル、重さはグラム。

在住種族

カリフィア人と原住民は険悪な間柄ではなく、共にカリフィア国を建国した。
お互いの主事主張を認め、意図的に干渉しないように距離をとっている(生活スタイルが全く異なるため)
服装はアメリカの19世紀後期~20世紀頃を元にしている。

カリフィア人

白人系:英語圏人名
人口の大半を占める。
比較的陽気な性格で、物事をはっきりさせる傾向。
また、会話はジョークを入れたりウィットに富んでいる。
はるか昔、リバルタの方面から入植して来た白人が祖先だとか。
主に男性はフロックコート、女性はバッスルスタイルが基本(貧富や職業によって違いもある)
ガンマンやギャングの場合はカウボーイスタイル。

カリフィア原住民

モンゴロイド系:英語圏人名
国の由来となっている幻島の末裔を主張する種族。
国の中心地には住まず、主に砂漠の中を転々と移動しながら暮らしている。
下記のカリフィア教を厚く信仰しており、血縁・義理・人情を重んじる。
厳格な言葉遣いではあるが、決して排他的ではなくむしろ友好的
いくつもの部族が存在し、族長が各部族を治めている。
原住民の暮らしも、街に一切接触せずに狩りや農耕をして自然の中で暮らす部族、狩りで得たものを街で取引して生計を立てる部族、農場経営者などと取引して農場敷地内で暮らす代わりにギャングから農場を護る部族、と様々である。
また、原住民やその子孫が街中で暮らすこともある。
銃などは殆ど使わず、弓やクロスボウ、ナイフなどを使用する。
インディアン風の民族衣装を着用する。
命名規則
苗字というのは存在せず、レッド・エルク(赤い鹿)の様に形容詞+名詞の名前が多い。

その他外国人

他国から来た種族。
人種差別が余りないセイントリアやフィッシャーマンズワーフに主に暮らしている。
しかし、ツームストーンズやトログタライトなどの排他的地域では忌み嫌われ、奴隷の対象ともなる。


治安

セイントリア、フィッシャーマンズワーフは比較的治安は良く、人種差別もほぼない。
トログタライト、ツームストーンズに関してはその逆。
特にツームストーンズには多くのギャング団がおり、ギャング団による外国人(他種族)の奴隷化が問題となっている。
亜人などはサーカス小屋などに売り飛ばされたり、魔法などが使える者は、犯罪に利用されたりする。

法律

  • 司法省が管理。
カリフィア憲章という法律が国で定められているが、各市によって独自の条例も作られている。
条例を制定・変更する場合は、司法省の許可が必要。
司法に関しては、各市に裁判所が設けてあり、陪審員制度が執られている。
弁護士は市選弁護士がいるだけである。
カリフィア国では銃による決闘は喧嘩両成敗であり、発覚すればすぐさま保安官に逮捕される。
決闘の結果、傷害だけで済めば互いに禁固刑のみとなるが、決闘でどちらかが死んだ場合、殺した側は即銃殺刑となる。
決闘以外の殺人・傷害に関しては保安官やガンスリンガーによる調査が行われ、その調査をもとに裁判が開かれる。
襲撃を受けた際の正当防衛か、過剰防衛かの判断は、現場調査と検死により判断される
主な判断材料は、遺体または現場に残った弾丸と発砲した人間の銃の口径が一致するか、発砲した弾数、撃った箇所、双方の人間関係(怨恨の線があるかどうか)などである。

賞金稼ぎ行為は対ギャング(ガンマンの登録してない者)に対してのみ認められている。
また、対ギャングであれば傷害も殺人も減刑対象となるが、余りにも自分勝手な行為(彼女をギャングに寝取られたから殺したなど)の場合は対象外。


銃規制
銃を所持するガンマンは、住んでいる町・村の保安官事務所に登録することを義務付けられている。
登録できるのは男女問わず18歳からで、その為には、保安官による一週間の研修を受ける必要がある。
銃を所持しているのにガンマンとして保安官事務所に登録されていない場合は下記のギャングと判断され、逮捕の対象となる。
また2年に一度、保安官事務所で適性試験を受ける必要があり、落第したものはガンマンの資格を剥奪される。
(これは主に高齢者対策である)
牧師もガンマンに登録すれば銃を所持できる。
カリフィア原住民も銃を扱うのであればガンマン登録は必要。
ただ移住民族なので、保安官事務所ではなく、部族が拠点としている市の市庁舎に登録する必要がある。
カリフィア国内での外国人による銃の所持・使用は禁止されており、発覚すればすぐに罰金・国外追放となる。

犯罪を取り締まる機構

事件・事故・災害などの際、保安官の指揮の下、ガンスリンガー達が対応する。
大がかりな案件に関しては、市長が陣頭指揮を執ることもある。
また、事件性のある死体に関しては葬儀屋が検死も兼ねる。

犯罪組織

各市で複数のギャング団が抗争を繰り広げているが、特にツームストーンズでは数多くのギャング団の存在が確認されている。
ギャング団は、自治体にガンマンの登録をしていない、殺人・強盗・窃盗などを常習とする犯罪者やギャンブラーの集団のことを指す。
主に、銀行、酒場、劇場、などを襲撃したり、賭博場を開いたりし活動資金得る。

宗教

カリフィア教



概要
国の由来にもなった、伝承の女王カリフィアを信仰する国家の宗教。
元々、原住民が心の拠り所としてシンボルを拝むだけの、形式に捉われないものだった。
そこに入植してきたカリフィア人の祖先(白人)達も信仰に加わり、原住民から聞いた女王や幻島の話を本(聖書)にし、信仰しやすいように教会を作った。
それ故、そこまで厳粛でもなく、日曜日の朝に教会で行われる礼拝に参加する程度で良い、と言うゆるい宗教となった。
(例えるならキリスト教で言うとプロテスタントに近い)
カリフィア女王
幻島を治めていた女王でアマゾネス。武勇・智勇に秀でたカリスマ的存在。
幻島には女のアマゾネスしかおらず、子孫を残す為に大陸に船で行き男を攫ってきていた。
攫われた男は丁重に扱われていたが幻島では男の寿命は短かく、アマゾネス達は何度も船で海を渡った。
教会
町や村ごとに小さな教会があり、首都のセイントリアにだけ大聖堂が建てられている。
牧師が近隣の子供たちに勉強を教えている為、月に一回教会に寄付する金額が、暗黙の了解で教会ごとに決まっている。
しかし、その金額が余りにも大きい場合、学芸省から注意が入り、下手をすれば逮捕の対象となる。
地域によっては教会に複数の牧師がいるところもある。
制度
牧師には階級制度がなく唯一、首都セイントリアの大聖堂を任された者が大司教と呼ばれる。
女性の牧師もおり、女性が大司教になることも可能。
シンボル
国旗にもなっているカリフィアのシンボルは、牧師が着けるネックレスになっていたり、カリフィア教の聖書の表紙に描かれていたりする。
結婚
一夫一妻制。同性婚も可能。また牧師の結婚も可。
お題目
「女王様のご加護を」
祈り方
右手を握り、それを顔の前に持ってくる。
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