Cataclysm:DDAにはいくつか派生バリアントが存在する
ここのwikiでは攻略含め全て取り扱うのは不可能だが、他に情報をまとめるサイトもないのでここで紹介
バリアントの独自要素は翻訳が遅れ気味な為、Capture2Text(詳しくは各自Capture2Textで検索してください)等の翻訳
ツールがあると楽かもしれない。
※執筆した筆者は紹介したバリアント全てどんなゲームなのか確認した程度&聞いた情報程度でしかない。間違ってたら修正求む
開発者がDDAと考え方が違った結果派生したバリアント。
0.Eをべ-スに開発していて、変な要素に拘る狂人が偶にいるCDDAと違って、こちらは開発者全員がゲームを作ってるという印象が強い。良くも悪くもあまりCDDAの要素を取り込んでおらず。要素の量こそ控えめではあるが、人を選びそうなとんでもない要素はない
派生した経緯を考えるとmod開発者にも優しい開発方針のはずだが、プレイしてる日本人ユーザーが少なく、少なくともBN対応してるmodを作ってる日本人を筆者は見たことなし
開発基盤/目標
2024年3月のCDDA開発版から派生。TLGの主な目的は、CDDAの奥深さとリアリティへの敬意を保ちながら、クラシックなCataclysmのストーリーと要素を復元・拡張することにあります。
難易度/サバイバル
- 「よりハードコアなサバイバルシム」になるよう難易度を大幅に引き上げています。
- デフォルトで彷徨うゾンビが有効です。
- 食料や資源の不足が深刻化(CDDAで薄れた「快適な終末」感を排除)。
- 「リアルさとマイクロマネジメント」を重視(例:DDAで廃止されたポケットシステムを維持、疲労(Weariness)や日々の活動量による影響を詳細化)。
世界観の変更
- クラシックなCataclysmの「黒いヘリコプターと裏庭のSF」のロアに再接続し、陰謀、腐敗、暴走した科学といったテーマを拡張。
- エグゾディ(Exodii)の削除
- CBM(サイバネティック・バイオウェア)がエグゾディとの交流にロックされるDDAの仕様を撤廃し、CBMを再びマップ上で見つけられるようにしています。
- ポータル嵐の削除。
システム/ゲームバランス
- 戦闘バランスの調整:敵を掴んで投げ飛ばすアクションを追加。
- 銃の仕様変更など、戦闘、略奪、採集などのメカニクスを大幅に再調整し、初期のゲーム体験の難しさを復活させた。
- パワーアーマーとスターリング発電機を完全に削除(極端なリアリズムの追求)。
プレイヤー体験
- 「キャラクターの成長」と「没入型ライフシム要素」に重点を置いています。
- スキル成長の機会を増やした上で、難易度を引き上げています。
- Steamでのリリース(2025年7月11日)により、Steamの実績やワークショップModサポートなどが将来的に追加される可能性が示唆されています。
技術的側面
- imguiの廃止などの動作改善。
- ほぼ毎日のように更新がなされています。
- Steam版はいつでもセーブ可能、難易度調整可能、日本語を含む多言語対応。
Modサポート/開発体制
- 開発者はWorm Girl氏一人であり、その統一されたビジョンにより、より良いバランスと一貫性が実現されています。
- Modの数はDDAよりも非常に限定的である(人的資源の問題も含む)。
- 「開発者の意向に沿わない仕様をModsに追加した場合、Eocの削除を匂わす」という点は、開発者(Worm Girl)の「非常に厳選された体験」を提供したいという強い意思の表れであり、Modの自由度を制限する明確な方針でもあります。コミュニティで懸念の声がある一方で、開発の一貫性を高める要因ともなっています。
Bright Nights (BN) との明確な対比
TLGは、しばしば比較されるBright Nightsとは、以下の点で明確に異なります。
要素 |
Cataclysm: The Last Generation (TLG) |
Bright Nights (BN) |
主な違い |
ハードコアなサバイバルシム、より深いリアリズム、クラシックSF Lore。 |
ゲームプレイの楽しさ、簡略化されたメカニクス、カジュアルなSF要素。 |
リアリズム度 |
DDAよりもさらに極端なリアリズムとマイクロマネジメントを追求。 |
リアリティを重視しすぎたDDAのシステム(ビタミン、詳細な胃のメカニクス、体重など)を削除・簡略化。 |
難易度 |
高難易度。食料・資源不足や疲労システムなど、サバイバルの難しさを意図的に増加。 |
難易度はDDAより緩やかで、UIの簡略化により学習しやすい。 |
CBM |
エグゾディの削除により、CBMを再びマップ上で見つけられるように変更。 |
CBMなどのSF要素を維持しつつ、ゲームプレイに焦点を当てたバランス。 |
公式ディスコード参加と諸注意
参加・質問時の注意点(重要)
CTLGの開発は、開発者 Worm Girl 氏の一貫したビジョンに基づいて進められています。そのため、ゲームの方向性や Mod の採用方針について、DDA本体とは異なる明確なルールが存在します。
コミュニティで質問や提案を行う際は、以下の点に特に注意してください。
- 事前調査の徹底: 質問をする前に、必ずディスコード内の過去のやり取りや Reddit、TLG Wiki で事前に情報収集を行ってください。
開発方針に反する提案の回避: TLGの目指す「ハードコアなサバイバルシム」や「クラシックなSF要素」という方針から逸脱するような要望(例:過度な難易度緩和や、削除された機能の復活の要求など)は、開発者の意向に反するとして厳しく対処される可能性があります。
BANのリスク: 開発者の気に障る質問や、既に議論されたトピックの蒸し返し、開発者の意図を軽視するような態度は、一発退場(BAN)となるケースがあるため、発言内容には細心の注意を払ってください。
TLGは開発者のビジョンが明確に反映されたバリアントであり、その世界観とルールを尊重することが、円滑なコミュニティ交流の前提となります。
概要と開発背景
Cataclysm: Dark Days Ahead (CDDA)から派生したバリアントの一つで、2022年9月頃に登場しました。
EODは、プレイヤーのフィードバックに基づいて、「リアルさとゲームプレイ重視の要素」を両立させることを主眼に開発されました。
CDDA本体の要素を基本的に全て取り込んでいるため、要素不足になることはありません。
主な特徴と追加要素
EODの最大の特徴は、プレイヤーがゲームの難易度やリアリズムの度合いを細かく調整できるように、多数のオプションや調整項目が追加された点です。
疲労度の悪影響やスタミナ最大値など、ゲームの根幹に関わる要素をオプションで調整可能です。
全体的にゲームバランスの再調整が施されています。
化学系アイテムが大幅に拡張され、無煙火薬や各種爆薬、医薬品などのレシピが追加・詳細化されています。
採掘Modが統合・拡張されています。
ガスの取り扱いが液体と同様になり、酸素タンクなどの充填が可能です。
パワーアーマーの仕様が変更され、インナーの着用制限が緩和されています。
車両の牽引、機能の改善や、ポータルストームを無効化するオプションModの追加などです。
Mod互換性と運用難易度
- 基本的な互換性 EODはCDDAの派生であるため、CDDA向けのModが動作する可能性はあります。しかし、EOD自体が多くのシステムに調整を加えているため、特にCDDAの最新の開発版向けModや本体のシステムに大きく介入するModでは、大量のエラーが発生すると報告があり、互換性は完全ではありません。
- 運用難易度 バリアント独自のエラーも発生する可能性があるため、Modを導入して安定運用する難易度は高いと推測されます。
開発状況
開発は2024年4月11日頃をもって停止している可能性が高いです。
GitHubのリポジトリのコミット履歴を見ても、最終更新が1年近く前(執筆時点)となっており、現在も開発は活発ではない状態です。
概要と開発背景
Cataclysm: Dark Days Aheadから派生したバリアントの一つです。
TISHは、CDDAの開発に携わっていた元開発者によって2023年4月頃に立ち上げられました。
開発の主な動機は、当時のCDDA本体の開発方針、特に「リアリズムの追求」が「プレイヤーの楽しみ」を損なっていると感じた点にあります。
このバリアントは、以下の3つの基本原則に基づいて開発が試みられました。
- プレイヤー中心主義:「ゲームはプレイヤーのために作られる」という信念に基づき、最終的な判断はプレイヤーの意見に委ねられるべきである。プレイヤーが「この機能はゲームを害している」と示した場合、それを軽減する変更を行う。
- 独裁の排除と対話: 合意形成を優先し、それが不可能な場合は多数決のルールを用いる。「議論こそが真実を生む」とし、正当な理由なくプルリクエストを拒否しない。
- リアリズムと面白さの両立:『リアリズム vs 楽しさ』という二項対立を否定し、『リアリズムと面白さの両立』を目指す。ただし、ゲームである以上、面白さが最優先されるべきであると。
主な特徴と初期の変更点
ゲーム難易度の緩和と利便性の向上
TISHの最も明確な変更点は、理不尽な難易度を緩和し、プレイヤー体験を改善する調整です。
分野 |
変更点 |
CDDAとの違い(意図) |
戦闘 |
空振りによる近接武器の損傷を廃止。 |
CDDAでは空振りでも武器が損傷することがありましたが、これを撤廃し、戦闘のストレスを軽減。 |
パーマデス |
キャラクターが死亡した際、メインメニューに戻るオプションを促すプロンプトを表示。 |
プレイヤーに即座の「永続的死(Permadeath)」を強制せず、設定を調整すれば再開できるように配慮。 |
車両戦闘 |
防衛ドローンやミゴ=スカウトなど、一部の敵が、車両を操縦するプレイヤーが見えなくても車両自体を攻撃するように修正。 |
車両が強力すぎるというCDDAの調整への回答として、戦闘的なバランスを調整。 |
インターフェースとオプションの透明化
CDDAでは設定ファイル(JSON)を直接編集する必要があった項目が、ゲーム内のオプションメニューに移動され、設定が容易になりました。
- スポーンレートの可視化: アイテムカテゴリごとの出現率設定を、ゲームオプションに配置。
- 天候設定の変更: 「永続的な天候(Eternal weather)」のオプション設定を、非表示のファイルからゲームオプションに移動。
- アイテム情報: アイテムを調べたときに、そのコンテンツの「どのMod由来か」を表示/非表示するオプションを追加。
- UIのカスタマイズ: 「探索済みのタイル」の色をJSON編集で変更できるようにする機能を追加。
- NPCの性別表示: NPCの性別を明確に表示するように変更。
モードの追加
- Generic Trash Modの統合: ほぼ使い道のない雑多なアイテムを、一般的な金属/木材/セラミックなどのジャンク品に変換するModを統合。無駄なアイテムを減らし、インベントリ整理を容易にしました。
開発状況
残念ながら、TISHの活動は短期間で停止しました。
- 開発停止:2023年10月25日頃を最後に、開発は停止状態にあります。
- 停止の背景:他の小規模な派生版と同様に、CDDA本体の爆発的な更新量に追随し続けること、およびプロジェクトを継続させるだけの開発者とプレイヤーの熱量を維持することが困難であったと推測されています。現時点では「開発はほぼ停止している」と見なされています。
開発基盤
元々はCDDAの0.E安定版ベースの独自ビルド版として開発されていました。
開発者
日本人開発バリアント。開発者のGitHubリポジトリ(roloa/Cataclysm-DDA_variant)上で管理されています。
日本語対応
日本語_variant という専用言語が同梱されており、新要素の翻訳が含まれています。オプションで言語設定を変更する必要があります。
成人向け要素(R-18)
成人向け要素(R-18)を含みます。具体的には、「愛玩用リトルメイドのクラフト」や、ショゴスのメイドさんに対するバリアント機能の適用など、メイド関連の要素が存在します。
よって未成年者は閲覧および使用に注意が必要です。
開発停止
既に更新は停止していますが、現時点(2025年10月08日)ではダウンロードが可能です。
他のバリアントへの影響
R18要素以外の一部の要素はBright Nights (BN) が本体もしくは同梱Modとして取り込んでいる、との情報があります。ただし、R18要素自体はBN本体には含まれていません。
その他の特徴
一部のバージョンでは、英語圏の協力者により英語対応版が作成・配布されていました。
最終更新:2025年10月08日 23:38