ユメペディア

76系電車

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
管理者のみ編集可
76系電車 (76けいでんしゃ)は、ちばドリームエクスプレス(以下、 cdx )の交流通勤形電車である。


概要

本系列はcdxの次世代型通勤車両「AC-Train」(エーシートレイン・ A dvanced C mmuterTrain )のひとつである。尚、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「AC@TRAIN」とは無関係である。
AC-Trainの中で、単行運転が前提でローカル仕様の直流電車が20系電車である。
AC-Train
通勤仕様 近郊仕様 ローカル仕様
直流 21系 22系 20系
交直流 61系5000番台 62系5000番台 -
交流 74系 75系 76系
  • 車体は日立製作所の「A-Train」をベースとし、他のAC-Trainと部品を極力共通化している。
  • 外装、内装、制御機器、走行機器、サービス機器など、全てに渡って見直し、意匠も一新する。
  • 意匠デザインはひまわりデザイン研究所が担当。

車種構成

車種は クモハ765形 (cMc)の1種類。設計上は電動車1両に対して付随車2両まで連結出来る構造となっている。
  • 基本編成
1両 クモハ765(cMc)

仕様

車体

車体は日立製作所の「A-Train」をベースとしている。材質はアルミ合金のダブルスキン構造、車体長20mクラス、車体幅2950mmのワイドボディである。
  • シンプルでなめらかな車体を活かすため、雨樋は車体に埋め込まれている。
  • 客用扉は片側に2カ所設置、全て両開き扉である。ドアエンジンは電動(リニアモータ)式。半自動(押しボタン)式に切り替えることも可能。
    • 車体中央部にも扉を増設するためのスペースが設けられているが、ブランクパネルで塞がれている。将来は片側3カ所とすることも可能。
  • 行き先・列車種別表示器はフルカラーLED式(IR200系電車は3色LED)で、号車番号も表示する。従来よりも大型化されているため、表示器の下に設置されている窓は、天地寸法が小さい。

前頭部

前頭部は貫通扉を中央に配置し、窓の他、腰部にガラスパネルを貼り付けている。
  • 窓とガラスパネルはRを大きくとることによって、柔らかで可愛らしい印象を持たせている。
  • 貫通扉を中央に設置し、併結時に通り抜け可能。貫通幌は下り方先頭車にあり、自動幌システムに対応している。
    • 幌の形状が異なるため、AC-Train・73系72系の各系列以外は幌が連結出来ない。
  • 表示器は大型フルカラーLED式(IR200系電車は3色LED)で、貫通扉上部に列車種別表示器、運転席側に行き先表示器を設置している。助士席側には7セグメントLED式の列車番号表示器を設置している。
  • 三角形のライトボックスを腰部のガラスパネルの内側に設置。ライトボックスには丸形HID灯・黄色プロジェクタ灯・LED式テールランプを配置しており、左右対称となっている。

走行機器

  • 制御方式はVVVFインバータ式(IGBT)で、日立製のものを採用。
  • 台車は軸梁式でダイレクドドライブモータ(DDM)に対応したCDX-DT74系で、枕ばねは空気式、軸ばねはコイルばねである。
  • ブレーキは電気指令式で、T車(付随車)は遅れ込め制御を行う。
  • 空気圧縮機(CP)はスクリュ式。
  • 補助電源装置はCVCFインバータ(SIV)方式。
  • モータはダイレクトドライブモータであるCDX-MT20形。
  • パンタグラフはシングルアーム式で、CDX-PS20形を交流電車向けに仕様変更したCDX-PS74形。

客室

基本的にA-Trainの標準のパーツを使用し、コストダウンを図っている。車体は完全モジュール構造である。
  • 窓はUVカットガラス(グリーン)を使用しており、扉間に3枚ずつ配置している。3枚配置された窓のうち1つが下方向に開閉可能。カーテンは設置していない。
    行き先・列車種別表示器が設置されている箇所の窓は、干渉を避けるため天地寸法が若干小さい。
  • 各扉の鴨居部には液晶式の案内表示器を設置。液晶パネルは17インチワイドディスプレイで、各扉に1枚、計4枚設置している。
    案内表示器では次の駅・行き先・路線図・乗り換え案内・マナー文・自社の宣伝文などを表示する。
    • 車体中央部の、将来扉となる箇所の鴨居部はブランクパネルで塞がれている。
    • IR200系は液晶パネルの代わりにLEDドットマトリクス方式の案内表示器を設置。
  • 座席は転換クロスシートである。扉付近には折りたたみ可能な補助席を設置。
    • フレームはアルミ製で、背もたれの部分はアルミと木の合板で出来ている。シート表皮は本革製。丸筒状のヘッドレストが付いている。
    • IR200系はシート表皮をモケットに変更している。
  • 荷物棚はアルミ製の板状で、下からも荷物が見えるようにスリットが設けられている。
  • つり革は新設計のものを採用し、車両全体にわたって設置している。扉付近は九州旅客鉄道(JR九州)のライセンスを受け、同社の817系電車の様な環状配置となっている。
  • ワンマン運転に対応しており、運賃箱、運賃表示器、整理券発行機を設置している。
  • トイレは完全ユニット式で、車いす対応大型タイプのものを車両後寄り(後位側)の扉付近に設置。トイレの向かい側は車いすスペースとなっている。
  • 先頭車両の助士席側にごみ箱を設置。

カラーリング

伝送装置

従来のTIMSに代わる、新しい伝送システムDAIMS(Chiba D ream Express A dvanced Train I nformation M anagement S ystem)を搭載し、車内のあらゆる装置をネットワークで制御している。
なお、IR200系電車はIR100系電車と互換性を持たせるため、従来のTIMS-PLUSを採用している。
  • 従来のTIMSと比較し、信頼性や通信速度が大幅に向上。
  • 運転席にタッチ式の液晶パネルを設置。この液晶パネルで各車両の状態の表示や、各種装置の操作を行う。
  • 機能が一新されたため、TIMSまたはTIMS-PLUS搭載車との併結は出来るが、TIMS-LIGHTやそれ以前の伝送装置(MON8形など)を搭載した車との併結は出来ない。

番台区分


スペックシート

注:以下は開発段階のもので、実際の車両とは仕様が異なる可能性がある。
系列 75系 IR200系
起動加速度 3.3 km/h/s
営業最高速度 130 km/h 120 km/h
設計最高速度 130 km/h
減速度(通常) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
車両定員 xxx名
最大寸法(長×幅×高) 20,000 X 2,950 X 3,780 mm
車両質量 35t
軌間 1,435 mm 1,067 mm
電気方式 交流 25,000V 50 Hz
歯車比 -
駆動装置 ダイレクトドライブ方式
主電動機 CDX-MT74形 (160kW)
制御装置 VVVFインバータ制御(IGBT素子)・日立製
ブレーキ方式 電気指令式空気ブレーキ・回生ブレーキ
保安装置 ATS-G

姉妹車両・派生系列

所属・運用

本系列は2008年度中に製造され、ひたちラインで試運転を行った後に営業運転が行われる予定である。

これから所属・運用する予定の線区

つくば車両センター(水ツク)

ひたちライン水戸以北の運用効率化のため、8両が投入される予定である。
ひたちラインのうち、主に水戸以北で使われる予定である。



今後の計画

  • その後の増備予定は明らかになっていない。

関連項目


ちばドリームエクスプレスの交直流・交流電車
特急形 引退 583系
一般形 現役 41系61系62系63系71系72系73系
AC-TRAIN 61系(後期型)62系(後期型)64系65系66系74系75系
計画のみ 76系
引退 70系
その他


タグ:

車両 交流 通勤形
ウィキ募集バナー