埼央線

埼央線 (さいおうせん・Saiō Line)は、埼玉県川越市の川越駅と同加須市の新古河駅とを結ぶ、ちばドリームエクスプレス(cdx)の鉄道路線である。
路線記号は SO



路線データ

埼央線 Saiō Line
営業距離
(営業キロ)
47.4km
管轄 北関東鉄道事業部(全線)
軌間 1067mm
駅数 25駅(起終点含む)
路線記号 SO
平均駅間距離 1.90km
複線区間 川越駅騎西町駅間、加須駅新古河駅
電化区間 全線(直流1500V)
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 ATS-G
運賃区分 近郊線
  路線図

路線概要

春前本線の支線のひとつで、埼玉県中央部を南北に結ぶ環状方向の路線である。
元々は 川北線 加須線 という別々の路線であったが、2009年3月14日のcdx転換時に統合された。また、同じ日に加須駅新古河駅間が延伸開業している。

運行形態

列車種別は 快速 普通 の2種別である。快速列車の一部は古河線からの直通である。
快速列車は日中60分ヘッド、普通列車は10 – 20分ヘッドで運転している。ワンマン運転は行わない。

快速(Rapid)

全ての列車が古河線古河駅まで乗り入れる。一部の快速列車は古河駅から結城八千代つくば方面にも乗り入れる。
停車駅は 川越駅川島口駅間の各駅、川島口駅 - 北本駅 - 笠原駅 - 騎西町駅 - 西ノ谷駅 - 加須駅 - 大利根町駅 - 新古河駅 - 古河駅、古河駅 – 丘里駅間の各駅、丘里駅 - 三和中央駅 - 八千代高校前駅 - 結城八千代駅 - 石下駅 - 研究学園駅 - つくば駅である。
古河線は大部分が交流電化であるため、古河駅以西に乗り入れる列車は古河線の車両が使われる。
2009年の運転開始当初は終日運転であったが、2020年3月現在は日中のみの運転である。

普通(Local)

全ての駅に停車する。区間運転も何本か設定されている。

車両

2023年11月現在、使用する車両は全て電車である。騎西車両センター(北サイ)所属の22系を主に使用するほか、新古河駅から乗り入れてくる古河線用の電車も乗り入れる。
2023年3月現在のダイヤでとして4両編成のワンマン運転が原則での運転。

現在使用している車両



22系:埼央線の主力車両。ワンマン運転が行える3100番台を主に使用するが、一部の列車は春前本線用でワンマン非対応の1100・1600番台を使用する。

古河線の車両

上記の他に古河線の車両が川越駅まで乗り入れいる。古河線は古河市内の区間を除いて交流電化であるため、つくば駅発着の快速列車は全て古河線の交流電源にも対応した車を使う。また、間合いで古河線の車両を使用した埼央線完結の列車もある。



65系:古河線用の車両では最新鋭の車。
62系:本来は筑鉾線など茨城地区のローカル専用の車だが、2編成繋いだ4両編成が乗り入れる。
41系:古河線の主力車両。もとJR東日本415系で、内外装はもちろん足回りまで徹底的にリニューアルしている。しかし、2022年の時点で更新から15年が経過して老朽化が進行しているため、2023年度から前述の65系電車への置き換えが進んでいる。

かつて使用していた車両

cdxへ転換した当初は北関東鉄道から継承した3000・3500・3700系も使用していたが、老朽化のため2012年度中に全て22系に置き換えられた。

ラインカラー

ラインカラーは川越市の花にちなんだ山吹色である。

歴史

  • 1928年08月01日 - 北関東鉄道北本宿(きたもとじゅく)として北本宿駅 – 騎西駅間が開業。北関東鉄道で最も開業の古い区間である。
  • 1932年06月25日 - 北関東鉄道川島口(かわしまぐち)川島口駅 – 北本宿駅間が開業。
  • 1934年04月07日
    • 川島口線を北本宿線に編入。
    • 北関東鉄道荒川(あらかわ)(現:cdx本庄吉川線)開業、北本宿線と直通運転開始。
  • 1951年11月01日
    • 北関東鉄道春行(しゅんぎょう)(現:cdx春前本線)開業。
    • 【駅改称】騎西駅→騎西町駅
  • 1961年03月20日 - 【路線名・駅改称】北本宿線→北本(きたもと)・北本宿駅→北本駅
    国鉄(現:東日本旅客鉄道(JR東日本))北本宿駅→北本駅の改称にあわせて。
  • 1977年03月19日 - 北本線 川越駅川島口駅間が延伸開業。北本線を川北(かわきた)に改称。
  • 1981年10月01日 - 北関東鉄道加須(かぞ) 騎西町駅加須駅間が開業。これに伴い、桜ノ宮線として既に開業していた騎西町駅 – 西ノ谷駅間が桜ノ宮線との二重戸籍区間になる。
  • 2003年04月12日 - 【駅移転】三保谷宿駅 - 圏央道建設に伴い、当駅が建設予定地にかかっていたため。
  • 2009年03月14日 - cdxに転換。
    • 【線区統合・改称】川北線+加須線→埼央(さいおう)
    • 加須駅新古河駅間が延伸開業、古河線と相互乗り入れ運転開始。

駅一覧・接続路線

  • 2020年03月14日改正
  • 全駅埼玉県に所在、北関東鉄道事業部管轄
  • ●は停車駅、‖は通過駅
  • 騎西町駅西ノ谷駅間は桜の宮線との二重戸籍。
埼央線 Saiō Line
駅間キロ 営業キロ 駅番号 駅名 普通 快速 接続路線・備考 所在地
- 0.0 SO01 川越駅 OY 大横本線
東日本旅客鉄道:川越線
東武鉄道: TJ 東上線
川越市
1.3 1.3 SO02 連雀町駅
0.7 2.0 SO03 札の辻駅
1.0 3.0 SO04 神明宮元町駅
2.0 5.0 SO05 北川越駅
3.2 8.2 SO06 川島口駅 HY 本庄吉川線 比企郡川島町
1.9 10.1 SO07 三保谷宿駅
1.8 11.9 SO08 石戸宿駅 北本市
1.2 13.1 SO09 諏訪神社駅 桶川市
1.4 14.5 SO10 上日出谷駅
0.9 15.6 SO11 北本南口駅 北本市
1.6 17.2 SO12 北本駅 東日本旅客鉄道:高崎線
1.4 18.6 SO13 武蔵小松駅 鴻巣市
1.3 19.9 SO14 深井駅 北本市
2.1 23.0 SO15 笠原駅 鴻巣市
1.9 24.9 SO16 上種足駅
(環境科学国際センター前)
加須市
2.6 27.5 SO17 騎西町駅 SO 春前本線 SM 桜の宮線
1.5 29.0 SO18 西ノ谷駅 SM 桜の宮線
1.8 30.8 SO19 日出安駅
1.1 31.9 SO20 加須南口駅
0.7 32.6 SO21 加須駅 東武鉄道: TI 伊勢崎線
1.6 34.2 SO22 不動岡駅
2.3 36.5 SO23 下三俣駅
4.8 41.3 SO24 大利根町駅
6.1 47.4 SO25 新古河駅 KG 古河線(一部乗り入れ)
東武鉄道: TN 日光線
駅間キロ 営業キロ 駅番号 駅名 普通 快速 接続路線・備考 所在地



最終更新:2023-11-23    埼央線 路線

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最終更新:2023年11月23日 18:52