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66系電車
最終更新:
cdx-railway
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66系電車
(66けいでんしゃ)は、ちばドリームエクスプレス(cdx)の交直流一般形電車である。
概要
cdxの次世代型電車
AC-TRAIN
・
AC2
をさらに進化させた
AC3
シリーズの一員で、64系電車・65系電車のライナー仕様車である。
cdxでは3系電車を勾留電源にも対応した「ゆめライナー」用の車として長らく63系電車を使い続けてきたが、ベース車両が製造から30年が経過し、老朽化が進んでいた。そこで、同時期に設計していた64・65系電車をベースにライナー列車用に設計変更したものが本系列である。
設計にあたり、2020年代の社会が求めるニーズに対応するため、あらゆる最新技術を惜しみなく投入し、上質で快適な車内空間を実現している。
cdxでは3系電車を勾留電源にも対応した「ゆめライナー」用の車として長らく63系電車を使い続けてきたが、ベース車両が製造から30年が経過し、老朽化が進んでいた。そこで、同時期に設計していた64・65系電車をベースにライナー列車用に設計変更したものが本系列である。
設計にあたり、2020年代の社会が求めるニーズに対応するため、あらゆる最新技術を惜しみなく投入し、上質で快適な車内空間を実現している。
デザインコンセプト
基本構成
車体は3ドア車の65系電車をベースに、「ワンランク上の車内空間」をテーマにしたライナー列車に相応しい仕様となっている。投入先であるゆめみや線・春前本線の「ゆめライナー」は10両編成であるが、4両編成と6両編成に分割出来る様にすることでライナー以外の列車でも運用しやすい様に配慮している。
外装
65系電車と同様、「とにかくしかくい」をコンセプトに、全体的に四角いパーツで構成。シンプルかつ存在感のあるデザインにまとめている。なお、貫通幌をはじめ一部に他形式と共通の部品を使用しているため、全ての部品が角張っているわけではない。
車体そのものは、日立製作所製造分は従来のAC-TRAINと同じ「A-Train」を、カワサキ(川崎重工)製造分は「efACE」をそれぞれ採用。車体は長さ20m級・幅約2.9mのワイドボディである。客用ドアの数は、普通車が片側3箇所、Y CLASSが片側2箇所である。
配色(後述)はライナーという特別な列車に使用することから、2021年に定められた方針を元に独自にデザインしたものとなっている。
内装
「落ち着いたシンプルな空間」「それでいてcdxらしい」をコンセプトに前述の「ワンランク上の車内空間」をテーマに掲げたブラウン系とベージュ系を基調に構成。車内の照明は季節や時間帯に応じて変化するギミックを備え、多くの利用客がより落ち着ける空間を目指している。座席は普通車・Y CLASS共にクロスシートを基本とするが、普通車は普通列車運用にも対応できる様にロングシートにも切り替えられるようにした。
電装系
消費電力を62系5500番台と比較して10%以上、63系と比較して20%以上抑えることを目標に設計している。
走行系
乗り心地の向上と車体軽量化を図るため、台車はcdxの交直流電車では初めて「ef-Wing」を採用している。車体軽量化によって前述の消費電力削減も図っている。
車体は3ドア車の65系電車をベースに、「ワンランク上の車内空間」をテーマにしたライナー列車に相応しい仕様となっている。投入先であるゆめみや線・春前本線の「ゆめライナー」は10両編成であるが、4両編成と6両編成に分割出来る様にすることでライナー以外の列車でも運用しやすい様に配慮している。
外装
65系電車と同様、「とにかくしかくい」をコンセプトに、全体的に四角いパーツで構成。シンプルかつ存在感のあるデザインにまとめている。なお、貫通幌をはじめ一部に他形式と共通の部品を使用しているため、全ての部品が角張っているわけではない。
車体そのものは、日立製作所製造分は従来のAC-TRAINと同じ「A-Train」を、カワサキ(川崎重工)製造分は「efACE」をそれぞれ採用。車体は長さ20m級・幅約2.9mのワイドボディである。客用ドアの数は、普通車が片側3箇所、Y CLASSが片側2箇所である。
配色(後述)はライナーという特別な列車に使用することから、2021年に定められた方針を元に独自にデザインしたものとなっている。
内装
「落ち着いたシンプルな空間」「それでいてcdxらしい」をコンセプトに前述の「ワンランク上の車内空間」をテーマに掲げたブラウン系とベージュ系を基調に構成。車内の照明は季節や時間帯に応じて変化するギミックを備え、多くの利用客がより落ち着ける空間を目指している。座席は普通車・Y CLASS共にクロスシートを基本とするが、普通車は普通列車運用にも対応できる様にロングシートにも切り替えられるようにした。
電装系
消費電力を62系5500番台と比較して10%以上、63系と比較して20%以上抑えることを目標に設計している。
走行系
乗り心地の向上と車体軽量化を図るため、台車はcdxの交直流電車では初めて「ef-Wing」を採用している。車体軽量化によって前述の消費電力削減も図っている。
基本構成
他のAC3と同様に「0.5M方式」を採用。ただし、本系列は交直流電車ならではの機器を多く搭載するため、0.5M方式を踏襲しつつも24・25系電車とは機器構成が異なる。これは、特別車両であるY CLASSも同様である。
編成表
仕様
車体
車体は日立製作所製造分が「日立A-Train」を、カワサキ製造分が「efACE」をそれぞれ採用。両者は構造の違いで細かな形状が若干異なるが、極力差異が出ない様にデザインされている。
材質はアルミ合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造で、摩擦攪拌接合による滑らかな外観が特徴である。車体長(連結面間距離)20,000 mm、車体幅2,930 mmのワイドボディである。
「とにかくしかくい」のコンセプト通り、車体の各部品は基本的にどれも角ばっているのが特徴(製造工程の都合で若干の丸み付けは行われている)。ただし、車両限界の関係で車体断面は完全な四角形ではなく、裾は絞り込まれ、屋根は若干丸い。
材質はアルミ合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造で、摩擦攪拌接合による滑らかな外観が特徴である。車体長(連結面間距離)20,000 mm、車体幅2,930 mmのワイドボディである。
「とにかくしかくい」のコンセプト通り、車体の各部品は基本的にどれも角ばっているのが特徴(製造工程の都合で若干の丸み付けは行われている)。ただし、車両限界の関係で車体断面は完全な四角形ではなく、裾は絞り込まれ、屋根は若干丸い。
客用扉
客用扉は全て両開き扉で、64系は片側4カ所、65系と66系の普通車は片側3箇所、66系のY CLASSは片側2箇所設置している。ドアエンジンはいずれも電動(リニアモータ)式で、押しボタン式の半自動モードに対応している。
- ドアの両側にLED式の足元灯を設置。ローカル駅の薄暗いホームでの転落防止を図っている。
側面表示器
側面表示器は、客用扉のすぐ隣にAGC社製の有機ELディスプレイ(屋外用デジタルサイネージ)を設置。号車番号・列車種別・行先・経由地・次の停車駅などを表示する。ローカル用の3000番台はディスプレイのサイズがひとまわり小さい他、中央の扉横には設置していない。
その他
- 転落防止幌を各車両の端部に設置。ゴム製である。
前頭部
貫通扉
貫通扉は併結時に通り抜け可能な構造である。貫通幌は下り方先頭車にあり、使わない時は車体にすっぽり収まるようになっている。また、自動幌連結システムに対応している。
前面表示器
前面表示器は、車両用の有機ELディスプレイを使用。横長のものを上部に2枚配置している。ディスプレイには列車番号・路線名・列車種別・行先・経由地・次の駅などを表示する。また、本系列独自の機能として「ゆめライナー」の列車名・号数とライナー券の発売状況・空席の数を表示することができる。
灯具
前窓の下にメインライトを、上にサブライトを配置している。
メインライト :超高輝度白色LEDを使用。灯具の上の2段8灯が前照灯で、飾り帯を介した下段がテールライトとなっている。前照灯の明るさの調整は、上2段のどちらか一列を消灯させることで対応。
サブライト :サブライトにも超高輝度白色LEDを使用。メインライトを減灯している時は使用できない。
メインライト :超高輝度白色LEDを使用。灯具の上の2段8灯が前照灯で、飾り帯を介した下段がテールライトとなっている。前照灯の明るさの調整は、上2段のどちらか一列を消灯させることで対応。
サブライト :サブライトにも超高輝度白色LEDを使用。メインライトを減灯している時は使用できない。
走行機器
床下機器はAC-Trainではお馴染みの「コンテナ方式」を採用。64・65系電車と同様に、高速運転(130 km/h)に対応したセッティングがなされている。
制御装置・補機類
制御方式はVVVFインバータ制御で、日立製のCDX-SC64型を各車に搭載。永久磁石同期モータ(PMSM)に対応するため、1台の装置で1個のモータを制御する1C1M方式を4群搭載した個別制御となっており、落ち葉などによる空転に強い構造となっている。
サービス電源装置はCVCFインバータ(SIV)方式を採用しており、VVVFインバータ制御器と一体化している。万が一故障した際はVVVFインバータのうちどれか1群をCVCFインバータに切り替えられる様になっている。空気圧縮機(CP)はスクロール式で、パンタグラフ搭載車に搭載。
サービス電源装置はCVCFインバータ(SIV)方式を採用しており、VVVFインバータ制御器と一体化している。万が一故障した際はVVVFインバータのうちどれか1群をCVCFインバータに切り替えられる様になっている。空気圧縮機(CP)はスクロール式で、パンタグラフ搭載車に搭載。
台車・モータ
台車は24系用のカワサキef-Wingを交直流電車用に改良したもので、モータのある電動台車がCDX-DT64型、モータの無い付随台車がCDX-TR64型となっている。駆動方式はカルダン駆動である。
モータはcdxでは初めて本格採用した永久磁石同期モータ(PMSM)で、形式はCDX-MT64型。1時間定格出力は150kWである。
モータはcdxでは初めて本格採用した永久磁石同期モータ(PMSM)で、形式はCDX-MT64型。1時間定格出力は150kWである。
ブレーキ
ブレーキは、電動台車が踏面ユニットブレーキとなっており、付随台車が2枚のディスクブレーキとなっている。後述するSynaptra-Sによる台車単位でのきめ細かい制動が可能となっている。
集電装置
集電装置はシングルアーム式のパンタグラフを備えており、形式はCDX-PS64形。パンタグラフの搭載位置は24系とは異なる。また、一部の車にはパンタグラフを2基搭載しており、故障時の予備として使用する。
乗務員室・運転台
運転台は独立した箱状のモジュールとなっており、運転台側と助士席側に設置。「箱」と「箱」の間には仕切り扉が設けられ、客室と仕切ることが出来る。なお、25系のローカル型ワンマン仕様車は仕切り扉の代わりに収納式の運賃箱(後述)と可倒式の仕切り窓が代わりに設けられる。
- 運転台はグラスコックピットとなっており、従来計器が配置されていた箇所には液晶ディスプレイが2枚並んでいる(後述の「伝送装置」を参照)。マスコンはワンハンドルである。グラスコックピット化が進んだ結果、運転台まわりは61系や62系の後期型よりもすっきりとしている。
- 運転台モジュールの壁面と運転台にはM5のユーティリティナットが一定間隔で設けられており、将来、機器を増設する際のマウントとして利用出来る。
客室
概要でも記述した通り、「落ち着いたシンプルな空間」「それでいてcdxらしい」をコンセプトとし、ライトグレーを基調にデザインしている。
最大の特徴はロングシート座席にあり、一人当たりの座席幅を490 mmに拡大。これにより、大柄な人でもゆったりと座れる様になった。一方で、座席定員が61系または62系よりも減少している。
最大の特徴はロングシート座席にあり、一人当たりの座席幅を490 mmに拡大。これにより、大柄な人でもゆったりと座れる様になった。一方で、座席定員が61系または62系よりも減少している。
座席
シート配置は、64・65系が原則としてロングシート、66系のY Class(特別車両)が回転リクライニングシート、その他の車両がマルチシートである。65系は転換クロスシート仕様も用意している。
- ロングシート :24系用と同じく、一人当たりの幅が490 mmのハイバックシートで、大柄な人でもゆったりと座ることが出来る。座席自体はアルミフレームをベースに座面と背面にクッションを配置したもので、ユニークな形状をしている。
- 転換クロスシート :62系用を改良したもので、クッションの厚みを見直して座り心地を改善している。座席自体はアルミフレームとプライウッド(合板)で出来たベースに座面・背面・ヘッドレストにクッションを配置したものである。
- マルチシート :66系の普通車用の座席で、シートアレンジがロングとクロスの両方に変えられる。cdxでは6系以来の採用である。座席は車両単位・区画単位でアレンジ可能だが、車端部はロングシート配置となる。
- 回転リクライニングシート :66系のY CLASS用の座席で、cdxの一般型車両で回転リクライニングシートを採用するのは初となる。座席自体は東日本旅客鉄道(JR東日本)E235系グリーン車用の座席と同じで、アームレストに電源コンセントを備える。
トイレ
トイレは系列によって配置が異なるが、いずれも車椅子に対応した大型トイレとなっている。
共通事項 :トイレは水洗洋式で、寒冷地での使用を考慮して便座にはヒータが設けられているが、洗浄機能は無い。普通車用は電動車椅子に対応した大型のもので、ドアの開閉とロックは押しボタンによる電動式である(故障時に備えて手動でも開閉可能)。特別車(Y CLASS)用はスペースの関係で車椅子には非対応で、扉の開閉とロックも手動となる。
64系・65系 :先頭車の運転席から数えて(中間車は前位側から数えて)1番目と2番目の扉の間に設置。奇数向き先頭車(クモハ645形・クモハ655形)は標準装備で、トイレの無い仕様も選べる。偶数向き先頭車(クモハ646形・クモハ656形)は7両編成以上の場合は標準装備、6両編成以下の場合はオプション装備、4両編成以下の場合は非装備となる。中間車は8両編成以上の付随車(サハ641形・サハ651形)にオプション装備だが、2022年時点で計画している編成には全て装備予定である。
66系 :普通車は64・65系と同様、Y CLASSは車端部に設置。
共通事項 :トイレは水洗洋式で、寒冷地での使用を考慮して便座にはヒータが設けられているが、洗浄機能は無い。普通車用は電動車椅子に対応した大型のもので、ドアの開閉とロックは押しボタンによる電動式である(故障時に備えて手動でも開閉可能)。特別車(Y CLASS)用はスペースの関係で車椅子には非対応で、扉の開閉とロックも手動となる。
64系・65系 :先頭車の運転席から数えて(中間車は前位側から数えて)1番目と2番目の扉の間に設置。奇数向き先頭車(クモハ645形・クモハ655形)は標準装備で、トイレの無い仕様も選べる。偶数向き先頭車(クモハ646形・クモハ656形)は7両編成以上の場合は標準装備、6両編成以下の場合はオプション装備、4両編成以下の場合は非装備となる。中間車は8両編成以上の付随車(サハ641形・サハ651形)にオプション装備だが、2022年時点で計画している編成には全て装備予定である。
66系 :普通車は64・65系と同様、Y CLASSは車端部に設置。
その他の設備
車椅子スペース
:いずれの系列も編成に最低1箇所は設けている。編成によってい設置する箇所が異なっている。
- 64系・65系 :2両編成の場合はトイレ付き車両のトイレの向かい側に1箇所設置、3・4両編成の場合は両先頭車に1箇所づつ設置、5両編成以上の場合は各車両に1箇所づつ設置。
- 66系 :基本編成(6両)は普通車の車端部またはトイレの向かい側に1箇所づつ設置、Y CLASSは設置していない。付属編成(4両)は両先頭車に設けている。
側窓
:UVカットガラス(グリーン)を使用した大型のもので、一部の窓は下方向に開閉可能。カーテンはY CLASSのみ設置している。
荷物棚 :各座席の上に設置。アルミ製の板状で、下からも荷物が見えるようにスリットが設けられている。
つり革 :AC-TRAIN(第一世代)から採用しているものを使用。座席のレイアウトにかかわらず、扉付近を含めて車両全体にわたって設置している。ロングシート車の扉付近は九州旅客鉄道(JR九州)821系の様な環状配置となっている。なお、66系のY CLASSには設置していない。
ごみ箱 :各車両に1箇所設置。
荷物棚 :各座席の上に設置。アルミ製の板状で、下からも荷物が見えるようにスリットが設けられている。
つり革 :AC-TRAIN(第一世代)から採用しているものを使用。座席のレイアウトにかかわらず、扉付近を含めて車両全体にわたって設置している。ロングシート車の扉付近は九州旅客鉄道(JR九州)821系の様な環状配置となっている。なお、66系のY CLASSには設置していない。
ごみ箱 :各車両に1箇所設置。
車内案内ディスプレイ
旅客サービス用に案内ディスプレイを設置している。ロングシート車は各扉の上部に、クロスシート車と66系はドア付近と車体中央部の天井から吊り下げる形で設置。
案内ディスプレイは2台の有機ELディスプレイで構成されており、向かって左側が「旅客案内ディスプレイ」、右側が映像コンテンツの提供を行う「ゆめビジョン」となっている。
なお、ローカル線向けに「ゆめビジョン」を設置しない仕様も存在する(準備工事となっており、後から設置可能)。
案内ディスプレイは2台の有機ELディスプレイで構成されており、向かって左側が「旅客案内ディスプレイ」、右側が映像コンテンツの提供を行う「ゆめビジョン」となっている。
なお、ローカル線向けに「ゆめビジョン」を設置しない仕様も存在する(準備工事となっており、後から設置可能)。
旅客案内ディスプレイ(左側)
- 画面は上下に分割される。上部分では路線・列車種別・行先・号車番号・現在時刻を案内する。
下部分では路線図(経路図)・出口の案内・到着ホームの案内・乗り換え案内・運行情報(cdxと接続する他社線も対応)を随時切り替えながら案内する。 - 言語は日本語(漢字・ひらがな)・英語・中国語(繁体)・韓国語の4言語に対応し、外国語表示中でもひらがなを添えることで常に日本語が読める工夫がされている。なお、一部の案内は日本語と英語の2言語のみとなっている。
ゆめビジョン(右側)
- 前述の通り、旅客向けに映像コンテンツを提供する。提供されるコンテンツはニュース・天気予報・CMなど様々で、静止画だけでなく動画による配信も対応。なお、音声は流れない。
- 旅客案内用のディスプレイが故障した際は、自動または手動にて「ゆめビジョン」用のディスプレイが旅客案内用に切り替わることがある。
データ転送について
データの転送は車両に搭載された4GアンテナとWi-Fiアンテナを介して行われる。基本的に車両基地やWi-Fi設置駅で通信を行い、4G回線はWi-Fiが使えない場合や走行中に使用する。更新頻度は、運行情報がリアルタイムに更新されるほかは1日に4 – 6回ほどである。
将来は5G回線にも対応する予定である。
将来は5G回線にも対応する予定である。
ワンマン運転
本系列は標準で都市型ワンマン運転に対応している。
ワンマン仕様車には下記の設備を備える;
ワンマン仕様車には下記の設備を備える;
- 車外カメラ:各車両の側面に設置。従来、ホームに設置されていたミラーに代わり、運転席のマルチディスプレイ(または駅備え付けのディスプレイ)に表示された映像で安全確認を行う。
- 車外スピーカ:各車両の側面に設置。ホームに居る利用客に対して肉声もしくは自動音声で音声を流したり、発車メロディを流したりすることが出来る。
伝送装置
64・65系電車と同様に日立の
「Synaptra-S」
を搭載。通信速度が従来の3 Mbit/sから10 Gbit/s飛躍的に向上し、動画を使ったサービスの提供も可能になった。
- 運転席にタッチ式の液晶ディスプレイを設置。この液晶ディスプレイで速度・空気圧などをはじめとする計器類、保安装置(ATS・ATCなど)、各車両の状態の表示するほか、車内の各種装置の操作を一括して行える。
- 従来のDAIMS搭載車とは互換性がある。DAIMS搭載車と連結した時は、64・65・66系側の伝送装置の性能をDAIMS搭載車側に合わせることで対応している。それよりも古い情報装置を搭載した車とは原則として連結出来ないが、非常時は最低限の機器が接続出来る様になっている。
カラーリング
- 車体 :ベースカラーは「海老茶」、サブカラーは「鬱金色」、アクセントカラーは「白」としている。ボディはベースカラー1色塗りとなっており(厳密にはラッピング)、そこにサブカラーの細帯を配している。扉は墨色とし、印象が単調とならないように配慮している。
-
客室
:普通車・Y CLASS共にブラウンとベージュを基調とした暖色系の配色で、普通車はカジュアル寄り、Y CLASSは落ち着きを重視した配色となっている。
座席の色は、普通車がブラウン、Y CLASSはワインレッドで、どちらも模様が描かれている。
番台区分
スペックシート
66系 | |
---|---|
起動加速度 | 2.5 km/h/s 3.5 km/h/s(他系列と併結した時) |
営業最高速度 | 130 km/h(投入路線による) |
設計最高速度 | 130 km/h |
減速度(常用最大) | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4.5km/h/s |
車両定員 | 先頭車95 – 112名(24 – 30席) 中間車147名(56席) Y CLASS xxx名 |
最大寸法(長×幅×高) | 20,000 × 2,940 × 3,760 mm |
車両質量 | 27 – 36 t |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 直流1,500 V・交流20,000 V / 50 Hz |
歯車比 | 1:6.77 |
駆動装置 | TD平行カルダン駆動方式 |
主電動機 | 永久磁石同期電動機 (CDX-MT64形 / 230 kW) |
制御装置 | VVVFインバータ制御 (CDX-SC64型 / フルSiC-MOSFET素子・日立製・1C1M) |
ブレーキ方式 | 電気指令式空気ブレーキ・回生ブレーキ |
伝送装置 | 日立Synaptra-S |
保安装置 | Digital ATC・ATS-G |
姉妹車両・派生系列
所属・運用
2023年11月現在、真岡車両センター(宇モカ)に全車が在籍している。
現在所属・運用している線区
真岡車両センター(宇モカ)


2023年11月現在、ゆめみや線および春前本線の「ゆめライナー」用として4+6両編成の6編成が在籍。いずれも1000番台である。2022年12月から使用を開始し、老朽化の進む63系電車を全て置き換えた。
専ら「ゆめライナー」に使用しているが、ゆめライナーが運行しない日中は長距離の優等列車に使用している。編成は宇都宮/前橋方の4両と新宿方の6両に分割できるが、2023年11月時点での分割運用は存在しない。また、同じく「ゆめライナー」用の63系電車との併結運転も行わない。
2023年11月現在の運用線区は以下の通り。