ちばドリームエクスプレスの運賃・料金
(ちばどりーむえくすぷれすのうんちん・りょうきん)では、ちばドリームエクスプレス(cdx)および
ひたちラインの運賃・料金体系について記述する。
運賃
基本運賃
運賃体系は、多くの大手私鉄が採用する「対キロ区間制」を採用。2010年11月26日まではJRグループと同じ運賃体系を採用していた。
名古屋鉄道と同様、運賃計算の際は営業キロを路線・区間毎に定められた運賃区分(都市線・近郊線・地方線)の倍率で掛けた
換算キロ
を用いる。
基本運賃表
- 2014年04月01日現在。
- 単位は円。
- 大人運賃。子供は半額、端数切り上げ。
キロ程 |
運賃 |
キロ程 |
運賃 |
キロ程 |
運賃 |
初乗り3キロ |
140 |
66 - 70 |
950 |
181 - 190 |
2,360 |
4 - 6 |
170 |
71 - 75 |
1,030 |
191 - 200 |
2,480 |
7 - 9 |
200 |
76 - 80 |
1,110 |
201 - 220 |
2,630 |
10 - 12 |
230 |
81 - 85 |
1,190 |
221 - 240 |
2,780 |
13 - 15 |
260 |
86 - 90 |
1,270 |
241 - 260 |
2,930 |
16 - 20 |
310 |
91 - 95 |
1,350 |
261 - 280 |
3,0800 |
21 - 25 |
360 |
96 - 100 |
1,430 |
281 - 300 |
3,230 |
26 - 30 |
410 |
101 - 110 |
1,520 |
301 - 320 |
3,420 |
31 - 35 |
460 |
111 - 120 |
1,610 |
321 - 340 |
3,610 |
36 - 40 |
510 |
121 - 130 |
1,700 |
341 - 360 |
3,800 |
41 - 45 |
580 |
131 - 140 |
1,790 |
361 - 380 |
3,990 |
46 - 50 |
650 |
141 - 150 |
1,880 |
381 - 400 |
4,180 |
51 - 55 |
720 |
151 - 160 |
2,000 |
401 - 420 |
4,410 |
56 - 60 |
790 |
161 - 170 |
2,120 |
421 - 440 |
4,640 |
61 - 65 |
870 |
171 - 180 |
2,240 |
441 - 470 |
4,870 |
都市線近距離運賃表
- 2014年04月01日現在。
- 単位は円。
- 大人運賃。子供は半額、端数切り上げ。
地方線・特定地方線近距離運賃表
- 2014年04月01日現在。
- 単位は円。
- 大人運賃。子供は半額、端数切り上げ。
換算キロ |
運賃 |
初乗り4キロ |
160 |
5 - 8 |
190 |
9 - 10 |
210 |
換算キロ |
特定地方線運賃 (相上線・水上線) |
初乗り4キロ |
180 |
5 - 8 |
210 |
9 - 12 |
230 |
換算キロ算出に用いる倍率
路線区分 |
倍率 |
都市線 |
0.8倍 |
近郊線 |
1.0倍 |
地方線 |
1.5倍 |
相上線・水上線 |
2.0倍 |
特定運賃
-
加算運賃
を設定している線区を利用する場合、基本運賃に加算運賃を加える。
加算運賃を設定している線区と加算運賃
- 2014年04月01日現在。
- 単位は円。
- 大人運賃。子供は半額、端数切り上げ。
運賃の計算方法
以下の手順で運賃を計算する。
- 乗車する区間の線区毎に、営業キロを算出する。一部の例外を除き、最短経路で算出する。
- 新宿駅〜つくばみらい駅間の最短経路は
新宿駅〜長間駅〜つくばみらい駅
- 各々の線区の運賃区分(都市線・近郊線・地方線)が同じ線区同士の営業キロを足し合わせ、前項の
「換算キロ算出に用いる倍率」
を用いて倍率を掛ける。小数第二位は切り上げる。
同じ線区でも
区間によって運賃区分が異なる場合があるので注意する
(例:同じゆめみや線でも、本関宿駅以南は
都市線
、本関宿以北は
近郊線
)。- 新宿駅〜長間駅間
→都市線:
45.4キロ
45.4 * 0.8 =
36.32キロ
- 長間駅〜関宿中央駅間
→近郊線:
6.5キロ
6.5 * 1.0 =
6.5キロ
- 関宿中央駅〜つくばみらい駅間
→地方線:
25.1キロ
25.1 * 1.5 =
37.65キロ
- それぞれ換算した営業キロ(換算キロ)を足し合わせ、
基本運賃表
と照らし合わせて運賃を算出する。
- 都市線のみ利用する場合、3キロまでは
都市線近距離運賃表
に記載されている運賃を適用する。
- 地方線のみ利用する場合、10キロまでは
地方線近距離運賃表
に記載されている運賃を適用する。
- 地方線のうち、相模湖線または水上線のみ、あるいはその両線をまたがって利用する場合、12キロまでは
地方線近距離運賃表
の
特定地方線
の蘭に記載されている運賃を適用する。
- 1キロ未満の端数は切り上げる。
- ∴新宿駅〜つくばみらい駅間を春前本線経由で利用した場合の運賃は、
36.32 + 6.5 + 37.65 = 80.47キロ =
81キロ
→
1,190円
料金
特急料金
ひたちラインを除く特急列車を利用する際には、別途特急券を購入し特急料金を支払う必要がある。cdxの特急列車は
自由席
・
指定席
・
プレミアムクラス
の3種類があり、距離によってそれぞれの料金を定めている。
- 特急料金算出に用いるキロ程は、運賃区分に関係無く
営業キロ
を用いる。
特急料金表
- 単位は円。
- 大人料金。子供は半額(プレミアムクラスは3割引き)、端数切り上げ。
営業キロ |
自由席 |
指定席 |
プレミアム クラス |
25キロまで |
210 |
310 |
620 |
50キロまで |
320 |
520 |
1,040 |
75キロまで |
530 |
730 |
1,320 |
100キロまで |
730 |
930 |
1,590 |
150キロまで |
1,000 |
1,200 |
2,040 |
200キロまで |
1,250 |
1,450 |
2,470 |
201キロ以上 |
1,500 |
1,700 |
2,890 |
特別料金
cdxでプレミアムクラス(特別車両)を利用する際には、普通運賃・特急料金に加え「プレミアムクラスの料金」を支払う形態であった。2014年4月1日からは、自由席特急料金・指定席特急料金と同じ様になった。
ゆめライナー
ゆめライナーを利用する際には、別途ライナー券を購入しライナー料金を支払う必要がある。
ゆめライナー料金表
料金の特例
特急「なのはな」号・「ベイなのはな号」でcdx線内の特急停車駅〜
安房急行電鉄線内の特急停車駅を通しで利用した場合、それぞれの特急料金を合算した料金から1割値引きする(10円未満の端数は切り上げる)。
(例)特急「ベイなのはな」号で横浜駅〜(安房急行)館山北条駅間をプレミアムクラスで利用した場合
- cdx区間(横浜駅〜浜金谷駅間)の特急料金:1,320円(65.0キロ)
- 安房急行区間の特急料金:420円(23.2キロ)
- ∴特急料金は、(1,320円 + 420円) X 0.9 = 1,740円 X 0.9 = 1,566円 ≒
1,570円
地方線運賃を巡る問題
cdxの地方路線は、以前から「運賃が高すぎる」との声が多い。cdxの地方路線は赤字で廃止なった路線や、途中で建設中止となった高規格路線を買収したものが殆どであり、このような路線の多くは人口希薄地帯を通るため、大きな収入が見込めにくい。このため、増収策として地方線運賃を定めている。地方線運賃が初めて採用された当時は、初乗り3キロまで
200円
と高額であったが、徐々に値下げを行い、現在は
160円
までに落ち着いた。2010年11月27日の運賃改訂後は特に長距離の運賃が大幅に値下げとなり、前ほど割高感は薄まっている。しかし、経営状況の厳しい
相上線と
水上線は、再び運賃が上昇している。
最終更新:2024年06月26日 11:28