イリーガル - 電脳コイルテンプレまとめ@wiki

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概要

黒いシルエットのような形態の電脳体。
生物のような動きをするイリーガルが多く、α型（とβ型の一部）はメタバグを濃縮してキラバグに変換する性質をもつ。

古い空間や、電脳ペットの体内以外では生存できず、またサーバーに負荷を与えるものであるため、サッチーに発見されると即座に削除されてしまう悲しい存在でもある。α型とβ型、そしてヌルが存在し、α型は体内にキラバグを蓄積する性質がある。
寄生された電脳ペットは体の一部に独特のシミができる。作中ではメガばあのメタタグ（電脳虫下し）により分離に成功していた。
様々な形状があるが、いずれも黒い塊に見え境界はぼやけている。全身が黒く、目、口が確認されることが多い。まれに聞き取りにくい言葉を話す種類もいる。

子供の噂話や都市伝説によると、巨大化したコンピューターウィルスとも、空間のバグが進化したものとも言われている。

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由来

イリーガルに関して様々な経験を得たハラケンは、「人の感情」をヌルが拾い上げて生まれたのではないかと推察した。

第8話にて、カンナのペット「クロエ」らしきイリーガルが発見されたこと、
またミチコさんの都市伝説からも「電脳ペットが何らかの原因でイリーガルに変わるのでは」という推測がスレでなされている。

宗助やタケルの話によると、α型のイリーガルは猫目たちがキラバグを集めるために改造されたウイルスであるらしいことが分かっている。
また、作中でβ型は子供の深層心理をヌルが拾い上げた結果生まれたとも推測されている。

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各種イリーガル

α型

小型のイリーガルで、比較的数が多い。体内にキラバグを蓄積する性質がある。
キラバグを集めていたイサコは電脳ペットでおびき寄せて捕まえていた。
恐らく、キラバグを集めるために猫目によって改造されたコンピューターウイルスである。
α型のイリーガルに電脳鍵をかざすと光り出し、現れる鍵穴に差し込み回すとキラバグが出現する（第9話）。
β型のイリーガルでは反応せず、鍵穴は出現しない。

β型

キンギョ

魚型のイリーガルで、ダイチが飼っていた。
メタバグではなく、空間のテクスチャを食べる。黒いものは好まず、赤いものを好んで食べる。
このことから、赤いもの（ニンジン）を食べられない京子の深層心理によって生み出されたイリーガルであると推測されている。
自分の周囲を水のような古い空間に変えてしまい、大黒市を水没させてしまう（第11話）。

ヒゲ

人間の顔にのみ繁殖する、小さなイリーガルの集合体。
毛を生やしたいというダイチの深層心理によって生み出されたイリーガルであると推測されている。
知性が高く、顔の上で文化を築いていた。人間ともコンタクトできる（第12話）。

クビナガ

首長竜型のイリーガルの最後の一体で、デンパが育てていた。メタバグを食べる。
恐竜に会いたいというデンパの深層心理によって生み出されたイリーガルであると推測されている。
黒いものを水のように認識して移動する。光を浴びると死んでしまう（第13話）。

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ヌル（ヌル・キャリアー）

概要

α型、β型とは全く違う、人型のイリーガル。
本来はコイルスによって開発された人形電脳体で、人間の集合無意識の空間（Cドメイン）から情報を引き上げる探査体だった。
しかし改造を加えるうちに人間の意識を電脳体に乗せて肉体から分離させる電脳コイル現象が発見され、その後は電脳体のCドメインへの移送体（キャリアー）として使われるようになった。

しかし、コイルスの倒産によって通路と共に放棄され、野生化した。この野生化したヌルと通路の暴走が後の騒動の元凶である。
本来ならヌルは、対象者がコイルスのデバイスを付けていなければ電脳コイル現象を起こすことができないようにプログラムされていたが、野生化したものはこのリミッターが外れているようで、無差別に人を襲い電脳体を連れ去るようになってしまっていた。
野生化したヌルは「チョウダイ、チョウダイ」と呟きながら両手を前に出して人を求めて徘徊する、まるでゾンビのようである。
通路をフォーマットしない限り無数に発生し、メガビーも効かない。人を発見すると空間に穴を開けてまで追跡する。

オジジが残したヌル・キャリアーのヘルプ

●ヌル・キャリアーに関するヘルプ●

• 電脳体移送条件として、コイルコイルス社から発行 された認証IDの取得が必要になります。
• 認証IDの発行には専用のデバイスが必要になります。
• 分離後はヌル・キャリアーの誘導に従い、速やかに試験空間入り口へ進んでください。

　　　　　　- 注意 -

• 「電脳体分離現象」、並びに試験空間への電脳体移送 における推奨年齢は、6歳～18歳であり、例外を除き、 これ以上の年齢の者はヌル・キャリアーの使用を許可しません。
• 試験空間に接続中は、デバイスを第三者が外すことを固く禁止します。

　　　　　　　　　　　　　　　　小此木　宏文

このヘルプにより、少なくとも金沢に広がるCドメイン（コイルス社の試験空間）はヤサコの祖父、オジジが管理していた事が分かる。
文中の「専用デバイス」の1つが、オジジ本人のメガネであった。24話でメガネを取り上げられたヤサコは偶然オジジのメガネを利用する事を思いつく。