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「支援会話集 クロム×ブレディ」(2012/06/26 (火) 14:04:32) の最新版変更点
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**親子
***支援C
【ブレディ】
さぁ、紅茶が入ったぞ。父さん。
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。
【クロム】
あぁ…
【ブレディ】
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。
【クロム】
おい、ブレディ…
【ブレディ】
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!
【クロム】
す…すまん!
いただくぞ。
………それでな、ブレディ。
【ブレディ】
あぁ?
【クロム】
なんで俺たち、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんだ?
【ブレディ】
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。
【クロム】
…何だその日課は。
俺は普段そんなこはしないんだが…
【ブレディ】
なにぃ!? じゃあさっき母さんが
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!
【クロム】
俺に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになるな。
【ブレディ】
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!
【クロム】
マリアベルのやつ、何を言ったんだ?
【ブレディ】
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。
【クロム】
な、何だったんだ…!?
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***支援B
【ブレディ】
この前は悪かったな、父さん。
【クロム】
この前って…あぁ、紅茶のことか。
あんなの、謝ることではないだろう。
ブレディとゆっくり話ができて、
俺は楽しかったぞ。
【ブレディ】
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。
【クロム】
えっ!?
【ブレディ】
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…
【クロム】
何なんだ…その謝罪方法は。
【ブレディ】
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば
父さんは手を叩いて大喜びする、と…
【クロム】
それが本当なら
俺はとんでもないアホだな…
…ブレディ、よく聞け。
目を覚ませ。
俺はそんな謝罪を受けたことは無いし、
宙返りを見て大喜びしたことも無い。
またマリアベルに遊ばれたんだよ、お前は。
【ブレディ】
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!
【クロム】
ブレディ、待った。
【ブレディ】
…んだよ、父さん。
【クロム】
せっかく俺のところに来たんだ。
今日はゆっくり話でもしよう。
それに…こんなことでもないと、お前は
俺と話しになんか来なかっただろ?
【ブレディ】
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…
ふん、あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…
父さんと話すのは、悪くない。
【クロム】
…そうか。良かった。
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***支援A
【ブレディ】
…それでな、母さんの奴、
他のことでも俺をおちょくりやがって…
【クロム】
ふっ…
【ブレディ】
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。
【クロム】
…いや、お前と仲良くなれて
良かったと思ってな。
初めてお前を見た時は、正直
『こいつがルキナの弟か!?』と思うほど
怖い顔してたもんだから。
【ブレディ】
悪かったな。こんな怖い息子で。
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。
【クロム】
本物って…この時代のお前のことか?
【ブレディ】
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。
【クロム】
………
…ブレディ。
【ブレディ】
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。
【クロム】
お前…それ本気で言ってるのか!?
せっかく仲良くなったのに、
息子が産まれたから忘れるだなんてこと、
俺は絶対にしないぞ。
確かにお前は俺の本当の息子ではない。
でも、他人だなんてことはもっとない。
お前は俺の大事な友人で…
俺が決めた最初の息子なんだからな。
【ブレディ】
………父さん。
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?
【クロム】
…当り前だ。忘れられるわけがない。
覚えている、ずっと。未来で死んでしまった、
お前の本当の父親の分まで…な。
【ブレディ】
…あぁ。
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。
【クロム】
ふっ…それは、
絶対に死ぬわけにいかないな。
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