支援会話集 クロム×ルキナ
親子
支援C
【ルキナ】
お父様。剣の稽古を
つけてくださいませんか？
お父様。剣の稽古を
つけてくださいませんか？
【クロム】
稽古？ お前の腕なら俺が稽古を
つける必要などないだろう。
技の冴えは、俺よりも上だ。
その先は自らで磨き上げて、
お前だけの高みにたどり着くための
修練をすればいい。
稽古？ お前の腕なら俺が稽古を
つける必要などないだろう。
技の冴えは、俺よりも上だ。
その先は自らで磨き上げて、
お前だけの高みにたどり着くための
修練をすればいい。
【ルキナ】
あ…でも、私はお父様に…
あ…でも、私はお父様に…
【クロム】
ん？
ん？
【ルキナ】
いえ…ご迷惑だったら…いいんです。
いえ…ご迷惑だったら…いいんです。
【クロム】
迷惑とは言っていない。
俺はただ、お前の腕であれば…
迷惑とは言っていない。
俺はただ、お前の腕であれば…
【ルキナ】
…………
…………
【クロム】
ふぅ…わかった。
訓練用の剣を持ってきてくれ。
ふぅ…わかった。
訓練用の剣を持ってきてくれ。
【ルキナ】
良かった。実はもう
ここに持ってきているんです。
良かった。実はもう
ここに持ってきているんです。
【クロム】
やれやれ、準備は万端か。
いいだろう、始めよう。
やれやれ、準備は万端か。
いいだろう、始めよう。
【ルキナ】
はい！ よろしくお願いします！
はい！ よろしくお願いします！
【クロム】
はぁぁっ！！
はぁぁっ！！
【ルキナ】
やぁぁっ！！
やぁぁっ！！
【クロム】
…っ！
…っ！
【ルキナ】
…くっ！
…くっ！
【クロム】
…さすがだな。かわしたつもりだったが
剣先が頬をかすめていたようだ。
…さすがだな。かわしたつもりだったが
剣先が頬をかすめていたようだ。
【ルキナ】
でも…私の負けですね。
お父様が胴を薙ぐ瞬間に
剣を止めていなければ、
骨が砕けて
しまっていたでしょうから…
やっぱり、私はまだまだ未熟です。
もっと稽古をつけてもらわないと。
でも…私の負けですね。
お父様が胴を薙ぐ瞬間に
剣を止めていなければ、
骨が砕けて
しまっていたでしょうから…
やっぱり、私はまだまだ未熟です。
もっと稽古をつけてもらわないと。
【クロム】
！ まさかお前…俺にこれからも
稽古をつけさせるためにわざと…？
！ まさかお前…俺にこれからも
稽古をつけさせるためにわざと…？
【ルキナ】
まさか。
そんなわけ…ないじゃないですか。
まさか。
そんなわけ…ないじゃないですか。
【クロム】
…末恐ろしい娘だな、お前は。
…末恐ろしい娘だな、お前は。
支援B
【クロム】
よし。今日の稽古は
このへんにしておこう。
よし。今日の稽古は
このへんにしておこう。
【ルキナ】
ありがとうございました、お父様。
ありがとうございました、お父様。
【クロム】
お父様、か。
どうにも慣れないな、その呼び方は。
お父様、か。
どうにも慣れないな、その呼び方は。
【ルキナ】
やっぱり、嫌…ですか？
やっぱり、嫌…ですか？
【クロム】
そんなことはない。
不思議な気分だというだけだ。
じつは自分に子供がいるというのも
ぴんときていないところがある。
そんなことはない。
不思議な気分だというだけだ。
じつは自分に子供がいるというのも
ぴんときていないところがある。
【ルキナ】
そうなんですか？
そうなんですか？
【クロム】
あぁ。
あいつには内緒にしておいてくれよ。
あぁ。
あいつには内緒にしておいてくれよ。
【ルキナ】
あいつって…
お母様のことですよね？
うふふ。お父様ったら、
名前をお呼びすればいいのに、照れちゃって…
あいつって…
お母様のことですよね？
うふふ。お父様ったら、
名前をお呼びすればいいのに、照れちゃって…
【クロム】
むぅ…
娘の前であいつの名を呼ぶのは、
どうにも恥ずかしくてな…
むぅ…
娘の前であいつの名を呼ぶのは、
どうにも恥ずかしくてな…
【ルキナ】
まぁ、お父様ったら。
…でも、お父様の内緒話、
久しぶりに聞きました。
未来のお父様は、
よくしてくれてたんですけど。
まぁ、お父様ったら。
…でも、お父様の内緒話、
久しぶりに聞きました。
未来のお父様は、
よくしてくれてたんですけど。
【クロム】
ん？ 未来の俺は
隠し事ばかりしているのか？
ん？ 未来の俺は
隠し事ばかりしているのか？
【ルキナ】
いえ、内緒話って言うと
私が喜んだから、それで。
いえ、内緒話って言うと
私が喜んだから、それで。
【クロム】
…思いのほか子煩悩らしいな、
未来の俺は。
…思いのほか子煩悩らしいな、
未来の俺は。
【ルキナ】
あ、でもどうしても教えてくれない
話があったんですよ。
あ、でもどうしても教えてくれない
話があったんですよ。
【クロム】
教えてくれない話？
教えてくれない話？
【ルキナ】
お母様との馴れ初め。
お母様との馴れ初め。
【クロム】
…それは、子どもに語って
聞かせるような話じゃないだろう。
…それは、子どもに語って
聞かせるような話じゃないだろう。
【ルキナ】
えー、そうですか？
私は聞きたいですけど…
そうだ、私がお父様から一本取れたら
話してくれるというのはどうですか？
えー、そうですか？
私は聞きたいですけど…
そうだ、私がお父様から一本取れたら
話してくれるというのはどうですか？
【クロム】
断る。
断る。
【ルキナ】
あら…自信がないんですね？
あら…自信がないんですね？
【クロム】
む…いいだろう。
その勝負、受けてやろう。
む…いいだろう。
その勝負、受けてやろう。
【ルキナ】
ふふ、本気でいきますよ。
絶対に、聞きたいですから。
ふふ、本気でいきますよ。
絶対に、聞きたいですから。
【クロム】
俺も、本気でいかせてもらう。
絶対に話したくないからな。
俺も、本気でいかせてもらう。
絶対に話したくないからな。
支援A
【ルキナ】
今日もお願いします、お父様。
今日もお願いします、お父様。
【クロム】
稽古の前にひとつ…
訊いておきたいことがある。
稽古の前にひとつ…
訊いておきたいことがある。
【ルキナ】
なんですか？
なんですか？
【クロム】
ずっと、訊こうと思っていた
ことなんだが…
この戦いが終わったあと、
お前は元いた世界へ帰れるのか？
ずっと、訊こうと思っていた
ことなんだが…
この戦いが終わったあと、
お前は元いた世界へ帰れるのか？
【ルキナ】
…わかりません。
時空の門を逆にくぐることができたとしても、
元いた世界に戻れる保証はないと…
ここに来る直前に、
ナーガ様から聞かされました。
…わかりません。
時空の門を逆にくぐることができたとしても、
元いた世界に戻れる保証はないと…
ここに来る直前に、
ナーガ様から聞かされました。
【クロム】
…そうか。
…そうか。
【ルキナ】
安心してください、お父様。
戦いが終われば、私は消えますから。
安心してください、お父様。
戦いが終われば、私は消えますから。
【クロム】
消える？ なぜだ。
消える？ なぜだ。
【ルキナ】
時の理を外れた私がそばにいることは
きっと、お父様の迷惑になるから…
時の理を外れた私がそばにいることは
きっと、お父様の迷惑になるから…
【クロム】
…ルキナ。
今の言葉、二度と口にするな。
…ルキナ。
今の言葉、二度と口にするな。
【ルキナ】
え…？
え…？
【クロム】
お前が俺の迷惑になることなど
絶対にあり得ない。
お前が俺の迷惑になることなど
絶対にあり得ない。
【ルキナ】
でも…
でも…
【クロム】
ふぅ…あまり言葉にするのは
得意じゃないんだが…
一度きちんと、お前への思いを
伝えておかないといけないようだな。
ふぅ…あまり言葉にするのは
得意じゃないんだが…
一度きちんと、お前への思いを
伝えておかないといけないようだな。
【ルキナ】
私への思い…ですか？
私への思い…ですか？
【クロム】
…ありがとう、ルキナ。
お前には、本当に感謝している。
生まれてきてくれたことに、
まっすぐに育ってくれたことに
苦難を乗り越え、引き返せぬかもしれぬ道を
ここまで駆けてきてくれたことに…
俺は、本当に感謝している。
ありがとう…ルキナ。
…ありがとう、ルキナ。
お前には、本当に感謝している。
生まれてきてくれたことに、
まっすぐに育ってくれたことに
苦難を乗り越え、引き返せぬかもしれぬ道を
ここまで駆けてきてくれたことに…
俺は、本当に感謝している。
ありがとう…ルキナ。
【ルキナ】
お…お父様…
お…お父様…
【クロム】
お前は、俺の大切な家族だ。
だからずっと…ここにいていいんだ。
お前は、俺の大切な家族だ。
だからずっと…ここにいていいんだ。
【ルキナ】
う、うぅ…お父様…
お父様ぁぁぁっ！！
う、うぅ…お父様…
お父様ぁぁぁっ！！
【クロム】
ルキナ…
ルキナ…
