発言者:フラウ
対象者:主人公(とのフラ)
ルサルカたち黒円卓団員の魂を通じて異世界に漂う
黄金の覇道の残照。
善意と悪意を理解しナコト原書が受肉する際の方向性を定めるため生まれた無垢なる空の器は、その僅かな輝きから破壊の愛という渇望を一部とはいえ読み取ってしまう。
しかしその在り方は、まだ情緒の幼いフラウの理解を超越していた。
「お兄ちゃんも、ノルンも、それに他のみんなのことだって……」
「敵とか、味方とかじゃないの。あの人は、そういう存在なの。だからわたしは……あの人のことは、受け入れられない」
戦うということは恐ろしいこと。けれど大切なものを守るためには戦う力が必要なこともある。
成長し、ヒトの善意と悪意を学んだフラウもそれは理解している。けれど「愛するために破壊を振りまく」という
黄金の獣の愛の形は、とてもじゃないが受け入れがたい。
かつての宇宙に散った聖王のように、身近にいる大切な人の笑顔が一番大事で、だからこそ拒絶はよくないことだと思っていても、それを壊す人間は受け入れられない。
心優しい少女はそう思ってしまうことを「ズルい」と卑下するが、しかし当の黄金自身、遥か未来にて
そんな生物は自壊するしかないと己の性に結論付けるのだった。
- 黄金がこれ聞いたら、ちゃんと肯定して本質を捉えたことに賞賛するんだろうな -- 名無しさん (2024-01-23 22:40:55)
- 悪意じゃないからノルンは感知できないし、フラウはマリィに似てるけどどっちかと言えばスィリオス側なのはそう -- 名無しさん (2024-01-24 06:55:51)
- ここすき グッときた -- 名無しさん (2024-01-28 21:19:51)
- なんで今さらと思ったが、そうかコラボ復刻してたのか -- 名無しさん (2024-01-29 12:40:30)
最終更新:2024年01月29日 12:40