本項目は、冒険者ギルド物語を始めたばかりの初心者を対象に、パーティ編成、キャラ作成の基本的な考え方をまとめたものです。
具体的なデータなどは別項目に譲ることにします。
■パーティ編成は役割の分担
まずはパーティ編成からです。最初にパーティが戦闘中に何をしているのかを確認しましょう。
攻 撃:物理攻撃や呪文攻撃で敵にダメージを与える。
防 御:敵の物理攻撃を受け止める。
回 復:HPの回復、眠りの回復
補 助:各種補助呪文などを使います。例えば攻撃ダメージを2倍にするアタックアップ、呪文ダメージを半減させるマジックバリアなどが該当します。
罠解除:宝箱の罠を解除してアイテムを取得します。
これらの役割をパーティ内のキャラクターがバランス良く分担するようにしましょう。
ごく基本的なパーティを例に役割を考えてみます。( )内に示すのが役割です。
戦士(防御)、戦士(防御)、剣士(物理攻撃)、僧侶(回復+補助)、
魔法使い(呪文攻撃+補助)、盗賊(罠解除)
パーティ内での役割の全てがキャラクターに分担されています。これがパーティの基本形です。
これを変形し、物理攻撃メインのパーティなら、戦士(防御)、剣士(物理攻撃)、剣士(物理攻撃)、剣士(物理攻撃)、僧侶(回復+補助)、盗賊(罠解除)
逆に防御+呪文攻撃のパーティなら、戦士(防御)、戦士(防御)、僧侶(回復+補助)、僧侶(回復+補助)、魔法使い(呪文攻撃+補助)、盗賊(罠解除)
ゲームを始めた最初は戸惑うと思いますが、NPCの転職以外は取り返しのつくことばかりです。
適当に好みの組み合わせを試してみてください。役割のバランスさえ取れていればどんな組み合わせでも構いません。
以下は、応用的な内容です。PT数が増えてきたら目を通してください。
装備アイテム、種族、転職の組み合わせでキャラクターに複数の役割を持たせたり、役割の効果をアップさせることを考えてみましょう。
応用 その1)アイテムを装備する。
例えば、盗賊に戦乙女のオーブを装備させておきます。すると、戦闘中に盗賊が魔法使い呪文アタックアップを使ってくれます。
盗賊はスキル[先制攻撃]を持ち、たいてい一番に行動します。後に続くキャラクターの攻撃は補助を受けたものになり、魔法使いは補助役から解放されて呪文攻撃に回れることになります。
この場合、盗賊に戦乙女のオーブを装備させて、盗賊の役割を(罠解除) → (罠解除+補助)と変化させています。
戦乙女のオーブを装備すると、[半減]攻撃力、[半減]防御力のデメリットがありますが、そもそも盗賊は攻撃役でなく敵の物理攻撃を受ける確率が低い後列に陣取っているので影響はごく小さいというわけです。
応用 その2)種族、転職を考える。
まず、種族から。
キャラクターのステータスの初期値と上限値は種族で決まります。(ステータス上限は初期値+10です)
ステータスの違いで種族ごとに職業(役割)の向き不向きが出てきます。
例えば、人間の知5~15に対してサイキックは知15~25。人間の魔法使いとサイキックの魔法使いを比べると、役割は同じですがサイキックのほうがより強力です。
次に転職です。職業の必要ステータスを満たすことで転職できます。転職は各キャラクターで一度だけです。
転職の効果は、スキルの足し合わせです。転職を使って、キャラクターの役割を増やす、あるいは役割をより強力にすることができます。
役割を増やす方向では、例えば戦士(僧侶)があります。キャラクターの役割を増やしパーティ内で重複していると、フォローがきいて安定しやすくなります。
一方、役割をより強力にする方向で代表的なのは(侍)です。侍は、[2倍]アイテム攻撃力というスキルがあります。剣士と剣士(侍)を比較すると、後者が圧倒的に高い攻撃力になります。
応用 その3)固有スキルを考える。
キャラクターはLv15、Lv30でその職業に応じた固有スキルを習得します。現在の職業の固有スキルのみです。前の職業のものは引き継げません。
職業A(職業B)と職業B(職業A)を比べると、スキルは同一ですが固有スキルが異なることに注意してください。
固有スキルは効果が強力なものが多いです。キャラクターはLv30で一人前になることを覚えておきましょう。
固有スキルで代表的なものをあげると、君主と僧侶です。
君主Lv30戦闘指揮:味方の物理攻撃ダメージを1.4倍にする。
僧侶Lv30祝福:味方の呪文攻撃ダメージを1.5倍にする。
どちらもパーティ全体に影響を与える優秀なスキルです。
物理攻撃主体のパーティなら君主、魔法攻撃主体のパーティなら僧侶が役に立つでしょう。
最終更新:2012年10月13日 21:46