シェア†ファンタロット

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シェア†ファンタロットは、Shared† Fantasia の世界観に合わせ
様々な属性とキーワードをもった22枚のタロットカードのセットを指します。
残念ながらこの本の印刷時現在、シェア†ファンタロットは実際のカード化されていませんが、
実際のタロットを活用するか、トランプで代替、あるいはダイスチャットを使用して活用することができます。

■シェア†ファンタロットって何に使うの?

この22 枚のカードは様々な使い方を考えることが可能ですが、
もっとも基本的な使い方はシナリオを作成の助けとするものです。
このタロットカードを用いれば、0からシナリオの大本となるベースを造り上げることも可能です。
また、シナリオの一部分、スパイスを入れたけど、どうしようかと迷った時、
あるいはシナリオの登場人物をどうしようか迷った時、報酬はどうするか決めかねる時など、
ちょっとしたヒントとしてタロットを用いることも可能です。

■実際にシェア†ファン・タロットでシナリオを作成する

経験者ならわかりますが、シナリオを1から創りだすのは結構難儀な作業です。
1 回、2 回ならともかく、何回も、あるいは幾つものキャンペーンシナリオを作っていくのは、
作家でもない人間には中々骨の折れる作業でしょう。

そういったシナリオ作成の中で最初の困難となるのがネタ出しの段階です。
発想の取っ掛かりとなるものがないと、骨組みがない状態で家を作るようなもので、
まずはアイデアありきであり、そこネタ探しを日々重ねるGMも多いと思います。
シェア†ファンタロットはそのアイデアと骨組みの部分を提供するツールです。
タロットを特定の位置(ポジション)にランダムで割り振ることによって、物語・舞台のベースを創るのです。
この位置をこのシナリオ作成においては「シナリオフレーム」と呼びます。
シナリオフレームは様々な物を作れると思いますが、最も基本的な形は以下のものです。

●原因
●依頼者
●目的
●敵対者
●目的
●障害
●報酬

以上の位置要素に、それぞれタロットを割り振ることで、シナリオフレームを作り出すことができます。
とはいえ、これだけでは何かわからないと思いますので、
実際にサンプルとなるシナリオフレームを実際に作っていってみましょう。

■シナリオフレームの製作

シナリオフレームの各要素の抽出の際、実際のタロットカードやトランプを代替品として用いる方法、
あるいは、ダイスチャットを代替で使用する方法があります。
現在、シェア†ファン・タロットには実物はないので、
最も手頃なのはダイスチャットを用いるかトランプを代替として用いる方法です。
トランプを用いる場合はジョーカーを0と見立て、
クラブかスペードのエースから10までを1から10にハートかダイヤの1から10を11から20に見立て、
さらに好きな絵札を21にするとよいでしょう。

もしオンラインダイスチャットが必要であれば以下のアドレスのチャットをご利用ください→ http://sharedfantasia.com/cgi/dicechat/chat/

このダイスチャットは副機能におみくじというものがあり、そこに「タロット」という項目があります。
そこを選択した上で、適当に文字を打つとタロットの結果をランダムに表示してくれます。
ダイスチャットを利用する場合、同じタロットが出る可能性もありますが、
重なったからといって駄目ということもないので気にしないでください。

こうしてランダム抽出の方法が整ったなら、実際にシナリオフレームに当てはめていってみましょう。
早速ダイスチャットを振ってシナリオフレームに当てはめると以下のようになりました。

●原因…法王
●依頼者…魔王
●目的…人造物
●敵対者…鬼
●目的…人造物
●障害…運命の詩人
●報酬…エルフの女王

ではまず上から要素の解説をしながら、解釈を進めていきましょう。
まず原因はこのシナリオにおける事件の発端となる原因を示します。
一番上に書いてあるものの、この原因の解釈は大概後回しになります。
どんなアルカナが原因にあるか頭にいれながら、次の解釈に進んでいきます。
次は依頼者です。今回、魔王ということで結構曲者がきています。
根本的にこのタロットが示す人物は悪魔や魔界の存在です。
これは解釈が難航しそうですが、合わせて目的の方を見て行きましょう。
目的はこの依頼者がどんな目的で依頼をしているかなんですが、これが「人造物」です。
「人造物」の目的項目は無からの創造、操り人形にする、傀儡を作る、事態をコントロールするなどです。
これはろくな依頼ではないですね。

では逆に敵対者の方を見て行きましょう。
実はこちらも「鬼」が出ており、中々解釈が難しくなっております。
ここまで解釈が難しいカードが出揃ったら、
一度再シャッフルしてしまうのも手ですがここは最後まで一度解釈を通してみましょう。
「鬼」が表すのは人物で言えば、鬼、人類の敵となる存在、非道な人物、取り残された者といったものです。
これは味方も敵も人類に仇をなす危険な存在のようですね。
こうなってくると、こちらの目的も依頼人同様「人造物」であるというのも偶然とは思えなくなってきます。
ここからちょっと考えてみると、この依頼者と敵対者はどうも同じ物を巡って争っているんじゃないでしょうか。
とするとその依頼者と敵対者が巡って争っているものとはなんでしょう?
ここでさらにタロットカードを引いて、要素を加えてみます。
途中で何か要素が足りないなと思ったら、こうして要素を後から追加するのもありです。
そして引いてみると「咎人」が出ました。

●原因…法王
●依頼者…魔王
●目的…人造物
●敵対者…鬼
●目的…人造物
●巡って争う物…咎人
●障害…運命の詩人
●報酬…エルフの女王

咎人というのは様々な解釈がありますが、今回争っているものが物品だと解釈すれば咎人が表す物品は
「鍵、吊るし台、盗まれた物、凶器、罪の記録」といったものです。
ではここでは鍵という物品を選択してみましょう。

ではこの辺で次の“ 障害” の項目に目を向けてみましょう。
この障害というのはこのシナリオの完遂や、目的の遂行の為に障害となる出来事や人物を表します。
「運命の詩人」は人物で言えば吟遊詩人、芸人、芸術家、語り部、預言者といった物を表します。

うーん、これはますますもって見えて来ません。
悪の勢力が何かの鍵を巡って争い、その障害が吟遊詩人や芸人、芸術家というのは一体何なのか。
普通はやはりこの辺でもう一度引き直すのが吉だと思います。
しかし今回は最後まで解釈を通すので、このまま続けます。

とりあえず要素が足りないのかもしれないので、今度はシナリオの主な舞台となる場所を引いてみましょう。
引いてみるとタロットは「商人」でした。

●原因…法王
●依頼者…魔王
●目的…人造物
●敵対者…鬼
●目的…人造物
●巡って争う物…咎人:鍵
●舞台…商人
●障害…運命の詩人
●報酬…エルフの女王

「商人」が表す場所は市場、露店、店舗、宿屋、倉庫、商人ギルド、海路などです。
どうもこれは商人達に関わる舞台のような気がします。
とすると、依頼者は商人か商売に関わる人物でないかと思えてきます。
ここは思い切って商人ギルドを舞台として考えてみると…依頼者と敵対者の解釈も変わってきます。
よくよく魔王と鬼のキーワードを見てみると、魔王は裏切り、鬼は裏切られたというキーワードがあります。
(これは歴史上、鬼たちは現世界に取り残された=裏切られた魔界勢力であることからきています)
ということはこれは何らかの商人の裏切った側と裏切られた側の争いなのかも知れません。
そういう解釈で見てみると大分形が見えてきます。

●原因…法王
●依頼者…魔王:裏切った商人
●目的…人造物
●敵対者…鬼:裏切られた商人
●目的…人造物
●巡って争う物…咎人:鍵
●舞台…商人:商人の世界
●障害…運命の詩人
●報酬…エルフの女王

ここで再度既存の解釈の見直しを行なってみます。
咎人を鍵として解釈していましたが、咎人の項目をもう一度見てみると「罪の記録」というものがあります。
そして双方の目的が「事態のコントロール」なのだとすると…
よくよく見返してみると原因は「法王」であり、キーワードの中に「法」というものがあります。
やはりこれは何らかの犯罪がらみの記録を巡って、依頼者と敵対者が争っているのでしょう。
そしてそのあいだにいる障害、というか恐らくキーパーソンは「運命の詩人」に表される人物。

こうなってきたらちょっとぐるぐると頭の中でそれぞれの要素を見ながら考えをミックスしてみます。
想像力を働かせ、ああでもない、こうでもないと考えてみるわけです。ヒントはそこにあるのですから。
とりあえず私は今までの経緯からこういったそれぞれの解釈を得ます。

●原因…法王:法=法による問題
●依頼者…魔王:裏切った商人
●目的…人造物:事態のコントロール:証拠の抹消
●敵対者…鬼:裏切られた者
●目的…人造物:事態のコントロール:証拠の確保
●巡って争う物…咎人:罪の記録=罪の証拠
●舞台…商人:商人の世界
●障害…運命の詩人:芸人・詩人的な人物
●報酬…エルフの女王:??

ちょっとは事態は見えてきましたが、そもそものどんな罪や契約の破棄があったのかはっきりしません。
これは自力で決めてしまってもいいのですが、どうせなのでカードを引いてみます。
ここで出たアルカナは再び「人造物」でした。よくよく縁のあるタロットのようです。
「人造物」の項目を再度じっくりと眺めると物品の中に「模造品」の項目が。
ともするとこれは何らかの偽造が行われたということでしょうか?
ここで私の頭の中で結びついたのが、運命の詩人の解釈の一つ、芸術家です。
これを重ねるとするならば、これは芸術家は贋作の作者であり、
裏切られた裏切ったの件は、絵画の偽造とそれにまつわるものなのかも知れません。

これを元に一つの筋を考えると…

依頼者は悪い商人、贋作を作らせある商家に販売したが、それが偽物だとバレたため、
証拠である贋作の依頼書、依頼文書のやり取りなど一切の証拠を消しにかかる。
そろそろ潮時だと考えていた商人はその贋作画家ごと闇に葬ろうと考えるがしくじって逃げられる。
その始末を秘密裏に進めるために冒険者に件の画家の探索と書面の奪還を依頼する。
一方騙された側はこの犯罪の証拠を元に法の裁きを与えるのか、
あるいは弱みを握って有利な契約や関係を結ぼうとしているのか…同様に贋作画家を探している。
さらにこれに犯罪関連の匂いを嗅ぎつけた街の犯罪者組織や衛視達、
そして冒険者達が居場所を突き止めた後、贋作画家を殺すために雇われた殺し屋も関わってきて…
といった感じでそれぞれの勢力の人物や行動を規定していくと、
贋作作家をめぐった事件状況が出来上がっていくわけです。

冒険者は元の商人について贋作画家を見つけ出し仕事をこなすのか事情を把握して贋作作家につくのか、
あるいは騙された側の商家につくのかあるいは衛視につくのか、犯罪者組織につくのか…
無限の選択肢とともに冒険することができます。
それぞれの勢力のN PCや目的を詳細に詰めていけば、
非常に歯ごたえのあるシティアドヴェンチャーが出来あがるでしょう。

ちなみに最後の報酬の項目は、解釈しづらいのと、
どの勢力と関わるかによって大分それらの要素も変わるだろうので省略しました。

今回は解釈の難しいカードを色々とこねくり回しましたが、
実際の製作時には解釈しやすいシナリオフレームができるまでやりなおすのもありです。
上記のように色々考えた末にそれなりに複雑な筋を創りだすのもありですし、
単純なモンスター退治や人助けのために戦うシナリオに会うタロットが出るまで引き直したり、
ダメだと思えば幾つかの要素を無視するのもありでしょう。
要はこのシナリオフレームはシナリオ製作の補助になりさえすればなんでもOK だということです。

ぜひ一度このシェア†ファンタロットを用いてシナリオフレームを作ってみてください。
今まであなたが考えもしなかったシナリオの素が出来上がるかも知れません。
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