【ン・ダグバ・ゼバ】
[名前]ン・ダグバ・ゼバ
[出典]仮面ライダークウガ
[異名]未確認生命体第0号、究極の闇をもたらす者
[俳優]浦井健治
[性別/年齢]男性/不明
[一人称]僕 [二人称]君
「もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ」
グロンギの王たるクワガタ怪人。子供向け番組ではトップクラスの殺害人数を持ち、ライダー史上でもスペック上の強さが半端ないことで知られる。
人間体は白い服の少年の姿であり、ほとんど笑顔を崩さない。額にクワガタの紋章がある。
グロンギでは唯一ゲゲルに縛られず自由な殺人が可能であり、復活時に数名殺したほか、200体以上のグロンギを粛清し、クウガをおびき寄せるために一般人を3万人以上殺した。
どう考えても首都機能が狂う。特撮作品の等身大怪人の単独殺害数ではおそらくダントツではないだろうか。数十億人単位で殺害した仮面ライダーがいた気がするが気にするな。
クウガがアメイジングマイティフォームになっても適わず、アルティメットフォームですら互角という異常なスペックのほか、完全体に覚醒するだけで天候が狂うレベルで強い。
瞬間移動や発火能力など、どうすれば勝てるんだかサッパリわからないようなスペックを持つが、最終決戦は数分しか描写されない(はっきりした決着が描かれないが、次週では後日談で死んだことになっている)ため、強さをある程度大人になってから実感する人間が多い模様。
一応、クウガにはベルトを破壊されて人間体になった後、人間のまま殺された模様である。
[外見]
中の人の身長は181cm。年齢的には10代後半から20代前半程度に見える。
服装は全身白一色。額には真っ白なクワガタの紋章のタトゥーが入っており、常に薄い笑いを浮かべている。
[性格]
殺戮と暴力を楽しむ愉快犯。
クウガをおびき寄せるためだけに3万人も殺すなど、人の命を何とも思っていない。
ガドルがザギバスゲゲルに参加することを楽しみにしたり、クウガがより強くなると笑顔になったり、基本的には強い者と戦うことが好き。だが、最初はクウガのベルトを叩きつけるなど、クウガに復活してほしくなさそうな行動が目立ったので、本来はゲゲルを邪魔する者を好んではいない可能性もある(現代に復活してフラフラしているうちに考えが変わった可能性も)。
口調は外見以上に子供っぽく、性格も一応無邪気である。
ただ、彼は普通の子供や少年とは違い、殺戮が遊びなのである。
[他キャラとの関係]
グロンギ族であるゴ・ガドル・バやズ・ゴオマ・グは、ダグバと決戦するためにゲゲルを行っている。
ガドルとは作中で会話するシーンもあり、ガドルがザギバスゲゲルに挑戦してくる意気込みを見せたときには、「待ってるよ」と言っていた。
ゴオマが向かってきた時には、電撃を浴びせて粛清している。
五代雄介はクウガとして認識しており、究極の戦士となった彼と戦うことをダグバは待ちわびている。彼を究極の戦士にするために、ダグバは大量殺戮を行い、クウガを見逃して彼のパワーアップを図っていた。
一条薫は、作中では全く絡まず、「クウガの協力者」やラストバトルでの傍観者程度の認識ではないかと思われる。
[能力]
グロンギ怪人に変身することができる。
作中では、人間体の徒歩で県をまたぎながら移動し、長野県から東京へ行っている。体力はおそらく無尽蔵。
演出なのかはわからないが、グロンギ怪人の前に現れるときに出たり消えたりしており、瞬間移動能力があるようにも見える。
会話はほとんど日本語を使っており、少なくともグロンギ語だけでなく日本語だけは使える。
以下、変身ロワにおけるネタバレを含む
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開示する |
基本情報
初登場 |
010:戦慄のN/究極の闇をもたらす魔人 |
最終登場 |
157:ひかりのまち(後編) |
参戦時期 |
クウガアルティメットフォームとの戦闘前 |
スタンス |
無差別マーダー |
変身回数 |
グロンギ体(8)、ナスカドーパント(1)、仮面ライダースカル(1) |
所持品 |
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支給品 |
グリーフシード、クモジャキーの剣、T2ナスカメモリ |
参加者関係表
名前のみの情報
説明
第一回放送まで
グロンギ族のボスであり、戦闘や殺傷で笑顔になるクワガタの怪人。
今回はいきなり園咲霧彦と高町ヴィヴィオに遭遇。もっと笑顔になるために二人を襲撃し、怪人体に変身して戦闘。ナスカとなった霧彦、魔法少女となったヴィヴィオを相手にほぼ一方的に痛めつけ、更にヒートドーパントになったヴィヴィオの上半身を自然発火能力で火傷させた。
その後も近隣エリアを徘徊。暁美ほむらと出会い、交戦する。時間停止能力には多少驚いたようだが、すぐにその能力の特性を理解して善戦するようになる。トドメを刺そうと目論見たが、そこに現れたシャンゼリオン=涼村暁に邪魔され、時間停止で逃走されてしまう。
しかし、特に意に介することもなく、次の戦いを求めて街へと向かった。
第二回放送まで
風都タワーに向かった彼は、翔太郎、京水、タカヤの三人と遭遇してナスカメモリを使用して変身。彼等を襲撃する。
戦闘中、ガドルの放送を聞くとそちらへ移動。ガドルと接触するが戦闘は行わず、遅れて現れたダブル、杏子、ネクサスとガドルの戦いを見物していたが、我慢できなくなって途中で乱入。ダブルに本気を出させるために杏子を殺そうとするが、ネクサスに阻まれる。続けてネクサスに興味を持ったダグバは彼をいたぶるが、獲物を横取りしたことでガドルの怒りを買う。その後ダブルや杏子の妨害を受ける中、ネクサスのオーバレイ・シュトロームをくらうも死ぬ事は無く、ひとまずその場から姿を消した。
その後、彼はキュアパインに変身した山吹祈里を発見して襲撃。圧倒的な実力で追い詰めてもまだ立ち上がる彼女に興味を抱いて、そのまま殺害する。
続いて彼が出会ったのは猫拳を発動させた早乙女乱馬。猫化した彼の強さに興味を持ったダグバは続けて現れたアインハルト共々相手をする。そこへさらに現れたのは梅盛源太と天道あかね。猫化を解くため乱馬はいったん下がり、今度は源太と戦う。やがて、猫化の解けた乱馬に祈里の死を伝えると、乱馬は激昂。彼と1対1で戦うことになる。獅子咆哮弾を連続で受けるがダグバはそれをものともせずに笑い続ける。最後は完成型の獅子咆哮弾を受けるがそれでもダグバは平然としていて、そこで乱馬が気絶したため一度戦いは中断となった。
乱馬が目を覚ました後、彼と彼のもとに戻ってきたアインハルトを相手に戦う。ナスカ・ドーパントに変身した乱馬とヒート・ドーパントに変身したアインハルトを相手に戦うダグバは、乱馬に致命傷を与えるも、ベルトを破壊されてしまい、完全体への変身ができなくなってしまい、苛立ちながらその場を立ち去った。
その後、椅子で休みながら放送を待つ。
第三回放送まで
放送直後、仮面ライダースーパー1(沖一也)を発見し、襲撃。彼との戦闘の中で、エレキ交戦を浴びて身体が強化され、電撃体に進化可能となる。スーパー1が同じように電撃で強化されるかを試した後、彼が強くなって自分のもとに来ることを期待しながら警察署に向かう。
しかし、その途中テッカマンランスことモロトフのクラッシュ・イントルードに反応し、さらに風都タワーの崩落とその後の拡声器による放送を聞いて、進路を変更し風都タワー跡へと向かう。そしてそこにいたランスと戦闘開始。
ランスとの戦いでは、戦闘描写カットであっさり彼を蹂躙し、失望する。そして彼が持っていた拡声器で参加者を再度呼び寄せようとするが、再び立ち上がってきたランスと再び戦闘になる。2度目の戦いでは、ボルテッカ・クラッシュイントルードに苦しめられつつも優位に戦いを進めたが、突然変身に不調が現れ、その隙を突かれて海へと吹っ飛ばされてしまう。彼のベルトは、乱馬とアインハルトでの戦いの故障に加えて電撃体の乱用により相当ガタが来ていたのである。それでもダグバの戦いへの闘志は消えず、自分をここまで追い込んだモロトフの名を胸に刻んだ。その後は海岸まで全裸で泳ぎつづけた。
カフェにて涼村暁、桃園ラブ、石堀光彦、意識を失った西条凪と遭遇。シャンゼリオンである暁との再会に喜びつつ、戦闘手段を手に入れるために凪のスカルメモリを奪って仮面ライダースカルへと変身し、スカルマグナムの銃弾により凪を殺害する。凪殺害に怒る三人を相手に優位に戦いを進めたが、暁に放とうとしたスカルパニッシャーをアクセルトライアルに変身した石堀により軌道を変えられ自分が攻撃を受けてしまい意識を途切れさせる。その間にトライアルのマキシマムドライブとシャンゼリオンのシャイニングアタックを食らい、彼が気づいたときには変身は解除され腹に穴が空いていた。
知らないうちに敗北を喫したダグバは、傷のひどさの為にいつものように笑う事すらできず、わけの分からないまま死んでいく恐怖を感じながら息絶えた。
乱馬戦のベルト破壊から落ち目になっていたとはいえ、最期までラスボスとしての実力の高さを見せつけてくれた。原作では最期まで笑顔で戦い続けたのとは違い、笑顔を奪われ死への恐怖の中死んでいったのはなかなか皮肉なものである。
称号【笑顔を奪われた悪魔】
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最終更新:2014年06月20日 16:45